2015-04-30(Thu)

リニア新幹線 南アルプス穴だらけに 導水路トンネル追加 

大井川流量減に加えて、導水路トンネル環境破壊を重ねる

JR東海が、懸念される大井川の流量減(最大毎秒2トン)対策と称して、
本線と別の水路トンネルを建設して、川に水を戻す案を示した。

南アルプストンネル工事で、本線トンネルに地下水が流れ出るため、
本線から約12キロの長さの導水路トンネルを掘り、大井川に合流させるという。

この導水路の延長距離約12キロは、静岡県内区間を通るトンネル本線に匹敵する。
南アルプスにまた、新たなトンネルを掘るようなものだ。

「河川が導水路の直上や直近となれば影響は避けられない」
導水路が大井川に合流するまでの区間は川の水が枯渇する可能性がある。
(静岡県中央新幹線環境保全連絡会議の委員)

新たな環境影響が生じるのは必至で、環境アセスをやるべき工事だ。

さらに、JRは導水路でカバーできない湧水を、ポンプアップでくみ上げる方針も示したが、
これは、導水路だけではカバーできないことを認めていることになる。

JR東海の説明資料 [3.7MB]( 2015年4月2日)
http://company.jr-central.co.jp/company/others/oigawa_committee/_pdf/ooigawa02.pdf






以下引用

JR東海
大井川水資源検討委員会について
http://company.jr-central.co.jp/company/others/oigawa_committee/index.html
当社は、中央新幹線の南アルプストンネルの工事に伴う大井川流域の水資源に対する影響の低減を図っていくため、計測データより環境保全措置の検討などを行う大井川水資源検討委員会を設置いたしました。
大井川水資源検討委員会 委員(順不同)
委員 所属 職名 氏名 専門
委員長 財団法人 国土技術研究センター 技術顧問 今田 徹 トンネル工学
委 員 財団法人 地域地盤環境研究所 代表理事 足立 紀尚 地盤工学・トンネル工学
委 員 国立大学法人 東京工業大学 非常勤講師 木谷 日出男 応用地質学
委 員 国立大学法人 東京大学 教授         小池 俊雄 河川工学・水文学
委 員 国立大学法人 名古屋大学 教授 戸田 祐嗣 河川工学
委 員 国立大学法人 岡山大学 名誉教授 西垣 誠 地下水・地盤工学
委 員 国土交通省 国土技術政策総合研究所 道路構造物研究部長   真下 英人 トンネル工学

※その他河川管理者等(国土交通省中部地方整備局、静岡県、静岡市)にオブザーバーとして出席頂きます。
※事務局は当社で担当します。
第1回 平成26年12月19日(金)
議事概要 [109.9KB] PDF
http://company.jr-central.co.jp/company/others/oigawa_committee/_pdf/oigawa_gijigaiyou01.pdf
説明資料 [9.8MB] PDF
http://company.jr-central.co.jp/company/others/oigawa_committee/_pdf/ooigawa01.pdf
第2回 平成27年4月2日(木)
議事概要※後日公開いたします
説明資料 [3.7MB] PDF
http://company.jr-central.co.jp/company/others/oigawa_committee/_pdf/ooigawa02.pdf
「中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価」ページへ
http://company.jr-central.co.jp/company/others/chuoshinkansen03.html

委員 所属 職名 氏名 専門
委員長 財団法人
国土技術研究センター 技術顧問 今田 徹 トンネル工学
委 員 財団法人
地域地盤環境研究所 代表理事 足立 紀尚 地盤工学・トンネル工学
委 員 国立大学法人 東京工業大学 非常勤講師 木谷 日出男 応用地質学
委 員 国立大学法人 東京大学 教授 小池 俊雄 河川工学・水文学
委 員 国立大学法人 名古屋大学 教授 戸田 祐嗣 河川工学
委 員 国立大学法人 岡山大学 名誉教授 西垣 誠 地下水・地盤工学
委 員 国土交通省
国土技術政策総合研究所 道路構造物
研究部長 真下 英人 トンネル工学

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しんぶん赤旗 2015年4月27日(月)
水枯れ被害が甚大に 島津氏 リニア計画凍結求める

(写真)質問する島津幸広議員=24日、衆院環境委
 日本共産党の島津幸広衆院議員は24日の環境委員会で、リニア新幹線のトンネル工事による水枯れなど甚大な自然環境破壊の実態を示し政府の姿勢をただしました。
 島津氏は、リニア中央新幹線のトンネル部分は南アルプスだけで59・2キロメートルに及び、静岡県を流れる大井川の流量が毎秒2トンの減水となるとの試算に流域自治体首長や住民から不安の声があがっていることを紹介しました。
 島津氏は、大井川流域の7市2町63万人の水道利用量は毎秒約1・39トン(2012年)で、減水予測はこれを上回るものだと指摘。大井川が作り出す霧が静岡茶葉の成長に大きな役割を果たしていることから、茶葉産業にも影響を与えると述べました。国土交通省の篠原康弘鉄道局次長は、トンネル工事に伴い導水路をつくり減水のないようにすると答弁しました。
 島津氏は、導水路計画は、JRが設置した「大井川水資源検討委員会」の委員からも大井川に合流するまでの区間では枯渇の可能性があると指摘されていることを示し、「懸念の声にどう答え、減水した場合、どうするのか」とただしました。
 篠原次長は「JRが適切な措置を講じる」、望月義夫環境相は自然環境保全を「事業者であるJR東海の判断で適切に行われる」と無責任な答弁をしました。島津氏は、環境省の対応は不十分だと批判し「リニア計画は凍結し見直すべきだ」と主張しました。

静岡新聞(2015/4/25 08:17)
望月環境相、リニア工事に懸念 環境保全措置を要求
 望月義夫環境相(衆院静岡4区)は24日の衆院環境委員会で、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事について、残土や河川流量減少など周辺環境への負荷に懸念を示した上で、「(JR東海に)適切な環境保全措置を求めていく」との認識を示した。共産党の島津幸広氏(衆院比例東海)に答えた。
 大井川の流量減少について、島津氏が掛川市や島田市など周辺自治体の住民理解が得られていないと指摘すると、望月氏は「責任ある事業主体として適切に実施してほしい」とJR東海に地元へのより丁寧な説明を求めた。


毎日新聞 2015年04月15日 地方版
リニア中央新幹線:導水路で水戻す方針 JR東海、工事について専門家会議に報告 /静岡
 静岡市北部を通るリニア中央新幹線の工事について、JR東海は14日、懸念される大井川の流量減への対策として、本線と別の水路トンネルを掘って川に水を戻す案を県の専門家会議で報告した。
 工事では本線トンネルに地下水が流れ出るため、最大毎秒2トンの流量減が予測される。水路トンネルは本線から約12キロの長さで、登山拠点の椹島(さわらじま)付近で大井川と合流する案が有力。同社は「恒久的かつ確実に水を戻せる」と、県庁であった県中央新幹線環境保全連絡会議の水資源部会で説明した。今夏に地質調査などを行い検討を進める。
 市民団体「南アルプス・リニア市民ネット静岡」共同代表の松谷清・静岡市議は「これまでの環境影響評価(アセスメント)で全く審議されていない新たな工事で、再度アセスで静岡市長、知事意見などを求めるべきだ」と県に申し入れた。県は「国の意向も踏まえ対応を検討する」としている。【平塚雄太】


静岡新聞(2015/4/14 14:08)
JR、導水路計画を報告 リニア、大井川流量減対策
 JR東海は14日午前、リニア中央新幹線の工事に伴う大井川の流量減対策として採用方針を決めた導水路トンネルの建設について、県中央新幹線環境保全連絡会議(会長・和田秀樹静岡大名誉教授)に正式に報告した。
 導水路はリニアが走行するトンネル本線から静岡市葵区の椹島(さわらじま)まで長さ12キロにわたって掘削する方針。高低差を利用して本線内の湧水を椹島まで導き、大井川に戻す役割を担う。
 リニア事業では南アルプスのトンネル工事で大井川の水が最大で毎秒2トン減少する懸念が生じている。中下流域の自治体から生活への悪影響を懸念する声が上がり、JRは水の確保策を複数案候補に挙げて検討してきた。
 ただ、導水路を導入しても椹島より上流部では引き続き流量減少の可能性が残されている。この日の会合では周辺の動植物への影響などについて委員とJRが意見交換した。

静岡新聞(2015/4/15 07:27)
導水路「大井川沿い」 保全会議、環境影響を懸念
 14日に開かれた県中央新幹線環境保全連絡会議で、南アルプス地下に導水路トンネルを建設する方針を正式に報告したJR東海は、導水路トンネルを大井川に沿って掘り進めるルート案を併せて示した。これに対し、委員からは新たな環境影響を指摘する声が上がった。
 導水路はリニア中央新幹線計画の工事に伴う大井川の流量減少対策。ルートが河川の近くになる理由についてJR担当者は「(標高の高い山の中など)土かぶりの大きな場所は難工事になりやすいため」と説明。詳細計画は秋ごろに公表する考えを示し、「できるだけ早く導水路工事に入りたい」と強調した。
 これを受け委員からは「河川が導水路の直上や直近となれば影響は避けられない」とし、導水路が大井川に合流するまでの区間は川の水が枯渇する可能性を指摘する意見が出た。
 導水路の延長距離は約12キロで、県内区間を通るトンネル本線に匹敵する。このため新たな環境影響が生じる懸念もあり、複数の委員は観測網の強化や地質、生物調査の実施を強く要請した。
 JRによると、導水路はリニアが走行するトンネル本線内に発生する湧水を大井川に戻す役割を担う。トンネル本線が山梨県境から静岡県内に4キロほど進入した地点を出発点とし、南に向かって掘削。終着点は椹島(さわらじま)付近とする予定で、高低差で自然流下してきた湧水はそこで大井川に合流する。
 JRは導水路でカバーできない湧水については、ポンプアップでくみ上げる方針を示している。

日刊工業新聞 [2015年4月7日4面]
リニア新幹線/JR東海、導水路トンネル整備へ詳細検討/大井川水環境保全策で
 JR東海は、リニア中央新幹線(東京・品川~名古屋間)の南アルプストンネル建設に合わせて行う大井川流域の水環境保全対策で、導水路トンネルの整備計画の詳細検討に入る。専門の有識者委員会の2回目の会合(非公開)を2日に開き、複数の対策案の効果を比較・分析し、導水路トンネルを最も有効と評価。整備ルート(延長約12キロ)も1本に絞り込んだ。今後は地質調査などを進めながら導水路トンネルの計画内容を深め、今秋にも対策を明示したい考えだ。
 南アルプストンネル(延長約25キロ)のうち、中間の静岡県内のルートについては、同県中央部を流れる大井川の上流部に本線トンネルを整備するため、大井川の水量・水質など自然環境への影響が懸念されている。有識者委の2回目の会合では、導水路トンネルのほか、新たな水源確保、トンネル湧水のポンプアップという主要3対策の優位性・実現性などを審議した。新たな水源確保では、早川水系から大井川水系への導水は整備延長が長距離化し、水利関係者との調整も必要になることを指摘。既存ダムのかさ上げや浚渫による貯水容量の増大についても工事コストや環境問題などの面から実現は難しいと結論付けた。トンネル湧水を非常口までポンプアップして大井川に水を戻す方法では、設備規模が大きくなり、電力使用量も増加することから、補助的な手段として活用することが妥当とした。
 トンネル湧水を自然流下によって恒久的、確実に大井川に戻す方法として、最も評価が高かった導水路トンネルでは、トンネル出口と取り付け位置の複数案を示した上で、より優位なルートを絞り込んだ。本線トンネルの計画路線の最高地点(標高約1215メートル)に対して、自然流下量が多く、トンネル延長も約12キロと短い椹島(さわらじま)付近(同約1120メートル)を導水路トンネルの出口とするルートを最良と評価した。必要に応じて、導水路トンネルの取り付け位置までトンネル湧水をポンプアップする設備を追加導入することにより、対策効果の確実性が高まるとしている。導水路トンネルの採用を見据え、JR東海は環境調査を実施するほか、水力発電所の導水路トンネル工事の状況を参考に、ルートの地質調査などを今秋までに行う。JR東海は本線トンネル着工に向けて大井川流域の水環境の保全措置や、工事の影響を最小化する対策などを適切に講じるため、有識者らで組織する「大井川水資源検討委員会」を設置。昨年12月に初会合を開き、対策の検討を進めている。

静岡新聞(2015/4/ 3 07:41)
リニア工事、椹島へ導水路 大井川流量減でJR対策
 JR東海は2日、リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少対策として、トンネル本線から静岡市葵区の椹島(さわらじま)まで長さ約12キロの導水路のトンネルを建設する方針を明らかにした。導水路によって県内のトンネル本線内の湧水を全て大井川に戻すことができるとし、「中下流域への影響は全くなくなる」と説明している。
 中下流域の自治体からは流量減による生活や産業への影響を懸念する声が上がっていた。導水路の出口になる椹島より上流部で流量減少の懸念は残されていて、動植物の環境影響への対策が今後の課題になりそうだ。
 計画によると、導水路の入り口は大井川支流の西俣川近くのトンネル本線、出口は椹島ロッジ付近を想定。標高差を利用して湧水を下流に流すが、導水路入り口より標高が低くなるトンネル本線の湧水は流れ込まないため、必要に応じポンプを使ってくみ上げるという。今年秋までに地質調査と環境調査を実施し、ルートなど詳細な計画を策定する。
 都内で同日開かれた有識者会議「大井川水資源検討委員会」で同社の担当者が計画を説明した。同社によると、委員会で了解を得たが、椹島までの上流部の流量減少対策を求める意見などが出た。
 内田吉彦環境保全統括部長は委員会後の記者会見で「移植などの環境保全措置を検討したい」と述べた。


********************************
リニア中新幹線の導水路トンネル計画の「新たな自然環境改変」についての申し入れ

川勝平太静岡県知事様              2015年4月14日


          南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡
            連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1 地球ハウス

 本日、静岡県中央新幹線環境保全連絡会議第2回水資源部会が開催されJR東
海より4月2日開催された同社内の大井川水資源検討委員会において大井川の水
減量対策として3案の中から導水路トンネル案を採用していきたいとの報告が
なされました。内容としては「導水路トンネルは、恒久的かつ確実に大井川に
水を戻すことができ、必要に応じて導水路トンネル取付位置までトンネル湧水
をポンプアップすることを付加することにより、多くの方々が利用される中下
流域の水資源利用への影響は生じないと考えます」とされました。

 委員より「本線における毎秒2t減量するといわれる水系や断層、導水路トン
ネルについても同様にデータの公表を求める」「全体の工事スケジュールはど
うなっているのか。導水路トンネルは本線工事より先になるのか」「関係する
地域住民への直接の説明会や議会への説明をどのように考えているか」「導水
路トンネルによる大井川、沢の水や生態系への影響はないのか」など質問や意
見が出されました。

 導水路トンネルは説明によれば12キロという本線より長く大幅な「新たに自
然環境の改変」を伴うもので、昨年の環境影響評価手続きにおいてはまったく
審議されて来なかった対策です。許可された中央新幹線工事計画の一部として
JR東海による独自調査や環境保全連絡会議への報告だけで済まされるものでは
ありません。

昨年の環境大臣意見の総論部分(2)追加的な調査、予測及び評価の実施
において
「本事業は工事期間が長期にわたるものであることから、事業実施区域の社会
環境、生活環境又は自然環境の変化があり、予測しえなかった変化が見込まれ
る場合は、その変化の状況を踏まえ、工事中及び供用後における評価項目を再
検討した上で、改めて環境影響について、調査、予測及び評価を行い、適切な
環境保全措置を講じること。また、新たに自然環境の改変を行う場合、工事実
施中に新たに環境影響に係る知見が判明した場合等、本評価書における予測の
前提条件が変化した場合にも、同様の取扱いとすること。」
と示されています。

 この導水路トンネルは「新たに自然環境の改変」に関わるものであり、静岡
県の環境影響評価条例手続きにもとづく専門家会議での検討、更に手続きに従
って、担当域である静岡市長の意見を聞いたうえで知事意見を提出する必要が
あると考えられます。

 よって
1、 静岡県知事は、環境大臣に対してJR東海が環境影響評価法に基づく静岡
県に関する環境影響評価を行う勧告を求める申し入れをすること。

2、 静岡県は、「新たに自然環境の改変」となる導水路トンネルについて、J
R東海の独自調査、環境保全会議への報告事項レベルでなく、環境影響評価条
例に基づく専門家会議意見、静岡市長意見をもとに、知事意見の提出手続の準
備を開始すること。

3、 この問題への対処について、静岡県知事と静岡市長の緊急の協議を行う
こと。

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テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : リニア新幹線 南アルプス 導水路 トンネル 環境破壊 JR東海 国交省

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