個室ビデオ店 建築基準法違反あった 石原都知事 また暴言
「200円で泊れる宿はいっぱいある」 過酷な現実わからない石原都知事
放火犯が原因だが、店側の防火対策、安全確保をないがしろにした責任は大きい。
原因を問わず、火災が発生したら安全に避難できないこと自体が問題だ。
やはり、店の窓、内壁でふさぐ、無断で増築されていたなど建築基準法違反があったようだ。
国交省も、消防庁もあわててビデオ店やネットカフェなどを対象に調査指示したが、
カラオケ店火災など教訓が役に立っていない。
不作為が店の安全軽視を誘発したということになる。
また、犠牲者は真面目な若者たちだった。夜遅くまで仕事をして帰れなくなって泊まった。
そんな、犠牲者に、心ない発言をする知事がいた。
<石原知事は3日の会見で「(都内北東部にある)山谷のドヤに行ってご覧なさいよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ。そこへ行かずにだな、何か知らんけれどもファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって『おれは大変だ、大変だ』って言うのはね」と発言した。
これに対し、生活困窮者から月約100件の相談を受けるという「もやい」の稲葉剛代表理事は「200〜300円で泊まれる宿なんて聞いたことがない。個室ビデオ店に泊まる生活困窮者を『ファッションみたい』というのも失礼な話だ」と指摘している>
東京都がネットカフェ難民のために住宅を借りるための貸付支援を始めたことなど、知らないのだろうか。国も、今度の補正予算で計上している(額は少ないが)
こんな発想では、日本の未来は危ない。オリンピック招致を言う資格が問われる。
アサヒ・コム2008年10月7日
個室ビデオ店違法増築の疑い 大阪市チェックの機会逃す
15人が死亡した放火事件が起きた大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で、店の南東側の出入り口付近が無断で増築されていた疑いがあることが、大阪市建築指導部の調べでわかった。建築基準法では増築する場合、市などに申請して建築確認を受けなければならず、その際に市が排煙設備や店の構造などが同法に違反していないかチェックできた可能性があるという。
同部などによると、増築された部分は、裏口にあたる南東側の出入り口とビデオやDVDの陳列棚が置かれた区画を結ぶ約15平方メートルの通路部分で、ここにも一部陳列棚が置かれていた。この増築部分は、73年の建築時に市に提出された建築計画概要書には存在しない。ビル1階のフロアは当初、事務所として利用され、当時の平面図にも増築部分はなかった。
関係者の説明では、個室が並ぶ今のような構造になったのは03年秋ごろ。同部はこの時期以降に用途が事務所から店舗に変わり、店側が増築した可能性があるとみている。
建築基準法では、床面積を広げる増築をする場合は、建築主が自治体もしくは民間の指定確認検査機関に申請し、店内の設備や構造がわかる図面などを提出し、建築確認を受けなければならない。市幹部は「増築時に申請があれば、そのときに店側の構造に問題があるかどうか調べられたと思う」としている。
店の構造については、大阪市のこれまでの調べで、店内に2カ所あった窓がふさがれ、排煙機能が妨げられていたことがわかり、建築基準法違反の疑いが持たれている。
(2008年10月3日 読売新聞)
個室ビデオ店の窓、内壁でふさぐ…建築基準法違反か
大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で客15人が犠牲となった放火・殺人事件で、同店が入居しているビル1階に2か所あった窓が、いずれも個室の内壁によってふさがれていたことが、大阪市消防局などの調べでわかった。
市消防局と市建築指導部によると、窓があったのは、ビル1階南部分の東側の壁。1974年にビルが完成した当時、1階は事務所として使用されており、換気のために設けられたという。
現在、1階は、個室が32室並ぶ状態に改装されているが、火災後、市消防局が調べたところ、窓のあった部分は、個室の内壁(石こうボード)で覆われていた。
建築基準法の施行令は、3階建て以上で延べ床面積が500平方メートルを超える建物については、窓などの排煙口や排煙機を設置することが義務付けられている。ただし、内壁の材質など、耐火性能などによって除外される規定もあり、市は今後、違反にあたるかどうか詳しく調べる。
毎日新聞 2008年10月6日 11時24分
個室ビデオ店放火:現場で「祈り」絶えず 百人近くに
現場近くに設置された献花台には多くの花や飲み物が供えられている=大阪市浪速区で2008年10月5日午後1時46分、小松雄介撮影
大阪市浪速区の個室ビデオ店「キャッツなんば店」で15人が死亡、10人が重軽傷を負った放火事件の現場には連日、多くの人が訪れて手を合わせている。犠牲者の知人のほかにも、「定宿」にしていて連絡が取れなくなった顔見知りを探しに来た人や、残業で帰宅できない時に利用していたサラリーマンらがおり、この店に過酷な仕事社会に生きる男たちが集まっていたことを示していた。1日未明の発生からこれまで、祈りをささげた人は百人近くに上っている。
「部下に3日前から連絡が取れない」。4日朝、大阪市住吉区の会社社長が、事件現場となったビルの周りに立っていた警察官に心配そうに話しかけ、規制線の中に入った。
部下の男性に事件以来5回電話をしたが、連絡が取れない。以前に、「終電を逃し、個室ビデオ店のような所に泊まった」と部下が話していたことを思い出した。社長は「まじめで無断欠勤などなかった。仕事ができ、将来性もある部下だったのに……」と、悪い胸騒ぎを抑え込むかのような様子で話した。
月のうち半分以上、同店を利用している大阪府貝塚市の建設作業員の男性(57)は2日、「被害者の中に仲間がいるかもしれない。ほっておかれへん」と、現場に花をささげた後に語った。この男性は店の常連客の一人。常連客のつながりがあり、被害に遭わなかった人たちで、40、50代の男性の仲間に電話をかけているが、かからないという。
「名前も、どんな仕事をしていたのかも知らんけど、顔見知り。もし店にいたら、あの構造だから逃げられないと思う」と話した。店で会い、「また来たか」と声をかけると、手を上げてにっこり笑う男性だったという。
「自分が犠牲になったかもしれない」と話す常連客は多い。4日、長い間手を合わせていた和歌山県の男性会社員(29)は、残業などで帰宅が遅れた時に利用。月1回の割合でこれまで約10回、泊まった。安いうえ、朝一番で和歌山へ帰るのに便利だった。「あの夜はカプセルホテルに宿泊し、親からの電話で火事を知った。現実にこういうことが起こると思い、今も動揺している」と話した。
知人が事件当日に泊まっていた人も。3日に祈っていた大阪市浪速区の橋本絵実さん(24)は「30代の知人が店にいた。煙を吸ったが、無事だった」。事件について聞くと、「あまり言いたくない。聞かないでほしい」と答えた。女性は「知人は恐怖から逃れられないのだと思う。仕事にも行けないそうだ」と気遣っていた。
6日は、死亡した青木孝仁さん(36)のアルバイト先の社長である松本勝次さん(68)が訪れた。青木さんは俳優としての飛躍を目指しながら、働いていた。「事件の2日前に『また仕事を頼みます』と電話があった。まじめでよく働いていた。かわいそうだ」と語った。
毎日新聞 2008年10月6日 19時30分
個室ビデオ店放火:都知事発言にNPOが質問状
大阪市の個室ビデオ店で15人が死亡した放火事件を巡り、石原慎太郎・東京都知事が「200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるのにファッションみたいな形で泊まっている」などと発言し、生活困窮者を支援するNPO(非営利組織)は6日、石原知事に公開質問状を提出した。NPOは「自立生活サポートセンター・もやい」(新宿区)で、「200円の宿があるなら紹介して」などとただしている。
石原知事は3日の会見で「(都内北東部にある)山谷のドヤに行ってご覧なさいよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ。そこへ行かずにだな、何か知らんけれどもファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって『おれは大変だ、大変だ』って言うのはね」と発言した。
これに対し、生活困窮者から月約100件の相談を受けるという「もやい」の稲葉剛代表理事は「200〜300円で泊まれる宿なんて聞いたことがない。個室ビデオ店に泊まる生活困窮者を『ファッションみたい』というのも失礼な話だ」と指摘している。【市川明代】
TBS 2008年10月07日
石原都知事「200円宿」発言に波紋
石原都知事の発言が、また波紋を呼んでいます。大阪の個室ビデオ店への放火事件に絡んで、「200円で泊れる宿はいっぱいある」と発言、ネットカフェ難民などの支援にあたるNPO法人が、発言の撤回を求め、公開質問状を提出しました。
「カフェ難民なんて言うけどもね、あなた山谷のドヤに行ってごらんなさいよ。200円、300円で泊れる宿はいっぱいあるんだよ」(石原都知事〔3日〕)
これは今月3日、石原都知事の定例会見での発言、大阪で起きた個室ビデオ店放火殺人事件をめぐるものです。この中で知事は、一泊1500円で個室ビデオ店に宿泊する人々について「200円、300円で泊まれる宿はいっぱいある」と発言しました。
「1500円というお金を払ってね、そこに泊まって『俺は大変だ大変だと。孤立している、助けてくれ』っていうのは、ちょっと私はね、カフェ難民なるものの実態とはとらえがたいね」(石原都知事〔3日〕)
この発言をめぐって、いわゆるネットカフェ難民問題などの支援にあたってきた東京のNPO法人が、発言の撤回を求め、知事に公開質問状を提出したのです。
「いつの時代の話をしているのだろうと。事実関係として明らかに誤っている。それが都知事の公式な場での発言ですから、聞いた人が『本当にそういうところがあるのか』と思ってしまう危険性があるわけですよね」(自立生活サポートセンター「もやい」稲葉剛代表理事)
日雇い労働者が集まる東京・山谷。果たして、石原知事が言うように200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるのでしょうか?
(Q.200円、300円の宿は?)
「冗談じゃない、あるはずないでしょ」(男性)
「最低が1000円だから」(男性)
旅館組合の代表者も・・・
「コインロッカーでさえ300円ですから。昭和30年代の話を石原知事はされてるんじゃないかと」(城北旅館組合・佐藤明弘組合長)
最も安いレベルという一泊1000円の部屋をみせてもらうと、狭い部屋に2段ベッドが2つ8人部屋で、風呂も共同です。
こちらの男性が3年間暮してきたという部屋は一泊2200円。男性は体調が悪く、現在は生活保護を受けて暮しています。およそ8万円の生活保護費のうち宿代に7万円あまりが消えます。
「200円、300円なんて路上生活と一緒じゃないかって。そんなとこ、ここにはない」(男性)
「(ネットカフェなと)そこにいる人たちがが格差・差別の中で派生してきた犠牲者という、一方的なとらえ方は、中にはそういう人がいるかもしれませんが、ただやっぱり1500円の宿泊費を払うならもっと安く泊まれるところがいっぱいある、東京には」(石原都知事〔3日〕)
こう発言した石原知事。東京都は今年4月、ネットカフェ難民を支援するサポートセンターを全国に先駆けて開設していたのですが・・・。公開質問状を出したNPO法人の代表者は、正しい事実認識のもとでの支援策が必要だと指摘します。
「住宅を確保するための費用が非常に高いと。アパートに入る初期費用がたまらないから、(ネットカフェなどに)住まわざるをえないと。そういった住まいの貧困に対して公的な機関がほとんど何もしていない」(自立生活サポートセンター「もやい」稲葉剛代表理事)
石原知事は質問状にどう答えるのか?
(Q.認識は間違っていたということか?)「・・・」(石原都知事)
しかし、石原知事は 報道陣の問いかけには、無言で立ち去りました。(07日17:15)
放火犯が原因だが、店側の防火対策、安全確保をないがしろにした責任は大きい。
原因を問わず、火災が発生したら安全に避難できないこと自体が問題だ。
やはり、店の窓、内壁でふさぐ、無断で増築されていたなど建築基準法違反があったようだ。
国交省も、消防庁もあわててビデオ店やネットカフェなどを対象に調査指示したが、
カラオケ店火災など教訓が役に立っていない。
不作為が店の安全軽視を誘発したということになる。
また、犠牲者は真面目な若者たちだった。夜遅くまで仕事をして帰れなくなって泊まった。
そんな、犠牲者に、心ない発言をする知事がいた。
<石原知事は3日の会見で「(都内北東部にある)山谷のドヤに行ってご覧なさいよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ。そこへ行かずにだな、何か知らんけれどもファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって『おれは大変だ、大変だ』って言うのはね」と発言した。
これに対し、生活困窮者から月約100件の相談を受けるという「もやい」の稲葉剛代表理事は「200〜300円で泊まれる宿なんて聞いたことがない。個室ビデオ店に泊まる生活困窮者を『ファッションみたい』というのも失礼な話だ」と指摘している>
東京都がネットカフェ難民のために住宅を借りるための貸付支援を始めたことなど、知らないのだろうか。国も、今度の補正予算で計上している(額は少ないが)
こんな発想では、日本の未来は危ない。オリンピック招致を言う資格が問われる。
アサヒ・コム2008年10月7日
個室ビデオ店違法増築の疑い 大阪市チェックの機会逃す
15人が死亡した放火事件が起きた大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で、店の南東側の出入り口付近が無断で増築されていた疑いがあることが、大阪市建築指導部の調べでわかった。建築基準法では増築する場合、市などに申請して建築確認を受けなければならず、その際に市が排煙設備や店の構造などが同法に違反していないかチェックできた可能性があるという。
同部などによると、増築された部分は、裏口にあたる南東側の出入り口とビデオやDVDの陳列棚が置かれた区画を結ぶ約15平方メートルの通路部分で、ここにも一部陳列棚が置かれていた。この増築部分は、73年の建築時に市に提出された建築計画概要書には存在しない。ビル1階のフロアは当初、事務所として利用され、当時の平面図にも増築部分はなかった。
関係者の説明では、個室が並ぶ今のような構造になったのは03年秋ごろ。同部はこの時期以降に用途が事務所から店舗に変わり、店側が増築した可能性があるとみている。
建築基準法では、床面積を広げる増築をする場合は、建築主が自治体もしくは民間の指定確認検査機関に申請し、店内の設備や構造がわかる図面などを提出し、建築確認を受けなければならない。市幹部は「増築時に申請があれば、そのときに店側の構造に問題があるかどうか調べられたと思う」としている。
店の構造については、大阪市のこれまでの調べで、店内に2カ所あった窓がふさがれ、排煙機能が妨げられていたことがわかり、建築基準法違反の疑いが持たれている。
(2008年10月3日 読売新聞)
個室ビデオ店の窓、内壁でふさぐ…建築基準法違反か
大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」で客15人が犠牲となった放火・殺人事件で、同店が入居しているビル1階に2か所あった窓が、いずれも個室の内壁によってふさがれていたことが、大阪市消防局などの調べでわかった。
市消防局と市建築指導部によると、窓があったのは、ビル1階南部分の東側の壁。1974年にビルが完成した当時、1階は事務所として使用されており、換気のために設けられたという。
現在、1階は、個室が32室並ぶ状態に改装されているが、火災後、市消防局が調べたところ、窓のあった部分は、個室の内壁(石こうボード)で覆われていた。
建築基準法の施行令は、3階建て以上で延べ床面積が500平方メートルを超える建物については、窓などの排煙口や排煙機を設置することが義務付けられている。ただし、内壁の材質など、耐火性能などによって除外される規定もあり、市は今後、違反にあたるかどうか詳しく調べる。
毎日新聞 2008年10月6日 11時24分
個室ビデオ店放火:現場で「祈り」絶えず 百人近くに
現場近くに設置された献花台には多くの花や飲み物が供えられている=大阪市浪速区で2008年10月5日午後1時46分、小松雄介撮影
大阪市浪速区の個室ビデオ店「キャッツなんば店」で15人が死亡、10人が重軽傷を負った放火事件の現場には連日、多くの人が訪れて手を合わせている。犠牲者の知人のほかにも、「定宿」にしていて連絡が取れなくなった顔見知りを探しに来た人や、残業で帰宅できない時に利用していたサラリーマンらがおり、この店に過酷な仕事社会に生きる男たちが集まっていたことを示していた。1日未明の発生からこれまで、祈りをささげた人は百人近くに上っている。
「部下に3日前から連絡が取れない」。4日朝、大阪市住吉区の会社社長が、事件現場となったビルの周りに立っていた警察官に心配そうに話しかけ、規制線の中に入った。
部下の男性に事件以来5回電話をしたが、連絡が取れない。以前に、「終電を逃し、個室ビデオ店のような所に泊まった」と部下が話していたことを思い出した。社長は「まじめで無断欠勤などなかった。仕事ができ、将来性もある部下だったのに……」と、悪い胸騒ぎを抑え込むかのような様子で話した。
月のうち半分以上、同店を利用している大阪府貝塚市の建設作業員の男性(57)は2日、「被害者の中に仲間がいるかもしれない。ほっておかれへん」と、現場に花をささげた後に語った。この男性は店の常連客の一人。常連客のつながりがあり、被害に遭わなかった人たちで、40、50代の男性の仲間に電話をかけているが、かからないという。
「名前も、どんな仕事をしていたのかも知らんけど、顔見知り。もし店にいたら、あの構造だから逃げられないと思う」と話した。店で会い、「また来たか」と声をかけると、手を上げてにっこり笑う男性だったという。
「自分が犠牲になったかもしれない」と話す常連客は多い。4日、長い間手を合わせていた和歌山県の男性会社員(29)は、残業などで帰宅が遅れた時に利用。月1回の割合でこれまで約10回、泊まった。安いうえ、朝一番で和歌山へ帰るのに便利だった。「あの夜はカプセルホテルに宿泊し、親からの電話で火事を知った。現実にこういうことが起こると思い、今も動揺している」と話した。
知人が事件当日に泊まっていた人も。3日に祈っていた大阪市浪速区の橋本絵実さん(24)は「30代の知人が店にいた。煙を吸ったが、無事だった」。事件について聞くと、「あまり言いたくない。聞かないでほしい」と答えた。女性は「知人は恐怖から逃れられないのだと思う。仕事にも行けないそうだ」と気遣っていた。
6日は、死亡した青木孝仁さん(36)のアルバイト先の社長である松本勝次さん(68)が訪れた。青木さんは俳優としての飛躍を目指しながら、働いていた。「事件の2日前に『また仕事を頼みます』と電話があった。まじめでよく働いていた。かわいそうだ」と語った。
毎日新聞 2008年10月6日 19時30分
個室ビデオ店放火:都知事発言にNPOが質問状
大阪市の個室ビデオ店で15人が死亡した放火事件を巡り、石原慎太郎・東京都知事が「200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるのにファッションみたいな形で泊まっている」などと発言し、生活困窮者を支援するNPO(非営利組織)は6日、石原知事に公開質問状を提出した。NPOは「自立生活サポートセンター・もやい」(新宿区)で、「200円の宿があるなら紹介して」などとただしている。
石原知事は3日の会見で「(都内北東部にある)山谷のドヤに行ってご覧なさいよ。200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるんだよ。そこへ行かずにだな、何か知らんけれどもファッションみたいな形でね、1500円っていうお金を払ってね、そこへ泊まって『おれは大変だ、大変だ』って言うのはね」と発言した。
これに対し、生活困窮者から月約100件の相談を受けるという「もやい」の稲葉剛代表理事は「200〜300円で泊まれる宿なんて聞いたことがない。個室ビデオ店に泊まる生活困窮者を『ファッションみたい』というのも失礼な話だ」と指摘している。【市川明代】
TBS 2008年10月07日
石原都知事「200円宿」発言に波紋
石原都知事の発言が、また波紋を呼んでいます。大阪の個室ビデオ店への放火事件に絡んで、「200円で泊れる宿はいっぱいある」と発言、ネットカフェ難民などの支援にあたるNPO法人が、発言の撤回を求め、公開質問状を提出しました。
「カフェ難民なんて言うけどもね、あなた山谷のドヤに行ってごらんなさいよ。200円、300円で泊れる宿はいっぱいあるんだよ」(石原都知事〔3日〕)
これは今月3日、石原都知事の定例会見での発言、大阪で起きた個室ビデオ店放火殺人事件をめぐるものです。この中で知事は、一泊1500円で個室ビデオ店に宿泊する人々について「200円、300円で泊まれる宿はいっぱいある」と発言しました。
「1500円というお金を払ってね、そこに泊まって『俺は大変だ大変だと。孤立している、助けてくれ』っていうのは、ちょっと私はね、カフェ難民なるものの実態とはとらえがたいね」(石原都知事〔3日〕)
この発言をめぐって、いわゆるネットカフェ難民問題などの支援にあたってきた東京のNPO法人が、発言の撤回を求め、知事に公開質問状を提出したのです。
「いつの時代の話をしているのだろうと。事実関係として明らかに誤っている。それが都知事の公式な場での発言ですから、聞いた人が『本当にそういうところがあるのか』と思ってしまう危険性があるわけですよね」(自立生活サポートセンター「もやい」稲葉剛代表理事)
日雇い労働者が集まる東京・山谷。果たして、石原知事が言うように200円、300円で泊まれる宿はいっぱいあるのでしょうか?
(Q.200円、300円の宿は?)
「冗談じゃない、あるはずないでしょ」(男性)
「最低が1000円だから」(男性)
旅館組合の代表者も・・・
「コインロッカーでさえ300円ですから。昭和30年代の話を石原知事はされてるんじゃないかと」(城北旅館組合・佐藤明弘組合長)
最も安いレベルという一泊1000円の部屋をみせてもらうと、狭い部屋に2段ベッドが2つ8人部屋で、風呂も共同です。
こちらの男性が3年間暮してきたという部屋は一泊2200円。男性は体調が悪く、現在は生活保護を受けて暮しています。およそ8万円の生活保護費のうち宿代に7万円あまりが消えます。
「200円、300円なんて路上生活と一緒じゃないかって。そんなとこ、ここにはない」(男性)
「(ネットカフェなと)そこにいる人たちがが格差・差別の中で派生してきた犠牲者という、一方的なとらえ方は、中にはそういう人がいるかもしれませんが、ただやっぱり1500円の宿泊費を払うならもっと安く泊まれるところがいっぱいある、東京には」(石原都知事〔3日〕)
こう発言した石原知事。東京都は今年4月、ネットカフェ難民を支援するサポートセンターを全国に先駆けて開設していたのですが・・・。公開質問状を出したNPO法人の代表者は、正しい事実認識のもとでの支援策が必要だと指摘します。
「住宅を確保するための費用が非常に高いと。アパートに入る初期費用がたまらないから、(ネットカフェなどに)住まわざるをえないと。そういった住まいの貧困に対して公的な機関がほとんど何もしていない」(自立生活サポートセンター「もやい」稲葉剛代表理事)
石原知事は質問状にどう答えるのか?
(Q.認識は間違っていたということか?)「・・・」(石原都知事)
しかし、石原知事は 報道陣の問いかけには、無言で立ち去りました。(07日17:15)




