2016-11-24(Thu)

九州新幹線長崎ルート FGT 走行試験の再開未定 

フリーゲージトレイン 車両製造費が想定の3倍  「現実的な水準を超えている」(JR九州)

◇新型車両、走行試験の再開未定 九州新幹線長崎ルート
----国土交通省は18日、九州新幹線長崎ルートへの導入を目指すフリーゲージトレインFGT、軌間可変電車)について、依然として安全性確立のメドが立っていないと明らかにした。車輪の幅を変えて新幹線と在来線双方の線路を走れるが、走行試験中に車軸に摩耗が見つかり中断。改良したが良い結果が得られず、再開の時期も未定のままとなっている。

----FGTの開発を巡っては、走行試験中の2014年末に車軸の摩耗が見つかり中断。国交省などは対策を施した新しい台車を開発したものの、走行試験の前段階の室内試験で、再び部品の摩耗が確認された。今後、条件を変えて試験を継続し、来年初夏までに再度結果をとりまとめ、走行試験の可否を判断する予定。

車両製造と保守点検のコストは一般の新幹線車両に比べて3倍程度と試算された。九州旅客鉄道(JR九州)は「現実的な水準を超えている」としている。
(日本経済新聞)

九州新幹線長崎ルート、車両製造費が想定の3倍に 国交省、開業日程は変更せず
----九州新幹線長崎ルート(武雄温泉-長崎)に導入する軌間可変車両(フリーゲージトレイン)の開発をめぐり、国土交通省は18日、車両製造と保守のコストが想定の2・5~3倍に膨らむ可能性があることを明らかにした。
(産経ニュース)

フリーゲージトレイン、耐久試験の再開めど立たず…新幹線在来線直通電車
----不具合の発生で耐久走行試験が中断している軌間可変電車(フリーゲージトレイン)について、有識者で構成される軌間可変技術評価委員会が11月18日、国土交通省で開かれた。耐久走行試験の再開時期は示されず、営業運転での実用化がさらに遅れる可能性が高まった。

フリーゲージトレインは、車軸に取り付けられている二つの車輪の間隔を変えることで、2本のレール幅(軌間)が異なる新幹線と在来線の両方を走ることができる車両。九州新幹線西九州ルートの武雄温泉~長崎間(2022年度開業予定)と長崎本線などの在来線を走って博多~長崎間を直通する列車に使用することが考えられている。
(レスポンス)

「軌間可変技術評価委員会」の開催結果について(2016年11月18日)
http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr7_000009.html






以下引用

国土交通省ホーム>政策・仕事>鉄道>
「軌間可変技術評価委員会」の開催結果について
「軌間可変技術評価委員会」の開催結果について(2016年11月18日)
http://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr7_000009.html
軌間可変電車(フリーゲージトレイン)については、平成26年10月から開始した3モード耐久走行試験で発生した車軸摩耗等の不具合に対して、平成27年12月の「軌間可変技術評価委員会」で推定原因と対策案が了承され、その後、不具合対策の検証試験等を進めてまいりましたが、本日、その検証結果等が「軌間可変技術評価委員会」に報告され、審議のうえ了承されました。(別添資料参照)

軌間可変技術評価委員会委員(敬称略、委員50音順)
委員長 谷 藤 克 也 新潟大学名誉教授
委 員 石 田 東 生 筑波大学大学院教授
〃 石 田 弘 明 明星大学教授
〃 大津山 澄 明 大阪産業大学教授
〃 河 村 篤 男 横浜国立大学大学院教授
〃 古 関 隆 章 東京大学大学院教授
〃 島 村 誠 防災科学技術研究所センター長
〃 須 田 義 大 東京大学教授
〃 水 間 毅 東京大学大学院特任教授
(参考)
開催日時:平成28年11月18日(金)13:00~
場 所:中央合同庁舎3号館 11階 特別会議室
添付資料
添付資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001152892.pdf

国土交通省鉄道局技術企画課明石、田所
電話 :03ー5253-8111(内線40756、40752)
直通 :03-5253-8547
ファックス :03-5253-1634

********************************

佐賀新聞 2016年11月22日 10時04分
国交省、佐賀県にフリーゲージ説明
九州新幹線長崎R 「開業時期、予定通り」
 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の耐久走行試験延期に関し、国交省は21日、佐賀県の副島良彦副知事らに判断の経緯や今後の方針を説明した。FGTの先行車を一部導入して2022年度に暫定開業する計画について、同省は「スケジュールの遅れは現時点で考えていない」と強調した。
 水嶋智鉄道局次長ら4人が県庁を訪れ、18日に開かれた技術評価委員会の結果と年度内再開を目指していた耐久走行試験の延期について説明した。
 説明は非公開。国交省や県によると、車軸部品の不具合を改良した台車の屋内走行試験で、荷重をかけた試験の際、台車の揺れや摩耗が確認され、「耐久走行試験に移行する条件が満たされていない」と判断したことなどを報告。屋内試験は「極めて過酷な条件でやった」とし、検証の意味でも半年をかけて実際の線路で試験をして、耐久走行試験の再開について判断する考えを説明した。
 在来線特急と新幹線を乗り継ぐ「リレー方式」での22年度暫定開業などを盛り込んだ関係機関6者による合意内容についても「変更はない」とし、暫定開業に合わせた大町-高橋間の複線化も予定通り実施する考えを示したという。
 説明後、水嶋次長は「検証試験を精緻に行うことで耐久走行試験のプロセスが一部省略できる」などとし、22年度の先行車導入、25年春以降の量産車での全面開業のスケジュールに変更はないと強調した。
 副島副知事は「いくつか事務的に詰める部分はあるが、大方、明らかにしてもらった」と国の説明を評価しつつも、「現場で一つでも事象が分かれば、逐次報告をお願いしたいと申し入れた」と話した。水嶋次長は長崎県庁でも中村法道知事に説明した。

長崎新聞(2016年11月22日更新)
フル規格化 現時点ではない
 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレインFGT、軌間可変電車)の開発遅れ問題で、国土交通省の水嶋智鉄道局次長が21日、本県を訪れ、耐久走行試験の再開延期を決めた経緯を中村法道知事らに説明した。終了後の取材に対し水嶋次長は、FGT導入計画に遅れが出ないよう技術開発に全力を挙げる考えを示しながら、本県に待望論がある全線フル規格化にかじを切る考えについては「現時点ではない」と否定した。
 説明会には、沿線自治体の首長や議会関係者らが出席。国交省側は耐久走行試験先送りの理由として、車軸の摩耗や高速走行時の揺れ、維持管理コスト高を列挙。耐久走行試験に耐えられるかどうか、試験車両を実際に走らせて調べる「検証走行試験」を来月から約半年間行い、耐久走行試験の実施を判断する方針を伝えた。
 質疑では、半年後の検証結果が芳しくなかった場合の対応に質問が集中。中村知事は「道行きが曖昧になりつつある」と懸念を示しながら「検証やコスト縮減策の結果が思わしくない場合は、さらに時間をかけて検討するのか、別の選択肢を含めて考えるのか」と尋ねたが、水嶋次長は「今考え得る最善の方策を採り、検討を進める。現時点ではそれに尽きる」と繰り返すにとどめた。
 また国交省は「今の対策がベスト」として検証走行試験には新たな摩耗対策を施さずに臨む方針。これに中村知事は「(現状のまま試験しても)摩耗の可能性は大いにあるのではないか。何らかの改良措置が必要では」と疑問を投げかけた。


時事通信(2016/11/21-18:06)
試験延期を地元に説明=九州新幹線フリーゲージで-国交省
 国土交通省は21日、九州新幹線長崎ルート(博多-長崎)に導入予定の新型車両「フリーゲージトレイン」(FGT)の耐久走行試験の再開を約半年間延期する方針について佐賀、長崎両県に説明した。国交省が2025年の全面開業までのスケジュールに変更が生じない点を強調したのに対し、両県側はおおむね理解を示した。
 FGTは、車輪間の幅を変えることで在来線と新幹線の両方の線路を走ることが可能な車両。室内での走行試験で車軸に摩耗が生じたため、耐久試験の再開を約半年間延期することになった。同日午前に佐賀、午後に長崎を訪問した水嶋智鉄道局次長は、実際にFGTを線路で走行させて車軸の摩耗の状況を詳しく調べる検証走行試験を新たに実施することなどを説明した。


日本経済新聞 2016/11/21 19:15
JR西社長、フリーゲージ「山陽新幹線乗り入れ難しい」
 西日本旅客鉄道(JR西日本)の来島達夫社長は21日の記者会見で、九州新幹線長崎ルートに導入が計画されている在来線線路も走る車両フリーゲージトレイン(FGT)について「山陽新幹線への直接乗り入れは難しい」との見解を示した。FGTは最高時速260キロメートルとなる計画だが「山陽新幹線は同300キロメートル区間で、走行性能が異なる」と述べた。
 FGTは線路の幅にあわせ車輪の左右の幅を変えられるが、耐久走行試験が中断している。博多―長崎間の沿線関係者からは山陽新幹線への乗り入れを望む声が上がっていた。また来島社長は北陸新幹線の敦賀以西の延伸について「小浜・京都ルートが新幹線の速達性などの面から望ましい」と話した。


レスポンス 2016年11月20日(日) 15時56分
フリーゲージトレイン、耐久試験の再開めど立たず…新幹線在来線直通電車
不具合の発生で耐久走行試験が中断している軌間可変電車(フリーゲージトレイン)について、有識者で構成される軌間可変技術評価委員会が11月18日、国土交通省で開かれた。耐久走行試験の再開時期は示されず、営業運転での実用化がさらに遅れる可能性が高まった。
フリーゲージトレインは、車軸に取り付けられている二つの車輪の間隔を変えることで、2本のレール幅(軌間)が異なる新幹線と在来線の両方を走ることができる車両。九州新幹線西九州ルートの武雄温泉~長崎間(2022年度開業予定)と長崎本線などの在来線を走って博多~長崎間を直通する列車に使用することが考えられている。
2014年4月からは、第3次試験車両が九州新幹線・軌間変換・在来線(鹿児島本線)を繰り返し走って60万kmを走行する「3モード耐久走行試験」が始まった。しかし同年11月、約3万kmを走行した時点で車軸と軸受けの接続部に摩耗痕が見つかるなどのトラブルが発生。耐久走行試験も中断している。
2015年12月には軌間可変技術評価委員会で不具合の原因と対策案が了承され、摩耗対策として開発した改良台車などの検証試験が始まった。これを受けて2016年3月には、国交省やJR九州などの関係6者が西九州ルートの今後の進め方について合意。武雄温泉~長崎間の開業当初はフリーゲージトレインを導入せず、武雄温泉駅で在来線特急と新幹線列車を乗り換える方式を導入するとした。
国交省の今回の発表によると、改良台車の室内回転試験を実施したところ、通常の状態では約3万7500km走行させても摩耗が確認されなかった。しかし、実際の走行時の振動を模して荷重を増やした条件で回転させたところ、約9000km走行した段階で摩耗が発生した。改良台車は「摩耗対策に一定の効果は認められる」としつつ、「現時点で60万km相当走行できる耐久性を有すると判断するのは難しい」とした。
こうしたことから国交省は、現状では「このまま耐久走行試験に移行する条件は満たされていない」とし、まず約1万kmの検証走行試験などを実施。改めて評価委での評価を受けた上で、3モード耐久走行試験の再開を目指すことにした。検証走行試験は2017年夏をめどに実施する方針だ。
《草町義和》

http://response.jp/article/img/2016/11/20/285683/1121614.html
3モード耐久走行試験が中断しているフリーゲージトレインの第3次試験車両。来夏にも検証走行試験を実施する方針が固まったが、耐久走行試験の再開めどは立っていない。

http://response.jp/article/2016/11/20/285683.html
車輪の幅を変えることができるフリーゲージトレインの台車。2014年の耐久走行試験で摩耗痕が見つかったため走行試験が中断している。


佐賀新聞 2016年11月19日 11時27分
JR九州「コスト高く非現実的」
フリーゲージ 安全確立へやむなし
 フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の耐久走行試験の再開延期が決まった18日、JR九州の広報担当者は「車軸の摩耗(対策)、高速走行安定性は新幹線が備えるべき基本的要件」と話し、安全性の確立に向けてやむを得ない判断と受け止めた。
 車軸交換などで維持管理費用が新幹線の2・5~3倍になるという国土交通省試算には「現実的な水準を超えている」と戸惑いをみせた。開発主体の鉄道・運輸機構とともに一層のコスト低減を図る姿勢を示しつつ、「理想としては通常の新幹線並みが望ましいが、難しいことは承知している」と難航も予想した。
 部品交換や摩耗管理の周期や手法は、来月以降の検証走行試験で確認していくという。耐久走行試験の延期が開業に及ぼす影響については「現段階では製造期間の短縮などで対応できる。これまで通りのスケジュールで進んでいく」と変更がないことを強調した。

佐賀新聞 2016年11月19日 11時30分
フリーゲージ、耐久試験の再開延期 車軸に再び不具合
九州新幹線長崎ルート
 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関し、国土交通省は18日、目標としていた耐久走行試験の年度内再開を断念し延期することを決めた。改良した車軸の回転試験で再び不具合が発生した。今後、半年かけて検証走行試験を追加し、技術面とコスト面の改善を図り、来年5~6月ごろの再開を目指す。開発スケジュールについては「変わらないように取り組む」とした。
 国交省鉄道局の岸谷克己技術開発室長は、順調にいけば2022年度の「リレー方式」による暫定開業時に先行車を導入し、25年春以降に量産車で全面開業する全体スケジュールは変更しないことを強調した。半年の遅れは、耐久走行試験の期間を半年縮めて帳尻を合わせる考えを示す一方、現行計画を維持するには「(これ以上遅れると)余裕がない」と語った。
 国交省は18日に開いた専門家による技術評価委員会で、「現時点では耐久走行試験に移行する条件が満たされていない」と報告し、了承された。
 FGTの耐久走行試験は14年10月から始めたが、翌11月に車軸が摩耗するなどの不具合が判明し中断した。開発主体の鉄道・運輸機構が今年5月から屋内で改良した台車による検証試験を実施した。
 その結果、通常状態で摩耗は確認されなかったが、振動を想定して荷重を1・3倍に引き上げたところ、摩耗が発生した。時速280キロの高速走行試験でも安定性を欠く台車の揺れが確認された。これらの対応で車軸の交換やメンテナンスにかかる維持管理費が、既存の新幹線より2・5~3倍程度になることも分かった。
 岸谷室長は、屋内試験について「相当厳しい条件でやったが、その不具合が実際のレールを走ってどうなるのか改めて調査、確認していく」とし、来月から試験車両を熊本、鹿児島両県の九州新幹線や在来線を約1万キロ走らせ、耐久走行試験を再開できるかどうかを検証する。
 佐賀県の山口祥義知事は「FGTでしっかり開業されることを期待しているが、技術開発の難しさもあるのだろう。国交省からの説明を聞いて対応を考えたい」と述べた。
■解説 半年後に正念場
 フリーゲージトレイン(FGT)が抱える技術的な課題の解決を半年間先送りした18日の国交省の決定。「開発スケジュールに変更がないよう努める」と強弁する一方、現行計画を維持するには時間的に「余裕がない」とも漏らす。国はFGT開発に執念を見せるが、後がなくなってきた。
 新たに判明した車軸の不具合はどれほど深刻なのか。国交省の担当者は「想定していなかったのは事実だが、技術開発の過程ではありえること」と明言を避ける。一方で改善策は「一定の効果は認められ、方法自体は間違っていない」「想定の案がうまくいけばコストも相当削減できる」と自信ものぞかせた。
 安全性に関する問題だけに何よりも優先して判断されるべきだが、先送りによって長崎県側から全線フル規格を求める声が強まりかねない。佐賀県としては800億円超との試算もある追加負担が生じるフル規格は飲めるわけもなく、関西直通の経済効果を得られない「リレー方式」の固定化も認められない。FGT導入は譲れない一線だ。
 正念場は必ず半年後にやってくる。佐賀県は開発状況を注視しながら、何が県民にとって大切なのかを考えていく「判断力」と「交渉力」が求められる。

日本経済新聞 2016/11/18 21:40
新型車両、走行試験の再開未定 九州新幹線長崎ルート
 国土交通省は18日、九州新幹線長崎ルートへの導入を目指すフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)について、依然として安全性確立のメドが立っていないと明らかにした。車輪の幅を変えて新幹線と在来線双方の線路を走れるが、走行試験中に車軸に摩耗が見つかり中断。改良したが良い結果が得られず、再開の時期も未定のままとなっている。
 同日開いた専門家でつくる技術評価委員会で報告された。
 FGTの開発を巡っては、走行試験中の2014年末に車軸の摩耗が見つかり中断。国交省などは対策を施した新しい台車を開発したものの、走行試験の前段階の室内試験で、再び部品の摩耗が確認された。今後、条件を変えて試験を継続し、来年初夏までに再度結果をとりまとめ、走行試験の可否を判断する予定。
 車両製造と保守点検のコストは一般の新幹線車両に比べて3倍程度と試算された。九州旅客鉄道(JR九州)は「現実的な水準を超えている」としている。

産経ニュース 2016.11.18 18:06
九州新幹線・長崎ルート、車両製造費が想定の3倍に 国交省、開業日程は変更せず
 九州新幹線の長崎ルート(武雄温泉-長崎)に導入する軌間可変車両(フリーゲージトレイン)の開発をめぐり、国土交通省は18日、車両製造と保守のコストが想定の2・5~3倍に膨らむ可能性があることを明らかにした。
 2014年11月に始めた耐久走行試験で不具合が見つかり、対策として車軸を定期交換する必要が生じたため。JR九州などは、同年12月に中断した試作車両の実走行試験を来月再開し、詳細な対策とコスト削減策を来夏までに検討する。在来線と新幹線を乗り継ぐリレー方式による2022年度の暫定開業と、25年度の全面開業に関しては、同省は変更しないとしてる。

NHK 11月18日 18時41分
フリーゲージトレイン 耐久性確認できず 九州新幹線長崎ルート
九州新幹線長崎ルートへの導入を目指している「フリーゲージトレイン」と呼ばれる新型車両について、国土交通省は現状では営業運転に必要な耐久性が確認できないとして、今後、さらに試験を重ねていくことを明らかにしました。
「フリーゲージトレイン」は、線路の幅が違う新幹線と在来線の両方を走行できるように左右の車輪の幅を変えることができる新型車両で、国土交通省などが福岡県の博多駅と長崎駅を結ぶ九州新幹線長崎ルートへの導入を目指しています。
 しかし、おととし、車両の走行試験中に複数の台車の車軸付近に傷が見つかったため、走行試験は中断されています。
 18日はこの問題を検討している有識者の会合が国土交通省で開かれ、走行試験の再開に向け、ことし5月から8月にかけて専門の施設で台車の試験を行ったところ、再び車軸に傷が見つかったことが報告されました。
 これを受けて国土交通省は「フリーゲージトレイン」について、現状では営業運転に必要な耐久性が確認できないと判断しました。
 国土交通省は来月から半年間かけて、新型車両を実際に線路上で1万キロ程度走らせて、耐久性を再度調査することにしていて、その結果を検証し本格的な走行試験を再開できるかどうか見極めることにしています。

産経West 2016.11.18 17:40
どうなる九州長崎・北陸新幹線…フリーゲージ試験延期へ 改良車も不具合
 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)について、国土交通省が年度内を目指していた耐久走行試験の再開を延期する方向で調整していることが17日、分かった。2年前の試験中断を受け車両を改良していたが、部品の摩耗など新たな不具合が発生。引き続き技術面の検証が必要な上、コスト面の課題も解決していないためだ。北陸新幹線への導入構想に影響が出る可能性もある。
長崎ルートは「リレー方式」で暫定開業の予定だが…
 平成26(2014)年10月に始まった耐久走行試験は、直後に車軸付近にひびや摩耗が見つかり中断。その後、車軸付近の部品を改良し、試験に耐えられるかどうかを室内試験で検証していた。メンテナンス費用がかさみ、採算性が悪い可能性があることも判明した。
 国交省は来夏まで改良車の検証やコスト削減策の検討を続ける方針で、18日の専門家委員会に説明し、最終判断を仰ぐ。
 FGTは、線路の間隔が違う新幹線と在来線の両方を走行できる車両で、国やJR九州などが開発を進めている。
 長崎ルートは平成34(2022)年度に在来線と新幹線を乗り継ぐ「リレー方式」で暫定開業し、一部にFGTの先行車を導入する計画で、37年度以降にFGTの量産車による全面開業を目指していた。北陸新幹線では福井県・敦賀-大阪が開業するまでの間、FGTを導入する構想がある。
 国交省はFGTの導入スケジュールが遅れないよう開発を急ぐ構えだが、度重なるトラブルを受け、沿線自治体から全線をフル規格で整備するよう求める声が強まる可能性もある。

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