2015-04-13(Mon)

山手線 線路脇の支柱倒壊事故 2日前に傾き把握

「列車来れば当たった」 支柱5万カ所を緊急点検 JR東/「運輸安全委、調査せず」事故ではない?

12日午前6時10分ごろ、東京のJR山手線神田―秋葉原間の線路脇で、架線を支える柱が倒れているのを電車の運転士が見つけた。
倒れた柱はレールに接触しており、約1分前に電車が通過していた。衝突していれば脱線事故につながった恐れもあった。

JR東は柱が傾いているのを1日半前に把握していた。
だが、目視だけで「すぐには倒れない」と判断し、補修工事を後回しにしていたという。

-----JR東によると、事故現場付近では3月25日から架線設備の改良工事を開始。
4月10日夜にJR東と工事会社の社員が支柱が傾いているのを見つけたが、目視だけで「すぐには倒れない」と判断。
作業員がすぐに確保できないこともあり、3日後の13日夜に傾きを抑える工事を行うことにした。

----傾いていた場合に安全性を確認し、すぐに補修するかどうかを決める明確な基準はなく、
「どの時点で対応すべきだったかなど、詳細に調査したい」(設備関係の担当者)という。
支柱が倒れた場合に自動的に検知する設備はなく、倒れた正確な時間は分かっていない。

----倒れた支柱が現場に設置されたのは2001年。
架線設備の更新のために近く撤去する予定で、架線をつり下げる「はり」に当たる金属製部品はすでに取り外されていた。
 
ワイヤでつながれた隣の別の支柱に向かってコンクリート製の土台ごと倒れており、
「金属製部品を外したことで強度が弱まって、ワイヤの引く力に耐えられなかった可能性がある」(同)という。
(日本経済新聞)

JR東日本は、管内で支柱が設置されている約5万カ所すべての緊急点検を始めた。




以下引用

東京新聞 2015年4月13日 夕刊
山手線支柱倒壊 運輸安全委、調査せず
 JR山手線の神田-秋葉原(東京都千代田区)間で十二日早朝、線路内で架線を支える支柱が倒れた事故は、走行中の電車に接触していれば脱線などの惨事につながる可能性があったが、国の運輸安全委員会による調査対象にならない見通しだ。対象として例示されている「安全に支障がある信号無視や設備、車両の故障」などに該当しないとの判断からだ。 
 JR東日本は十三日午前、管内にある約二十五万本の支柱の一斉点検を始めた。対象の路線は、営業区間の七割強に当たる約五千五百キロメートルで、五月末までにすべての点検を終える方針。
 事故は十二日午前六時十分ごろ、山手線と並行する京浜東北線の運転士が発見。現場はその約一分前に山手線内回り電車が通過、三分後にも後続車が通る予定だった。
 運輸安全委事務局によると、調査対象になるのは鉄道の場合、列車の衝突、脱線、火災や、五人以上の死傷者を出した事故、遮断機のない踏切での死亡事故と、事故を招きかねないトラブルの「重大インシデント(事態)」。重大インシデントの例として、安全に支障がある信号無視や設備、車両の故障などが挙げられている。
 調査は監督官庁から通報を受けて実施する。今回なら国土交通省鉄道局だが、同局によると、十二日の事故は「すぐに電車の運行を止めている。輸送障害は起きたが、委員会へ通報する事故やインシデントには該当しない」という。
 委員会の調査は当事者の責任追及が目的ではなく、正確な原因究明を通じ、再発防止につなげるのが狙いだ。調査報告書は外部有識者の委員が話し合いで取りまとめて公開し、誰でも見ることができる。
 委員会が調査しなければ、今回の事故で得られた教訓や知見を外部で活用するための情報公開は、JR東の判断に委ねられる。同社は「原因や再発防止策を社内で調査する。結果公表については、まだ決まっていない」(広報部)としている。
 ただ同社もこれまで「事故」との認識は示さず、十二日の会見では「すぐに大きな事象にならず、十三日夜に対策を取れば大丈夫だろうと判断した」などと、単なる出来事を意味する「事象」との表現を使った。


NHK 4月13日 12時01分
山手線支柱倒壊で5万か所緊急点検
12日、東京のJR山手線線路脇の架線の支柱が倒れ、レールに接触したトラブルを受け、JR東日本は同じ構造で支柱が設置されているおよ5万か所で緊急の点検を始めました。
12日、東京・千代田区のJR山手線で、線路脇にある金属製の架線の支柱が倒れて先端がレールに接触するなどし、山手線と京浜東北線は9時間以上にわたって運転を見合わせるなどダイヤが大幅に乱れました。
倒れた支柱は、架線を支える別の支柱をワイヤーで引っ張って支える役割をしていて、13日午前から、同じ構造で支柱が設置されているおよ5万か所で緊急の点検を始めました。
点検では、支柱に傾きが無いか、ワイヤーにたるみが無いかなどを調べていて、車庫内の線路の支柱などを除くすべての点検が終わるまでに今月末までかかるということです。
JR東日本によりますと、先月25日、支柱の交換作業の過程で、倒れた支柱と、線路をまたいだ反対側にある別の支柱とをつなぐはりを撤去したことで、支柱の強度が弱まった可能性があるということで、JRでは、さらに詳しく原因を調べるほか、作業の手順を検証することにしています。


日本経済新聞 2015/4/13 11:15
JR東、支柱5万カ所を緊急点検 詳しい経緯を調査
 山手線の線路脇で架線の支柱が倒れた事故で、JR東日本は13日、管内で支柱が設置されている約5万カ所すべての緊急点検を始めた。同社は柱が傾いているのを1日半前に把握していたが、目視だけで「すぐには倒れない」と判断し、補修工事を後回しにしていた。同社は安全確認を進めるとともに、チェック体制に不備がなかったか詳しい経緯を調べる。
 JR東によると、点検するのは管内約5500キロの区間にある架線の支柱。方法や手順を決め、順次、安全確認を進める。
 JR東によると、事故現場付近では3月25日から架線設備の改良工事を開始。4月10日夜にJR東と工事会社の社員が支柱が傾いているのを見つけたが、目視だけで「すぐには倒れない」と判断。作業員がすぐに確保できないこともあり、3日後の13日夜に傾きを抑える工事を行うことにした。
 11日午後6時すぎにも、山手線の運転士が運行中に傾きに気づき、所属部署に報告。JR東は12日の山手線始発列車で安全確認をすることを決め、午前4時50分と午前5時すぎ、内回りと外回りの運転士が乗客を乗せながら目視で確認したが、特に問題があるとは判断しなかったという。
 同社によると、地震などの自然災害以外で支柱が倒れたことは過去になかった。傾いていた場合に安全性を確認し、すぐに補修するかどうかを決める明確な基準はなく、「どの時点で対応すべきだったかなど、詳細に調査したい」(設備関係の担当者)という。
 支柱が倒れた場合に自動的に検知する設備はなく、倒れた正確な時間は分かっていない。
 京浜東北線の運転士が2本1組の支柱が倒れているのを発見したのは、12日午前6時10分ごろ。支柱の先端部分は山手線内回りのレールに接触しており、約1分前に電車が通過していた。約3分後にも電車が通る予定だった。電車がぶつかれば脱線事故になった恐れもあった。
 倒れた支柱が現場に設置されたのは2001年。架線設備の更新のために近く撤去する予定で、架線をつり下げる「はり」に当たる金属製部品はすでに取り外されていた。
 ワイヤでつながれた隣の別の支柱に向かってコンクリート製の土台ごと倒れており、「金属製部品を外したことで強度が弱まって、ワイヤの引く力に耐えられなかった可能性がある」(同)という。
 事故では山手線と京浜東北線の一部区間で9時間以上にわたり運転を見合わせ、41万人に影響が出た。13日は始発から平常通り運転している。


毎日新聞 2015年04月13日 東京朝刊
鉄道トラブル:山手線、9時間不通 線路に柱倒れ 41万人影響
 12日朝、東京都千代田区のJR山手線神田−秋葉原駅間で、架線を支える線路脇の「電化柱」1基が倒れ、もう1基が傾いているのが見つかった。復旧作業のため、山手線と、並行して走る京浜東北線がいずれも9時間以上不通になり、715本が運休するなど約41万人に影響した。2日前の10日夜、問題の2基の電化柱が傾いているのに気付いたが、JR東日本は対処していなかった。うち1基は先端が山手線(内回り)のレールに接触しており、大事故につながる可能性があった。【一條優太】
 ◇列車通過3分前通報
 関東運輸局は12日、JR東に原因究明と再発防止を求める警告書を出した。JR東は同日、管内の全電化柱の緊急点検を始めた。
 JR東によると、見つけたのは京浜東北線(北行)の運転士。午前6時10分ごろ、千代田区神田須田町2付近を走行中、倒壊に気付き、異常を知らせるボタンを押したため、近くの全列車が自動停止した。当時山手線は運行中で、次の内回り列車は約3分後に通過予定だった。倒壊直後に運転士が異常に気付いたため、事故を免れたとみられる。
 電化柱は架線を支える柱状の構造物。1対の電化柱の間に橋状の構造物を渡し、その構造物などに架線を通して列車に電気を供給する。高さ約7メートル、直径約20センチ、重さ約1・3トンの鋼鉄製で、数十メートルおきに並んでいる。
 現場付近では改良工事を進めており、順次新しい電化柱に取り換えていた。問題の電化柱は山手線外回りと京浜東北線南行の架線を支えるために残されたもので、1基が傾き、もう1基が横倒しになり山手線内回りのレールに触れていた。いずれも2001年に設置され、今月10日、現場近くの工事を担当していたJR東の社員らが傾いているのに気付き13日に改修する予定だった。
 倒れた電化柱を巡っては、3月25日に電化柱につながる橋状の構造物を、その後線路をまたいで反対側の電化柱を、それぞれ撤去しており、JR東が関連を調べている。
 現場は秋葉原駅から神田駅方面に約250メートルの地点。13日は始発から平常運転する。
 ◇JR東、傾き2日前把握
 「多くのお客様にご迷惑をおかけし、申し訳ない」
 JR東日本の福田泰司(やすし)常務取締役は12日、東京都渋谷区の本社で記者会見し、謝罪した。1日平均100万人超が利用する山手線で起きた、大惨事につながりかねないトラブル。地震など災害時を除くと、電化柱が倒れた例はJR東の発足以来ないという。
 JR東は、最初に問題に気付いた今月10日夜以降も、少なくとも2回、異常を確認していた。11日夜、山手線乗務員から電化柱が傾いているとの報告があり、12日午前5時前にも目視で異常を確認したが、対策は取らなかった。
 この日の復旧作業は難航した。倒れた電化柱は解体して除去。傾いた電化柱は垂直に戻して固定した。この間、京浜東北線は最大で蒲田(東京都大田区)−大宮駅(さいたま市)間が不通になり、山手線も全線がストップ。運転再開は9時間半以上過ぎた午後3時48分だった。
 山手、京浜東北両線が通る秋葉原駅では「ご迷惑をおかけし申し訳ありません」と謝罪するアナウンスが繰り返し流れた。改札前には駅員に運行再開の見通しなどを尋ねる人の姿が目立ち、ホームで鉄道路線図を広げる外国人観光客もいた。
 旅行で前日に上京し秋葉原駅近くで宿泊した名古屋市の会社員男性(22)は、上野動物園にパンダを見に行く予定だった。「今日の夕方帰るので、早く再開してほしい」と困惑していた。クラス会に出席するためJRを利用しようとしていた茨城県つくば市の女性(74)は「仕方がないですね」とあきらめ顔だった。【一條優太】


朝日新聞 2015年4月13日05時00分
「列車来れば当たった」JR東会見 緊急ボタンで停止 支柱倒壊事故
 大惨事になりかねなかった。日本で最も混雑する都心の大動脈であるJR山手線と京浜東北線が、9時間余りも不通となった12日朝の支柱倒壊事故。JR東日本は記者会見で、10日夜には支柱の傾きに気づきながら、すぐに対策をとらなかったことを明らかにした。▼1面参照
 12日朝。現場近くのマンションに住む主婦(29)は、長男(1)への授乳中に「ガシャーン」と何かが倒れるような音を聞いた。閉め切った窓越しに聞こえるほどの衝撃音。「事故と聞いてびっくり。もし乗っている最中に倒れてきたら……」。声を震わせた。
 支柱は線路に倒れかかり、気付いた京浜東北線の運転士が緊急ボタンを押して周囲の列車に無線で異常を知らせ、停止させた。もし列車の目前で倒れたり、通過時に倒れかかったりしたら――。JR東日本の福田泰司常務は記者会見で「列車が来れば、当たっていたと思う」と認めた。
 同社が異常を初めて認識したのは10日夜、架線設備工事の際のことだ。支柱は肉眼でわかるほど傾いていた。だが1987年の同社発足以降、地震以外で支柱が倒壊したことはなく、現場の社員は、すぐに倒れる可能性は低いと判断。作業員の手配がつく13日に撤去すればよいと決めた。
 11日午後8時ごろにも、現場近くを通った列車の運転士が、支柱の傾きを指摘した。この報告が12日午前2時には工事担当部署に伝わったが、ここでも4時50分ごろの山手線の始発列車に職員を乗せ、現場の傾きを確認するにとどめた。重さ1・3トンの支柱は、その約1時間20分後に倒れた。
 パンタグラフを介して電車に電力を送る架線は、1本の長さが500~1千メートルあり、5トンの力で両端から張ってたるまないようにしている。倒れた支柱は秋葉原寄りの端にあり、架線を引っ張る隣の支柱を3本のワイヤで支えている。3月25日の工事で、線路をまたいで別の支柱とつなぐ鉄製のはりが外され、強度が落ちていたという。コンクリート製の基礎(3トン)の重みで固定する構造で、反対の端から引っ張られる張力に耐えきれずに倒れたとみられる。柱そのものは01年に古いものと取り換えられ、比較的新しいという。
 これらの架線設備工事は、周りの老朽架線や支柱の更新に合わせ、複雑に張られた架線をシンプルにするのが目的。問題の支柱2基も、新しい支柱に架線を付け替え、撤去する予定だった。山手線のほか東海道線、横須賀線など計百数十キロの区間でも実施しており、山手線で建て替えている支柱は数百基ある。基本的な工事手順は同じで、JR東は同様の危険箇所がないか洗い出しを進める。
 山手線は東京、渋谷、新宿といった都心のターミナル駅をつなぎ、平日は1日108万人が利用。JR東で最も乗客が多い。特に現場付近の平日朝の混雑率は、国土交通省の2013年度の統計で全国最悪の202%。並行する京浜東北線もこれに次ぐ200%だ。混雑緩和のため、3月から並行する「上野東京ライン」が開業した。国土交通省関東運輸局は12日夜、原因究明と再発防止策の報告を求める警告文を同社に出した。
 (工藤隆治、石山英明)
 ■東京駅、就活生「焦った」 秋葉原駅、外国人「正確なはずでは…」
 山手線と京浜東北線は一時全線でストップ。その後も山手線は池袋―東京―田町駅間で、京浜東北線も大宮―蒲田駅間で運転を見合わせるなど混乱が続いた。
 JR東京駅では運転再開まで、山手線と京浜東北線のホームに通じる階段がロープで封鎖された。
 丸の内側の改札では正午ごろ、大学4年生鈴木裕貴さん(21)=仙台市=が、スマホを片手に山手線の恵比寿駅までの経路を確かめていた。就職活動で3回目の上京。東北新幹線内で運転見合わせのニュースを知ったという。「会社説明会に遅刻しないよう余裕をもって行動していてよかった。でも、ちょっと焦りました」
 秋葉原駅。東京都の自営業横田富雄さん(64)は妻と、千葉県柏市に住む孫に会いに行こうとしていた。
 「あきらめようと思ったけれど、孫に『今度は遊びに来てね』と言われたからそうもいかない。普段の倍以上はかかりそうです」
 全線で列車が動き始めたのは、事故発生から約9時間半後。秋葉原駅では事情が分からずに立ち尽くす外国人グループに駅員が案内をしていた。中国雲南省出身の大学院生(22)は来日したばかり。ヘッドホンを買うため、渋谷駅から2時間かけてようやく秋葉原にたどりついたという。「日本の電車は時間に正確と聞いていたのでびっくりした」
 運転再開後の午後5時40分ごろ。一時停止を繰り返していた車両が五反田駅に着くと、待ちわびていた人たちがどっと乗り込み、通勤ラッシュ並みに。混雑は新宿駅でさらに増し、「降ります」と大きな声が飛び交った。「もううんざり。ほんとに早く帰りたい」と女子高生たちが嘆いた。
 ■山手線をめぐる過去の主なトラブル
<1994年12月> JR東日本新宿変電所で火災が発生。信号用の電源と駅の電灯電源の送電が止まり、内、外回りと中央線などが運休。約21万3千人に影響
<98年6月> 池袋、新宿両駅構内で信号やポイントの故障が相次ぎ、内、外回りと埼京線が運休。遅れを含め、約33万人に影響
<2001年6月> 高田馬場―目白間で、西武鉄道の請負業者の作業員が誤って山手線のケーブル2本を切断。内、外回りとも始発から40分以上運転できず。約19万5千人に影響
<05年11月> 東京駅構内で、架線のたるみが見つかる。内、外回り全線と京浜東北線大宮方面行きが最大約5時間運休。朝のラッシュと重なり、約17万人に影響
<06年4月> 高田馬場駅近くで線路の隆起が見つかって全線で運休し、埼京線などを含め約32万人に影響。JR東は同社のコンクリート注入作業が原因の疑いが強いと発表
<10年3月> 停電で山手線や埼京線などが約3時間半運休し、約26万人に影響。目白駅の駅舎天井部分にあるケーブルがたるんで、埼京線列車が切断したとみられる


日本経済新聞 2015/4/12 20:32 (2015/4/13 0:48更新)
山手線、柱倒れ41万人に影響 10日に傾き把握
 12日午前6時10分ごろ、東京都千代田区のJR山手線神田―秋葉原間の線路脇で、架線を支える柱が倒れているのを電車の運転士が見つけた。倒れた柱はレールに接触しており、約1分前に電車が通過していた。衝突していれば脱線事故につながった恐れもあった。
 JR東日本は復旧作業のため、山手線と京浜東北線の一部区間で9時間以上にわたり運転を見合わせた。この事故により計715本が運休し、約41万人に影響が出た。
 JR東は12日夕、記者会見し、10日夜に柱が傾いているのを発見し、13日に改修工事を行う予定だったことを明らかにした。
 JR東によると、倒れたのは架線を支えるための鋼鉄製の柱(高さ約7メートル、直径約20センチ)で、近く撤去する予定だった。2本一組になっており、一組がコンクリート製の土台ごと横倒しになり、ワイヤでつながれた隣の一組も傾いた状態で見つかった。
 倒れた柱の先端部分は山手線内回りのレールに接触していた。京浜東北線の運転士が柱が倒れているのを発見する約1分前には山手線内回りの電車が通過し、約3分後にも通過予定だった。
 現場周辺では3月25日から架線設備の老朽化対策などの工事を進めており、倒れた柱が支えていた、架線をぶら下げる金属製部品はすでに撤去されていた。同社の担当者は「部品の撤去が柱の強度に影響した可能性がある」としている。
 12日夕に記者会見した福田泰司常務は「タイミングが悪ければ、(内回りの)列車に当たっていた可能性が高い」と認め、「大変なご迷惑をかけ、申し訳ありません。再発防止に努めたい」と謝罪した。
 国土交通省関東運輸局は12日、JR東に原因究明と再発防止を求める警告文書を出した。
 13日は山手線、京浜東北線とも通常通り運転を行う予定。


日本経済新聞 2015/4/13 2:58
「就職説明会に遅刻」「急ぎの仕事なのに」 山手線トラブル
 都心の大動脈、山手線で休日に起きたトラブルは約41万人の足に影響。利用客からは戸惑いや憤りの声が漏れた。
 柱が倒れた現場に近い秋葉原駅では、運転見合わせを知らせる構内放送が繰り返し流れ、駅員に再開の見込みを聞く人や、路線図を見ながら別のルートを考える人の姿が目に付いた。
 就職説明会に出席するため、つくばエクスプレス(TX)で秋葉原駅に来た茨城県の女子大学生(22)は「品川駅まで行く予定だが、乗り換え方が分からず遅刻は避けられない。まさかこんなことになるなんて……」と途方に暮れていた。
 山手線で池袋駅近くの仕事先に向かう予定だった板橋区の会社員の男性(60)は「急ぎの仕事なのに、山手線以外の行き方が分からない。JRは遅れることが少なく、信頼していたのにがっかり」と話し、急ぎ足でタクシー乗り場に向かっていった。


日本経済新聞 2015/4/12 16:41
JR山手線、全線で運転再開 支柱倒壊の原因解明急ぐ
 12日午前6時10分ごろ、東京都千代田区のJR山手線神田―秋葉原間の線路内で、架線を支える柱が倒れているのを電車の運転士が見つけた。復旧作業のため、山手線は一時全線で運転を見合わせた。一部区間は9時間以上にわたり運転見合わせが続き、午後3時50分ごろに全線で運転を再開した。
 京浜東北線の一部区間も一時運転を見合わせた。
 JR東日本によると、倒れたのは高さ約7メートル、直径約20センチの鋼鉄製の支柱。2本で1組になっており、1組が土台の基礎部分から横倒しになり、もう1組も傾いた状態で見つかった。同社は原因を調べるとともに、重機で支柱を取り除くなどの作業に追われた。けが人はなかった。
 折り返し運転や振り替え輸送を実施したが、山手線池袋―東京―田町間や京浜東北線の一部区間は9時間以上にわたって運転を見合わせ、復旧後も通常の約半分の運行本数となるなど混乱が続いた。
 秋葉原駅では運転見合わせを知らせる構内放送が繰り返し流れるなか、駅員に再開の見込みを聞く人や、路線図を見ながら別のルートを考える人の姿が目に付いた。
 就職説明会に出席するため、つくばエクスプレス(TX)で秋葉原駅に来た茨城県の女子学生(22)は「品川駅まで行く予定だが、乗り換え方が分からず遅刻は避けられない。まさかこんなことになるなんて……」と途方に暮れていた。

////////////////////////////////////////////

関連記事

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : 山手線 線路脇 支柱 倒壊 傾き JR東 運輸安全委

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

ajimu-ra

Author:ajimu-ra

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ(タブ)
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブログランキング
↓↓クリックお願いします↓↓

FC2Blog Ranking

ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

フリーエリア
blogram投票ボタン