2016-10-13(Thu)

東電の大規模停電  35年間ケーブルの補修交換なし 

都内で一時58万戸停電 東電「原因はケーブルの出火」

----東京都内で12日に起きた約58万6千戸に及ぶ大規模停電で、原因とみられる火災があった埼玉県新座市の東京電力施設内の電力ケーブルが、設置から約35年間、一度も取り換えられていなかったことがわかった。
(朝日新聞)

大規模停電東電社長が陳謝 経産相は点検要請
----東京都内で12日発生した大規模停電を巡り、東京電力ホールディングス(HD)の広瀬直己社長は13日午前、世耕弘成経済産業相を訪問し「大変なご迷惑をおかけした」と陳謝した。

世耕経産相は「大変に遺憾だ。首都の中枢機能が一時的にでもまひしたことを重く受け止めている」と厳重注意し、送電線の緊急点検を求めた。
(日本経済新聞)




以下引用


朝日新聞 2016年10月13日12時02分
東電ケーブル35年間交換せず 都内停電、出火元調査
 東京都内で12日に起きた約58万6千戸に及ぶ大規模停電で、原因とみられる火災があった埼玉県新座市の東京電力施設内の電力ケーブルが、設置から約35年間、一度も取り換えられていなかったことがわかった。東電は経年劣化が出火につながったかどうか、原因を調べている。埼玉県警などは13日午後、火災現場の実況見分を始めた。
 東電によると、火災があったのは18本のケーブルが通る地下6・2メートルの「洞道(どうどう)」内で、新座変電所(新座市)から約1・9キロ離れた地上出入り口の付近。
 燃えた電力ケーブルは「OFケーブル」と呼ばれるタイプ。東電は、電気を通す「導体」を絶縁するために油を浸した紙(絶縁紙)が何らかの理由で損傷し、電気が流れて火花が生じて火災につながった可能性もあるとみている。
 東電は12日の記者会見で、ケーブルは年2回、目視で確認し、異常があれば補修すると説明。「一律に寿命何年と決めて対応しているわけではない」という。交換の際は絶縁紙だけを張り替えるのではなく、ケーブルの取り換えが必要になるが、今回のケーブルは一度も取り換えていないという。
 ケーブルをめぐっては2009年12月、北九州市でも送電線火災が発生している。九州電力がまとめた報告書では、絶縁紙の劣化で油が漏れ、爆発につながった可能性も指摘されていた。
 埼玉県警は13日午前0時21分に鎮火したと発表。同日午前には県警や消防が現場の安全確認を開始した。県警新座署などによると、トンネル内にはアスベスト(石綿)が使われているとみられ、現場付近の地上でも石綿の濃度が高くなっているという。前日の消火作業で現場に水が大量にたまっているほか、油が浮いているため、実況見分を始めるのに手間取ったという。
■広瀬社長、経産相に謝罪
 都内で発生した大規模停電を受け、東京電力ホールディングスの広瀬直己社長は13日午前、世耕弘成経済産業相と会い、「多くの皆さまに心配をおかけして大変申し訳ない」と謝罪した。広瀬社長が火災後、公の場に姿を見せたのは初めて。
 世耕氏は「これだけの規模の利用者に迷惑をかけたことは、重く受け止めている」と再発防止を強く要請した。広瀬社長は「今日からケーブルの緊急点検を行う」と述べ、原因究明と対策を急ぐ考えを示した。
 停電は12日午後3時半ごろに発生し、都心部を含む東京都内の約58万6千戸に及んだ。東京電力によると、埼玉県新座市の地下に設置された電力ケーブルで漏電、火災が起きたことが原因とみられている。


日本経済新聞 2016/10/13 12:42
35年間ケーブルの補修交換なし 東電大規模停電
 東京都内の約58万6千戸に影響が出た大規模停電で、埼玉県警と消防、東京電力は13日、原因とみられる送電用地下ケーブルの火災が発生した埼玉県新座市の東電関連施設に立ち入り、出火原因の調査を始めた。
 東電によると、ケーブルの敷設は35年前で、現在は年に1回の目視検査などをしているが、補修や交換をしたことはなかった。今回の火災では、何らかの原因で生じた火花などが引火した可能性があるという。
 調査は午前9時50分ごろ、白い作業服を着た消防隊員らが、すすで黒くなった換気口から地下へ。県警によると、アスベスト(石綿)の濃度が高いとみられ、マスクを着用して作業にあたった。現場には焦げ臭いにおいがたちこめていた。
 東電によると、現場の送電用ケーブルは、地下約6メートル付近にある「洞道」と呼ばれるトンネル(高さ約3メートル、幅約2メートル)の中に敷設。3本が1束になったものが6束、計18本ある。
 新座変電所から東京都側に延びる2系統のうち、まず練馬変電所につながる系統で送電が止まり、その後に豊島変電所への系統も送電が止まったため、停電が広範囲になったとみられる。
 県警などによると、12日午後2時50分ごろ、新座市野火止の東電関連施設の換気口から黒煙が激しく噴き出した。13日未明に鎮火し、火災によるけが人は確認されていない。〔共同〕



日本経済新聞 2016/10/13 11:30
大規模停電、東電社長が陳謝 経産相は点検要請
 東京都内で12日発生した大規模停電を巡り、東京電力ホールディングス(HD)の広瀬直己社長は13日午前、世耕弘成経済産業相を訪問し「大変なご迷惑をおかけした」と陳謝した。世耕経産相は「大変に遺憾だ。首都の中枢機能が一時的にでもまひしたことを重く受け止めている」と厳重注意し、送電線の緊急点検を求めた。
 世耕経産相は再発防止と原因究明の徹底を指示したうえで、送電線の経年劣化が停電の原因とみられることについて「35年以上同じものを使い続け、年1回の目視の点検だけでは不十分」と指摘。広瀬社長に緊急点検と、古い可燃性ケーブルの常時監視または不燃性ケーブルへの取り換えを要請した。
 これに対し、広瀬社長は「13日朝から送電線の緊急点検を始めた」と報告。会談後、記者団に対し「2020年に東京五輪・パラリンピックを控えているので、こうしたことが起こらないよう対処したい」と話した。
 大規模停電は12日午後3時半頃に発生し、東京都練馬区や豊島区などで約58万6千戸が停電。約1時間後に復旧した。埼玉県新座市の地下トンネルの高圧電線が経年劣化し、発火したことが原因とみられる。


日本経済新聞 2016/10/12 22:02
都内大規模停電、送電線の破損で出火
 東京都内の大規模停電は、埼玉県新座市にある東京電力の施設の火災が原因になった。
 送電事業を担当する東京電力パワーグリッド(東京・千代田)によると、施設は豊島区の変電所とつながる地下トンネル。内部に敷設された高圧送電線を覆う絶縁体が何らかの原因で破損、漏電が起き、練馬、豊島両区に通じる送電線に引火した。
 火災発生後、同社が新座市の変電所から両区への送電を止めたため、送電網の下流にあたる千代田区など都心部にも停電が拡大した。別の変電所経由で電力を供給し、約1時間後の午後4時半にはほぼ復旧した。
 電線の絶縁体は経年劣化などで破損することがあり、高熱の火花が発生する「アーク出火」と呼ばれる現象につながる。同社は出火した電線の状況などを詳しく調べる。
 国道沿いに位置する火災現場では午後6時になっても消防による消火活動が続いた。周辺には飲食店などが立ち並び、地下から勢いよく吹き上がる煙を居合わせた住民らが不安そうに見つめていた。


日本経済新聞 2016/10/13付
都内で58万戸の大規模停電 送電線火災が原因
 12日午後3時半ごろ、東京都内で大規模な停電が発生した。東京電力によると、練馬区や豊島区など広い地域で計58万6千戸が停電し、午後4時25分ごろに全面復旧した。埼玉県新座市にある地下トンネルの高圧送電線から発火し、火災が起きたことが原因とみられる。同社や埼玉県警が詳しい出火原因を調べる。(関連記事を社会2面に)
 東京消防庁によると、けが人を伴う事故の情報はない。送電事業を担当する東京電力パワーグリッド(東京・千代田)の江連正一郎常務は12日、記者会見し「大変なご不便をおかけし、おわびする」と陳謝した。世耕弘成経済産業相は同日、東電に原因究明と再発防止を指示した。
 停電があったのは新宿区、豊島区、千代田区を中心とした地域。西武鉄道は秩父線と多摩川線を除く全線で運転を一時見合わせ、都営地下鉄大江戸線なども一時運休した。
 東京・霞が関では文部科学省や厚生労働省などの官公庁が停電。一部の信号も消えた。東京消防庁には「エレベーターに閉じ込められた」との通報が相次いだ。東電によると、火災が起きたのは新座変電所(新座市)と豊島区の変電所をつなぐ同市内の高圧送電線。電線を覆う絶縁体が破損し、電流が漏れたことで出火したとみられる。

朝日新聞 2016年10月13日01時01分
都内で一時58万戸停電 東電「原因はケーブルの出火」
黒煙を上げる東京電力の施設。後方は都内方向=12日午後4時22分、埼玉県新座市、朝日新聞社ヘリから、嶋田達也撮影
 12日午後3時半ごろ、東京都内で停電が発生し、豊島区や練馬区を中心に都心部を含む約58万6千戸が一時停電した。東京電力によると、埼玉県新座(にいざ)市野火止7丁目の地下に設置された電力ケーブルで漏電、火災が起きたのが原因とみられるといい、午後4時25分ごろには復旧した。交通の乱れなどの影響が出た。
 東電などによると、同日午後2時55分ごろ、新座変電所(埼玉県新座市)と都心にある変電所をつなぐ電力ケーブルが通る「洞道(どうどう)」と呼ばれるトンネル内で火災が発生した。新座変電所から約1・9キロ離れた場所とみられるという。洞道への出入り口から黒煙が噴き出した。火災は13日午前0時21分に鎮火した。埼玉県警がトンネル内の火災や停電との関連を調べている。
 洞道は地下約6・2メートルに掘られ、内部には新座変電所から豊島変電所(東京都豊島区)への9本、練馬変電所(同練馬区)への9本の計18本の電力ケーブルが通っている。各ケーブルには電圧27万5千ボルトの電気が流れている。
 この二つの系統を経由して電力が供給される地域は都心中心部の広い範囲に及び、東京地裁や国土交通省、文部科学省など霞が関の中央省庁も一時停電した。
 停電の影響で、西武鉄道は12路線のうち池袋線など10路線(一部含む)で一時的に運転を見合わせた。都営地下鉄大江戸線でも一時運行できなくなった。
 国土交通省によると、停電によって人がエレベーターに閉じ込められる事案が都内で51件発生。大部分は間もなく救出され、けが人はいなかったという。
 警視庁によると、新宿、杉並、練馬、板橋、港、中野、北の各区などで計約200カ所の信号機が一時機能しなくなった。警察官が手信号で対応するなどしており、大きな事故は確認されていないという。
 大規模停電を受け、経済産業省は12日、新座市の洞道などの現場に、電気事業法に基づく立ち入り検査を行い、原因究明に当たることを明らかにした。新座変電所では8日午後にも、変圧器の漏電が原因で短時間の電圧低下が起きたが、東電は12日の記者会見で「現時点では(今回の停電との)関係は確認できていない」としている。

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