2016-10-17(Mon)

リニア新幹線 大鹿村説明会 JR 露骨な住民軽視 横暴な姿勢

JR東海「住民の理解を得た」「工事着手の条件は整った」断言!
「着工の判断は住民の多数決や村の同意を得る問題ではない。私たちが判断する」


◇リニア関連工事「住民の理解得た」 JR側、大鹿で説明会
----JR東海が十四日夜に大鹿村で開いたリニア中央新幹線の南アルプストンネル関連工事の説明会は、参加した住民七十人から質問や疑問の声が相次ぎ、午後七~十時半まで続いた。
終了後、JR側は「住民の理解を得た」と言い切った。

これ以上の説明会は開かず、村と工事に関する確認書を交わして着工に動きだす考えだが、住民の不安や不満が強く残る中で、村が確認書に応じるか注目される。
 
「事業主であり、リニア工事の責任はJRにある。着工の判断は住民の多数決や村の同意を得る問題ではない。私たちが判断する」
沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は、参加者から「住民の理解と同意をどう考えているのか」と問われると、こう答えた。
一方で「村長が反対と言っているうちはできない」とも述べた。
 
住民の間では、工事で発生する土砂の処分先や土砂を運ぶトラックの運行に対する不安や不満が根強い。
特に村民の生活に欠かせない県道松川インター大鹿線は、ピーク時に千七百台の車両が通行する。
全線二車線化を求める声が少なくない。
 
九月の住民説明会でも二車線化や土砂処分先が決定した後の着工を求める声が上がったが、この日もJR側はトンネルの新設や道路拡幅工事で対応する従来の回答を繰り返した。
「工事で住民生活に影響が出ることは承知している。不満をなくす努力をしていく」と語っても、新たな対応策は打ち出さなかった。
(中日新聞)

◇大鹿でリニア説明会 JR「住民理解得られた」
----同社の沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は終了後、「今日の説明会を終えて住民の理解が得られたと考えている」と述べた。
今後の工事説明会は予定されておらず、沢田氏は「工事着手の条件は整った」と強調。
リニア計画は県内初の本体工事開始に向けて大詰めを迎えた。
 
一方、説明会後、反対派住民でつくる「大鹿リニアを止める実行委員会」が記者会見。
代表で同村上蔵地区の宗像充さん(41)は「これまでより一層理解と同意が遠くなった」と述べ、JRの姿勢を批判した。
 
----また、JR側は、大鹿村長と村議会の同意後に工事を始めることなどを求めていた意見書に関し、口頭で回答したことを明らかにした。村議会によると「基本的には意見書の通りに対応する」との回答があった。
 
JR側はこれまで工事着手の見極めは、事業者に課された義務として「第三者にお伺いを立てるというものではない」としてきた。
村議会は今月3日、南アトンネル本体工事は、村議会と村長が「工事開始への同意」を表明した上で行う―などとする8項目の意見書を提出していた。
 
村議会によると、回答は意見書を尊重するといった趣旨だったが、最終判断は従来通りJR側が決めるとの内容だった。
今後、全村議8人と村長により、工事開始に同意するか協議する見通しだ。
 
自治体との協定締結に関し、同社は工事用車両の運行計画や環境保全策について村と確認書を取り交わす予定と説明。
これを踏まえてJR側が工事着手するかどうか決め、村側が同意するかどうか判断することになる。
(信濃毎日新聞)




以下引用

中日新聞 2016年10月16日
リニア関連工事「住民の理解得た」 JR側、大鹿で説明会
 JR東海が十四日夜に大鹿村で開いたリニア中央新幹線の南アルプストンネル関連工事の説明会は、参加した住民七十人から質問や疑問の声が相次ぎ、午後七~十時半まで続いた。終了後、JR側は「住民の理解を得た」と言い切った。これ以上の説明会は開かず、村と工事に関する確認書を交わして着工に動きだす考えだが、住民の不安や不満が強く残る中で、村が確認書に応じるか注目される。
 「事業主であり、リニア工事の責任はJRにある。着工の判断は住民の多数決や村の同意を得る問題ではない。私たちが判断する」
 沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は、参加者から「住民の理解と同意をどう考えているのか」と問われると、こう答えた。一方で「村長が反対と言っているうちはできない」とも述べた。
 住民の間では、工事で発生する土砂の処分先や土砂を運ぶトラックの運行に対する不安や不満が根強い。特に村民の生活に欠かせない県道松川インター大鹿線は、ピーク時に千七百台の車両が通行する。全線二車線化を求める声が少なくない。
 九月の住民説明会でも二車線化や土砂処分先が決定した後の着工を求める声が上がったが、この日もJR側はトンネルの新設や道路拡幅工事で対応する従来の回答を繰り返した。「工事で住民生活に影響が出ることは承知している。不満をなくす努力をしていく」と語っても、新たな対応策は打ち出さなかった。
 参加者からは「住民自治をどう考えているのか」との声も上がった説明会。終了後、沢田部長は「説明会は終わり。次のステップに移りたい」ときっぱり語った。
 (沢田佳孝、服部桃)
◆住民ら不安や憤り 飯田で集い
 リニア中央新幹線に関連する工事の影響や移転に対し、住民らが不安な思いや現状を述べる「リニアのふあんを語る集い」が十五日、飯田市鼎中平の鼎文化センターで開かれた。約六十人が参加し、大鹿村、豊丘村、喬木村、飯田市上郷飯沼の議員や住民計七人が、各自治体の近況を報告した。
 飯田下伊那地方の自然を学び守っていく「伊那谷の自然を学ぶ会」が主催。大鹿村からは、大鹿リニアを止める実行委員会の宗像充さんらがこれまでの経緯を紹介。宗像さんらが要望している住民主体の説明会についても「村は住民が勝手にJR東海と交渉してくれと、無責任。不信感を持つ」と憤りを示した。
 このほか、豊丘村神稲の源道地の発生土置き場候補地を、JR東海が断念するまでの住民の動きや、喬木村のリニア工事による壬生沢川の水害の恐れなども報告された。
 リニア県駅が建設される飯田市上郷飯沼の北条地区については、大坪勇さんが九月三十日の住民説明会の内容を説明した。
 市が代替地候補として示したエリアの地権者と事前に話し合いがされなかったことに対し「ずさんな計画」と指摘。駅周辺整備区域の活用方法やJR飯田線の新駅設置に疑問を呈した。



信濃毎日新聞 2016年10月15日
大鹿でリニア説明会 JR「住民理解得られた」
リニア中央新幹線南アルプストンネルの工事説明会であいさつするJR東海の担当者=14日午後7時5分、大鹿村交流センター

 JR東海は14日夜、今秋中ごろの工事着手を目指すリニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)について、下伊那郡大鹿村で全村民対象の2回目の工事説明会を開いた。同社の沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は終了後、「今日の説明会を終えて住民の理解が得られたと考えている」と述べた。今後の工事説明会は予定されておらず、沢田氏は「工事着手の条件は整った」と強調。リニア計画は県内初の本体工事開始に向けて大詰めを迎えた。
 一方、説明会後、反対派住民でつくる「大鹿リニアを止める実行委員会」が記者会見。代表で同村上蔵地区の宗像充さん(41)は「これまでより一層理解と同意が遠くなった」と述べ、JRの姿勢を批判した。
 また、JR側は、大鹿村長と村議会の同意後に工事を始めることなどを求めていた意見書に関し、口頭で回答したことを明らかにした。村議会によると「基本的には意見書の通りに対応する」との回答があった。
 JR側はこれまで工事着手の見極めは、事業者に課された義務として「第三者にお伺いを立てるというものではない」としてきた。村議会は今月3日、南アトンネル本体工事は、村議会と村長が「工事開始への同意」を表明した上で行う―などとする8項目の意見書を提出していた。
 村議会によると、回答は意見書を尊重するといった趣旨だったが、最終判断は従来通りJR側が決めるとの内容だった。今後、全村議8人と村長により、工事開始に同意するか協議する見通しだ。
 自治体との協定締結に関し、同社は工事用車両の運行計画や環境保全策について村と確認書を取り交わす予定と説明。これを踏まえてJR側が工事着手するかどうか決め、村側が同意するかどうか判断することになる。
 同社はこれまでに、工事着手の前提となる「住民理解」を得るため、9月7日に全村民対象の説明会を開き、その後、計4カ所での自治会単位の説明会を順次実施してきた。2回目の全体説明会は「(住民に)より理解を深めてもらうため」として開き、自治会単位の説明会などで受けた質問や要望に対して同社の考えを改めて示した。工事への「住民理解」は「社員が肌で感じる村の状況も重要な判断要素」とした。
 住民ら約70人が出席。質疑では、住民側がこれまでと同様の説明だとして「JRに歩み寄りが見られない」と批判の声が上がった。住民が主催する説明会の開催を求める提案をしたのに対し、同社は否定的な姿勢を示した。

中日新聞 2016年10月15日 長野
JR側、工事の都合強調 リニア、大鹿で住民説明会
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区の関連工事で、JR東海は十四日夜、工事現場となる大鹿村で二度目の住民説明会を開いた。九月七日にあった一回目の説明会では、トンネル掘削で発生する大量の土砂を運ぶ工事車両について、住民から不安や疑問の声が相次いだ。こうした問題を解消するのが狙いだ。
 JRは、県道の改良工事などを今秋から着手し、全長八・四キロの本線トンネルは年明けから着工する計画。
 この県道松川インター大鹿線は村民の暮らしに欠かせない生活道路になっており、工事車両が一日最大千七百台が通行する。
 JRはトンネル二本を新設し、五カ所で拡幅工事をする。県道の二車線化を求める声があるが「不都合が生じた場合、県と相談して対応する」と現段階での二車線化を否定。渋滞、事故の心配については「運転手を教育し、交通誘導員を配置する」とかわした。
 工事に伴う土砂は村内分で三百万立方メートルにものぼり、ナゴヤドーム二個分弱の規模。土砂の最終処分先が決まらない段階で工事を始めることへの反発が根強い。
 JRは「工事を始める段階で、すべての運搬先を確保するのは難しい。村内の仮置き場は、めどがほぼ立っている」と工事の都合を強調し、処分先決定前に着工する姿勢をあらためて示した。
 (沢田佳孝)

毎日新聞2016年10月16日 地方版
リニアと暮らし
JR、トンネル着工判断 大鹿村民は反発 説明会で「理解得た」 /長野
 2027年の開業を目指すリニア中央新幹線について、JR東海は14日夜、南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)の工事が行われる予定の大鹿村で、2回目となる全村民対象の説明会を開いた。終了後、沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は「住民の理解は得られた。着工に向けて次のステップに進みたい」と話し、村と確認書を締結したうえで着工する考えを明らかにした。これに対し反対派住民は「理解も同意もしていない」と反発を強めている。
 説明会には住民ら約70人が参加。JR側はこれまで開催してきた自治会単位の説明会で出た質問や要望について回答した。住民からは「JRに歩み寄りがない」「(工事で発生した)残土の置き場を決めてから工事すべきだ」などの厳しい意見が出た。
 報道陣の取材に応じた沢田部長は、この日参加した住民の大半が工事に批判的な意見だったにもかかわらず「着工の条件が整った」と判断した理由について「村内でいろんな人の話を聞く中で決めた。心配する村民もいるので、引き続き溝を埋めるためにコミュニケーションを取っていきたい」と述べた。
 JRは今後、村議会から提出された意見書に基づき、工事車両の通行ルールや環境保全策などを盛り込んだ確認書を村と締結。村長と村議会の同意を得て着工する見通しだ。
 一方、リニアに反対する住民団体「大鹿リニアを止める実行委員会」は、説明会終了後に記者会見を開いた。宗像充代表は「これまでより一層理解と同意が遠くなった。着工を判断したプロセスも不透明だ」とJRを批判。村に住民主催の説明会を開くよう求めていく方針を示した。【湯浅聖一】


読売新聞 2016年10月16日
リニア工事 JR「住民理解得られた」
◆大鹿で説明会 村、議会の同意後工事へ
 JR東海は14日夜、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区(大鹿村~静岡市葵区間、8・4キロ)の住民説明会を大鹿村で開いた。終了後、JRは「住民の理解は得られた」として、近く村と工事車両の運行ルールなどについての確認書を取り交わし、工事に着手する考えを示した。
 JRは9月7日の全体説明会以降、自治会単位の工事説明会を4回開催。2回目となった今回の全体説明会には約70人が参加した。JRは、住民の不安が大きい工事車両の運搬計画などを重点に説明し、ピーク時に1日約1350台と見込む工事車両の低減に今後も努めることなどを約束し、工事への理解を求めた。
 説明会では工事への反対意見が目立ったが、終了後、JRの沢田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は「この説明会だけでなく、これまでのいろんなやりとりを通じ、理解が得られたと考えている。次のステップに進めると判断している」と述べた。今後の説明会は予定していないという。
 ただ、実際の工事の着手については、村と確認書を取り交わした後、村議会が要望していた「村と議会の同意」表明を待つとし、開始時期は明言しなかった。
 一方で、リニアに反対する住民グループも説明会後に記者会見し、中心メンバーの宗像充さんは「JRが一方的に『住民理解を得られた』と言っても理解をするのは住民だ。より一層理解と同意が遠くなった」と述べ、JRの姿勢を批判した。

南信州新聞[ 2016年 10月 15日 土曜日 13時05分 ]
JR東海が大鹿で工事説明会
リニア中央新幹線

 リニア中央新幹線の2027年開業に向けて建設を進めるJR東海は14日夜、南アルプストンネル(総延長25キロ)の長野工区(約8・4キロ)について、大鹿村全村民対象の2度目の工事説明会を村交流センターで開いた。同社の澤田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は終了後、工事開始の前提としていた住民理解は「得られた」とし、工事着手に意欲を見せた。次のステップとして工事着手に向けた村との確認書の協議に移り、その後工事着手を判断する。
 JRの「今秋の工事着手」とする方針はいまだ変わらず、本体工事は大詰めを迎えた。
 工事説明会は9月7日に始まり、自治会単位を含めこれまでに計6回実施した。JR側は「工事を前提とする質問が多く出た」と振り返り、積み重ねによって「理解は得られた」との認識。確認書を結ぶ手続きに入れると判断し、工事説明会は今回が最後とした。
 工事着手に向けてJR側は工事の安全、環境の保全、地域との連携の3つを念頭に置いて進める姿勢。工事の実施の段階になっても村民とのコミュニケーションは欠かさないとし「節目節目で説明会をやるとか、情報提供をいろいろな形でしていき、不安や心配を取り除く」と加えた。
 村と取り交わす予定の確認書について、JRは工事用車両の運行に関するルールのほか環境に関わる測定なども盛り込むとした。
 またJR側は、村長と村議会が協議の上で「工事開始への同意」を表明した後に工事を開始して―などと求めた意見書に対し、同日午後に議会側に回答したことを明らかにした。同意後の着手についてJR側は「そうします」と回答。熊谷英俊議長は取材に「最低限の回答はもらえた」とした。
 JRは村と確認書を締結した後、村側の話し合いの結果を受けて工事着手するかどうか最終判断する。
 「より理解を深めてもらうため」と位置付けた2度目の全体の説明会には、住民ら約70人が出席。JR側はこれまでの説明会で出された質問内容や回答を紹介し、質問の中で多かった工事用車両の台数や運行の仕方について改めて説明した。
 質疑応答では、住民側から「理解が進んだとはいえない」「JRに歩み寄りが見られない」などの声が上がり、JR側の進め方を批判した。工事着手の判断について、澤田担当部長は「村や議会に責任を委ねるつもりはない。われわれが最終的に判断する時は、村長の考えは判断材料にはなるが、決めるのはわれわれ」と述べた。
 村内ルートは約13キロ。ほとんどがトンネルで非常口が4カ所、橋梁と変電施設が1カ所ずつ設けられる。13キロのうち8・4キロについて、JRは今年2月、大手ゼネコン鹿島(東京)を中心とする共同企業体(JV)と工事契約を締結した。南アトンネルはリニアの最難関工事とされ、山梨側では昨年12月に工事が始まっている。

///////////////////////////////////////////////////

関連記事

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : リニア新幹線 大鹿村 説明会 JR 住民軽視

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

ajimu-ra

Author:ajimu-ra

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ(タブ)
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブログランキング
↓↓クリックお願いします↓↓

FC2Blog Ranking

ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

フリーエリア
blogram投票ボタン