2015-06-11(Thu)

青函トンネルの特急発煙 不適切操作で過熱

機器の操作方法 ルール不明確 

 北海道と青森県を結ぶ青函トンネルから列車の乗客が徒歩で脱出した4月の特急発煙で、JR北海道は9日、乗客を乗せる前に、運転担当者が機器を不適切に操作したのが原因とみられると発表した。機器の操作方法が明確にルール化されていなかったという。

 同社は過電流が流れ込んだ車体のモーターが過熱し、モーターから出た高温の排気が熱に弱い配線などを焦がしたり、溶かしたりしたとの見解を明らかにしていた。

 発煙は4月3日、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成)で起き、列車はトンネル内に緊急停車。乗客124人は列車を降りて避難設備のケーブルカーで地上に脱出した。(共同通信)


JR北海道 2015.06.09
特急スーパー白鳥34号のモータ配線が焦損した事象の原因と対策及び避難誘導関係の課題と検討の方向性について【PDF/404KB】
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150609-1.pdf





以下引用

産経ニュース 2015.6.10 16:00
「申し訳ない」とJR北海道社長が陳謝 青函トンネル特急発煙
 青函トンネルから列車の乗客が徒歩で脱出した4月の特急列車発煙事故で、JR北海道の島田修社長は10日、札幌市の本社で記者会見し、「北海道新幹線の開業を控え、全国から不安の声が寄せられている。大変申し訳ない」と陳謝した。
 同社が9日に発表した原因調査の結果によると、車両を前進モードにする「前進指令スイッチ」を後進中に操作すると、モーターへの過電流を制御できなくなる危険を同社が想定せず、操作ルールもなかった。
 列車では乗客を乗せる前に運転士の訓練が行われており、訓練を終えた指導員が危険性を認識せずにスイッチを操作したことで過電流によるモーターの過熱が進み、高温の排気で配管などが焦げたとみられる。
 発煙は4月3日、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成)で発生。乗客124人は列車を降り、避難設備のケーブルカーで青函トンネルから地上に脱出した。


毎日新聞 2015年06月10日 東京朝刊
青函トンネル特急発煙:不適切スイッチ操作原因 JR北
 青函トンネルで4月に走行中の特急列車から発煙し乗客124人が避難した事故で、JR北海道は9日、運転前に不適切なスイッチ操作を行ったため、モーターに過剰な電流が流れ配線などを焦がしたとする調査結果を発表した。
 同社によると、事故が起きた函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成)は営業運転前、見習運転士の訓練を行っていた。その際、指導役の運転士が訓練のため5号車の「前進指令スイッチ」を切った状態で走行。乗客を乗せて出発する前までには再びスイッチを入れたが、モーターへの電流を制御する「主変換装置」は、進行方向を実際とは逆に認識したという。このため、モーターの回転数を検知する装置が故障していないにもかかわらず、故障と誤認識。基準の約1・4倍の電流が流れ、モーターが過熱し約200度の排気が配線の膜などを焦がした。
 訓練マニュアルでも、スイッチを切り替えるタイミングについて明確に規定されておらず、記者会見した西野史尚副社長は「メーカーも我々も今回のような事態は想定していなかった。検証が不足していた」と陳謝した。今後は、主変換装置が故障と認識した際にはモーターへの電流を遮断するよう、同じシステムを持つ14両を6月末までに改修する。
 一方、事故の際、全乗客が避難を終えるのに5時間以上かかったことを受け、避難方法などを定めたマニュアルを7月末をめどに改定する。1988年に青函トンネルが開通して以来、乗客が避難する事故は初めてだった。【小川祐希、山下智恵】


日本経済新聞 2015/6/10 1:35
操作ミスで過電流 JR北海道の発煙事故
 北海道と青森県を結ぶ青函トンネルで4月、走行中の特急から煙が出て乗客が避難した事故で、JR北海道は9日、操作ミスでモーターに過剰な電流が流れたことが原因だとする調査結果を発表した。過電流を遮断するシステムも機能せず、モーターが発熱して配線が焦げるなどした。
 同社によると、運行前に行った乗務員訓練後のスイッチの操作が不適切で、通常より大きな電流がモーターに流れる設定となった。同社は6月末までにシステムを改良するとともに、乗務員の不適切な操作を防ぐための規則も策定した。
 事故は4月3日に発生。青函トンネル内を走行中の「スーパー白鳥34号」(6両編成)から白煙が出て緊急停車し、乗客124人が避難した。


読売新聞 2015年06月10日 07時51分
特急発煙、運転士らスイッチ誤操作…JR北調査
 北海道と本州を結ぶ青函トンネル(長さ約54キロ)で4月、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」から煙が出て乗客124人が避難した問題で、JR北海道は9日、車両に進行方向を指示する装置の仕組みを同社が十分に把握しておらず、運転士らが誤ったスイッチ操作をしたことがトラブルの発端だったとする調査結果を公表した。
 JR北によると、事故は4月3日午後5時15分頃、旧竜飛海底駅(青森県外ヶ浜町)から南に約1キロの地点で発生。先頭から2両目の5号車床下から出た煙が車内に立ちこめ、乗客はトンネル内を歩いて避難した。
 この列車では運行直前、見習いの運転士らが、車体の進行方向を指示する装置を扱う訓練を実施。だが、装置のスイッチを入れるタイミングが不適切だったため、5号車のモーターに送る電流を制御する装置が回転数を認識できず、通常よりも大きい電流が送られ続けた。その結果、モーターが過熱するなどして配線の被膜などが焦げたという。
 事故を受け、JR北は訓練時に車両の機器を操作する手順を明確化するとともに、不適切な操作をしても配線が焦げるなどしないよう、今月中に同様の車両14両を改修。また、来年3月の北海道新幹線開業に向け、事故時に乗員が取るべき対応を定めたマニュアルの改訂を進めるという。


北海道新聞 2015/06/10 07:00
青函トンネル特急発煙不適切操作で過電流 JR会見、前進スイッチ「切」で走行
 青函トンネル内で4月に発生した特急列車の発煙トラブルでJR北海道は9日、運行前の訓練で行った機器の操作で、煙が出た車体のモーター制御装置が機能しなくなり、モーターに過大な電気が流れ込んで異常発熱したことが原因だったと発表した。JRは同じ制御装置を搭載した車両14両について、6月末までにシステムの変更を行う。
 JRによると、車両が前に進んでいることを機器に伝える「前進指令スイッチ」を切断したまま走行したため、モーターへの電流を制御する装置が、車輪が逆回転していると誤認。モーターの回転数を認識できなくなり、通常の約1・4倍の電気が流れた。この結果、モーターが過熱、モーター冷却用の空気が高温となって配線を焦がし、煙が上がったという。
 JRによると、乗客を乗せる前に函館運輸所で、指導員役の運転士が見習い運転士に故障時の表示を見せようと、発煙トラブルがあった5号車の前進指令スイッチを「切」に入れた。
 前進指令スイッチの操作は、故障車を切り離す場合や訓練以外は行わないという。「切」の状態で車両が動きだした場合にモーターが過電流となることについて、JRは「JR側もメーカー側も想定していなかった」と説明した。


北海道新聞 2015/06/03 07:00、06/03 10:45 更新
青函トンネルの避難方法改善へ 参院委でJR北海道社長
 JR北海道の島田修社長は2日、参考人招致された参院国土交通委員会で、青函トンネル内で4月に発生した特急列車の発煙トラブルについてあらためて陳謝、同トンネルを通る来年3月の北海道新幹線の開業に備え、乗客の避難方法や避難所設備などを改善していく考えを示した。 
 島田社長は「(避難所からの)誘導に長時間を要したことが課題」と述べ、乗客を円滑に避難させるための誘導サインの改善や、救援列車を使った訓練の実施なども対策に掲げた。
 またJRが事業費の3分の1を負担する同トンネルの改修について、国交省の藤田耕三鉄道局長は「事業費を平準化するなど、JRにとって過大な負担にならないよう計画的に進める」とした。

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