2015-08-24(Mon)

日航機長を業務停止処分 操縦席にCA座らせ撮影

相次ぐ乗員のコックピット撮影空の安全守れるか

----コックピット内でパイロットが写真撮影し、乗務停止処分を受けるケースが相次いでいる。ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は8月5日から1週間、2人のパイロットを乗務停止処分とした。
 
6月には、日本航空(JAL/JL、9201)の機長(47)も、コックピット内で客室乗務員(CA)と記念撮影して乗務停止処分となり、8月21日には国土交通省航空局(JCAB)も処分を下した。(Aviation Wire)

----日本航空の機長が今年6月、飛行中の操縦室内で記念撮影したとして、国土交通省は21日、この機長に対し、同日から45日間の業務停止処分にしたと発表した。
 
機長は6月7日、副操縦士がトイレに立った際、安全対策として代わりに操縦室内に入った客室乗務員と記念撮影をした。
 
航空法では、飛行中の操縦士はほかの航空機などと衝突しないよう外部を見張る義務があると定めており、国交省はこれに違反したと判断した。(読売新聞)




以下引用

読売新聞 2015年08月21日 18時28分
飛行中にCAと記念撮影…機長を業務停止処分
 日本航空の機長が今年6月、飛行中の操縦室内で記念撮影したとして、国土交通省は21日、この機長に対し、同日から45日間の業務停止処分にしたと発表した。
 機長は6月7日、副操縦士がトイレに立った際、安全対策として代わりに操縦室内に入った客室乗務員と記念撮影をした。
 航空法では、飛行中の操縦士はほかの航空機などと衝突しないよう外部を見張る義務があると定めており、国交省はこれに違反したと判断した。

産経ニュース 2015.8.21 17:19
日航機長を業務停止処分 操縦席CA座らせ撮影
 日航の機長が運航中、安全対策のため操縦室に入った客室乗務員(CA)を操縦席に座らせ、自分のスマートフォンで写真撮影した問題で国土交通省は21日、機長を45日の航空業務停止処分とした。外部監視を怠った上、安全対策の趣旨に著しく反すると判断した。
 国交省などによると機長(47)は6月7日、札幌発大阪行きボーイング737(乗客乗員48人)に乗務。副操縦士がトイレに立った際、安全確保のため操縦室に入ったCA(28)を右側の操縦席に座らせ、左側に座った自分とCAが写る状態で写真を数枚撮影した。機長は6月8日から乗務を外れている。
 フランス南部で3月に起きたドイツ機墜落で、トイレに立った機長を副操縦士が閉め出し、故意に墜落させた疑いが浮上。国交省は4月、操縦室に常時2人以上を置くよう航空各社に指示していた。


産経ニュース 2015.6.12 12:45
日航機長、28歳CAに無理強い 3000m上空操縦席でスマホ撮影 副操縦士不在時
 日航は12日、札幌発大阪行きボーイング737(乗客乗員48人)の旅客機で7日、副操縦士がトイレに立った際に、機長(47)が安全確保のため操縦室に入った客室乗務員(CA)(28)を操縦席に座らせ、その姿を自分のスマートフォンで写真撮影していたと発表した。機長も一緒に写っていた。
 国土交通省は4月、パイロット1人が退室した際はCAを入室させるなどし、操縦室に常に2人以上の人員を配置するよう、航空各社に指示したばかりだった。
 日航によると、新千歳空港を離陸した約10分後の午前8時ごろ、函館市付近上空約3千メートルを上昇中、副操縦士が約3分間、トイレに立った。機長は、代わりに操縦室に入ったCAを右側の操縦席に座らせ、左側に座った自分とCAが写る状態で写真を数枚撮影。この間、十数秒間、機長が外部監視を怠ったとみられている。
 CAは数回断ったが、機長に押し切られたという。

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Aviation Wire — 2015年8月22日 14:46 JST
相次ぐ乗員のコックピット内撮影、空の安全守れるか
By Tadayuki YOSHIKAWA
http://www.aviationwire.jp/archives/68354
 コックピット内でパイロットが写真撮影し、乗務停止処分を受けるケースが相次いでいる。ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は8月5日から1週間、2人のパイロットを乗務停止処分とした。
 6月には、日本航空(JAL/JL、9201)の機長(47)も、コックピット内で客室乗務員(CA)と記念撮影して乗務停止処分となり、8月21日には国土交通省航空局(JCAB)も処分を下した。
駐機中に計器撮影のジェットスター

副操縦士が計器類の写真を社外に公開したジェットスター・ジャパン=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 ジェットスター・ジャパンによると、同社の男性副操縦士(49)が出会い系アプリで知り合った女性とみられる人物から、航空機に関する資料写真を求められたという。
 写真を求めた人物は、現在は空港旅客係員として働いており、ディスパッチャー(運航管理者)を目指している女性だと自己紹介。副操縦士は、駐機中の機内で撮った計器類や、機外で撮影したマニュアル類の写真を、スマートフォンアプリ「LINE(ライン)」で送っていた。
 送付した写真の中には、この副操縦士がコックピットの右席に座り、運航中に機内アナウンスをしているものもあった。このため、同社では左席から撮影した機長(64)についても、副操縦士乗務停止処分とした。
 ジェットスター・ジャパンの社内規定では、計器類などの写真を社外に公開することを禁じており、これに基づいて2人を乗務停止処分とした。同社はJCABに対し、事実関係を報告している。
運航中にCA撮影のJAL

機長が見張り義務を怠ったJAL=15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 一方、6月に発覚したJALの男性機長による写真撮影問題については、航空法が定めるパイロットの見張り義務を怠ったとして、JCABは8月21日に同日から45日間の業務停止処分を下した。JALでは6月の発覚直後から、すでに機長を乗務停止にしている。
 この問題は6月7日午前8時ごろ、札幌発伊丹行きJL2000便(ボーイング737-800型機、乗客42人、パイロット2人、客室乗務員4人)が函館上空付近を上昇中に起きた。同便が高度1万フィート(3048メートル)を通過し、シートベルトサインが消え、副操縦士がトイレに行くため、3分程度離席した。その際、コックピット内に最低2人の乗員が常駐する規定に基づき、CAが入室。機長がCAと並んで記念撮影した。
 機長はCAを副操縦士が座っていたコックピットの右席に座らせ、私物のスマートフォンで撮影。この状態では機長が外部監視を十分行えないため、航空法が定める見張り義務を果たしていなかった。
 JALでは、コックピット内は会社が認めた電子機器を除き、社内規定で使用を禁じている。私物スマートフォンの使用は、この規定にも反していた。右席への着席行為も、緊急時や運航の安全上必要な場合を除き、パイロット以外の着席を禁じている内規に違反していた。
 CAは当日夜、所属部署に相談。会社へは翌8日午後に報告があった。JALは報告を受け、機長を8日から乗務停止にしており、現在も乗務から外れている。
 JALでは、国の処分期間を終えた後の機長の処遇を検討する。
2人常駐だけで安全守れるか

乗員が2人以上常駐すれば安全なのか=12年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
 ジェットスター・ジャパンのケースでは、副操縦士が計器類を撮影したのは駐機中の機内、マニュアルを撮影したのは機外だった。しかし、機長がこの副操縦士の姿を撮影したのは、運航中だった。同社が乗務停止処分とした理由は、社内規定で禁じられている計器類などの写真を、社外に公開したためだ。
 一方、JALのケースは、コックピットを離席した副操縦士に代わって入室したCAを、運航中に撮影。見張り義務を怠っていた。このケースでは、航空法と社内規定双方に違反している。
 JCABでは、今年3月に起きたルフトハンザ・グループのLCC、ジャーマンウイングス(GWI/4U)の4U9525便墜落事故を受け、4月に国内の航空会社に対し、コックピットへの乗員2人以上の常駐を義務付けた。同便の副操縦士がコックピットで1人になった際、故意に墜落させたとみられるためだ。
 コックピットの乗員2人以上の常駐義務化は、乗員が運航中に相互監視し、安全を確保するためのもの。しかし、JALやジェットスター・ジャパンの問題を見る限り、複数の乗員が常駐するだけで、コックピット内で起こりうる問題を防げるとは言いがたい。一方、やみくもな規制強化も、問題の隠ぺいなどにつながる可能性がある。
 ささいな行為が、空の安全を脅かすことにつながりかねない。日本航空123便墜落事故から30年。国や各航空会社には、コックピット内に常駐する人数以外に、倫理面で実効性がある再発防止策が求められるだろう。
関連リンク
国土交通省 http://www.mlit.go.jp/
日本航空 http://www.jal.co.jp/
ジェットスター・ジャパン http://www.jetstar.com/
・JAL、運航中の操縦室で機長とCA記念撮影 見張り怠る(15年6月13日) 
http://www.aviationwire.jp/archives/62942
・国交省、操縦室の2人常駐義務化(15年4月29日)
http://www.aviationwire.jp/archives/60135
・操縦室の常駐人数見直しも ジャーマンウイングス墜落で(15年3月27日)
http://www.aviationwire.jp/archives/58214


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