2015-06-22(Mon)

トヨタ役員逮捕 「仲間を信じ、捜査に協力」社長

外国人役員逮捕で社長陳謝 人材戦略に試練 グローバルリスク管理の課題も 

 日本を代表する大手企業に信じ難い不祥事が起きた。トヨタ自動車が今年4月に役員に起用したばかりのジュリー・ハンプ常務役員が麻薬取締法違反(輸入)の容疑で警視庁に逮捕された。
 現職役員の逮捕という前代未聞の事態だが、本人は容疑を否認しているという。トヨタがまず急ぐべきは、捜査への全面協力と、信頼の回復である。世界のリーディングカンパニーとして、その社会的責任は極めて大きい。
 同社の豊田章男社長は会見で陳謝した上で「法を犯す意図がなかったと明らかにされることを信じている」「役員も従業員も私にとって子供のようなもので、子供を守るのも、迷惑をかければ謝るのも親の責任」などと述べた。------
(産経新聞:主張)


<各紙社説・主張>
産経新聞)トヨタ役員逮捕 信頼回復に総力を傾けよ(6/20)
東京新聞)トヨタ役員逮捕 郷に入らば郷のルール(6/20)




以下引用



産経新聞 2015.6.20 05:03
【主張】トヨタ役員逮捕 信頼回復に総力を傾けよ


 日本を代表する大手企業に信じ難い不祥事が起きた。トヨタ自動車が今年4月に役員に起用したばかりのジュリー・ハンプ常務役員が麻薬取締法違反(輸入)の容疑で警視庁に逮捕された。
 現職役員の逮捕という前代未聞の事態だが、本人は容疑を否認しているという。トヨタがまず急ぐべきは、捜査への全面協力と、信頼の回復である。世界のリーディングカンパニーとして、その社会的責任は極めて大きい。
 同社の豊田章男社長は会見で陳謝した上で「法を犯す意図がなかったと明らかにされることを信じている」「役員も従業員も私にとって子供のようなもので、子供を守るのも、迷惑をかければ謝るのも親の責任」などと述べた。
 心情的に分からなくはないが、この発言は特に海外で、どのように受け取られたろう。重責を負う役員は、社長の子供ではない。認識が甘くはないか。
 ハンプ容疑者が国際宅配便で密輸入したとされる麻薬「オキシコドン」は通常、がん治療などに伴い痛みを緩和する目的で使用される。同容疑者の病歴や体調、供述や接見時の話についてもトヨタは捜査中を理由に公表を拒んだ。
 社長が「犯意はなかったと信じる」と公の場で述べるなら、その根拠の一端は示すべきだった。品目を「ネックレス」として小分けに隠して密輸したとされる不自然な偽装にも触れていない。
 世界で年間1千万台の自動車を販売するトヨタは、グローバル経営を確立するため、外国人や女性など多様な人材をグループ幹部として登用している。広報部門のトップであるハンプ容疑者はトヨタ初の女性役員としてその象徴的存在と位置付けられ、本格的に仕事を始めたばかりだった。
 事件は海外でも大きく報道されている。失われた信頼の回復に向け、同社の真相を究明する姿勢や事件への対応にも、厳しい目は向けられている。
 同社の今年3月期連結決算は、円安と米国市場での好調な販売に支えられて最終利益が初めて2兆円を突破した。今年の春闘では給与水準を一律に引き上げるベースアップを積み増すなど、国内の産業界を率先する形で賃上げに取り組んできた。
 そうした実績が無に帰すことのないよう、冷静で冷徹な対応を選択すべき場面もある。



東京新聞 2015年6月20日
【社説】トヨタ役員逮捕 郷に入らば郷のルール


 薬物への日米の意識差も背景にはあるのだろうか。トヨタ自動車初の女性役員と注目を集めた米国籍の常務役員が麻薬輸入容疑で逮捕された。日本の法規への理解が欠けていたとすれば残念である。
 麻薬取締法違反(輸入)の疑いで警視庁に逮捕されたジュリー・ハンプ容疑者(55)は、トヨタ自動車の米国法人を経て今年四月、トヨタの顔ともいえる広報担当役員に就任したばかりだった。
 滞在する東京都内のホテルを宛先として米国から届いた国際宅配便に、麻薬成分のオキシコドンを含む鎮痛剤五十七錠が入っていたとされる。ハンプ容疑者は「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認している。
 オキシコドンは、日本では、主にがんの痛みを緩和する薬として使われ、医師の処方箋があれば購入できる。厚生労働省の許可を得れば、個人が携帯して海外から持ち込むこともできるが、郵送などでの輸入は認められていない。
 米国でも、医師の処方に基づいて服用すべき鎮痛薬とされているが、近年、社会問題となっている処方薬乱用で真っ先に名前が挙がる薬でもある。つまり、米国ではよく知られた薬物といえる。
 オキシコドンは依存性が強く、腰痛などの治療で服用しているうちにやめられなくなることがあるといい、過剰摂取による死亡事故も起きている。二〇〇九年に急死した歌手のマイケル・ジャクソンさんも、オキシコドンによる重度の薬物中毒だったとされる。
 ハンプ容疑者とオキシコドンの接点はどこにあったのか。
 米国では認められる銃の所持が日本では認められないように、薬物についても、国によって法的な扱いは違う。自己責任の線の引き方は国によって違う、ということでもある。その違いを互いに尊重することが、グローバル化の時代には不可欠であるはずだ。
 国際宅配便で輸入しようとしたのであれば、治療に必要だったとしても、日本に持ち込む方法としては法律違反ということになる。
 外国籍、女性。日本を代表する企業が新しい時代に向けた経営姿勢を内外に示す期待の人事だったはずである。それだけに、当人に日本の法規への理解が欠けていたとすれば、残念である。
 トヨタ側としても、外国から役員を招くにあたり、果たして、日本社会で暮らすための支援やアドバイスに不足はなかったか。信頼を守るためには、十分な調査と説明が必要だろう。

*******************************

livedoor- 2015年6月21日 10時0分
トヨタの女性役員逮捕 新型株を巡る米国の関係筋による嫌がらせか
ざっくり言うと
• 18日、トヨタ自動車の常務役員が麻薬特例法違反容疑で逮捕された事件
• 新型株を巡る、米国の関係筋による嫌がらせとの見方が出ているという
• 日本国内の個人投資家しか新株を買えないため、反発が高まっていたと関係者

東スポWeb 2015年6月21日 10時0分
トヨタ女性幹部逮捕に米陰謀説
 トヨタ自動車の常務役員で米国人のジュリー・ハンプ容疑者(55)が、麻薬オキシコドンの錠剤を米国から密輸した麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された事件で、豊田章男社長(59)は19日、テレビカメラの前で「世間をお騒がせして、誠に申し訳なく思っている」と謝罪した。日本はおろか世界のトップ企業に君臨するトヨタを襲った信じられない不祥事。その裏側には、新型株を巡る米国の関係筋による嫌がらせとの見方が出ている。
 ハンプ容疑者の逮捕から一夜明けた19日、トヨタ自動車は都内で会見を開き、豊田社長は「ハンプ氏は我々にとって、かけがえのない大切な仲間。仲間を信じ、当局の捜査に全面的に協力する。法を犯す意図がなかったことを明らかにされることを信じている」と沈痛な表情で話した。
 警視庁組織犯罪対策5課によれば、11日に成田空港の東京税務職員が米ケンタッキー州の空港から国際宅配便で届いた小包の中に、麻薬オキシコドンの錠剤57錠が入っているのを見つけ、警視庁に通報した。
 小包には錠剤のほか、子供のおもちゃのようなネックレスやペンダントが詰められていた。錠剤57錠のうち、39錠は箱の底に敷き詰められ、13錠はペンダントのケースに入れられ、5錠は紙袋に入っていた。
 オキシコドンはがん患者などの鎮痛剤として使われる一方、砕いて使用するとヘロインに似た麻薬性があり、米では乱用が社会問題化している。2009年に亡くなったマイケル・ジャクソンさんをはじめ、米ロックアーティストのコートニー・ラブが過去に過剰摂取を報じられたほか、08年に薬物の過剰摂取で死亡した俳優ヒース・レジャーさん、09年に死亡した人気DJアダム・ゴールドスタインさんらも使用したとされる。専門家はその依存性の高さに警鐘を鳴らす。
 米国では医師の処方箋があれば、手に入り、日本に持ち込む場合は診断書などとともに本人が携帯して、持ち込む場合だけ認められている。警視庁はハンプ容疑者が輸入を禁じられている麻薬と認識していた可能性があるとみて、入手経路や発送者などについて調べるほか、同容疑者の尿を鑑定し、使用についても調べる方針だ。
 ただオキシコドン密輸での逮捕は珍しい。
「この薬は米国では一般的な鎮痛剤としても使われている。申告すれば合法ですし(ハンプ容疑者は)なによりトヨタの常務役員。初犯ですから事情聴取で済ませるところです。逮捕にまで踏み切ったのには、ハンプ容疑者がよほどの中毒者だったか、事件のもみ消しを許さなかった米側によるトヨタへの嫌がらせという見方がささやかれています」(市場関係者)
 トヨタは17日に開いた株主総会で、新たな株が承認された。「AA型」と名づけられたこの株は、5年間売却できないが、発行価格でトヨタに買い戻し請求が可能なため事実上、元本が保証される。普通株と同じように配当があり、議決権も与えられる“お買い得感満載”の新株なのだが、これが米関係筋の怒りを買っていたというのだ。
「米国の投資家や株主に助言する米ISS社が反対に回ったように新株は原則、日本国内の個人投資家しか買えないんです。トヨタは安定株主を求めると言いながらも平等に扱わなくてはいけない株主に差別的な対応を取った。米国ではただでさえ、トヨタバッシングがある中、今回の新型株発行には相当な反発や批判が高まっていた」(前出の関係者)
 製造業の雄でアベノミクスの中心に立つともいえるトヨタの不祥事には“政治的配慮”がいくらでも働くはずだが、それを許さぬ米側の強い圧力が裏で動いたということなのか。
「警察というのは米側と蜜月関係にあり、政権の影響力が及ばない部分もある」(政府関係者)
 唯一、トヨタに配慮されたのは、逮捕が株主総会の翌日だったという点ぐらい。豊田社長は「(新型株発行の遅れなどが)全くないように全員心一つにしてやっていくのでご心配いらない」と話したが、海外から招いた初の女性役員が就任早々に起こした不祥事のショックは計り知れない。


産経ニュース 2015.6.21 06:00
【トヨタ女性役員逮捕
荷物の輸入あらかじめ認識 密輸経緯、慎重に捜査 警視庁
トヨタ自動車のジュリー・ハンプ常務役員
 麻薬オキシコドンの錠剤を密輸したとして、麻薬取締法違反容疑でトヨタ自動車の常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者(55)が逮捕された事件で、ハンプ容疑者が小包が送られてくることを事前に承知していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は荷物が一方的に届いたものではないとみて、押収したパソコンのメールの記録などを調べ、差出人の特定を進める一方、輸入の経緯を慎重に捜査している。
 捜査関係者によると、ハンプ容疑者は「麻薬を密輸したとは思っていない」と容疑を否認する一方で、荷物の輸入については認める趣旨の供述をしている。錠剤は小包のふたを開けても見えにくい場所に、3カ所に分けて入っていた。
 また、麻薬の錠剤は2種類だったことも判明。円形で直径約1センチのものと、楕円(だえん)形で長さ約1・5センチのもので、いずれも既製品とみられる。
 ハンプ容疑者は常務役員に就任した4月以降、日本への出入国を複数回繰り返し、逮捕直前に再入国していた。麻薬は処方箋を得るなど正規の手続きをすれば携行可能。警視庁はあえて国際宅配便を使った点からも、禁じられたことを知って輸入していた可能性が高いとみている。

産経ニュース 2015.6.20 01:18
【トヨタ女性役員逮捕
なぜトップが早々に謝罪会見を開いたのか? グローバルリスク管理の課題も
会見する豊田章男社長=19日午後、東京都文京区(古厩正樹撮影)
 トヨタ自動車常務役員のジュリー・ハンプ容疑者が逮捕された翌日の19日、豊田章男社長自ら記者会見を開いて謝罪した背景には、ブランドイメージに打撃を与えかねないという危機感があった。今後も「真のグローバル化」を継続する考えを強調した豊田社長だが、改めてリスク管理のあり方が問われている。
 「私自身が自分の言葉で説明することが大切だと考え、こうした場を急(きゅう)遽(きょ)設けさせてもらった」
 会見の冒頭、豊田社長はこう述べ、理解を求めた。ハンプ容疑者の逮捕は18日午後1時に警察の連絡を受けた役員から報告されたという。業務への影響については「全くないように全員心一つに一丸となってやっていく」と述べた。
 迅速な対応の背景には、2009~10年の大量リコール(回収・無償修理)問題の反省がある。
 トヨタ側の説明不足が重なり、米国では“トヨタたたき”に発展した。その後、豊田社長が米議会公聴会で自ら先頭に立って安全や品質の確保に向けて取り組む姿勢を示すと、潮目が変わった。
 トヨタは、グループ販売が1千万台を超え、世界最大の自動車メーカーになった。人材の多様化を避けることはできない。海外メディアは一様に、ハンプ容疑者をトヨタの「男社会」のイメージを変える人物として報じた。豊田社長は「性別、国籍を問わず、お客さまの笑顔を頂く、もっといい車づくりを推進する体制の変更はいっさい考えていない」と強調した。
 19日の東京株式市場でトヨタの株価は堅調に推移し、終値は前日比50円高の8234円だった。現時点で、市場は事件を冷静に受け止めた格好だ。販売現場への影響についても「そういう情報はない」(豊田社長)という。
 ただ、海外企業では「役員を採用する場合に、人となりを前職の関係者などに聞き取る文化が浸透している」(人材紹介会社)という。トヨタがハンプ容疑者を事前に調査したかどうか、現時点では不明だ。


日本経済新聞 2015/6/20 1:06
トヨタ、人材戦略に試練 外国人役員逮捕で社長陳謝
 トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、都内で記者会見し麻薬取締法違反容疑で同社常務役員のジュリー・ハンプ容疑者(55)が18日に逮捕されたことについて「世間を騒がせて申し訳ない」と陳謝した。同社は4月、米国籍のハンプ容疑者を初の女性役員として起用したばかり。多様な人材を活用し競争力を高めるトヨタの戦略が試練に直面した。
 東京本社の記者会見の冒頭で豊田社長は深々と頭を下げ「捜査に全面協力する」と強調した。逮捕容疑は米国から麻薬成分「オキシコドン」を含む錠剤を国際宅配便で輸入した疑い。国際宅配便は6月8日ごろ、米ミシガン州から発送されていたことが捜査関係者への取材で分かった。
 ハンプ容疑者は容疑を否認しているという。豊田社長も「今後の捜査で法を犯す意図がなかったことが明らかになると信じている」と同容疑者を擁護した。
 逮捕翌日に経営トップが記者会見した理由を問われると同社長は「私にとっては役員も従業員も子どものような存在。迷惑を掛ければ謝るのも親の責任」と説明した。2009年の米国の品質問題で対外的な説明が後手に回り、批判を招いた反省を生かしたようだ。
 海外メディアの関心も高く米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)などが記者会見を詳細に報じている。英紙フィナンシャル・タイムズ(同)は海外人材登用のリスクを指摘した。
 事業への影響について豊田社長は「動向を見守る」と述べるにとどめた。関東の販社幹部は「報道が長引いて影響が出ないか心配」と語った。トヨタは今回の逮捕で19日に予定していた新型ディーゼルエンジンの記者説明会を延期した。
 ハンプ容疑者は12年にトヨタ米国法人に入り、4月に役員に就任した。豊田社長は「性別や国籍に関係なく適材適所で人材を起用する」ことを目指してきた。グループ内からは「人材多様化への焦りがあったのでは」との声が出ている。
 グローバル人材の活用は日本企業にとって共通の課題だ。世界の最新の経営手法を吸収する窓口でもあり、採用を広げる企業は増えている。それだけに今回のトヨタのつまずきが経済界に与えた衝撃は大きい。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの藤井恵チーフコンサルタントはグローバル人材採用のリスク管理について「経歴を厳しくチェックするほか、以前勤務していた会社から人柄を聞くことも必要」と指摘する。


日本経済新聞 2015/6/19 17:10
トヨタ社長「仲間を信じ、捜査に協力」 役員逮捕
 トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、常務役員で米国籍のジュリー・ハンプ容疑者が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕されたことを受けて都内で記者会見を開き、「世間を騒がせて申し訳ない」と陳謝した。
 会見には豊田社長のほか、早川茂専務役員が出席。冒頭で豊田社長は深々と頭を下げた。ハンプ容疑者については「我々にとってかけがえのない仲間」としたうえで、「仲間を信じて、当局の捜査に全面的に協力する」と述べた。また、「法を犯す意思がなかったことを信じている」と話した。
 ハンプ容疑者の逮捕容疑は、6月11日に米国から麻薬成分の「オキシコドン」を含む錠剤57錠が入った国際宅配便を輸入した疑い。同容疑者は18日午前に滞在先の東京・六本木のホテルで逮捕された。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


日本経済新聞 2015/6/19 17:48
トヨタ社長「今後も適材適所進める」 女性役員逮捕
 トヨタ自動車の豊田章男社長は19日、常務役員で米国籍のジュリー・ハンプ容疑者が麻薬取締法違反(輸入)の疑いで逮捕されたことを受けて都内で記者会見を開いた。豊田社長は「世間をお騒がせして申し訳ない」と陳謝した。ハンプ容疑者については「捜査を通じて法を犯す意思がなかったことが明らかになると信じている」と引き続き同氏を信頼する姿勢を見せた。初の女性役員が逮捕される事態となったが、「グローバル化を進める中で今後とも国籍や性別に関係なく適材適所での人材登用を進めていく」とダイバーシティーの取り組みを続ける意向を示した。
 会見には豊田社長のほか、早川茂専務役員が出席。冒頭に豊田社長は頭を下げて、「社員は私にとって子供のようなもの。子供が迷惑をかければ謝るのは親である私の責任だ」と話した。豊田社長は「仲間を信じて当局の捜査には全面的に協力する」とも話した。
 ハンプ容疑者の逮捕容疑は、6月11日に米国から麻薬成分の「オキシコドン」を含む錠剤57錠が入った国際郵便を輸入した疑い。同容疑者は18日午前に滞在先の東京・六本木のホテルで逮捕された。豊田社長はハンプ容疑者の逮捕を知ったのは18日午後1時。人事担当役員から連絡があったという。
 ハンプ容疑者は米ニューヨーク生まれ。米ゼネラル・モーターズ(GM)や米飲料大手ペプシコを経て2012年にトヨタの米国法人に入社。広報部門を担当し、今年4月にトヨタ初の女性役員に昇格していた。豊田社長はハンプ容疑者の役員起用について「部下とのコミュニケーションを大切にする姿勢や、日本に溶け込もうとする姿勢など人柄を評価した」と話した。オキシコドンを鎮痛剤として使っていたとの報道もあるが、早川専務役員は「個人の体調や医療プライバシーに関連することはここでは発言を控えたい」と明言を避けた。
 初めての日本常駐の外国人役員でもあったハンプ容疑者はトヨタが進めるグローバル化の取り組みの象徴でもあった。豊田社長は「外国人の日本常駐は真のグローバル企業に向けた決断でもある」とした。あわせて「ダイバーシティーの取り組みも緩めることなく進める」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


日本経済新聞 電子版 2015/6/18 22:16
目玉人事に痛手 トヨタ女性役員逮捕、業務停滞の恐れも
 トヨタ自動車のジュリー・ハンプ常務役員(55)が18日、麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。米国出身のハンプ氏は今年4月、トヨタ初の女性役員として現職に就いたばかり。同氏の起用は女性登用や多様な経験を持つ人材の取り込みに向けた目玉のひとつだっただけに、出ばなをくじかれた格好だ。
 ハンプ氏は米ゼネラル・モーターズ(GM)や米飲料大手のペプシコで広報畑を歩み、2012年にトヨタの米国法人に入った。4月の常務役員就任と同時に「チーフコミュニケーションオフィサー」に就き、トヨタでも日本を含む世界各地の広報のトップとして手腕を発揮することを期待されている。
 国内で開く決算発表などに出席し、英語で気さくに話しかける姿が注目をあびていた。愛知県豊田市の本社で17日に開いた新任副社長の記者会見にも同席していた。
 トヨタの足元の業績は好調だが、幹部は「新たな挑戦をしなければ成長できない」との危機感を募らせている。その一環として今春、外国人や女性、企業内養成校のOBなどを新たに役員に登用した。ハンプ氏は就任時に、初の女性役員として「女性が日本で活躍していく一翼を担いたい」と抱負を語っていた。
 今回の問題がかりに長引けば、さまざまな業務の停滞や企業イメージの低下につながりかねないため、社内では衝撃が広がっている。トヨタの関係部署は情報収集を急いでいる。


日本経済新聞 2015/6/18 19:42
トヨタ女性役員を麻薬密輸の疑いで逮捕 容疑否認
 警視庁組織犯罪対策5課は18日、米国から麻薬を密輸したとして、麻薬取締法違反(輸入)の疑いで、トヨタ自動車の常務役員で米国籍のジュリー・ハンプ容疑者(55)を逮捕した。同庁によると、「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否認している。
 逮捕容疑は6月11日、米国からハンプ容疑者宛に、麻薬成分の「オキシコドン」を含む錠剤57錠が入った国際郵便を輸入した疑い。
 同課は錠剤の量などから個人使用目的だったとみており、今後、尿検査を実施するなどして、麻薬を実際に使用していたかなどを調べる。
 同課によると、成田空港の東京税関職員が6月11日、現地時間の8日に米ケンタッキー州の空港から発送された荷物の中の袋に錠剤を隠しているのを発見。警視庁に通報した。
 同容疑者は18日午前、1~2カ月前から滞在していた東京・六本木のホテルで逮捕された。逮捕時は同容疑者1人でいたという。以前にも国際郵便を受け取っていたといい、同課は関連を調べる。
 ハンプ容疑者は米ニューヨーク州生まれ。米ゼネラル・モーターズ(GM)や米飲料大手のペプシコを経て、2012年にトヨタ自動車の米国法人に入社した。今年4月、トヨタ初の女性役員になり、広報部門を担当していた。


////////////////////////////////////////////

関連記事

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : トヨタ 役員逮捕 グローバルリスク 人材戦略 麻薬取締法違反

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

ajimu-ra

Author:ajimu-ra

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ(タブ)
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブログランキング
↓↓クリックお願いします↓↓

FC2Blog Ranking

ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

フリーエリア
blogram投票ボタン