2016-05-14(Sat)

滑走路工事偽装 空港受注全5件不正 工法が不適格なのでは?

「バルーングラウト工法」 港湾関連の公共工事14件、民間発注26件 不正拡大の可能性も


東亜建設工業が受注した3空港計5件の工事は、全て施工不良だった。
同社の2008年に開発した「バルーングラウト工法」が不適格ではないのか。
同社は公共工事14件、民間からの受注26件で、同じ工法を採用しているが、不正はさらに発覚すると思われる。

----その後の社内調査で、福岡空港滑走路2件、松山空港の誘導路1件、羽田空港の誘導路1件でも注入量が予定の38〜52%程度だったことが判明した。工事が完了していない福岡の1件以外、全て虚偽の報告を行っていた。同社によると、3空港のほか、港湾関連の公共工事14件、民間発注の26件でも同工法を採用しており、不正がさらに拡大する可能性もある。
(毎日新聞)





以下引用


毎日新聞2016年5月14日 東京朝刊
羽田滑走路
工事データ改ざん 東亜建設工業、空港受注全5件不正 「上層部知らず」社長謝罪
 羽田空港滑走路の地盤改良工事を巡り、東亜建設工業(東京都新宿区)が改ざんした施工データを国に報告していた問題で、同社は13日、同空港の誘導路や福岡、松山両空港でも同様の不正があったと発表した。同社は2008年に開発した独自工法を売りに3空港計5件の工事を受注したが、全て施工不良だった。国土交通省は空港の通常の運用に影響はないとしているが、建設業法に基づく営業停止など同社の処分を検討する。同社の独自工法は「バルーングラウト工法」。地中に通した管から薬液を注入し、ゴム製のバルーンを膨張させるなどして地盤を強化し、大震災の際に液状化することを防ぐとしている。しかし、羽田空港C滑走路の耐震工事では予定の5・4%の薬液しか注入できなかったのに、予定通り施工したようにデータを改ざんして国交省に報告していた。
 その後の社内調査で、福岡空港の滑走路2件、松山空港の誘導路1件、羽田空港の誘導路1件でも注入量が予定の38〜52%程度だったことが判明した。工事が完了していない福岡の1件以外、全て虚偽の報告を行っていた。同社によると、3空港のほか、港湾関連の公共工事14件、民間発注の26件でも同工法を採用しており、不正がさらに拡大する可能性もある。
 この日、東京・霞が関の国交省では、松尾正臣社長が記者会見し、5月末で退任し代表権のない相談役に退くことを表明。一連の不正については「上層部には伝わっていなかった。新しく開発した工法でプレッシャーが社員にあったのではないか」と述べ、謝罪した。
 会見での説明によると、3空港では作業中に滑走路が隆起したり、薬液が地表からしみ出たりしたため、十分な量を注入できなかった。工事を受注した各支店の幹部らは施工不良の実態を把握し、本社の開発グループに相談したこともあったという。【曽田拓、内橋寿明】

産経ニュース 2016.5.13 21:55
福岡、松山でも地盤改良工事データ改竄 羽田滑走路改竄の東亜建設工業
空港施設工事のデータ改ざんについての会見で頭を下げる東亜建設工業の(手前から)高瀬和彦・土木事業本部土木部長、末冨龍副社長、松尾正臣社長、池田正人専務、守分敦郎常務=13日午後、東京都千代田区(福島範和撮影)
 中堅ゼネコン「東亜建設工業」(東京)が羽田空港C滑走路の地盤改良工事でデータを改竄(かいざん)していた問題で、同社は13日、福岡空港など3空港の4工事でも施工不良があったことを国土交通省に報告した。通常の運用には問題はないが、国交省は同日、同社が過去10年間に国から受注した全ての同種の工事について改竄の有無を報告するよう指示した。
 同社によると、新たに不正が見つかったのは、羽田空港H誘導路(平成25年度)▽福岡空港滑走路2件(26、27年度)▽松山空港誘導路(26年度)-の計4工事。このうち、福岡の1件は施工中だったが、中断した。
 いずれも、羽田空港C滑走路の工事と同様に地震時に地盤の液状化を防ぐ耐震化工事。施工地点の真上や脇から穴を掘って薬液の注入を行う「バルーングラウト工法」とよばれる工法が採用されていた。
 工事の途中で薬液が地表に染み出したり地表が隆起したりしたため、計画通りの工事をできず、羽田では計画の約45%、福岡では約43~38%、松山では約52%しか薬液を注入できなかった。しかし、同社は薬液の注入量や施工後の地盤強度などを偽装し、完成したものとして国交省に報告した。
 いずれも、実施した支店の幹部と本社の開発グループの社員が不正を把握していた。共同企業体を組んだ企業は関与していないという。
 同社は、国から受注した港湾の同種の地盤改良工事14件について施工不良などの有無を確認し、20日までに国交省に報告する。民間工事も26件あるという。
 同社の松尾正臣社長は13日、記者会見で「極めて重大な事態。未然に防げず申し訳ない」と謝罪。今月末で社長を退任することを明らかにした。


朝日新聞デジタル2016年5月13日21時17分
福岡・松山空港でもデータ改ざん 液状化防止工事めぐり
滑走路の液状化防止工事のイメージ
 東亜建設工業(東京都)が羽田空港滑走路の液状化防止工事で施工データを改ざんした問題で、同社は13日、福岡空港や松山空港の滑走路や誘導路でもデータ改ざんがあったと発表した。国土交通省は同様の工事について20日までに調査するよう同社に指示した。
 不正があったのは、大地震の際の液状化を防ぐため地中に薬液を注入し、直径約2メートルの球状の塊をつくる工事。「バルーングラウト工法」という独自の工法が採用された。
 福岡空港の滑走路では、2014年の工事で設計で予定した薬液の43%の量しか注入せず、15年の工事でも38%だった。注入の際に路面に隆起やひび割れが生じたためだという。
 松山空港の誘導路の14年の工事では予定した薬液の52%しか注入しなかった。近くの道路や路面から薬液の流出があり、計画通りの量を入れられなかった。
 羽田空港では、同社が6日に公表した15~16年の工事の施工不良に加え、13年に誘導路で行った工事でも45%の薬液しか注入しない施工不良が新たに分かった。
 工事の実施状況は国に報告が求められているが、いずれも設計通りに施工したと虚偽の報告をしていたという。同社によると、全ての工事に本社の開発グループの管理職2人が関わった。松尾正臣社長は「失敗は許されないというプレッシャーが社員に掛かっていたと思う」と述べた。
 国交省によると、滑走路や誘導路は通常の使用に支障はないが、大地震の際には液状化が起きる恐れがある。同社によると、同じ工法は同社が請け負った公共工事19件、民間工事26件で採用されているという。(峯俊一平)


日本経済新聞 2016/5/13 22:38
改ざん、福岡・松山空港でも 地盤改良工事で東亜建設
 東亜建設工業が羽田空港C滑走路の地盤改良工事でデータを改ざんしていた問題で、同社は13日、同空港と同じ工法を採用した福岡空港の滑走路と松山、羽田両空港の誘導路の工事でも改ざんがあったことを明らかにした。国土交通省は同社に対応策を示すよう指示した。
 松尾正臣社長は同日、記者会見で不正拡大について「極めて重大な事態。未然に防げず深く反省している。再発防止に取り組む」と謝罪。同社は6月下旬に予定していた同社長の退任を同月1日に前倒しすると発表した。
 データの改ざんがあったのは、地中に通した管から薬液を流し込み、震災時の液状化を防ぐ工事。計画通りに注入できなかったのに、正しく施工できたように装って同省に報告していた。改ざんには工法の開発を担当した社員が関わっていたという。
 3つの空港の工事では、実際に注入した薬液が計画の4~5割しかなかった。同社は公共工事14件、民間からの受注26件で、同じ工法を採用している。データの改ざんがなかったか調査して、20日までに国交省に報告する。
 国交省によると、福岡と松山の両空港では改ざん発覚後に着陸時の衝撃を再現する試験を行い、通常の運航に支障がないことを確認した。大地震が起きた際には液状化する恐れがあり、同省は早急に是正工事の方法を検討するよう求めている。

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