2015-05-18(Mon)

簡易宿泊所火災 2棟全焼 死者5人 19人重軽傷

消防庁 原因調査へ /大半は生活保護受給者 1泊2000円前後、3畳ほどの個室


----17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所「吉田屋」から出火、隣の簡易宿泊所「よしの」に延焼し、2棟を全焼した。吉田屋の焼け跡から5人の遺体が見つかり、宿泊者ら19人が重軽傷を負った。
 
----二つの簡易宿泊所は木造3階建てで、吉田屋の焼失面積は延べ545平方メートル、よしのは延べ463平方メートル。

----川崎市消防局によると、吉田屋とよしのには自動火災報知機や消火器など消防法で定められた設備があった。
スプリンクラーはなかったが、床面積などが基準より小さいため、設置義務はなかった。(毎日)

----今回の火災について、総務省消防庁は多数の死者が出るなど社会的影響が極めて大きく、火災の原因を迅速に調べる必要があるとして、消防法に基づいて消防庁の職員や消防研究センターの専門家を現地に派遣することを決めました。
18日、職員らが現地に入り、地元の消防と連携して原因の調査を進めることにしています。

----総務省消防庁による調査は、去年9月に愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で爆発が起き、15人が重軽傷を負った事故や、おととし10月、福岡市博多区の整形外科で患者ら10人が死亡した火災、おととし8月の京都府福知山市の花火大会の会場で小学生を含む3人が死亡し、50人以上がけがをした爆発事故でも行われています。(NHK)

----現場周辺には、1泊2千円前後で宿泊できる簡易宿泊所が30軒以上密集している。
----簡易宿泊所はかつて、戦後の高度経済成長を支えた京浜工業地帯の労働者が多く利用していたが、現在は生活保護を受ける高齢者の長期滞在が目立つ。全焼した2棟には90歳前後の人や、働けずに介護が必要な人も泊まっていたという。

----これは、川崎市が生活保護の受給に不可欠な「住所」を簡易宿泊所に置くことを認めており、住宅扶助の月の上限6万9800円で1カ月の宿泊費がまかなえるためだ。
市によると、この2棟では、ほぼ全員に近い計68人が生活保護を受給していた。(朝日)

 <簡易宿泊所(簡易宿所)>朝日新聞より
旅館業法では、営業形態別に宿泊施設を「ホテル」「旅館」「簡易宿所」「下宿」に分類し、今回の施設は簡易宿所にあたる。「宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする有料施設」と規定。カプセルホテルも該当する。宿泊代が比較的安くホテルなどより設備は簡素だ。東京の山谷、大阪のあいりん地区(釜ケ崎)、横浜の寿町などにも多い。




以下引用

NHK 5月18日 4時48分
消防庁 川崎の簡易宿泊所火災で原因調査へ
17日、川崎市の簡易宿泊所2棟が全焼し宿泊客など20人余りが死傷した火災で、総務省消防庁は、火災の原因を迅速に調べる必要があるとして、18日、消防庁の職員や火災の専門家を現地に派遣し、原因の調査を進めることにしています。
 17日午前2時すぎ、川崎市川崎区日進町にある簡易宿泊所「吉田屋」から火が出て、隣の簡易宿泊所にも燃え広がり、宿泊客など20人余りが死傷しました。
 今回の火災について、総務省消防庁は多数の死者が出るなど社会的影響が極めて大きく、火災の原因を迅速に調べる必要があるとして、消防法に基づいて消防庁の職員や消防研究センターの専門家を現地に派遣することを決めました。18日、職員らが現地に入り、地元の消防と連携して原因の調査を進めることにしています。
 総務省消防庁による調査は、去年9月に愛知県東海市の新日鉄住金名古屋製鉄所で爆発が起き、15人が重軽傷を負った事故や、おととし10月、福岡市博多区の整形外科で患者ら10人が死亡した火災、おととし8月の京都府福知山市の花火大会の会場で小学生を含む3人が死亡し、50人以上がけがをした爆発事故でも行われています。


朝日新聞 2015年5月18日05時00分
未明の猛火、瞬く間 3階から飛び降りた 「作業着も給料も燃えた」 川崎
全焼した簡易宿泊所を捜索する警察官ら=17日午後2時12分、川崎市川崎区、本社ヘリから、川村直子撮影
 黒煙とオレンジ色の炎に包まれた建物の3階から、次々と宿泊者が飛び降り、逃げた――。17日未明に火災があった川崎市川崎区の簡易宿泊所。かつては日雇い労働者でにぎわい、今は高齢の生活保護受給者が肩を寄せ合って暮らしていた。▼1面参照
 「吉田屋」の3階で寝ていた溶接業の男性(56)は午前2時すぎ、火災報知機の音で跳び起きた。部屋のドアを開けると黒い煙が吹き込んできたため、反対側の窓から飛び降り、足を痛めた。「もらったばかりの給料も作業着も燃えてしまった。18日から千葉で仕事があったが、行けない」と嘆いた。
 2階の男性(44)は、窓から雨どいをつたって逃げた。周囲で叫び声が聞こえたという。裸足で逃げた1階の男性(62)は「玄関近くが燃えているように見えた」と証言した。
 焼け跡からは、複数の遺体が見つかった。1階の男性(52)によると、亡くなった市川実さん(48)は3階に宿泊していて、同宿の足が不自由な人にカップラーメンや缶コーヒーをあげていたという。「優しい人だった。まだ若いのに……」
 炎は瞬く間に、隣接する「よしの」ものみ込んだ。2棟には当時、70人ほどがいたとみられる。「気づくのが遅かったら死んでいた」。「よしの」の2階にいた男性(63)は、1メートル先のマンションに飛び移って逃げたという。
 近くの駐車場にあった車6台を焼き、周囲のマンションの壁も焦がした。続々と避難してくる人で周辺には人だかりができた。向かいのマンションに住む70代の男性は、「炎が自分のマンションの5階ぐらいまで上がっていた」と振り返った。
 ■大半は生活保護受給者 1泊2000円前後、3畳ほどの個室
 現場周辺には、1泊2千円前後で宿泊できる簡易宿泊所が30軒以上密集している。なかでも「吉田屋」は最大規模。3畳ほどの個室が3階までびっしりと並び、1階の調理場には、10円玉を入れて使うガスコンロが置かれていた。
 簡易宿泊所はかつて、戦後の高度経済成長を支えた京浜工業地帯の労働者が多く利用していたが、現在は生活保護を受ける高齢者の長期滞在が目立つ。全焼した2棟には90歳前後の人や、働けずに介護が必要な人も泊まっていたという。
 これは、川崎市が生活保護の受給に不可欠な「住所」を簡易宿泊所に置くことを認めており、住宅扶助の月の上限6万9800円で1カ月の宿泊費がまかなえるためだ。市によると、この2棟では、ほぼ全員に近い計68人が生活保護を受給していた。
 この火災で「居住地」を失った宿泊者は、周辺の簡易宿泊所に移った。市は生活保護費の再支給なども検討するという。
 「よしの」から最後に逃げ出した男性(63)は、避難場所で同宿者たちと再会した。「携帯電話も財布も何もかも置いてきた。家族とも死別して何も残ってないが、仲間とのふれ合いが唯一残った救いだ」と話した。
 ◆キーワード
 <簡易宿泊所(簡易宿所)> 旅館業法では、営業形態別に宿泊施設を「ホテル」「旅館」「簡易宿所」「下宿」に分類し、今回の施設は簡易宿所にあたる。「宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする有料施設」と規定。カプセルホテルも該当する。宿泊代が比較的安くホテルなどより設備は簡素だ。東京の山谷、大阪のあいりん地区(釜ケ崎)、横浜の寿町などにも多い。
 ■過去の主な建物火災
<2001年9月> 東京・歌舞伎町の雑居ビルで44人死亡
<06年1月> 長崎県大村市のグループホームで7人死亡
<08年10月> 大阪・難波の個室ビデオ店で放火により16人死亡
<09年3月> 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で10人死亡
<10年3月> 札幌市北区のグループホームで7人死亡
<12年5月> 広島県福山市のホテルで7人死亡
<13年2月> 長崎市のグループホームで5人死亡
<13年10月> 福岡市博多区の整形外科で入院患者ら10人死亡


NHK 5月18日 1時22分
簡易宿泊所全焼 玄関付近が激しく焼ける
 17日、川崎市にある簡易宿泊所2棟が全焼し、宿泊客とみられる4人が死亡した火災で、警察は18日も消防と合同で、ほかにも逃げ遅れた人がいないか確認を進めるとともに、火元の宿泊所の1階の玄関付近の焼け方が激しいことから現場を検証するなどして火災の原因を調べることにしています。
 17日午前2時すぎ、川崎市川崎区日進町にある簡易宿泊所「吉田屋」から火が出て、隣にあった別の簡易宿泊所にも燃え広がり、いずれも木造3階建ての建物2棟が全焼しました。
 警察と消防によりますと、この火災で、火元の簡易宿泊所にいた宿泊客とみられる4人が死亡し、このうち1人は市川実さん(48)と確認されました。また、宿泊客とみられる男性6人がやけどをするなどして重傷を負いました。
 警察によりますと、火元の簡易宿泊所の宿泊者名簿には、44人の名前が載っているということですが、出火当時、建物の中に実際に何人いたかは分かっていないということです。
 また、警察のこれまでの調べで、火元の簡易宿泊所の1階の玄関付近の焼け方が激しいうえ、出火当時、1階にいて避難した人たちも、「玄関から激しい炎が上がっていた」などと話していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は18日も消防と合同で、ほかにも逃げ遅れた人がいないか確認を進めるとともに、現場を検証するなどして火災の原因を調べることにしています。


カナロコ by 神奈川新聞 5月18日(月)7時3分配信
「死を覚悟」窓から脱出 川崎・簡易宿泊所火災
 建物を炎が覆い尽くし、屋根が崩れ落ちた。川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所で17日未明に起きた火災は、大勢の死傷者を出す大惨事となった。逃げ道を閉ざされ、数メートル下の地面に窓から飛び降りて九死に一生を得た人も。「すべて置いて逃げてきた。ためたお金も残っていない。どう生きていけばいいのか」-。着の身着のままで助かった宿泊者は、恐怖の一夜が明けた後も、なお途方に暮れている。
 火元とみられる「吉田屋」1階の中央付近の部屋で寝ていた50代の男性は、「火災報知機が鳴ったので部屋のドアを開けたら、ものすごい煙と熱風が入ってきた」。「火事だ」という叫び声を聞いて、窓から逃げた。「廊下の先は火の海だった」と振り返る。
 宿泊者によると、建物の内部は3階建ての構造で、部屋の広さは3畳。1階に10部屋、2階と3階部分には廊下を隔てて両側に部屋があり、普段は約50人の利用があったという。男性は2年前から生活しているが「10~20年住んでいる人もたくさんいる」。平均年齢は65歳ほど。
 3階の窓から飛び降りて逃げた男性(56)は「みんなパニック状態で、すすで顔が真っ黒だった。他に飛び降りた人は歩けなくなり、救急車で運ばれていった」。自らも右足にけがをし、松葉づえを携えている。
 2階にいた男性(57)も「火の粉をかぶりながら飛び降りた。とにかく火の回りが早く、一度は死を覚悟した」と話した。
 宿泊所の近所に住む男性(43)は、火柱の上がる宿泊所から「こんなところで死にたくない」と叫ぶ声を聞いた。隣接する「よしの」で寝ていた男性(67)は、周りの部屋の扉をひたすらたたいて宿泊客を起こそうとした。「一人でも(多く)逃げないと、との思いで必死だった」と話した。
◆「生保受給者の受け皿」
 「次の受給日までまだ日がある。どうやって生活すればいいんだ」-。
 「吉田屋」の1階で2年前から暮らしてきた50代の男性は、生活保護を受けている。服や靴も、財布もそのままに窓から飛び出した。なけなしの手持ちは灰になった。「このままだと飯も食えないな」。焼け跡に視線を投げながらつぶやいた。
 火災の起きた日進町には、約40軒の簡易宿泊所がひしめく。ホテルや旅館に比べて設備が簡素だが、料金は1泊2千円程度と安い。高度成長期には建設現場や港湾関係の作業に従事する日雇い労働者を受け入れていた。簡易宿泊所の管理人たちは「当時は飲み屋も多かったし、活気があった」と振り返る。
 だが今では、川崎のほかでも簡易宿泊所の集まる街は全国で高齢化が進み、生活保護受給者が肩を寄せ合う地に変貌を遂げている。日進町の宿泊所でも、利用者は高齢者が中心だ。
 燃え移った「よしの」から焼け出された男性(67)は、病気で正規の職に就くことができない。服用するはずの薬も持ち出せず、火に消えた。「ケースワーカーに今後のことを話し合う。ここに泊まる人にはいろいろな事情がある。また税金使わせて申し訳ないけどね…」
 日進町と同様に多くの簡易宿泊所が立地する横浜・寿地区で困窮者の支援に取り組む寿支援者交流会の高沢幸男事務局長(44)は「現在の簡易宿泊所は住宅を借りるのが難しい高齢者や社会的に孤立した失業者、障害者たちの有効な受け皿になっている。困難を抱えている人たちが利用していることを前提に、行政は福祉部門とも連携して防災のあり方を考えるべきだ」と指摘している。
◆通信ケーブル延焼
 川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所の火災で17日、NTTの通信ケーブルに延焼し、現場近くの加入電話の通話ができなくなるなどの支障が出た。NTT東日本川崎支店によると、18日午前8時までに復旧する見込みという。


読売新聞 2015年05月17日 21時29分
簡易宿泊所2棟を全焼、5人死亡・19人重軽傷
 17日午前2時10分頃、川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所「吉田屋」から出火、隣接する簡易宿泊所「よしの」にも延焼し、木造3階の両棟約1000平方メートルを全焼した。
 川崎署と市消防局によると、吉田屋の焼け跡から5人の遺体が発見された。また、両棟の宿泊客と周辺住民の計19人がやけどなどで重軽傷を負い、うち6人が重傷。同署は、他にも逃げ遅れた人がいないか確認を進めるとともに、出火原因を調べている。
 発表によると、死亡した5人のうち、1人は吉田屋で暮らす市川実さん(48)と確認された。残る4人の性別と身元は不明。目撃者の中には、火の気のない玄関が燃えていたという証言があり、同署は放火と失火の両面で調べている。
 同署や同市によると、吉田屋には3畳ほどの広さの1人部屋が54室、よしのには同じく64室あった。宿泊者名簿には、それぞれ44人と30人の名前が記載されていたが、出火時、実際に泊まっていた人数は分かっていない。このため、同署は18日午前から現場を再び捜索する。
 宿泊客によると、出火元の吉田屋は、1階は管理人の居住スペースと宿泊客の個室などがあり、2、3階は個室だけ。市などによると、吉田屋は1961年に建設され、87年に増築された。両宿泊所とも生活保護受給者らが長期滞在するケースが多いという。
 市消防局によると、両宿泊所とも、スプリンクラーの設置義務がない小規模な建物で、設置はされていなかった。川崎消防署が昨年行った両宿泊所への定期立ち入り検査では、消防法が定める消火器や火災報知機は適切に設置されていたという。
 現場は、京急線とJRが通る八丁畷(なわて)駅から約220メートル東の住宅街。周辺にはマンションや市立川崎小がある。
 旅館業法施行令では、簡易宿泊所は客室の延べ床面積が33平方メートル以上で、換気、排水設備などを備えることが定めてある。


〔共同〕2015/5/17 21:52 (2015/5/18 1:29更新)
川崎市の簡易宿泊所火災、4人死亡19人けが
 17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町で「建物から煙が出ている」と119番があった。簡易宿泊所「吉田屋」から出火し隣接する宿泊所「よしの」に延焼、木造2階建ての2棟延べ計約千平方メートルを全焼した。吉田屋の焼け跡から男性1人と性別不明3人の計4人の焼死体が見つかり、宿泊者ら19人が重軽傷を負った。
 川崎署によると、2棟の名簿には宿泊者計74人が載り、川崎区によると大半が生活保護を受ける高齢者。焼け跡から体の一部が見つかり署と川崎市消防局は逃げ遅れた人がいないか確認している。
 吉田屋の複数の宿泊者が火の気のない玄関付近が激しく燃えていたと話し、署は失火と放火の両面で調べている。
 署によると、死亡の男性は市川実さん(48)で、職業は調査中。消防局によると、19人のうち、少なくとも宿泊者の6人が重傷で、隣接するマンションの女性3人も軽いやけどを負った。生存者数十人は別の宿泊所に移動。署は8人前後と連絡が取れないとしている。
 川崎消防署と区によると、2棟とも建築基準法に基づく届け出では2階建てだが、宿泊者は内部には3階部分まであるとしている。廊下の両側に3畳ほどの部屋が並んでいた。吉田屋には54室、よしのには64室あり、宿泊者のうち吉田屋の38人、よしのの30人が生活保護受給者で大半が60歳以上だった。
 吉田屋の営業は1961年に始まり、よしのは62年。吉田屋は昨年8月の立ち入り検査で消防法上の違反はなかった。よしのは同6月の検査で書類の不備が2件あり、直後に改善した。2棟には消火器が備え付けられていたが、設置義務のないスプリンクラーはなかったという。
 消防局は消防車21台、救急車9台を現場に出し、災害派遣医療チーム(DMAT)も出動。出火から17時間後に鎮火した。
 現場は京浜急行とJRの八丁畷駅の東約200メートル。近くに川崎署があり、アパートやマンションが立ち並んでいる。


朝日新聞 2015年5月17日20時26分
川崎の簡易宿泊所で火災、5人死亡 19人重軽傷
 17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町の木造3階建て簡易宿泊所「吉田屋」から出火。隣接する木造3階建ての簡易宿泊所「よしの」にも燃え移り、2棟の計約1千平方メートルが全焼し、5人が死亡、19人が重軽傷を負った。宿泊客とみられる8人前後と連絡が取れておらず、神奈川県警は安否の確認を進める。
 川崎署などによると、死亡が確認されたのは、「吉田屋」にいた市川実さん(48)。宿泊者名簿には「吉田屋」に44人、「よしの」に30人の名前が記載されており、3階から飛び降りて逃げる人も相次いだ。
 いずれの建物も1~3階に部屋があったが、川崎市には「2階建て」と届けていた。建築基準法や市条例は、3階建て以上の建物を宿泊施設として利用する場合は耐火建築物にすることを義務づけており、市は利用実態を確認する。
 市消防局は昨夏、両施設に定期の立ち入り検査を実施。消火器や警報器が備えられ、問題なしと判断した。届け出された規模だと、スプリンクラーの設置義務はないという。
 現場はJR川崎駅から南に約900メートルの住宅街で、高層マンションや簡易宿泊所などが混在する地域。消防車など30台が出動し、約17時間後に鎮火した。
 簡易宿泊所はかつて、京浜工業地帯の労働者でにぎわったが、いまは単身で高齢の生活保護受給者が大勢暮らす。「吉田屋」には1~3階に3畳ほどの部屋がずらりと並び、トイレや風呂は共同だという。


毎日新聞 2015年05月17日 20時55分(最終更新 05月17日 23時31分)
簡易宿泊所火災:死者5人に…2棟全焼、19人重軽傷
 17日午前2時10分ごろ、川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所「吉田屋」から出火、隣の簡易宿泊所「よしの」に延焼し、2棟を全焼した。吉田屋の焼け跡から5人の遺体が見つかり、うち1人は宿泊者の市川実さん(48)と判明した。宿泊者ら19人が重軽傷を負った。
 二つの簡易宿泊所は木造3階建てで、吉田屋の焼失面積は延べ545平方メートル、よしのは延べ463平方メートル。神奈川県警川崎署は、遺体の身元確認を急ぐとともに出火原因を調べている。
 吉田屋の宿泊者名簿には44人の名前があるが、このうち8人前後と連絡が取れないという。身元の判明していない4人はこの中に含まれるとみられ、他に逃げ遅れた人がいないかを調べている。火は吉田屋1階から広がったとみられる。
 川崎市消防局によると、吉田屋とよしのには自動火災報知機や消火器など消防法で定められた設備があった。スプリンクラーはなかったが、床面積などが基準より小さいため、設置義務はなかった。
 現場は京浜急行とJRの八丁畷(はっちょうなわて)駅から東約200メートルの住宅街。【福永方人、松浦吉剛】

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