2015-02-18(Wed)

札幌の看板落下事故 7万5000棟を緊急調査

ボルトの固定穴腐食 点検「目視のみ」で劣化見逃しか

---札幌市のビルの外壁から看板の一部が落下した事故を受け、国土交通省は18日までに、
外壁に看板を取り付けている国内約7万5000棟の安全性を緊急調査するよう、全国の都道府県などに指示した。

調査対象は完成後約10年以上で、市街地の中心部にある3階建て以上の建物。
看板を支える金具の腐食状況など落下の危険性を調べ、必要に応じて是正措置を取り、4月10日までに報告するよう求めた。〔共同〕

広告板の調査について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001069815.pdf
(参考)広告板落下事故の概要(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001069816.pdf






以下引用

広告板の調査について
平成27年2月17日
http://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_000531.html
平成27年2月2月15日に札幌市においてビルの看板が落下し、歩行者の頭部に当たる事故が発生しました。
 この事故については、現在札幌市により調査が行われているところですが、今回事故のあった広告板は、看板を外壁に緊結する部分が腐食したことにより強度が低下し、事故当時吹いていた強風の影響により落下した可能性があると考えられているところです。
 このような事故の被害を防止するため、本日(2月17日)付けで、都道府県を通じ特定行政庁に対し、別紙のとおり広告板の調査を行うよう通知しましたので、お知らせいたします。
添付資料
広告板の調査について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001069815.pdf
(参考)広告板落下事故の概要(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001069816.pdf


国土交通省住宅局建築指導課 名口、増田
TEL:(03)5253-8111 (内線39-549、39-569)

***************************************

日本経済新聞 2015/2/18 10:04
看板落下、7万5000棟を緊急調査 国交省が指示
 札幌市のビルの外壁から看板の一部が落下した事故を受け、国土交通省は18日までに、外壁に看板を取り付けている国内約7万5000棟の安全性を緊急調査するよう、全国の都道府県などに指示した。
 調査対象は完成後約10年以上で、市街地の中心部にある3階建て以上の建物。看板を支える金具の腐食状況など落下の危険性を調べ、必要に応じて是正措置を取り、4月10日までに報告するよう求めた。
 事故は15日午後、札幌市中央区の「札幌かに本家」駅前本店で発生した。看板の一部(重さ約25キロ)が当たった看護助手の女性(21)が頭の骨を折るなどし、意識不明の重体となった。
 道警などによると、同店は建築基準法で義務づけられていた看板などの点検を怠っていた。看板を建物と固定する4本のボルトがいずれも腐食し、強風の影響もあって落下したとみられる。道警が業務上過失傷害容疑を視野に調べている。〔共同〕


朝日新聞 2015年2月18日08時49分
札幌看板落下、点検「目視のみ」で劣化見逃しか
箱谷真司
 札幌市中央区でビルの看板の金属製部品が落下し、通行人の女性(21)が大けがをした事故で、看板の安全性を確認する年1回の法定点検が、直近2回は地上からの目視だけだったことがわかった。看板は30年前に設置され、ビルの外壁との接続部分の劣化が進んでいたが、異常が見過ごされた可能性がある。北海道警は、安全管理に問題があったとみて、業務上過失傷害容疑で捜査している。
 道警によると、15日午後2時ごろ、「札幌かに本家札幌駅前本店ビル」の看板の最上部の部品(縦横各約30センチ、長さ約150センチ、重さ約25キロ)が高さ約15メートルから落ちて女性に当たった。女性は頭や首の骨が折れ、意識不明の重体。同日午後0時40分ごろにも、この部品とつながる別の部品が落下していたという。当時、同市内では強風が吹いていた。
 札幌市によると、この看板は建築基準法上、年1回、目視か打音などで異常がないか確認することが義務づけられている。店側は2012、13年度、ビル全体の点検を業者に委託し、看板の「支持部分等の劣化及び損傷」の項目は「指摘なし」(異常なし)だった。14年度はまだ点検していない。
 この業者は朝日新聞の取材に、12、13年度の点検は「地上から目視したが、異常には気づけなかった」と答えた。店側から委託料として十数万円を受け取ったが、この金額では高所作業車を使うなど大がかりな点検はできないとし、打音や分解検査などはしていないとした。
 事故を受け、国土交通省は17日、市街地のビルに取り付けられている看板を調査するよう自治体に通知した。定期調査が行われているかや劣化の状況を4月10日までに回答するよう求め、同種事故の再発防止をめざすとしている。(箱谷真司)


毎日新聞 2015年02月17日 22時09分(最終更新 02月18日 01時07分)
札幌・看板落下:同型の看板を全て撤去
 札幌市中央区の飲食店「札幌かに本家 札幌駅前本店」で看板が落下し、女性(21)が意識不明の重体となった事故で、同店は17日、2カ所に設置されている落下したものと同型の看板を全て撤去した。安全確認ができるまで営業を自粛する。
 一方、市は同日、市内の看板設置者と広告業者に、看板の適切な管理を呼びかける文書を送付することを決めた。市道路管理課によると、看板などの広告物は市条例で設置期間が定められ、期限を超えて継続使用する場合は1〜3年以内の安全点検が義務付けられている。
 だが看板の保守点検は、継続や新規設置を申請した後の行政の具体的な指針などは無く、日常の安全管理は業者に任されているのが実態だ。
 同店はオープンと同時期の1985年3月ごろから取り換えずに使用し続け、直近では2013年12月に地上から目視点検していた。今月15日、看板の一部(重さ約25キロ)が落下し、歩道を歩いていた女性看護助手の頭部を直撃した。看板の根元が腐食しており、北海道警札幌中央署は業務上過失傷害容疑で調べている。【酒井祥宏、日下部元美】


北海道新聞(02/18 00:41)
看板落下、7万5千棟を緊急調査 国交省、外壁取り付けの安全性
 札幌市のビル外壁から看板の一部が落下した事故を受け、国土交通省は17日、外壁に看板を取り付けている国内約7万5千棟の安全性を緊急調査するよう、全国の都道府県などに指示した。
 調査対象は完成後約10年以上で、市街地の中心部にある3階建て以上の建物。看板を支える金具の腐食状況など落下の危険性を調べ、必要に応じて是正措置を取り、4月10日までに報告するよう求めた。
 事故は15日午後、札幌市中央区の「札幌かに本家」駅前本店で発生。看板の一部(重さ約25キロ)が当たった看護助手の女性(21)=同区=が頭の骨を折るなどし、意識不明の重体となった。


北海道新聞(02/17 06:31、02/17 09:06 更新)
落下の看板 30年間、目視での点検のみ 札幌かに本家が謝罪
 JR札幌駅前の繁華街で15日、カニ料理店ビル「札幌かに本家 札幌駅前本店ビル」(札幌市中央区)の看板の一部が落下し、女性が意識不明の重体となった事故で、ビルを所有する「札幌かに本家」(名古屋市)の日置達郎(たつお)社長(79)は16日、同ビルで記者会見し、1985年に看板を設置して以降、目視による点検しか行っていなかったことを明らかにした。点検方法は法令に違反していないとしたが、日置社長は「十分に看板を見ていなかったため、女性にけがをさせてしまい、大変申し訳ありません」と陳謝した。
 札幌市建築安全推進課によると、建築基準法では、看板の劣化や損傷の状況を点検し、年1回報告する義務がある。目視で異常があれば、打音検査などをしなければならない。同社は従来、外部業者の目視による調査結果で「異常なし」と報告、打音や分解の検査を行っていなかったという。<どうしん電子版に全文掲載>


北海道新聞(02/16 14:37、02/16 15:13 更新)
札幌のビル看板落下事故 ボルトの固定穴腐食
 JR札幌駅前の繁華街で15日、カニ料理店ビル「札幌かに本家 札幌駅前本店ビル」(札幌市中央区)の看板の一部が落下し、女性の頭に当たって意識不明の重体となった事故で、ボルトで外壁と固定されていた看板の側面部分が激しく腐食していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。ビルを所有する「札幌かに本家」(名古屋市)は残った看板を取り外し、札幌中央署に任意提出する考えで、同署は看板の設置時期や点検状況などについて、関係者から事情を聴いている。
 捜査関係者によると、落下した看板は鉄製で、ビル外壁に穴を開け、ボルト4本で固定されていた。看板側の穴の周囲が腐食しており、外壁に残っていた4本のボルトもさびていたという。同署は、接続部分が腐食した看板が強風にあおられ、抜け落ちた可能性が高いとみて、詳しい落下原因を調べている。
 ビルを所有する「札幌かに本家」の役員らは16日午前、札幌入りし、店舗関係者から事故報告を受け、対応を協議する。同日午後にも残りの看板や部品を撤去し、同署に提出する方針。<どうしん電子版に全文掲載>


毎日新聞 2015年02月16日 23時33分(最終更新 02月17日 00時35分)
札幌・看板落下:腐食が原因、市へ点検報告怠る…女性重体
 札幌市の飲食店「札幌かに本家 札幌駅前本店」で看板の一部が落下し、直撃された女性(21)が意識不明の重体となった事故で、ボルトで外壁に接続されていた看板の根元部分が腐食していたことが16日、北海道警札幌中央署への取材で分かった。店は建築基準法で義務付けられている市への点検報告を怠っていたことも判明。同署は安全管理に問題があったとみて、業務上過失傷害容疑で関係者から事情を聴いている。【酒井祥宏、三股智子、日下部元美】
 同署によると、落下した看板の一部は箱状で、重さは約25キロ。根元が外壁と接続する金属製の基礎と溶接されていたが、雨などの浸入で腐食していた。さらに、事故前に見つかっていた別の部品は、この看板と別の看板を固定する金属製の支柱(幅、奥行き各30センチ、高さ15センチ)だったことが分かった。支柱は15日午後0時40分ごろに落下。隣のビル関係者が見つけて店側に知らせたが、副店長の男性(43)は詳しく調べずに放置していた。
 店によると、看板は開店と同時期の1985年3月ごろに設置。2013年12月に目視で点検したが異常は見当たらなかったという。一方、看板の劣化や損傷の状況は定期報告が義務付けられているが、店は昨年11月末の期限を過ぎても報告せず、市建築安全推進課が同12月に催促していた。札幌かに本家の日置達郎社長は、「外見で異常が無かったため大丈夫と思っていた。女性に迷惑をおかけし、本当に申し訳ない」と謝罪した。店は営業を自粛し、他の同型の看板も撤去する。札幌かに本家は名古屋市に本社があり、全国で店舗展開している。
 事故は15日午後2時ごろ、看板の一部が約15メートル下の歩道に落下し女性の頭に当たった。
 ◇安全管理、設置者任せ…ガイドラインなく
 札幌市道路管理課によると、看板などの広告物は条例で、形状により設置期間が15日〜3年以内と定められている。継続申請時には基礎や取り付け部分、照明装置の老朽化や腐食など20項目を屋外広告士などの有資格者がチェックし、報告書を提出する。仮に異常が見つかれば補修などをしなければ継続許可が下りないが、継続や新規設置の申請後は具体的な点検期間、回数、方法などガイドラインはなく、日常の保守・点検は管理者任せとなっているのが現状だ。
看板業者などが加盟する札幌広告美術協会によると、看板の点検は通常、目視とハンマーでたたく「打音検査」などでボルトの緩みや接続部分の腐食、変形、破損程度を調べる。石川実理事長は「表面だけ見ても内部の損傷や腐食は見つけにくい」と説明する。
 落下した看板の一部は箱状だったことから「内部に水が入り込み、たまり続けてサビたのではないか」と推測。「看板の取り付けや管理は安全第一でやらなければいけない。事故が起きて非常に残念だ」と話した。
 ネオンなど屋外看板が多数ある札幌・ススキノ。飲食ビル運営会社は、「看板が落下する恐れは考えたことがなかった。事故を受け、看板や外壁に腐食がないか注意するよう指示した。われわれもより気を付けなければならない」と話した。【酒井祥宏、三股智子、久野華代】

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