2015-09-24(Thu)

国交省航空局係長ら 贈収賄容疑で逮捕

ビジネスジェット成長戦略の一環も…インフラ整わず 国交省係長収賄事件

----国土交通省航空局係長が、羽田空港にある航空機の格納庫の土地の使用許可を巡り便宜を図った見返りに航空関連会社の元社長から現金およそ50万円を受け取っていた疑いが強まったとして、警視庁は係長と元社長を贈収賄の疑いで逮捕しました。

収賄の疑いで逮捕されたのは、国土交通省航空局運航安全課の係長、川村竜也容疑者(39)で、金沢市にある航空関連会社、「Wings of Life」の元社長で韓国籍の、金澤星容疑者(61)が贈賄の疑いで逮捕されました。

警視庁の調べによりますと、川村係長は、おととし12月、羽田空港にある航空機の格納庫の土地を巡り、金元社長の会社が国との間で結ぶ使用許可などが延長できるよう便宜を図った見返りに現金およそ50万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。
(NHK)

----贈賄容疑で逮捕された金沢星容疑者が運営していたのは、ビジネスジェットの整備に特化した格納庫だった。
ビジネスジェット成長戦略の一環として国土交通省が積極活用を進めてきたが、専門家は「現状ではインフラが整っておらず、赤字覚悟の経営だったのではないか」と分析する。
 
ビジネスジェットの利用は海外の経営者を中心に広がっている。
国土交通省は海外企業の呼び込みや、国内企業の海外活動の強化につながるとして、平成22年に政府の成長戦略にも盛り込み、有識者会議を開くなどして推進してきた。(産経ニュース)




以下引用

NHK 9月23日 15時54分
国交省航空局係長贈収賄容疑逮捕
国土交通省航空局係長が、羽田空港にある航空機の格納庫の土地の使用許可を巡り便宜を図った見返りに航空関連会社の元社長から現金およそ50万円を受け取っていた疑いが強まったとして、警視庁は係長と元社長を贈収賄の疑いで逮捕しました。
 収賄の疑いで逮捕されたのは、国土交通省航空局運航安全課の係長、川村竜也容疑者(39)で、金沢市にある航空関連会社、「Wings of Life」の元社長で韓国籍の、金澤星容疑者(61)が贈賄の疑いで逮捕されました。警視庁の調べによりますと、川村係長は、おととし12月、羽田空港にある航空機の格納庫の土地を巡り、金元社長の会社が国との間で結ぶ使用許可などが延長できるよう便宜を図った見返りに現金およそ50万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。
 これまでの調べで、金元社長の会社は、国土交通省から国有地の使用許可を得て、格納庫を使った航空機の整備事業を行っていますが、年間およそ1億円の使用料の支払いを滞納し、許可の更新が問題になっていたということです。これについて許可に関する業務を担当していた川村係長は、上司などに更新に問題は無いという説明を繰り返していたということです。
 警視庁によりますと、調べに対し2人は、いずれも容疑を認めているということです。警視庁は、現金が渡った詳しいいきさつや使いみちなどを捜査する方針です。
 川村係長が逮捕されたことについて国土交通省航空局は「職員が収賄の疑いで逮捕されたことは極めて遺憾です。今後、具体的な事実関係が明らかになり次第、厳正に対処してまいります」とコメントしています。
 贈賄の疑いで逮捕された金澤星容疑者(61)が社長を務めていた航空関連会社、「Wings of Life」のホームページによりますと、「羽田空港で唯一のビジネスジェット機用大型格納庫」を所有しているとしたうえで、格納庫のレンタル事業や、航空機の整備サービスなどが紹介されています。
 ホームページでは航空機が格納された写真も掲載されていて、大型機では「ボーイング747」も格納することができ、「政府の特別機の入庫実績もある」などとしています。
 格納庫自体は会社の所有ですが、土地は国有地で毎年の使用料が必要です。
 警視庁によりますと、会社は、平成24年に羽田空港での事業を始めた直後から使用料の滞納を繰り返していましたが、国土交通省で使用料の督促などに関わる立場にあった川村係長が、国有地の使用を継続できるよう、ほかの担当者などに働きかけていた疑いがあるということです。


NHK 9月24日 12時00分
国交省汚職 国への説明のしかた教えたか
 羽田空港にある航空機格納庫の土地の使用許可を巡る汚職事件で、収賄の疑いで逮捕された国土交通省の係長が贈賄側の航空関連会社の元社長に許可の更新に向けて国にどのように説明すればよいか内容を教えていた疑いがあることが警視庁への取材で分かりました。
 警視庁は国土交通省などを捜索しいきさつなどを調べています。
この事件は国土交通省航空局運航安全課の係長、川村竜也容疑者(39)がおととし、羽田空港にある航空機格納庫の土地を巡り、国の使用許可などが延長できるよう便宜を図った見返りに航空関連会社の元社長で韓国籍の金澤星(キム・テクソン)容疑者(61)から現金およそ50万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
 警視庁は午前中から東京・霞が関の国土交通省などの捜索を進めています。これまでの調べで金元社長の会社は年間1億円の土地の使用料を滞納し問題になっていましたが、川村係長は上司などに許可の更新を働きかけていたことが分かっています。その後の調べで川村係長が元社長にも許可の更新に向けて国土交通省にどのように説明すればよいか、その内容を教えていた疑いがあることが警視庁への取材で分かりました。
 警視庁によりますと資金繰りをして必ず支払うと説明するよう具体的に指示していたということです。警視庁は、捜索で押収した資料などを基に許可の更新や現金やり取りのいきさつを調べる方針です。

NHK 9月24日 4時03分
国交省汚職 「督促業務」通じ知り合う
 羽田空港にある航空機格納庫の土地の使用許可を巡る汚職事件で、収賄の疑いで逮捕された国土交通省の係長は、滞納した土地の使用料の督促業務を通じて元社長と知り合っていたことが警視庁の調べで分かりました。警視庁は、2人が親交を深め、現金をやり取りしたいきさつについて調べを進めています。
 この事件は、国土交通省航空局運航安全課の係長、川村竜也容疑者(39)が、おととし12月、羽田空港にある航空機の格納庫の土地を巡り、国の使用許可などが延長できるよう便宜を図った見返りに、航空関連会社の元社長で韓国籍の金澤星容疑者(61)から現金およそ50万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。警視庁によりますと、調べに対し2人は容疑を認めているということです。
 これまでの調べで、金元社長の会社は平成24年3月に国の許可を得て、格納庫を使う事業を始めましたが、その直後から土地の使用料を滞納していたことが分かっています。警視庁によりますと、川村係長は許可に関する業務を担当していましたが、その後の調べで、滞納した使用料の督促を行うなかで、元社長と知り合っていたことが分かりました。
警視庁は、その後、2人が親交を深めたとみて調べるとともに、現金をやり取りしたいきさつについて調べを進めています。


産経ニュース 2015.9.23 21:16
ビジネスジェット成長戦略の一環も…インフラ整わず 国交省係長収賄事件
 贈賄容疑で逮捕された金沢星容疑者が運営していたのは、ビジネスジェットの整備に特化した格納庫だった。ビジネスジェット成長戦略の一環として国土交通省が積極活用を進めてきたが、専門家は「現状ではインフラが整っておらず、赤字覚悟の経営だったのではないか」と分析する。
 ビジネスジェットの利用は海外の経営者を中心に広がっている。国土交通省は海外企業の呼び込みや、国内企業の海外活動の強化につながるとして、平成22年に政府の成長戦略にも盛り込み、有識者会議を開くなどして推進してきた。
 成田空港ではビジネスジェット専用の駐機場所を確保するなどして設備を強化。23年度に51回だった比較的大型のビジネスジェット発着回数は25年度には124回に拡大した。羽田空港でも26年9月にビジネスジェット専用ゲートの提供を開始するなど、環境整備が進められてきた。
 だが、航空政策に詳しい慶応大の中条潮(ちゅうじょううしお)教授(公共政策)は「ビジネスジェットの潜在的需要は強いが、規制・インフラ面での環境は不十分だ」と指摘。羽田空港は旅客機を含めて発着枠が逼迫(ひっぱく)しており、「ビジネスジェットに特化した整備事業はかなり厳しいのではないか」と分析する。
 航空評論家の秀島一生氏も「まだ余裕のある成田空港と違い、羽田空港は滑走路を増やすなどの抜本策をとらなければビジネスジェットが増える見込みは少ない。現状では赤字覚悟でやるしかない」とみる。
 金容疑者が経営していたウイングズオブライフはホームページで「羽田空港で唯一のビジネスジェット機用大型格納庫」と宣伝して利用を呼びかける一方で、「われわれの本整備格納庫が有効に機能し始めれば」などとして、経営がまだ軌道に乗っていないことも示唆していた。

日本経済新聞 電子版 2015/9/24 13:55
「支払いは可能」と上司に説明 逮捕の国交省係長
 羽田空港の格納庫使用を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された国土交通省航空局係長の川村竜也容疑者(39)が、格納庫の土地使用料を滞納していた贈賄側の業者について「支払う意思や能力がある」などと上司らに説明していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課は業者が格納庫の使用を続けられるよう便宜を図ったとみている。
 捜査2課は同日、東京都千代田区の国交省航空局を家宅捜索した。
 川村容疑者は、首都圏空港課係長だった2013年12月、格納庫賃貸会社「Wings of Life」(金沢市)元社長、金沢星容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=から、ビジネスジェット向け格納庫使用を巡る便宜を図った見返りに現金約50万円を受け取ったとして逮捕された。
 捜査関係者によると、同社は国の許可を得て12年から羽田空港でビジネスジェット所有者に格納庫を貸す事業をしていた。許可などは毎年更新する仕組みだったが、同社は年間約1億円の国有地使用料をたびたび滞納していたという。
 国交省内でも問題になったが、川村容疑者は現金授受があったとされる時期の前後に、「(同社は)収入を確保するメドがついており、支払いは可能だ」という趣旨の説明を上司や担当部署に繰り返していた。一方で金容疑者に対し、同省への釈明の仕方について助言していたという。
 捜査2課は、川村容疑者が逮捕容疑の約50万円以外にも金容疑者から現金を受け取っていた可能性もあるとみて、両者間の資金の流れを調べている。

日本経済新聞 電子版 2015/9/24 13:55
ビジネスジェット、伸び悩み滞納か 羽田空港巡る贈収賄
 金容疑者の会社はホームページで「羽田空港唯一のビジネスジェット機用大型格納庫」と宣伝している。ビジネスジェットは数人~十数人乗りの小型機で、主に企業や富裕層などが所有。待ち時間が短く、目的地に直行できる利点がある。
 国土交通省は成長戦略の一環として2010年から受け入れを本格的に検討し、有識者委員会が11年に受け入れ体制の改善を求める報告書をまとめた。報告書を受け、同省は成田空港や羽田空港で駐機場を増設したり、出入国手続きを短くしたりするなどしている。
 ただ、大型の定期運航便を前提に運用されている日本の空港では、ビジネスジェットの受け入れ体制の整備は始まったばかり。国内の保有機数も約60機と少なく、羽田空港での発着回数は13年2303回、14年2396回と伸び悩んでいる。
 捜査関係者によると、金容疑者は国交省の推進方針に乗って事業に参入したが、保有機数や発着回数が伸びず、格納庫の国有地使用料の滞納につながったとみられる。


朝日新聞 2015年9月24日12時35分
贈賄容疑の元社長、社員名義で送金 国交省係長汚職事件
 羽田空港の格納庫の使用契約を巡る汚職事件で、航空機整備会社元社長伊集院実容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=が、他人名義の口座を使って国土交通省の職員川村竜也容疑者(39)=収賄容疑で逮捕=の口座へ現金を送っていたことが捜査関係者への取材で分かった。警視庁は、送金元を隠すための伊集院容疑者の工作だったとみている。
 東京都千代田区霞が関2丁目の国交省では、24日午前10時ごろから警視庁による家宅捜索が行われ、捜査車両3台から約10人の捜査員が庁舎に入った。
 捜査2課によると、川村容疑者は航空局首都圏空港課の係長だった2013年12月、整備会社「Wings of Life」(金沢市)の元社長伊集院容疑者に便宜を図った謝礼として現金約50万円を受け取った疑いが持たれている。2人とも容疑を認めているという。
 捜査関係者によると、伊集院容疑者は送金する際、同社の社員名義の口座を使用。川村容疑者個人の銀行口座に、一度に約50万円を送っていたという。捜査2課は、伊集院容疑者が社員に指示して送金させていたとみて調べている。
 同課によると、伊集院容疑者は、格納庫がある国有地の使用料(年間約1億円)の滞納を繰り返し、督促を担当していた川村容疑者と知り合うようになった。川村容疑者は同社と国の契約が打ち切られないよう担当の部署を説得しており、約50万円はこうした便宜への謝礼だったという。
 両容疑者の間では総額数百万円にのぼる現金授受が行われており、同課は賄賂にあたる可能性もあるとみて裏付けを進めている。
     ◇
 警視庁は24日、複数の関係先の家宅捜索を始めた。東京都千代田区霞が関2丁目の国土交通省では午前10時ごろ、約10人の捜査員が庁舎に入った。


時事通信(2015/09/24-12:50)
支払い可能と上司に説明=収賄容疑の係長、国交省捜索-羽田格納庫汚職事件・警視庁
 羽田空港の格納庫使用をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された国土交通省航空局運航安全課の係長川村竜也容疑者(39)が、空港土地利用料の支払いが滞りがちだった贈賄側の業者について「支払いは可能だ」などと上司らに説明し、使用許可が取り消されないよう有利な取り計らいをしていた疑いのあることが24日、警視庁への取材で分かった。
 警視庁捜査2課は同日午前、東京・霞が関の国交省航空局など関係先数カ所を捜索した。押収した資料を分析し、便宜供与や使用許可の決裁などの詳しい経緯を調べる。
 川村容疑者は2013年12月、格納庫の管理運営会社「Wings of Life」(金沢市)の元社長金澤星容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=から、格納庫使用をめぐる便宜供与の見返りに約50万円を受け取った容疑で逮捕された。
 警視庁によると、Wings社は11年度末に国交省から羽田空港内の国有地使用許可と営業承認を得ていた。許可などは毎年更新する仕組みで、1年間の利用料は約1億円。同社は当初から料金支払いを延滞していたという。
 川村容疑者は11年4月~14年3月、羽田空港を利用する業者からの使用料徴収や、支払いの督促などを業務とする航空局首都圏空港課に係長として勤務。Wings社の滞納が航空局内で問題視される中、羽田空港の土地使用を継続できるよう、同社に支払いの意志があると上司や関係部署に説明するなどの便宜を図っていたとされる。
 国交省によると、川村容疑者は1996年4月に東京航空局に採用され、これまで省内で処分を受けたことはないという。

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