2016-04-12(Tue)

トラック「最大25m」に規制緩和 2台分を運送

運転手不足の改善につながるのか、実運用には課題も 長時間労働も

----国土交通省は、今年夏にもトラックの全長規制を緩和する方針を固めた。
荷台をつないだ長大なトレーラーが走行できるようになる。

インターネット通販の拡大などで物流量が増え、運転手不足が深刻になっているため、1人の運転手で大型トラック2台分の量を運送できるようにする。
カーブが少ない新東名高速道路で実験を行い、検証したうえで走りやすい他の高速道路などに対象を広げる方針だ。


----例えば、今回の規制緩和は「10トン車2台分を1人のドライバーで運行できる」ということを目的としているが、フルトレーラを運転するには、大型免許だけでなく「けん引」免許の習得が必要で、大型免許でさえ十分な保有者を確保できていないなかで、人手不足の現実的な改善策になり得るのかという問題がある。

国交省によると、今回の緩和方針は新東名高速道路の開通がきっかけになったということだが、高速道路上で休憩ポイントとなるSAやPAには25メートルもの長大な車両が駐車できるスペースは想定されておらず、休憩時間を確保できないまま目的地に向かわなければならない羽目になりかねない。

国交省が目指す長時間労働の改善方針とは逆に、現状以上の長時間労働につながる可能性も出てこよう。

こうした課題が容易に想定されることからか、国交省でも実証実験には速やかに着手するものの、実運用をいつから開始するという想定はできておらず、「実証実験次第」ということになりそうだ。
(Logistics Today)

国土交通省 生産性革命プロジェクト第2弾
http://www.mlit.go.jp/common/001127352.pdf
ダブル連結トラックによる省人化 P18






以下引用


国土交通省生産性革命本部
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/point/sosei_point_tk_000021.html
 我が国は人口減少時代を迎えていますが、これまで成長を支えてきた労働者が減少しても、トラックの積載率が5割を切る状況や道路移動時間の約4割が渋滞損失である状況の改善など、労働者の減少を上回る生産性を向上させることで、経済成長の実現が可能です。
 そのため、省内に「国土交通省生産性革命本部」を設置し、省を挙げて「社会のベース」、「産業別」、「未来型」の3つの分野の生産性向上に取り組み、我が国経済の持続的で力強い成長に貢献します。
開催状況
開催日 会議資料 議事要旨
国土交通省生産性革命本部(第2回会合)
平成28年4月11日  
議事次第
http://www.mlit.go.jp/common/001127351.pdf
資料  : 国土交通省 生産性革命プロジェクト第2弾
http://www.mlit.go.jp/common/001127352.pdf
参考1 : 「国土交通省生産性革命本部」の設置について
http://www.mlit.go.jp/common/001122230.pdf
参考2 : 国土交通省生産性革命プロジェクトの推進
http://www.mlit.go.jp/common/001127357.pdf

国土交通省生産性革命本部(第1回会合)
平成28年3月7日  
議事次第  
http://www.mlit.go.jp/common/001122224.pdf
資料1 : 「国土交通省生産性革命本部」の設置について
http://www.mlit.go.jp/common/001122230.pdf
資料2 : 平成28年3月4日(金)石井大臣会見冒頭発言要旨
http://www.mlit.go.jp/common/001122231.pdf
資料3 : 国土交通省生産性革命プロジェクトの推進 
http://www.mlit.go.jp/common/001122232.pdf
資料4 : 国土交通省 生産性革命プロジェクト第1弾
http://www.mlit.go.jp/common/001123977.pdf
議事要旨
http://www.mlit.go.jp/common/001123345.pdf

お問い合わせ先
国土交通省総合政策局政策課
電話 :03-5253-8111(内線24-232、24-235)直通 :03-5253-8257ファックス :03-5253-1548

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読売新聞4月9日(土)14時33分
トラック「最大25m」に緩和…2台分を運送
 国土交通省は、今年夏にもトラックの全長規制を緩和する方針を固めた。
 荷台をつないだ長大なトレーラーが走行できるようになる。インターネット通販の拡大などで物流量が増え、運転手不足が深刻になっているため、1人の運転手で大型トラック2台分の量を運送できるようにする。カーブが少ない新東名高速道路で実験を行い、検証したうえで走りやすい他の高速道路などに対象を広げる方針だ。
 道路法に基づく車両制限令では、大型トレーラーなど特殊車両の全長は、大型トラック(積載量10トン)約1・5台分に当たる「最大21メートル」に制限されている。「最大25メートル」に緩和し、荷台をつなげた大型トレーラーが走行できるようにする。例えば、20トン程度の荷物を運ぶ場合、現在は大型トラック2台が必要だが、荷台が連結できれば運転手1人で運ぶことができる。


共同通信 2016/4/11 23:17
トレーラー25mに規制緩和 国交省運転手不足に対応
 規制緩和後のイメージ 
国土交通省は11日、トレーラーの長さを、現行の最大21メートルから25メートルに緩和する方針を決めた。1人の運転手が運べる貨物量を増やし、深刻化する運転手不足に対応する。今年夏にも新東名高速道路での試験走行を認める。
 現状では、20トンの貨物を全長約12メートルの10トントラック2台で運ぶケースがあるが、規制緩和後は、10トンの荷台を二つつなげたトレーラーを1人で運転することができるようになる。新東名での試験走行で安全性が確認されれば、ほかの道路にも拡大する。


Logistics Today-2016年4月12日 (火)
人手不足の改善につながるのか、実運用には課題も
国交省、フルトレーラの全長25m緩和方針固める

国土交通省は、特殊車両通行許可を得た車両に対して認めている全長21メートルのフルトレーラの全長を最大25メートルまで緩和する方針を固めた。課題を抽出するため、公募でトラック運送事業者の協力を得ながら、今夏にも新東名高速道路で実証実験を行う。
 今回の規制緩和は、民間の事業者からの要望に対応する形で11日開催の国交省生産性革命本部会合で打ち出したもの。構造改革特区法の規制の特例措置として、2013年11月から最大21メートルのフルトレーラが全国を走行できるようになったが、さらに全長を25メートルまで緩和することで、10トン車2台分を1車両で運行できるようにする。
 高速走行が可能な新東名高速道路の開通に伴い、物流効率を高めて人手不足に悩むトラック運送事業者の課題改善につなげる。現行の21メートル規制は法改正ではなく通達の見直しによって緩和を実現しているが、今回の25メートルへの規制緩和も通達ベースで実施する見通し。
人手不足の改善につながるのか、実運用には課題も
 ただ、21メートルフルトレーラは日本梱包運輸倉庫などが積極的に導入を進めているが、業界全体でみると浸透には程遠い状況で、さらなる規制緩和には課題も多い。
 例えば、今回の規制緩和は「10トン車2台分を1人のドライバーで運行できる」ということを目的としているが、フルトレーラを運転するには、大型免許だけでなく「けん引」免許の習得が必要で、大型免許でさえ十分な保有者を確保できていないなかで、人手不足の現実的な改善策になり得るのかという問題がある。
 国交省によると、今回の緩和方針は新東名高速道路の開通がきっかけになったということだが、高速道路上で休憩ポイントとなるSAやPAには25メートルもの長大な車両が駐車できるスペースは想定されておらず、休憩時間を確保できないまま目的地に向かわなければならない羽目になりかねない。国交省が目指す長時間労働の改善方針とは逆に、現状以上の長時間労働につながる可能性も出てこよう。
 こうした課題が容易に想定されることからか、国交省でも実証実験には速やかに着手するものの、実運用をいつから開始するという想定はできておらず、「実証実験次第」ということになりそうだ。

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