2015-02-08(Sun)

日航の整理解雇、パイロット64人の敗訴確定

最高裁の不当判決に強く抗議する

---本件は会社更生手続き下での人員整理という新たな分野の訴訟だったが、両決定とも上告から極めて短期間に出された。実質審理を放棄したに等しい対応であり、原告労働者の尊厳すら踏みにじる暴挙といわざるを得ない。
また、更生計画の実施を優先し、労働者の雇用維持を劣位において整理解雇法理を実質的に空洞化させた東京地裁・東京高裁の判決を確定させたことの労働者への悪影響ははかりしれない。

---165名の労働者を解雇したJALではこの間、離職が後を絶たず、2,000名を超える客室乗務員を新規に採用し、定年後の乗務員を継続雇用しようとするなど、大幅な人員不足の状態にあり、安全運航への懸念が職場にひろがっている。こうした現場の実態は、最高裁の不当な判決にもかかわらず、解雇者を職場に復帰させる必要があることを示している。(全労連談話)




以下引用

全労連談話 : JAL裁判、最高裁の不当判決に強く抗議する
最高裁の不当判決に強く抗議する
-JAL不当解雇撤回訴訟での上告棄却にあたって-
 JAL不当解雇の撤回を求めた訴訟に対して最高裁判所は、客室乗務員事件について2月4日付で、運航乗務員事件については2月5日付で上告棄却・不受理の不当な決定をおこなった。
 本件は会社更生手続き下での人員整理という新たな分野の訴訟だったが、両決定とも上告から極めて短期間に出された。実質審理を放棄したに等しい対応であり、原告労働者の尊厳すら踏みにじる暴挙といわざるを得ない。
 また、更生計画の実施を優先し、労働者の雇用維持を劣位において整理解雇法理を実質的に空洞化させた東京地裁・東京高裁の判決を確定させたことの労働者への悪影響ははかりしれない。
 全労連は、満身の怒り込めた抗議の意思を表明する。
 2014年6月の東京高裁の判決は、JALが解雇時点での余剰人員の立証をおこなっていないこと、解雇回避努力義務を尽くしていないこと、解雇者に多くの組合活動家が含まれていることなどの事実を無視、もしくは軽視して下されたものであり、整理解雇や不当労働行為の法理の解釈に重大な誤りを含む不当なものであった。
 2014年8月には、東京地裁でJAL管財人の不当労働行為が断罪され、今年1月には大阪地裁がJALの整理解雇者選定の手続きの不当性を認定する判決を出した。他の事案での判決とはいえ、本件裁判での主要な争点に関わっての重要な判断であった。
 さらに、国際労働機関・ILOが、大量の解雇者を放置しながら、JALが新たな労働者を雇用し続けている本事件に重大な関心を寄せ、運輸関係の国際労働組織も解雇された労働者の職場復帰を強く求めていた。
 これらを踏まえれば、最高裁判所には、問題点を洗い出す慎重な審理が求められていたはずである。にもかかわらず、門前払いに等しい短期間の棄却決定はとうてい納得できない。
 165名の労働者を解雇したJALではこの間、離職が後を絶たず、2,000名を超える客室乗務員を新規に採用し、定年後の乗務員を継続雇用しようとするなど、大幅な人員不足の状態にあり、安全運航への懸念が職場にひろがっている。こうした現場の実態は、最高裁の不当な判決にもかかわらず、解雇者を職場に復帰させる必要があることを示している。
 全労連は、あらためてJAL・日本航空に自主交渉による解決を強く求める。政府は、ILOの要請に真摯に応じ、JALに対して解決努力を働きかけるべきである。
 全労連は、原告団を先頭とするたたかいにいっそう固く連帯し、支援のとりくみを継続・強化していく。
 2015年2月9日
全国労働組合総連合
事務局長 井上 久
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しんぶん赤旗 2015年2月7日(土)
日航解雇撤回 パイロットの訴えも棄却
最高裁 原告ら決定に抗議
 日本航空は解雇を撤回せよとたたかっているパイロット、客室乗務員の原告135人が、解雇を容認した東京高裁判決の見直しを求めて最高裁に上告していた問題で、客室乗務員71人に続き、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)がパイロット64人の訴えも棄却していたことが6日までにわかりました。原告らは同日、東京地裁で記者会見し、不当な決定に抗議し、引き続きたたかう決意を表明しました。
 同事件は2010年末、会社更生中の日航が客室乗務員とパイロット165人の解雇を強行したもの。昨年6月、東京高裁が解雇を容認する判決を出したことに対し、それぞれ上告していました。
 客室乗務員原告団の内田妙子団長は、「まともな審理がおこなわれたとは到底思えない。労働者が不当な判断で社会の隅に追いやられるような社会や企業のあり方でいいのか、と問うていきたい」と発言。パイロット原告団の山口宏弥団長は、「裁判所はいったいどこを向いているのか。最初から結論があったとしか思えない。空の安全と雇用を守るという両面からのたたかいを支援してほしい」と訴えました。
 日本共産党の山下芳生書記局長は同日、談話を発表し、「原告団・弁護団に連帯し、解雇撤回・職場復帰を勝ちとるためにともにたたかう」と表明しています。


NHK 2015年2月6日 17時34分
JAL解雇訴訟 原告135人の敗訴確定
5年前、当時、経営再建中だった日本航空から、雇用契約を打ち切られた元パイロットと元客室乗務員135人が、解雇の取り消しを求めていた2つの裁判は、6日までに原告の敗訴が最高裁判所で確定しました。
日本航空が経営再建中だった平成22年に、雇用契約を打ち切られた元パイロットと元客室乗務員の合わせて135人は、会社が十分に営業利益を上げていながら解雇されたのは不当だと主張して、2つの裁判を起こしていました。
 いずれの裁判も1審と2審は、「解雇は経営再建の一貫として行われたもので、すべての従業員の雇用が失われるのを避け、事業規模に応じた人員数にするため削減の必要があった」などと指摘して訴えを退けました。
 原告側は上告していましたが、最高裁判所は6日までにいずれも退ける決定をして、原告の敗訴が確定しました。
 元客室乗務員が起こした裁判の原告団長の内田妙子さんは「痛切な思いが軽んじられたという気持ちだ。裁判は終わったが、必要のない整理解雇だったという考えに変わりはないので、闘いに終止符を打たず会社側と交渉していきたい」と話していました。


朝日新聞 2015年2月6日23時49分
日航整理解雇、パイロット64人の敗訴確定
 経営破綻(はたん)して会社更生手続き中だった日本航空から整理解雇されたパイロット64人が、解雇の無効確認を求めていた訴訟で、「解雇は有効」とした二審判決が確定した。最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)が5日付の決定で、パイロット側の上告を退けた。
 客室乗務員ら71人も同様の訴訟を起こしていたが、最高裁の4日付の決定で敗訴が確定している。


時事通信 2月6日(金)16時24分配信
パイロット解雇も「有効」=日航地位確認訴訟―最高裁
 日本航空の経営再建中に整理解雇されたパイロット64人が、解雇は無効として地位確認などを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は5日付で、原告らの上告を退ける決定をした。解雇は有効とした一、二審判決が確定した。
 整理解雇された客室乗務員が起こした訴訟についても、4日付の最高裁決定で原告らの上告が退けられ、敗訴が確定している。 

時事通信(2015/02/05-17:22)
日航整理解雇は「有効」=客室乗務員ら敗訴確定-最高裁
 日本航空が経営再建中の2010年に行った整理解雇をめぐり、解雇は無効だとして客室乗務員71人が地位確認などを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は4日付で、原告らの上告を退ける決定をした。解雇は有効として原告らの訴えを退けた一、二審判決が確定した。

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(共同通信)【 2015年02月09日 18時00分 】
日航が解雇無効判決を控訴 大阪高裁に
 日本航空の会社更生手続き中に整理解雇された大阪府の元客室乗務員の女性が、解雇は不当だとして地位の確認などを求めた訴訟で、日航は9日、解雇を無効と判断して未払い賃金の支払いを命じた1月28日の大阪地裁判決を不服として、大阪高裁に控訴した。
 元客室乗務員や元パイロットが東京で起こした集団訴訟では、原告側敗訴が2月に確定した。

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