2016-08-08(Mon)

都内タクシー 初乗り「410円」 実証実験開始

「ちょい乗りタクシー」 国交相「需要掘り起こしに期待」

----国土交通省や東京都のタクシー会社は5日、初乗りの距離を短縮する実証実験を始めた。
9月15日まで都内4カ所に専用乗り場を設け、約1キロメートルまで410円で利用できるようにする。

現行は2キロメートル730円。
利用者の需要を探り、現在、国交省で進んでいる都内初乗り運賃の短距離化の審議に生かす。
(日本経済新聞)

----国交省は今回の実証実験を経て、年明けにも運賃を改定する見通しで、早ければ来年2月にも初乗り410円が実現しそうだ。
だが、すぐに全国に拡大する可能性は低そうだ。

タクシー業界は全国的に供給過剰地域が多く、主要都市の初乗りは600円台が大半。「
410円の最安値を実現できるのは『流し』の需要が多い東京都心部に限られるのではないか」と関係者は見ている。
(毎日新聞)

タクシーの運賃制度
 タクシーには大きく分けて二つの運賃制度がある。一つは供給過剰な都市部で「特定地域・準特定地域」と呼ばれ、新規参入や増車が認められていない。運賃は国土交通相が上限と下限を指定し、タクシー事業者はその範囲で運賃を選択し、届け出る仕組みになっている。もう一つは供給過剰でない都市部以外の地域で、新規参入や増車もできる。運賃は事業者の申請に基づき、認可する。東京都心部や政令指定都市、県庁所在地などは前者の「特定地域・準特定地域」。タクシー事業者が運賃変更を希望する場合、その地域の総車両台数の7割を超える事業者から申請があれば、国交省が運賃の変更手続きに入る。今回の実証実験はこの手続きの一環となる。
(毎日新聞)

----石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「東京のタクシーの初乗り運賃は海外の主要都市と比べて高い水準なので、運賃を引き下げることで短距離の需要を掘り起こし、日本を訪れる外国人の観光需要をさらに増やす効果があると期待している。
短い距離の利用で今まで以上に使いやすくなるのではないか」と話しました。




以下引用

時事通信(2016/08/05-11:08)
「ちょい乗りタクシー」発進=都内実証実験-国交省
 国土交通省は5日、現在審査中の初乗り運賃を引き下げた「ちょい乗りタクシー」の実証実験を東京都内で始めた。日本交通(東京)など23社の計40台が参加し、短距離乗車の需要を検証する。初乗り運賃を「2キロまで730円」から「1.059キロまで410円」に下げる。実験を踏まえ、年明けにもちょい乗りタクシーが正式登場する見通しだ。
 ちょい乗りタクシーは、重い荷物を持っていたり、急な雨に傘がなかったりした場合の利用を見込んでいる。3人程度なら気軽に乗れる運賃設定だ。ただ、初乗り後の加算が237メートルごとに80円と、従来の280メートルごとに90円よりも割高なため、長距離利用には向かない。
 東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長(日本交通会長)は「410円ならサラリーマンのランチよりも安い。タクシーをもう一度身近なものに戻し、ちょい乗り需要を喚起したい」と意気込むが、ある利用客は「短距離は安いが、長距離になるほど高くなるのは困る」と語った。
 実験期間は「タクシーの日」の8月5日から9月15日まで。JR新橋駅東口と東武鉄道浅草駅前で始まり、今月中旬にJR新宿駅東口、9月に文京区の東大病院前でも実施する。


日本経済新聞 2016/8/5 10:43 (2016/8/5 11:54更新)
都内タクシー、初乗り「410円」 実証実験開始
 国土交通省や東京都のタクシー会社は5日、初乗りの距離を短縮する実証実験を始めた。9月15日まで都内4カ所に専用乗り場を設け、約1キロメートルまで410円で利用できるようにする。現行は2キロメートル730円。利用者の需要を探り、現在、国交省で進んでいる都内初乗り運賃の短距離化の審議に生かす。
 実証実験に参加するのは大手の日本交通(東京・千代田)など23社で、専用のタクシーを40台配備する。5日はJR新橋駅東口と東武浅草駅前に専用乗り場を設け、JR新宿駅東口と東大病院前(東京・文京)でも順次始める。利用者が街中でタクシーを拾う「流し」には対応せず、乗客を降ろした後は専用乗り場に戻る。
 都内タクシーの初乗り短距離化を巡っては日本交通が今年4月5日に運賃の変更申請を国交省に提出。これに他社が追随し、期限の7月4日までに審査開始の基準となる7割を超えたのを受け国交省が審査を始めた。早ければ年内にも運賃体系が変わる見通しで、訪日外国人や高齢者などが利用しやすくなる。
 5日午前、経営コンサルタントの藤丸健太郎さん(41)は新橋駅の専用乗り場から乗車、虎ノ門まで移動した。現行では730円の運賃が570円で済んだ。「初乗りが安くなったら利用頻度が増えるかもしれない」と話していた。
 石井啓一国土交通相は5日の閣議後の記者会見で、東京都のタクシー初乗りの距離を短縮する実験について、「短距離の需要や訪日外国人の観光需要をさらに増やす効果を期待している」と述べた。


日本経済新聞 2016/8/6 0:06
タクシー、「ちょい乗り」開拓へ一丸 初乗り410円実験
 利用者の減少やドライバー不足に苦しむタクシー業界が再浮上に向け走り始めた。5日、日本交通など東京都のタクシー会社23社と国土交通省は初乗り運賃の短距離化で実証実験を開始。業界団体はトヨタ自動車と自動運転などの技術開発で提携すると発表した。世界的に拡大するライドシェア(相乗り)などへの危機感も業界の背中を押している。
 5日午前、新橋駅などに初乗りを約1キロメートル410円とする実証実験専用乗り場が設けられた。現行は2キロメートル730円だ。
 新橋から虎ノ門に向かう経営コンサルタントの藤丸健太郎さん(41)に記者も同乗させてもらった。運賃は570円だった。藤丸さんは「これまでは暑い日や雨の日に乗っていたが、初乗りが下がれば利用頻度が増えるかもしれない」と話す。
 実験は「運転手に意義を説く」(東京ハイヤー・タクシー協会・川鍋一朗会長)という狙いもある。業界には初乗り短距離化は「収入減につながるのではないか」という懸念もあるが「ちょい乗り」で高齢者や訪日外国人客など新たな利用層の開拓をめざす。都内の短距離化は国交省が審査中で、早ければ年内にも実現する見通しだ。
 一方、全国ハイヤー・タクシー連合会はトヨタ自動車と自動運転や多言語対応の技術を開発する。運転の負担を減らして人材確保につなげるほか、外国人利用者の利便性を高める。
 業界が「消費者目線」の戦略を急ぐのには理由がある。国交省によると14年度までの20年間でハイヤー・タクシー台数は約7%減だが、輸送人数は約40%も落ちこんだ。米ウーバーテクノロジーズなどが世界展開するライドシェアは日本では原則認められていないものの、消費者のなかには解禁を求める声もある。
 全国ハイヤー・タクシー連合会の富田昌孝会長は業界の置かれた状況を「未曽有の危機」とする。消費者に正面から向き合えるか、業界の本気度が試されている。


毎日新聞2016年8月6日 東京朝刊
タクシー
初乗り410円広がるか 都心で実証実験 供給過剰、地方は可能性低く
 東京都心部(23区と武蔵野市、三鷹市)のタクシー初乗り運賃が現行の2キロ730円から1・059キロ410円に来年2月にも引き下げられる見通しとなった。沖縄県の離島では初乗り410〜430円の地域があるが、都市部では全国最安値。東京都心部は短距離利用者が多く、大手タクシー会社が運賃引き下げを国土交通省に申請。410円のタクシーを走らせる実証実験も始まった。【川口雅浩】
 5日に始まった実証実験は、都内のタクシー会社23社がJR新橋駅東口、JR新宿駅東口、東武浅草駅前、東大病院の計4カ所のタクシー乗り場で実施。初乗り410円のタクシー40台を9月15日まで走らせ、国交省がどれだけ需要が増えるか効果を確認する。
 東京都心部のタクシー運賃は、国交相が指定した運賃の範囲(現行700〜730円)からタクシー会社が選んで届け出る。上限を採用する会社がほとんどのため事実上、730円となっている。総車両台数の7割を超えるタクシー会社が運賃幅の変更を申請すれば、国交省が審査し、消費者庁と協議して改定する。今回は最大手の日本交通はじめ車両数の8割を超えるタクシー会社が初乗り運賃の引き下げを求め、国交省が7月に審査を始めた。
 東京ハイヤー・タクシー協会によると、東京都心部では運賃が1000円前後から2000円までとなる利用者が多く、「初乗り運賃の引き下げで子育て世代やお年寄り、訪日外国人観光客らの短距離需要を取り込める」という。しかし、初乗り410円の後は237メートルごとに80円の加算(現行は280メートルで90円)となるため、2キロで現行と同じ730円となる。東京都心部のタクシー利用の平均は約4キロで、初乗り運賃の引き下げで利用者が増えるかは未知数との見方もある。
 タクシー運賃は全国98ブロックごとに運賃幅が決まっている。全国的に初乗りの距離は短くなる傾向にあるが、短くしても運賃を据え置く「実質値上げ」が多い。東京都心部は2キロ未満なら低料金となる仕組みで、全国でも異例の試みだ。

 国交省は今回の実証実験を経て、年明けにも運賃を改定する見通しで、早ければ来年2月にも初乗り410円が実現しそうだ。だが、すぐに全国に拡大する可能性は低そうだ。タクシー業界は全国的に供給過剰地域が多く、主要都市の初乗りは600円台が大半。「410円の最安値を実現できるのは『流し』の需要が多い東京都心部に限られるのではないか」と関係者は見ている。
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 ■KeyWord
タクシーの運賃制度
 タクシーには大きく分けて二つの運賃制度がある。一つは供給過剰な都市部で「特定地域・準特定地域」と呼ばれ、新規参入や増車が認められていない。運賃は国土交通相が上限と下限を指定し、タクシー事業者はその範囲で運賃を選択し、届け出る仕組みになっている。もう一つは供給過剰でない都市部以外の地域で、新規参入や増車もできる。運賃は事業者の申請に基づき、認可する。東京都心部や政令指定都市、県庁所在地などは前者の「特定地域・準特定地域」。タクシー事業者が運賃変更を希望する場合、その地域の総車両台数の7割を超える事業者から申請があれば、国交省が運賃の変更手続きに入る。今回の実証実験はこの手続きの一環となる。


朝日新聞 2016年8月5日13時45分
タクシー初乗り410円、都内で実験 ちょい乗り喚起
 東京都内のタクシーの初乗り運賃を引き下げて、乗客が増えるかどうかを確かめる実証実験が5日、始まった。初乗り運賃を現行の「2キロ730円」から「1・059キロ410円」に変更し、新橋駅東口などで運行を始めた。
 初乗り運賃の引き下げは、お年寄りや外国人観光客に近距離でも気軽にタクシーに乗ってもらおうと国土交通省が業界に促し、利用者の減少に危機感を抱く都内のタクシー会社が運賃の変更を申請している。
 東京23区と武蔵野市、三鷹市を含む営業区域で、審査の条件だった「総車両台数の7割超のタクシー会社からの申請」があり、国交省が審査中。実験の結果を参考に、早ければ年内にも認める方針だ。
 実証実験には、運賃変更を申請している日本交通など都内のタクシー会社23社が参加。新橋駅東口、浅草駅前、新宿駅東口、東大病院前の都内4カ所に専用の乗り場を設け、計40台のタクシーを用意する。走行中のタクシーを呼び止めて乗ることはできない。
 実験期間は乗り場ごとに異なり、新橋駅東口8月5日~9月15日▽浅草駅前8月5~18日▽新宿駅東口8月19日~9月1日▽東大病院前9月2~15日。
 新橋駅東口の特設乗り場ではスーツを着たビジネス客や家族連れらが次々と乗り込み、利用待ちの行列もできた。近くの病院に向かうために利用した千葉県印西市の会社員女性(39)は「いつもは歩いて行くけど、この料金ならタクシーでもいいかなと思えますね」。東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長は「ランチ代より安いかもしれない。ちょい乗り需要を喚起していきたい」と話した。(奥田貫、内藤尚志)


NHK 8月5日 17時15分
タクシー初乗り1キロ410円 東京で実証実験始まる
 国土交通省は短い距離を利用するタクシーの需要を調べようと、初乗り運賃をおよそ1キロまで410円とする実証実験を、5日から東京都内で始めました。
 この実証実験は5日から来月15日までの間、東京都内で行われ、初乗り運賃は1.059キロまで410円で、その後、237メートルごとに80円ずつ加算されます。
  初日の5日は、専用の乗り場が設けられた新橋駅東口でセレモニーが開かれました。乗り場には「初乗り410円」と表示されたタクシーが並び、早速、ビジネスマンやお年寄りなどが次々と乗り込んでいました。
   利用客の78歳の男性は「病院まで行くのに利用しようと思います。短い距離ですが、今の時期は暑くて歩くのは大変なのでうれしいです」と話していました。
 専用の乗り場は新橋駅東口のほか、今月18日までは浅草駅前にも設けられます。また、今月19日から来月1日までは新宿駅東口に、来月2日から15日までは東大病院前に専用の乗り場が設けられます。
 23社、合わせて40台のタクシーが参加しますが、いわゆる「流し」での営業は行わないということです。
 国土交通省は今回の実証実験を通じて、短い距離でタクシーを利用したいという需要がどれほどあるのか調べたいとしています。
 東京のタクシー各社は利用客の減少に歯止めをかけようと初乗り運賃の距離を現在の2キロから半分の1キロ程度に短くして、運賃を730円から300円程度引き下げる運賃改定を申請しています。
 国土交通省は実証実験の結果も踏まえ、早ければ、ことし12月にも初乗り運賃を改定することにしています。
実際に乗ってみると・・・
 初乗り運賃が410円の実証実験のタクシーで新橋駅東口を出発すると、実際の運賃はどうなるのか調べるため、記者が何度か乗車してみました。
外国人旅行者にも人気の銀座方面に向かいましたが、道路が混んでいて、410円で行くことができたのは銀座8丁目付近まででした。従来のタクシーの運賃と比べて320円安くなります。
 さらに、時計塔のある銀座4丁目の交差点までの運賃は乗るたびに違いが出て、490円から650円ほど。この辺りまでは実証実験のタクシーのほうが従来のタクシーより運賃が安くなります。
 さらに進んで、銀座1丁目や京橋の辺りまで行くと、タクシーの運賃は730円となり、ふだんのタクシーと同じ値段まで上昇しました。ここから先は、実証実験のタクシーのほうが運賃が高くなるケースが出てきます。
「ちょい乗り」需要を喚起したい
 東京都内のタクシー会社で作る「東京ハイヤー・タクシー協会」の川鍋一朗会長は「初乗り運賃の引き下げによって、少しの距離だけ乗る『ちょい乗り』需要を喚起し、お年寄りやビジネスマン、それに海外からの観光客などに広く利用してもらいたい。タクシーの利用者は減少傾向にあるが、ふだんから少しでも乗ってもらうことで身近なものに感じてもらい、利用者の拡大につなげたい」と話しています。
国交相「需要掘り起こしに期待」
 石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「東京のタクシーの初乗り運賃は海外の主要都市と比べて高い水準なので、運賃を引き下げることで短距離の需要を掘り起こし、日本を訪れる外国人の観光需要をさらに増やす効果があると期待している。短い距離の利用で今まで以上に使いやすくなるのではないか」と話しました。

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