2016-04-18(Mon)

熊本地震 交通網の復旧進まず 橋や道路の被害、広範囲に

交通網ライフライン寸断 救助に支障の恐れ  九州の高速道路 再開見通し立たず

----熊本県や大分県では相次ぐ地震により路面が陥没するなどの被害を受けた高速道路や九州新幹線、ターミナルビルが損壊した熊本空港など主要交通網復旧が進んでいない。今後の救援活動にも影響する恐れがあり、早期の復旧が課題となっている。

高速道路
----九州自動車道 植木インターチェンジ(IC)―八代IC間の約56キロで通行止めが続く。
区間内の熊本県甲佐町では高速道をまたぐ県道の陸が崩落。撤去に時間がかかる見通しだ。
 
九州中央自動車道や大分自動車道の一部でも道路に土砂が流れ込むなどして通行止めが続いている。
大分道では道路脇ののり面が崩れて大量の土砂が上下線をふさいだ。

九州新幹線=回送列車が脱線
----運転再開の障害は脱線だけではない。国土交通省によると、熊本市内では沿線の工場の煙突が倒れ、線路横の防音壁を壊した。新玉名(玉名市)―新八代(八代市)間では防音壁の落下が約50カ所、高架を支える支柱の亀裂が25カ所以上で見つかった。

同省の担当者は「被害は広範囲に及び、全容を把握し切れていない。点検の終了時期の見通しも立っていない」と説明する。

----在来線のJR豊肥線では線路が土砂に巻き込まれて流出したり、回送電車が脱線したりしたことで一部区間の運休が続く。鹿児島線の一部区間などでも運転を見合わせている。
(日本経済新聞)





以下引用

日本経済新聞 2016/4/18 1:20
交通網復旧進まず 道路の被害、広範囲に
熊本市内では九州新幹線線沿線にある工場の煙突が倒れ、防音壁が壊れた(国交省提供)
 熊本県や大分県では相次ぐ地震により路面が陥没するなどの被害を受けた高速道路や九州新幹線、ターミナルビルが損壊した熊本空港など主要交通網復旧が進んでいない。今後の救援活動にも影響する恐れがあり、早期の復旧が課題となっている。
 西日本高速道路によると、福岡県と鹿児島県を結ぶ大動脈の九州自動車道は植木インターチェンジ(IC)―八代IC間の約56キロで通行止めが続く。区間内の熊本県甲佐町では高速道をまたぐ県道の陸が崩落。撤去に時間がかかる見通しだ。
 九州中央自動車道や大分自動車道の一部でも道路に土砂が流れ込むなどして通行止めが続いている。大分道では道路脇ののり面が崩れて大量の土砂が上下線をふさいだ。
 九州新幹線は14日の地震で回送列車が脱線するなどしたため、博多―鹿児島中央間の全線で運転を見合わせている。石井啓一国土交通相は17日、脱線した車両について「早ければ18日にも撤去作業に着手する」と記者団に語った。
 しかし、運転再開の障害は脱線だけではない。国土交通省によると、熊本市内では沿線の工場の煙突が倒れ、線路横の防音壁を壊した。新玉名(玉名市)―新八代(八代市)間では防音壁の落下が約50カ所、高架を支える支柱の亀裂が25カ所以上で見つかった。同省の担当者は「被害は広範囲に及び、全容を把握し切れていない。点検の終了時期の見通しも立っていない」と説明する。
 在来線のJR豊肥線では線路が土砂に巻き込まれて流出したり、回送電車が脱線したりしたことで一部区間の運休が続く。鹿児島線の一部区間などでも運転を見合わせている。
 熊本空港は滑走路には大きな被害はないが、ターミナルビルの天井の一部が崩落し、床にひび割れなどが発生。復旧工事を進めているが再開の見通しは立たず、欠航が続いている。
 家屋の倒壊が相次いだ熊本県南阿蘇村では道路が寸断され、阿蘇大が崩落して避難や復旧の妨げとなっている。


NHK 4月17日 16時14分
九州の高速道路 被害大きく再開見通し立たず
これまでの地震で、九州の南北と東西を結ぶ大動脈となっている高速道路に大きな被害が出ています。復旧作業は始まっていますが、いずれの区間も被害の規模が大きく、通行を再開する見通しは立っていません。
西日本高速道路によりますと、九州の南北を結ぶ九州自動車道は、熊本県内の益城熊本空港インターチェンジと御船インターチェンジの間の下り線で、道路を支える斜面が長さ30メートル、高さ3メートルにわたって崩れています。西日本高速道路は、17日朝からこの現場での復旧作業を始めましたが、被害の規模が大きく工事を終えるめどは立っていないということです。
 また、高速道路の上にかかるが崩れ落ちた、熊本県内の緑川パーキングエリア付近では17日朝、クレーン車が現場に到着し、をつり上げるための準備が進められていますが、撤去のめどは立っていないということです。
 さらに、九州の東西を結ぶ大分自動車道は、大分県内の湯布院インターチェンジと日出ジャンクションの間で、道路脇の斜面がおよそ100メートルにわたって崩れ、土砂を撤去する作業が16日から続けられていますが、この区間も通行を再開するめどは立っていないということです。


日本経済新聞 夕刊2016/4/16付
交通網ライフライン寸断 救助に支障の恐れ
 16日未明から相次いだ地震により、熊本県を中心に交通網ライフラインに大きな影響が出た。
 国土交通省によると、南阿蘇村では大規模な土砂崩れで国道57号やJR豊肥線が寸断、阿蘇大橋が崩落した。熊本市から阿蘇市方面に向かう主要な交通手段が断たれ、救助活動などに支障が出る恐れがある。熊本県によると、南阿蘇村と西原村にまたがる俵山トンネルも崩落した。
 国交省によると、熊本空港は16日、ターミナルビルが終日閉鎖されるため、航空各社は発着全便の欠航を決めた。日航は24便、全日空は32便が欠航し、計約6千人に影響した。
 管制塔に一部被害があり、管制官は別室に避難。非常用設備で自衛隊ヘリコプターなど災害対策用の管制業務を続けた。ターミナルビルは天井が崩落、水漏れも発生したが、けが人はなかった。
 JR九州の在来線は福岡や宮崎、鹿児島などの区間を除き、始発から運転を見合わせて安全確認を進めた。国交省によると、熊本県阿蘇市の豊肥線赤水駅付近で回送列車が脱線。けが人はいなかった。九州新幹線は14日夜の地震の影響で既に運休している。
 大分県警によると、大分自動車道の別府―湯布院間で土砂崩れがあり、4車線が土砂で覆われた。九州自動車道なども各地で通行止めとなった。電力供給にもトラブルが生じた。九州電力によると、16日正午の時点で熊本、大分、宮崎3県で約16万4100戸が停電。熊本県では総戸数の約15%に上る。
 西部ガスは午前3時の時点で、熊本市内を中心に熊本県内約10万5千世帯の都市ガス供給を停止した。
 同県では約11万2800世帯に供給しており、その9割以上でガスが使えなくなった。
 厚生労働省によると、同県内の断水は午前7時時点で約38万戸。被害は九州各地に及び、大分県で約2600戸、福岡県でも約2500戸が断水した。


読売新聞 2016年04月16日 23時29分
九州の高速5区間、通行止め…交通網の被害拡大
 16日未明の地震による土砂崩れなどの影響で、九州の交通網の被害が拡大している。
 国土交通省などによると、高速道路は16日午後8時現在、5区間で通行止めとなっている。大分道の湯布院インターチェンジ(IC)―日出ジャンクション(JCT)間では大規模な土砂崩落が発生し、九州道の緑川パーキングエリア付近では、高速道路に架かる県道の陸橋が壊れた。益城熊本空港IC―御船IC間では道路脇の斜面が崩落した。
 国道では、熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋が根元から折れるなどした。
 九州新幹線は、博多―鹿児島中央間の全線で運転見合わせが続いている。14日の地震発生直後に熊本駅近くの本線上で回送列車が脱線したことや余震の影響があるためだ。在来線でも熊本県内を走る路線を中心に、運転の見合わせが相次いでいる。JR豊肥線では、同県阿蘇市の赤水駅付近で回送列車が脱線し、近くでは線路に土砂が流入している。


朝日新聞デジタル2016年4月16日23時52分
再び激震、インフラに深い傷 橋崩れ空路絶え断水拡大
 鉄道や道路、水道などのインフラは、14日夜の地震の影響から復旧が加速し始めた矢先だった。16日未明の激しい地震は、より広い地域に、簡単には回復できない深刻な傷を負わせた。
 徐々に狭まっていた高速道路の通行止め区間は、再び大きく広がった。16日夜の段階で九州自動車道植木インターチェンジ(IC)―八代IC間の上下線約56キロなどに加え、東九州自動車道や大分自動車道なども一部通行止めが続く。西日本高速道路九州支社によると、路面の亀裂や陥没に加え、道路の上の歩道橋が落ちたところもあるという。
 一般道は、特に熊本県南阿蘇村に通じる道路の被害が大きく、救助の妨げにもなっている。阿蘇大橋や俵山トンネルの崩落で国道57号などの幹線が通れない。熊本県土木部によると、県道や林道を通って迂回(うかい)するしかないが、途中の橋に段差ができるなどしており、東海大学阿蘇キャンパス周辺へのアクセスは困難を極める。
 熊本発着の高速バスも運休した。九州産交バス(熊本市)は迂回路を使っての早期再開を検討していたが、16日未明の地震で断念。路面状態の悪化で重量のあるバスの走行が難しくなったといい、担当者は「運行再開はめどがたたない。厳しい状況だ」と話した。
 JRの在来線も16日の始発から全線で運行再開予定だったが振り出しに。阿蘇市の豊肥線赤水駅付近で走行中の回送列車が脱線。近くの立野―赤水駅間では土砂崩れで線路が流された。徐々に再開はしたが、17日も鹿児島線荒尾―八代間、豊肥線熊本―豊後竹田間など4区間は始発から終日運転を見合わせる。
 脱線した九州新幹線の回送列車も16日は余震の影響で撤去作業を本格化することができず、運転見合わせは長期化する見込みだ。
 15日は発着可能だった熊本空港も天井板の一部が落下するなどターミナルビルが損傷。16日は国内線も国際線も全便が欠航し、17日も復旧のめどはたっていないという。
 水道も断水の区域が広がった。熊本市では16日午後5時現在、市全域の約32万戸が断水。壊れた管からの漏水を防ぐ緊急遮断弁が作動したためで、担当者は「破損の確認と修理を急いで進め、一日も早く供給を再開したい」と話す。
 日本水道協会九州地方支部によると、15日には熊本市などに九州各地から41台の給水車が派遣されたが、16日の地震を受け、さらに中・四国、関西、中部地方から30台余りが支援に向かうことが決まった。

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