2016-04-25(Mon)

新名神の橋桁落下 施工業者など家宅捜索 

NEXCO西日本 新名神高速道路 全工事止め点検

-----神戸市の新名神高速道路工事現場で、鋼鉄製の橋桁(長さ120メートル、重さ1350トン)が架設中に20メートル下の国道に落下し、作業員2人が死亡した。幸いにも通行中の一般車両が巻き込まれることはなかったが、一歩間違えば被害が大幅に拡大していた可能性がある。
 
兵庫県警や発注元の西日本高速道路によると、橋桁の西側を仮支えしていたジャッキ4基のうち2基が崩落していた。ジャッキの不具合でバランスを保てず、ずれ落ちた可能性が高いとみられる。機材の故障か、設置や操作ミスといった人為的な問題か。作業手順の検証など原因究明を徹底し、再発防止につなげなければならない。

-----愛媛でも98年、今治市の瀬戸内しまなみ海道来島大橋建設現場で、工事用の仮設桁が解体撤去中に落下して作業員7人が死亡する事故が起きている。昨年9月には同市の自動車専用道路高架橋工事で、コンクリート製の橋桁が市道近くに落下した。けが人がいなかったからといって看過することはできない。
 
重層的な安全対策を講じる重要性を、大規模工事に携わる業者や作業員は改めて肝に銘じてほしい。工法にかかわらず、全ての現場で作業内容や工程の点検を急がなければなるまい。
(愛媛新聞 社説)

愛媛新聞)社説:高速道工事で橋桁落下 (4/25)




以下引用

新名神高速道路の工事現場における事故の発生について
平成28年4月22日 西日本高速道路株式会社
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/h28/0422/
本日午後4時30分ごろ、建設中の新名神高速道路(高槻~神戸)の建設現場で、有馬川橋(仮称)の架設作業中に橋桁が国道176号上に落下し負傷者が発生いたしました。
事故の詳細については現在、調査中です。
1.発生日時
平成28年4月22日 午後4時30分頃
2.事故発生場所
国道176号(神戸市北区道場)
3.工事名
新名神高速道路 有馬川橋(鋼・PC複合上部工)工事
4.請負人
三井住友建設(株)・(株)横河ブリッジ共同企業体
5.事故発生状況等
1. 架設中の鋼鉄製の橋桁(上り線、長さ約120m)の西側が国道176号上に約20m落下。
2. 被災者は、死亡者2名、負傷者8名の合計10名です(現地の消防に確認)。
3. 弊社といたしましては、新名神高速道路の全ての工事を中止するとともに、午後5時、関西支社長を本部長とする事故対策本部を立ち上げました。また明朝より、全ての工事ついて一斉安全点検を実施いたします。
※下記資料は一部追加掲載いたしました。(2016/4/23)
別紙.参考資料(3,712KB)
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kansai/h28/0422/pdfs/01.pdf

(死傷者10人は下請けの「汐義(しおよし)建設工事」※参考追記)
**********************************

平成 28 年 4 月 24 日
新名神高速道路 有馬川橋における鋼桁落下事故について
株式会社横河ブリッジ
http://www.yokogawa-bridge.co.jp/news/pdf/20160424-news1.pdf - zoom=100%
4 月 22 日、当社が施工する新名神高速道路有馬川橋の建設現場において、鋼桁が国道 176号上に落下し、工事関係者に 10 名の死傷者等を出す重大事故が発生いたしました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、負傷された方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。事故発生により近隣住民の方々には、多大なるご迷惑、ご不便をお掛けし大変申し訳ございません。当社は、今回の事故に誠心誠意対応してまいります。
以 上
--------------------------------
平成 28 年 4 月 23 日
各 位
会 社 名 株式会社横河ブリッジホールディングス
代表者名 代表取締役社長 藤 井 久 司
(コード番号 5911 東証第 1 部)
問合せ先 取締役総務部長 髙 木 清 次
(TEL 03-3453-4111)
横河ブリッジの新名神高速道路工事現場における橋桁落下事故について
http://www.ybhd.co.jp/topics/pdf/20160423-news1.pdf#zoom=100
昨日(4 月 22 日)16 時 30 分頃、当社子会社であります株式会社横河ブリッジが施工します新名神高速道路の橋梁工事現場において、橋桁落下事故が発生いたしました。2名の方がお亡くなりになられる事態となり、このような重大事故を発生させましたことにつきまして、深くお詫び申し上げます。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。関係各位にはご心配とご迷惑をおかけいたし、誠に申し訳ございません。
事故の状況につきましては情報収集に鋭意努めておりますものの、4 月 23 日 6 時現在で判明しています内容は以下のとおりです。引き続き、事故への対応と原因究明に全力で取り組んでまいります。
また業績への影響等につきましては東京証券取引所の適時開示規則等に基づき、適切にご報告させていただきます。

1.発生場所
兵庫県神戸市北区道場町平田
2.発生日時
平成 28 年 4 月 22 日 16 時 30 分頃
3.工事名
新名神高速道路 有馬川橋(鋼・PC複合上部工)工事
4.発生状況
鋼製橋桁の架設作業中に橋桁が国道 176 号線上に落下
5.被害状況(確認中)
死亡者2名、負傷者8名
以 上

*******************************************



愛媛新聞 2016年04月25日(月)
社説:高速道工事で橋桁落下


 神戸市の新名神高速道路工事現場で、鋼鉄製の橋桁(長さ120メートル、重さ1350トン)が架設中に20メートル下の国道に落下し、作業員2人が死亡した。幸いにも通行中の一般車両が巻き込まれることはなかったが、一歩間違えば被害が大幅に拡大していた可能性がある。
 兵庫県警や発注元の西日本高速道路によると、橋桁の西側を仮支えしていたジャッキ4基のうち2基が崩落していた。ジャッキの不具合でバランスを保てず、ずれ落ちた可能性が高いとみられる。機材の故障か、設置や操作ミスといった人為的な問題か。作業手順の検証など原因究明を徹底し、再発防止につなげなければならない。
 現場では大型クレーンの設置が難しいため、橋脚に橋桁を置き、次の橋脚に向けて押し出す「送り出し」と呼ばれる工法を採った。施工に当たる横河ブリッジは、1997年にも北海道の高速道路工事で3人が死亡する事故を起こしている。このときも同じ工法で作業していて、ジャッキの位置が不適切だったため橋桁がずれて落下した。共通点は少なくない。
 兵庫県警は昨日、工事を請け負った三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体事務所など、関係先を業務上過失致死傷容疑で家宅捜索した。作業の進め方や教育訓練の在り方など、前回の事故の教訓が安全対策に生かされていたかどうかも含め、徹底した捜査を求めたい。
 現場近くの防犯カメラ映像には、事故直前まで多くの車が橋桁の下をくぐる様子が写っていた。結果的に巻き込まれなかったとはいえ、通行止めなどの交通規制をせずに作業した判断の是非も問われよう。
 思い出されるのは、91年に広島市で起きた新交通システム工事での事故だ。設置作業中の橋桁が県道で信号待ちしていた車列に落下し、15人が犠牲になった。交通量が多いなどの理由から規制はしていなかった。
 神戸の事故は、橋桁を専用設備でつり下げるための金属製器具3基(計75トン)を、西側に取り付けた直後に起きた。東側はすでにつり下げた状態で、仮支えの土台を解体していた。橋桁自体を動かす作業はもちろん、バランスが変わるなど危険を生じる可能性が少しでもある工程では、何らかの交通規制を検討する必要があろう。慎重の上にも慎重な対応に努めるべきだ。
 愛媛でも98年、今治市の瀬戸内しまなみ海道来島大橋建設現場で、工事用の仮設桁が解体撤去中に落下して作業員7人が死亡する事故が起きている。昨年9月には同市の自動車専用道路高架橋工事で、コンクリート製の橋桁が市道近くに落下した。けが人がいなかったからといって看過することはできない。
 重層的な安全対策を講じる重要性を、大規模工事に携わる業者や作業員は改めて肝に銘じてほしい。工法にかかわらず、全ての現場で作業内容や工程の点検を急がなければなるまい。
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朝日新聞デジタル2016年4月24日16時03分
新名神の橋桁落下施工業者など家宅捜索 兵庫県警
 神戸市北区で建設中の新名神高速道路の橋桁(長さ約120メートル、重さ約1350トン)が国道に落下し、作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警は24日、業務上過失致死傷容疑で施工業者など関係先数カ所を家宅捜索した。作業上の問題や安全対策の不備があった可能性があるとみて、事故の実態解明をめざす。
 施工していたのは、横河ブリッジなどでつくる共同企業体(JV)。事故があった場所は同社の担当だった。捜査関係者によると、捜索先は横河ブリッジ大阪工場(堺市西区)や下請け先の汐義(しおよし)建設工事(兵庫県尼崎市)など。
 事故は22日午後4時20分ごろ、神戸市北区道場町平田の新名神高速道路の延伸工事現場で起きた。国道176号や有馬川をまたいで架橋していた橋桁の西側が約15メートル下の国道に落下。下敷きになるなどして作業していた田中幸栄(ゆきひさ)さん(37)=大阪市此花区=と福田佳祐(けいすけ)さん(32)=兵庫県伊丹市=が死亡。19~68歳の男性作業員8人が重軽傷を負った。

産経新聞 4月24日(日)14時39分配信
神戸橋げた落下 橋桁落下で捜索は3カ所 兵庫県警
汐義建設工事の事務所から捜査資料を運び出す兵庫県警の捜査員ら=尼崎市武庫町(写真:産経新聞)
 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員の男性2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警が業務上過失致死傷容疑で家宅捜索したのは、落下部分の工事を担当した横河ブリッジ大阪事業場大阪工場(堺市西区)など3カ所だったことが24日、わかった。
 他に家宅捜索を受けたのは、下請けの汐義(しおよし)建設工事(兵庫県尼崎市)と、工事を請け負った三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体の現地事務所(神戸市北区)。
 汐義建設工事の事務所には午前9時前、車両2台に分乗した捜査員約10人が到着。段ボール箱などを持って裏手のドアから捜索に入った。
 事故は22日午後4時20分ごろ発生。建設中の有馬川橋の橋桁が、約20メートルの高さから真下を走る国道176号に落下した。


読売新聞 2016年04月24日 関西発
神戸・橋桁 新たな構造物設置の20分後に落下
 神戸市北区で建設中の新名神高速道路の橋桁(長さ約120メートル、1350トン)が国道上に落下し、男性作業員10人が死傷した事故で、事故当日の22日、落下した橋桁の西側では、新たな棒状の構造物「セッティングビーム」3基(計75トン)の取り付け作業が行われていたことが西日本高速道路への取材でわかった。事故は設置が終わった約20分後に発生しており、兵庫県警はこの作業との関連を調べる。
橋桁とともに崩落し、国道をふさいだ3基の「セッティングビーム」(点線円)=22日午後、神戸市北区で、本社ヘリから、前田尚紀撮影
 県警は24日、関係先を業務上過失致死傷容疑で捜索する。
 事故は22日午後4時20分頃に発生。国道176号などを東西にまたぐ形で仮設置されていた「有馬川橋」の橋桁が、西側の橋脚から約15メートル下に落下した。
 県警によると、死傷者10人は下請けの「汐義(しおよし)建設工事」(兵庫県尼崎市)などの作業員で、死亡は2人、重傷は6人。いずれも当時、橋桁の上にいた。
 西側にいたのは6人で、1人が死亡したほか、4人が骨を折り重傷、1人が軽傷を負った。東側では1人が死亡し、2人重傷。もう1人は軽傷とみられる。


日本経済新聞 電子版 2016/4/23 12:54
西側、バランス崩す? 神戸の橋桁落下 県警が現場検証
 神戸市北区の新名神高速道路の延伸工事現場で橋桁が落下し、男性作業員2人が死亡して8人が負傷した事故で、4台のジャッキで支えられていた橋桁の西側がなんらかの理由でバランスを崩し、滑り落ちた可能性が高いことが23日、捜査関係者への取材で分かった。周辺では当時、橋桁の西側を持ち上げる設備の組み立て作業中だったという。


橋桁が国道に落下する事故から一夜明けた、新名神高速道路の工事現場(23日午前、神戸市北区)=共同
 兵庫県警は同日午前、業務上過失致死傷容疑で現場検証を始めた。西日本高速道路(NEXCO西日本)など工事関係者にも当時の状況を聴き、落下の経緯の詳細を調べる方針。
 また県警は同日、死亡した2人のうち、身元が判明していなかった男性について、大阪市此花区春日出南2の田中幸栄さん(37)と確認したと発表した。
 県警やNEXCO西日本によると、落下当時、橋桁の東側は専用の設備にワイヤでつり下げられた状態だったが、西側は橋脚上の4つのジャッキに支えられていた。西側の周囲ではつり上げ設備を組み立てる作業中だった。県警はなんらかの理由で橋桁やジャッキのバランスが崩れ、西側から橋桁が滑り落ちた可能性があるとみている。
 県警によると、死傷した10人はいずれも橋桁の上で作業中だったとみられ、うち6人が橋桁の西側で、4人が東側で作業していたという。
 同工事は新名神高速の神戸ジャンクション(JCT)と高槻JCTを結ぶ区間で行われ、全長約470メートルの橋で国道176号と有馬川をまたぐ計画。落下した橋桁は長さ120メートルで、橋桁の東西両側を専用設備でつり上げた後、今月30日にも高さを下げて橋脚に固定する予定だった。


MBS 2016/04/23 12:52
新名神高速道路の工事現場で橋桁落下 事故を受け安全点検
 全国のニュースでもお伝えしましたが、22日、神戸の新名神高速道路の工事現場で橋げたが落下した事故を受け、NEXCO西日本は、すべての工事区間で安全点検を始めました。
 22日午後4時半ごろ、神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で、建設中の橋桁が約20メートル下の国道に落下し男性作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負いました。
 NEXCO西日本は、現在進行している新名神高速道路の全ての工事をいったん止めて、建設中の44キロの全区間で職員らが安全確認を行っています。
 また、現場では警察などによる現場検証が行われていて、国道176号は今も通行止めが続いているため、NEXCO西日本は迂回のために高速道路を一部区間で無料にしていますが、復旧の見通しは立っていないということです。


【共同通信】2016年 04月 23日 13:09
橋桁事故、ジャッキ周辺不具合か
 神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が約20メートル下の国道に落下し、作業員の男性2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警は23日、橋桁を支えていたジャッキ周辺で不具合が生じ、バランスが崩れて落下した可能性があるとみて、関係者から詳しい状況を聴くとともに、業務上過失致死傷の疑いで現場検証した。
 県警や施工を担当した横河ブリッジ、発注した西日本高速道路によると、落下した橋桁の西側は、橋脚の上に置かれたジャッキで支えられ、東側は専用の設備でつられた状態だった。
 事故当時は、今月30日に予定していた橋桁を降下させて固定する作業の準備中だった。

NHK 4月23日 12時12分
工事中の橋桁落下 業務上過失致死傷の疑いで現場検証
22日、神戸市の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員2人が死亡、8人がけがをした事故で、警察は業務上過失致死傷の疑いで現場検証して、橋桁が滑り落ちたとみられている西側のジャッキの周辺を中心に事故の原因を調べています。
22日夕方、神戸市北区道場町の新名神高速道路の建設現場で、長さおよそ120メートル、重さおよそ1350トンの橋桁の西側部分が、橋脚からおよそ15メートル下の国道に落下しました。
警察によりますと、この事故で、建設作業員で、兵庫県伊丹市の福田佳祐さん(32)と大阪・此花区の田中幸栄さん(37)が、落下した橋桁に挟まれるなどして死亡しました。
また、作業員とみられる8人がけがをして病院で治療を受けていますが、このうち4人は、けがの程度が重いということです。
警察は23日午前10時すぎから、業務上過失致死傷の疑いで現場検証を行っています。
道路を管理するNEXCO西日本によりますと橋桁は、西側の部分が4つのジャッキで支えられ、東側の部分がクレーンでつり下げられていましたが、西側の部分が何らかの原因で滑り落ちたとみられるということです。
また22日は、橋桁の西側部分をつり下げるための設備3基を取り付ける作業をしていて、作業が終わった直後に橋桁が落下したということです。
警察は、現場の責任者や作業員から話を聞くとともに、西側のジャッキの周辺を中心に詳しく調べて、事故の原因の解明を進めることにしています。

TBS4月23日(土)6時14分
神戸・橋桁落下10人死傷、専門委設置し原因究明へ
 22日夕方、神戸で建設中の新名神高速道路でおよそ120メートルの橋桁が落下し、10人が死傷した事故を受け、工事を発注したNEXCO西日本は専門委員会を立ち上げて原因を究明することを明らかにしました。
 22日午後4時半ごろ、神戸市北区で建設中の新名神高速道路で、およそ120メートルの橋桁が15メートル下を走る国道176号線に落下しました。
 「ガガガガという音がしたので見たら、地震みたいな感じで、橋桁が動き出して。高い所で作業していたから、3人が落ちてくるのが見えた」(目撃した警備員)
 警察や消防などによりますと、作業をしていた兵庫県伊丹市の福田佳祐さん(32)と大阪市此花区の田中幸栄さん(37)が落ちた橋桁に挟まれるなどして死亡しました。また、別の作業員8人もけがをしていて、このうち4人が重傷だということです。
 工事を発注したNEXCO西日本によりますと、当時、現場では橋脚の上に仮置きされた重さ1300トンあまりの橋桁を所定の位置に降ろすための準備作業をしていて、支えを一部外して橋桁の東側をクレーンで吊り下げようとしたところ、西側が落下したということです。
 「社会的な影響のある事故を招きましたこと、心からおわび申し上げます。原因がどういうところにあるかをきちんと調べて、それに必要な対策をきちんと取りたい」(NEXCO西日本 村尾光弘 関西支社長)
 NEXCO西日本は工事を中止して23日朝から工事区間の一斉点検を行う予定で、事故原因については専門委員会を立ち上げて究明したいとしています。(23日06:00)


神戸・新名神で橋桁落下2人死亡 国道上空で工事中
2016年4月23日 朝刊
 二十二日午後四時半ごろ、神戸市北区道場町平田に架かる新名神高速道路の有馬川橋の工事現場で、鋼鉄製の橋桁(長さ約百二十メートル、重さ約千三百五十トン)の片側が約二十メートル下の国道176号に落下した。兵庫県警などによると、橋桁に挟まれるなどして作業員の福田佳祐さん(32)=同県伊丹市=ら二人が死亡したほか、八人が重軽傷を負った。
 兵庫県警は業務上過失致死傷容疑を視野に、工事の安全管理に問題がなかったかどうか調べる。
 兵庫県警や工事を発注した西日本高速道路などによると、事故当時は五十人余りが作業しており、死傷者は全員が工事関係者で十~六十代の男性。死亡した二人は現場の施工を担当した横河ブリッジの下請け作業員とみられる。国道で巻き込まれた車両はなかった。
 橋は国道と川をまたいで上下線の二本が並行して架けられ、落下したのは北側にある上り線の西端。橋桁の東側はクレーンでつり上げており、西側は、橋脚に載せて固定する前の段階としてジャッキで浮かせた状態にあった。橋桁を降下させて固定する作業を今月三十日に予定していた。
 西日本高速の担当者は「橋桁がジャッキから滑り落ちたのか、ジャッキが壊れたのかは分からない」と述べた。同社は新名神高速の全ての工事をいったん中止することを決めた。
 現場で作業していた男性は取材に「橋の下の足場を解体する作業中に『バチン』という音がして、一瞬で崩れ出した」と話した。
 工事は三井住友建設と横河ブリッジが元請けとなって実施。横河ブリッジによると、橋は複数の橋桁で構成され、落下した部分の現場では大型クレーンの設置が難しいため、片方の橋脚に橋桁を置いて次の橋脚に向けて押し出す工法を採っていた。
 西日本高速は「本来あってはならないことで申し訳ない」としている。横河ブリッジの親会社の幹部も「大変な事故を起こし、申し訳ない」と謝罪した。
 <新名神高速道路> 名神高速道路の渋滞解消を目的に、名古屋市から神戸市までを結ぶ約174キロの高速道路。2023年度の全線開通を目標に工事が進み、滋賀県などの一部区間は開通している。今回、落下事故が起きたのは高槻ジャンクション(大阪府)から神戸ジャンクションまでの約40・5キロの工事部分で、来年春完工の予定だった。


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