2016-04-13(Wed)

「改良すべき踏切」58か所指定、対策義務付け

改正踏切道改良促進法が施行 東京都が27か所

----事故や交通障害が起きやすい全国58か所の踏切について、国土交通省は「改良すべき踏切」と指定し、対策を鉄道会社などに義務付けました。
 国交省によりますと、2014年度、全国では248件の踏切事故が起き、92人が死亡しています。また、いわゆる「開かずの踏切」など交通障害が生じている踏切も多く、国交省は全国の「58か所」の踏切を「改良すべき踏切」と指定しました。
 都道府県別では東京都が27か所と最も多く、指定された踏切は、鉄道会社や自治体が2020年度までに対策を取る必要があります。国交省は、今後さらにおよそ2000か所の踏切について、指定を検討していく方針です。(13日14:38)
(TBS 4月13日(水)16時30分)

踏切道改良促進法に基づく法指定箇所一覧(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001126608.pdf





以下引用

改正踏切道改良促進法に基づき、改良すべき踏切道について国土交通大臣の指定を行いました。
平成28年4月12日
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_000654.html
 国土交通大臣は、今国会で改正された踏切道改良促進法に基づき、改正後第一弾となる改良すべき踏切道として、全国58箇所の踏切道の指定を行いました。
 国土交通大臣が今国会に提出した踏切道改良促進法等の一部を改正する法律(以下「改正法」という。)が平成28年3月31日に成立し、4月1日から施行されました。

 今般の改正により、危険な踏切道や渋滞の原因となる踏切道について、国土交通大臣が指定を行い、道路管理者・鉄道事業者や地域の関係者が連携して、具体的な対策を検討する仕組みとなりました。

 今回指定する踏切道は、改正後の踏切道改良促進法に基づく最初の指定となるものです。これらは昨年度より関係者の間で改良に向けた協議が行われてきており、第一弾として指定するものです。今後は、法改正の趣旨を踏まえ、立体交差化等だけでなく、必要に応じて当面の対策等についても検討がなされることとなります。
 
 今後、全国の「開かずの踏切」※など自動車交通の支障となっている踏切道、歩道が狭隘な踏切道及び保安設備が十分でなく事故防止対策の必要性が高い踏切道等について、引き続き指定に向けた準備作業を行って参ります。
※)ピーク時の遮断時間が40分以上の踏切道。

添付資料
記者発表資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001126815.pdf
踏切道改良促進法に基づく法指定箇所一覧(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001126608.pdf
省令参照条文(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001126606.pdf

国土交通省 道路局 路政課 課長補佐  隅蔵
TEL:03-5253-8111 (内線37342) 直通 03-5253-8479 FAX:03-5253-1616
国土交通省 都市局 街路交通施設課 街路交通施設企画室 企画専門官  新屋
TEL:03-5253-8111 (内線32852) 直通 03-5253-8417 FAX:03-5253-1592
国土交通省 鉄道局 施設課 課長補佐  笠原
TEL:03-5253-8111 (内線57886) 直通 03-5253-8554 FAX:03-5253-1634

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朝日新聞デジタル2016年4月13日17時26分
歩行者に危険、開かない… 「改良すべき」58踏切指定
 歩行者が事故に遭う危険な踏切や渋滞の原因となる踏切を減らすため、国土交通省は12日、17都道府県の58踏切を「改良すべき踏切」に指定したと発表した。1日に施行した改正踏切道改良促進法による初の指定。管理する鉄道会社や自治体に2020年度までの対策を求める。
 指定されたのは東京都が最多の27カ所、大阪府と兵庫県が4カ所、三重県と福岡県、宮崎県が3カ所など。改正法により、踏切の改修方法や費用負担をめぐる関係者の合意前でも国が指定できるようになった。踏切の立体化や拡幅などの対策を求める。
 国交省は今後5年間で1千カ所以上を指定する方針で、担当者は「なるべく早く指定を進めたい」と話す。国交省によると、踏切での事故は14年度に全国で248件あり、92人が死亡。うち8割が歩行者だった。朝夕のラッシュ時、1時間のうち40分以上遮断機が下りたままの踏切は全国で約600カ所ある。
■「改良が必要」と指定された踏切
北海道旭川市   JR石北線①
秋田県横手市   JR奥羽線①
前橋市      上毛電鉄上毛線②
東京都世田谷区  京王電鉄京王線(22)
   杉並区   京王電鉄京王線③
   練馬区   西武鉄道池袋線①
   渋谷区   小田急電鉄小田原線①
川崎市      JR南武線①
神奈川県秦野市  小田急電鉄小田原線①
千葉県鎌ケ谷市  新京成電鉄新京成線①
茨城県下妻市   関東鉄道常総線①
長野県中野市   長野電鉄長野線①
山梨県市川三郷町 JR身延線①
津市       JR名松線①
三重県桑名市   近鉄名古屋線①
   紀宝町   JR紀勢線①
岐阜県中津川市  JR中央線①
   川辺町   JR高山線①
大阪市北区    JR梅田連絡線①
大阪府摂津市   阪急京都線③
兵庫県姫路市   JR播但線①
   小野市   JR加古川線①
   明石市   山陽電鉄本線②
滋賀県東近江市  近江鉄道本線①
奈良県大和郡山市 近鉄橿原線①
福岡県大牟田市  JR鹿児島線①
   新宮町   JR鹿児島線①
   筑後市   JR鹿児島線①
宮崎県小林市   JR吉都線①
   都城市   JR吉都線①
   えびの市  JR吉都線①
*所在地、路線、踏切の数の順


毎日新聞2016年4月13日 東京朝刊
危険な踏切:まず58カ所指定 国交省、鉄道・自治体に対策要求
 事故の恐れが指摘されていたり、交通渋滞を引き起こしたりする問題のある踏切について、国土交通省は12日、改良が必要とする17都道府県58カ所を指定した。今後、計1000カ所以上を順次指定し、鉄道事業者や道路を管理する自治体に対し、2020年度までに安全対策を取るよう求める。今月施行された改正踏切道改良促進法で、国が特定の踏切を指定し、期限を区切って対応を求めることができるようになったことに伴う初の措置。国交省担当者は「早急に指定を進め、安全対策の後押しをしたい」としている。
 国交省によると、踏切上の事故は14年度、全国で248件発生し、92人が死亡した。このうち歩行者が75人と約8割を占め、31人が65歳以上だった。
 従来の制度では、事前に鉄道事業者と自治体が具体的な改良方法などについて合意していないと、国が「改良が必要」と個別の踏切を指定することはできなかった。しかし、当事者同士の調整を待たずに、国主導で迅速に指定できるようになった。
 国交省は、交通量が多かったり、幅が狭かったりして、事故の危険性がある踏切を指定し、立体交差化や拡幅などの対策を求める。朝のラッシュなどピーク時の遮断時間が40分以上ある「開かずの踏切」も対象となる。
 指定対象は、東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏切で4人が死傷した事故(05年3月)を機に、国交省が07年に「緊急に対策の検討が必要な踏切」として公表した1960カ所から主に選んでいく。今回の58カ所は、当事者で協議が始まっている箇所などを指定した。
 指定を受けた場合、鉄道事業者や自治体は立体交差化などの改良計画を20年度までに示さなければならなくなる。ただし、踏切の状況に応じて、歩道部分を分かりやすくカラー表示するといった低コストの対策も認める。【曽田拓】
________________________________________
「改良が必要」とされた踏切
所在地     箇所数 路線
北海道旭川市    1 石北線
秋田県横手市    1 奥羽線
群馬県前橋市    2 上毛電鉄上毛線
東京都世田谷区  22 京王電鉄京王線
    杉並区   3 京王電鉄京王線
    練馬区   1 西武池袋線
    渋谷区   1 小田急小田原線
神奈川県川崎市   1 南武線
    秦野市   1 小田急小田原線
千葉県鎌ケ谷市   1 新京成電鉄
            新京成線
茨城県下妻市    1 関東鉄道常総線
長野県中野市    1 長野電鉄長野線
山梨県市川三郷町  1 身延線
三重県津市     1 名松線
   桑名市    1 近鉄名古屋線
   紀宝町    1 紀勢線
岐阜県中津川市   1 中央線
   川辺町    1 高山線
大阪市北区     1 梅田連絡線
大阪府摂津市    3 阪急京都線
兵庫県姫路市    1 播但線
   小野市    1 加古川線
   明石市    2 山陽電鉄本線
滋賀県東近江市   1 近江鉄道本線
奈良県大和郡山市  1 近鉄橿原線
福岡県大牟田市   1 鹿児島線
   新宮町    1 鹿児島線
   筑後市    1 鹿児島線
宮崎県小林市    1 吉都線
   都城市    1 吉都線
  えびの市    1 吉都線



NHK 4月13日 17時43分
“開かずの踏切”など58か所 国が対策を義務づけ
国土交通省は長時間、開かないいわゆる「開かずの踏切」や事故の危険性が高い踏切など全国の17都道府県の58か所を「改良すべき踏切」に指定し、鉄道会社などに5年後の平成32年度までに対策の実施を義務づけました。
指定されたのは朝のラッシュ時などに道路を遮断する時間が1時間に40分以上になるいわゆる「開かずの踏切」や過去5年間で2回以上交通事故が起きている事故の危険性が高い踏切などで、全国の17都道府県の58か所に上ります。
都道府県別では東京都が世田谷区や渋谷区など27か所で最も多く、次いで大阪府と兵庫県が4か所などとなっています。
これらの踏切について国土交通省は、平成成32年度までに歩道橋を設置することや、踏切内の歩行者専用のスペースを広げるなどの改善策を取るよう鉄道会社や地元自治体などに義務づけました。
また、鉄道の高架化など対策に5年以上かかる場合は計画を国に提出するよう求めています。
踏切の安全対策を巡っては平成17年に東京・足立区の踏切で4人が死傷する事故が起きたことなどを受け、国土交通省は全国の1960か所の踏切で改善を求めてきました。
鉄道の高架化には住民の同意や多額の費用などがかかるため、対策が進まない踏切も多くありましたが、今回の指定によって対策の選択肢が広がるということです。
国土交通省は今後も問題のある踏切を調べ、全国の踏切のおよそ3%に当たる1000か所余りを指定し、対策を求めていくことにしています。
各地で相次ぐ踏切事故
踏切の事故はこれまでにも各地で相次ぎ、死亡事故も起きています。
国土交通省によりますと、踏切の事故は年々減る傾向にありますが、平成26年度は248件の事故が発生して合わせて92人が死亡しています。
事故のうち91件は、踏切を歩いて渡っていた際の事故で、全体の36.7%に上っています。
国が踏切の対策に乗り出すきっかけとなったのは、11年前の平成17年に東京・足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏切で起きた事故で、降りていた手動式の遮断機を保安係員が誤って上げたため、踏切を渡っていた2人が死亡し、2人が大けがをしました。
平成19年には東京・板橋区の東武東上線のときわ台駅近くの踏切で、女性を避難させようとした警察官が電車にはねられて死亡しました。
3年前の平成25年には、神戸市北区の神戸電鉄の踏切で渡っていた車いすの77歳の男性が死亡したほか、横浜市緑区のJR横浜線の踏切で高齢者を助けようとした40歳の女性が電車にはねられて死亡しました。
全国の改良すべき踏切
国土交通省が平成32年度までに「改良すべき踏切」と指定したのは全国17の都道府県にある58か所の踏切です。
北海道・東北地方では、北海道旭川市でJR石北線が1か所、秋田県横手市のJR奥羽線で1か所となっています。
関東地方では最も多いのは東京都で、世田谷区と杉並区の京王電鉄京王線で25か所、練馬区の西武鉄道池袋線の1か所、渋谷区の小田急電鉄小田原線の1か所が指定されました。また、神奈川県では川崎市のJR南武線で1か所、秦野市の小田急小田原線で1か所、千葉県では鎌ケ谷市の新京成電鉄新京成線で1か所、茨城県下妻市の関東鉄道常総線で1か所、群馬県前橋市の上毛電鉄上毛線で2か所となっています。
甲信越地方では長野県中野市の長野電鉄長野線で1か所、山梨県市川三郷町のJR身延線で1か所となっています。
東海地方です。三重県では津市のJR名松線で1か所、桑名市の近鉄名古屋線で1か所、紀宝町のJR紀勢線で1か所となりました。岐阜県は中津川市のJR中央線と、川辺町のJR高山線でそれぞれ1か所となっています。
近畿地方です。大阪府では、大阪市でJR梅田連絡線で1か所、摂津市の阪急電鉄京都線で3か所となっています。兵庫県では姫路市でJR播但線で1か所、小野市のJR加古川線で1か所、明石市の山陽電鉄本線で2か所となっています。滋賀県は東近江市の近江鉄道本線で1か所となっています。奈良県は大和郡山市の近鉄橿原線で1か所となっています。
九州は、福岡県で大牟田市と新宮町、筑後市のJR鹿児島線でそれぞれ1か所となったほか、宮崎県で小林市と都城市、えびの市のJR吉都線でそれぞれ1か所となっています。
改良すべき踏切の実態
東京・世田谷区の京王電鉄京王線の千歳烏山駅の近くの踏切は、ラッシュ時には道路を遮断する時間が1時間に40分以上に達し、過去5年間で2回以上事故が起きたなどとして「改良すべき踏切」に指定されました。
この踏切では午後3時ごろでも電車が次々と通り、長いときには5分以上、遮断機がおりたままの状態になっているため、多いときには40人以上の歩行者と車が踏切が開くのを待っていました。
踏切内には車道の片側に歩行者専用のスペースがありますが、遮断機が上がると歩行者がそこからあふれて車のすぐそばを、すれ違うように渡る光景が見られました。
また、踏切が開いたあと10秒ほどで再び閉まるときもあり、渡りきれなかった人が遮断機を自分で上げて渡る姿もありました。
京王電鉄によりますと近くの踏切では3年前に渡りきれなかった歩行者が踏切内に残した自転車と電車が接触する事故が2回あったということです。
近くに住む女性は「朝の通勤時間帯はすごく多くの人なので渡るときには危険を感じます。子どももいるので、安全に渡れるようにしてほしい」と話していました。
また、70代の女性は、「踏切の中で取り残されてまわりの人に引っ張り出されていたお年寄りを見たことがあります。高齢者にとっては遮断機がおりる間隔が短いのは困ります」と話していました。
通学路の危険な踏切 改良工事へ
岐阜県では川辺町と中津川市にあるJRの2か所の踏切が国から「改良すべき踏切」に指定され、JR東海と道路を管理する自治体が、改良工事に取りかかることになりました。
「改良すべき踏切」に指定されたのは、川辺町にあるJR高山線と国道418号線が交わる「関街道」踏切と、中津川市にあるJR中央線と市道が交わる「尾崎」踏切です。
岐阜県と中津川市によりますと、いずれも通学路として使われていますが、幅が狭いため、歩行者の安全が十分確保されていないということです。
このため国土交通省は事故の危険性が高いとして「改良すべき踏切」に指定し、平成32年度までに対策をとるよう管理者側に義務づけました。
このうち「関街道」踏切は、岐阜県がJR東海とともに踏切の幅を現在の4.6メートルから倍以上に広げて、新たに歩道も設けることにしています。
JR東海は工事開始について、「関街道」踏切は来月以降に、「尾崎」踏切も今後、市側と協議を重ねてできるだけ早い時期に取りかかりたいとしています。
JR高山線の「関街道」踏切は近くにある川辺西小学校の児童およそ50人が通学路として利用しています。平野秀彦教頭は「この踏切の危険性は以前から把握して関係機関に対策をお願いしてきた。来月から対策工事が始まると聞いて安心した」と話していました。
「関街道」踏切の近くの川辺西小学校にこの春、息子が入学したという母親は「幅が狭くて心配でした」などと話していました。
鉄道会社と自治体が改良に向けた検討
三重県では、津市や桑名市などの3か所の踏切が国から「改良すべき踏切」に指定され、鉄道会社と自治体が改良に向けた検討を進めています。
「改良すべき踏切」に指定されたのは、津市一志町にあるJR名松線の「第四小山踏切」と、桑名市にある近鉄名古屋線の「長島第2号踏切」、それに紀宝町にあるJR紀勢線の「鵜殿小学校前踏切」です。
いずれも、幅が狭いのに車の交通量が多かったり、通学路になっていたりして事故の危険性が高いなどとしています。
このうち、「第四小山踏切」は、片側1車線の県道にありますが、踏切の部分だけ道幅が4メートルほどと狭く、車のすれ違いができません。
近くに高速道路のインターチェンジがあるため交通量も多く、住民からは改良を求める声が上がっていました。
国土交通省は平成32年度までに対策をとるよう鉄道会社や自治体に義務づけ、「第四小山踏切」については、JR東海と道路を管理する三重県が改良工事を始めることになり、今年度中に協定を結ぶ予定です。
ほかの2か所の踏切も、鉄道会社と自治体の間で改良に向けた協議が進められているということです。
「第四小山踏切」の近くに住む60代の女性は「踏切ですれ違いができないので車で通るのが大変です。歩道もないので歩くときも危険を感じます」と話していました。
国が求める対策は
国土交通省が「改良すべき踏切」に指定した踏切では5年後の平成32年度までに対策の実施を義務づけました。
このうち、いわゆる「開かずの踏切」では、踏切が閉まっている間でも往来できるよう歩道橋を設置したり、駅の構内を通って線路の反対側に渡れる場所を増やしたりすることを求めています。
このほか、特急や各駅停車など通過する列車の速度に応じて踏切を閉じる時間を変化させることで、より長い時間、開けておくことができるシステムの導入などを求めています。
また、事故の危険性が高いとされる踏切では、踏切内で歩行者が通行する歩道の幅を広げたり、車道と歩道の境目が分かるよう地面に色を付けて舗装するほか、踏切内に歩行者が取り残されたことを感知するシステムの導入などを求めています。


東京新聞 2016年4月13日 朝刊
踏切改良58カ所指定 歩道確保や立体交差設置
 国土交通省は十二日、踏切の事故や渋滞を減らすため、十七都道府県の計五十八カ所の踏切を改良するよう鉄道会社と自治体に義務付ける「指定」を行った。改正踏切道改良促進法に基づく指定の第一弾で、自動車や歩行者が長時間待たされる「開かずの踏切」や、事故の危険性が高い箇所が中心。五十八カ所は自治体などが対策作りをほぼ済ませているが、指定により二〇二〇年度までに対策を取る責任を明確化させる。
 都道府県別では、東京の二十七カ所が最多。大阪と兵庫四、三重、福岡、宮崎が三と続いた。最終的には千カ所以上を指定する見通しで、取り組みが遅れていた地域での対策が本格化する。
 開かずの踏切として指定したのは、東京の二十七を含めて三十カ所で、一定区間の線路を高架化する連続立体交差などを実施。狭くて危険な箇所や通学路は、歩道の確保などの対策を取る。
 今回指定した踏切の大半は、これまでに鉄道会社や自治体が具体案を合意済み。改良工事をしている箇所もある。国交省は今後、対策作りが進んでいない踏切の指定作業に着手する。
 指定されると、二〇年度までに計画を作り、改良する義務が生じる。連続立体交差のような大がかりな工事の場合は、計画を作ればよい。
 改正法は四月一日に施行された。改正前は関係者間で具体策を合意することが指定の前提で、協議が難航し、指定が進まなかった。このため、前提条件をなくし、国の判断で指定できるようにした。
◆「開かずの」都内27
 国が改良を義務付けた五十八カ所の踏切は、長時間待たされる「開かずの踏切」や危険性が高い通学路で大半を占めた。既に改良工事が始まっている踏切もあるが、沿線住民や関係自治体からは利便性や安全性の向上に期待の声が上がる。
 東京都世田谷区の京王線上北沢駅近くの「桜上水5号」は開かずの踏切の一つで、朝の通勤通学ラッシュ時には、会社員や学生らで大混雑となる。都と京王電鉄は線路の高架化を決めており、近くに住む女性(55)は「国の指定で状況が早く変わることを期待したい」と話した。
 山梨県市川三郷町のJR身延線芦川踏切は、小学校の通学路だが、道幅が狭く車と接触する危険性があった。道路を管理する県とJR東海が歩道の設置を協議しており、二〇一七年度の完成を目指している。
 宮崎県小林市のJR吉都線下枯目踏切も小中学校の通学路で、一七年度にも線路をまたぐ橋が供用開始の予定だ。列車の本数は少ないが、市の担当者は「踏切内の段差が大きく、軽トラックから荷物が落ちることもあった」として対策強化を歓迎する。
 国土交通省の担当者は「第一弾は東京の開かずの踏切が多くなったが、今後は各地にある歩道の狭い箇所も指定していく」と話した。
 首都圏で指定された踏切は次の通り。埼玉県はなし。(位置、名称、事業者、線名の順)
◇前橋市 上毛線第68号 上毛電気鉄道 上毛線
◇東京都世田谷区 代田橋1、4、6、7、8号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 明大前1、2、3、4号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 下高井戸1号 京王電鉄 京王線
◇東京都杉並区 下高井戸2、3号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 下高井戸5号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 桜上水3、5号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 上北沢2号 京王電鉄 京王線
◇杉並区 八幡山2号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 芦花公園1、3、4、5号 京王電鉄 京王線
◇世田谷区 千歳烏山2、3、4、6号 京王電鉄 京王線
◇東京都練馬区 石神井公園第10号 西武鉄道 池袋線
◇東京都渋谷区 代々木八幡1号 小田急電鉄 小田原線
◇川崎市 平間駅前 JR東日本 南武線
◇神奈川県秦野市 東海大学前5号 小田急電鉄 小田原線
◇千葉県鎌ケ谷市 元山5号 新京成電鉄 新京成線
◇前橋市 上毛線第75号 上毛電気鉄道 上毛線
◇茨城県下妻市 北大宝8 関東鉄道 常総線 

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