2017-01-15(Sun)

盲導犬連れた男性が転落・死亡 JR蕨駅 ホームドアなし 

視覚障害者事故 対策強化の矢先に ホームドア未設置駅「駅員が原則介助」だが

埼玉県蕨市のJR京浜東北線蕨駅のホームから、14日午前7時10分ごろ、盲導犬を連れていた男性が転落した事故。

----JR東日本は昨年12月、蕨駅を含む京浜東北線全36駅と根岸線・桜木町駅の計37駅にホームドアを新設すると発表。蕨駅の1日の利用者は約12万人(15年度)で、2020年度末までに設置する計画となっている。
 
国土交通省によると、視覚障害者がホームから転落したり、列車と接触したりした事故は10~15年度に計481件発生。昨年8月と10月には東京都と大阪府で死亡事故があり、同省は1日の利用者が10万人以上で設置条件を満たす駅に20年度までにホームドアを設置する対策を打ち出した。

未設置駅では1人で行動する視覚障害者を見かけた場合、駅員が構内を誘導して乗車を介助したり、乗車まで見守ったりすることを決めた。

ホームドア未設置駅「駅員が原則介助」だが
----国と鉄道各社は昨年12月、ホームドア未設置の駅では駅員が原則として視覚障害者を介助すると取り決めた。JR蕨駅で転落した男性は自動改札を通過したとみられ、JR東日本大宮支社は駅員が男性に気づいたのか、声かけを実施したかなど当時の対応を確認している。
(毎日新聞)




以下引用

朝日新聞デジタル 2017年1月15日05時04分
視覚障害者事故、対策強化の矢先に 埼玉で線路に転落死
盲導犬を連れた男性が転落したJR蕨駅のホーム=14日午後、埼玉県蕨市、平良孝陽撮影
 14日朝、埼玉県蕨(わらび)市のJR蕨駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、列車と接触して死亡した。視覚障害者の同様の事故は昨年も相次ぎ、国や鉄道会社が対策強化を打ち出した矢先の事故だった。
 県警蕨署によると、死亡したのは同県川口市のマッサージ師の男性(63)で、両目が不自由だった。男性は14日午前7時10分ごろ、蕨駅のホームで盲導犬を連れて歩いていたところ、線路に転落し、進入してきた京浜東北線の大船行き普通列車と接触して頭や上半身などを強く打ち、約5時間後に死亡した。
 駅の防犯カメラの記録や、接触した列車のドライブレコーダーなどを署が分析した結果、男性は駅の自動改札を通過後、ホームの点字ブロックより線路側を歩行。列車が近付く直前に線路側に一歩踏み出し、転落したとみられる。
 男性の転落時、盲導犬をつなぐハーネス(胴輪)は男性の手から離れており、犬は落ちずにホームに残っていた。当時、ホームはすいており、男性の周辺にはほかの乗客が1~2人いる程度だったという。男性は一人暮らしだった。
 JR東日本によると、蕨駅に転落防止用のホームドアは設置されていない。ホームドア未設置の駅での事故防止策について、国土交通省は昨年末、駅員が視覚障害者を見かけたら構内を誘導して乗車をサポートするよう、鉄道会社に要請。サポートを断られた場合も、乗車まで見届けることを求めている。
 同社も駅員が視覚障害者の乗車をできるだけ見守ることにしているが、事故当時、ホームに駅員は配置していなかったという。同社は、駅員の対応について調べている。(小笠原一樹、平良孝陽)
ホームドア、蕨駅は20年度末までに設置予定
 駅のホームから視覚障害者が転落して亡くなる事故は相次いでいる。昨年8月には東京都の東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、同10月には大阪府の近鉄大阪線河内国分駅で発生。国土交通省によると、視覚障害者がホームで転落したり列車と接触したりした事故は、2010~15年度に計481件起きている。
 全国約9500の駅のうち、転落防止用のホームドアが設置されているのは16年3月末時点で665駅。同省は昨年末、1日に10万人以上が利用する260駅のうち約60駅について、20年度までのホームドア設置を鉄道会社に求めた。
 JR東日本によると、今回事故が起きた京浜東北線の蕨駅を含め、同線の全35駅には現在、ホームドアはない。ただ同社は昨年末、京浜東北線の全駅を含む計37駅にホームドアを設けると発表し、蕨駅では20年度末までに設置される予定になっている。(伊藤嘉孝、石山英明)


毎日新聞2017年1月15日 00時47分
全盲男性転落死
ホームに駅員不在 埼玉・蕨
 埼玉県蕨(わらび)市中央1のJR京浜東北線蕨駅で14日午前、盲導犬を連れた全盲の男性が線路に転落し、進入してきた電車の側面に接触した事故で、男性は同日午後、搬送先の病院で死亡が確認された。駅のホームには点字ブロックがあったが、転落を防ぐホームドアはなかった。県警蕨署は転落の原因を詳しく調べている。【鈴木拓也、三股智子、内橋寿明】
 死亡したのは同県川口市のマッサージ師の男性(63)。14日午前7時10分ごろ、蕨駅のホームから線路に転落し、進入してきた大宮発大船行き普通電車(10両編成)の側面に接触した。男性は全身を強く打ち、病院に運ばれたが死亡が確認された。
 同署やJR東日本大宮支社によると、事故直前、男性は盲導犬を連れて階段でホームに下り、階段の壁からホーム端までの幅約2メートルのスペースを歩く姿が監視カメラに映っていた。その後、ホームの端で電車を待つように線路側を向いて立っている姿が電車のドライブレコーダーに記録され、電車がホームに入る直前に線路に転落する状況が利用客に目撃されていた。運転士は手前で転落に気づいたが、ブレーキが間にあわなかったという。盲導犬は無事だった。
 当時、駅構内には少なくとも4人の駅員がいたが、ホームにはいなかった。同駅では平日の通勤時間帯はホームに駅員を配置するが、14日は休日ダイヤだったため配置していなかった。ホーム上の様子は事務室内の監視カメラのモニターで確認できるが、常時見ている駅員はいない。
 男性は蕨駅近くで1人暮らしをしていた。近所の住民によると、隣の西川口駅近くでマッサージ店を経営し、ほぼ毎日、電車で通っていたという。
 JR東日本は昨年12月、蕨駅を含む京浜東北線全36駅と根岸線・桜木町駅の計37駅にホームドアを新設すると発表。蕨駅の1日の利用者は約12万人(15年度)で、2020年度末までに設置する計画となっている。
 国土交通省によると、視覚障害者がホームから転落したり、列車と接触したりした事故は10~15年度に計481件発生。昨年8月と10月には東京都と大阪府で死亡事故があり、同省は1日の利用者が10万人以上で設置条件を満たす駅に20年度までにホームドアを設置する対策を打ち出した。未設置駅では1人で行動する視覚障害者を見かけた場合、駅員が構内を誘導して乗車を介助したり、乗車まで見守ったりすることを決めた。
「階段脇、狭く危険」
 事故が起きた約5時間後、勤務先から帰宅途中だった全盲の中井一夫さん(52)=東京都板橋区=が蕨駅ホームで取材に応じた。
 中井さんは生まれつき目が不自由で、白杖(はくじょう)を頼りに同駅を27年前から利用している。「ホームの階段脇は幅が狭くて危険だと感じていた。人ごととは思えない」と話した。
 事故の直前に男性が立っていたとみられる場所は幅が約2メートル。中井さんはこの場所を通る時に、足や白杖で点字ブロックを探し、点字ブロックの内側を慎重に歩くよう心がけている。
 中井さんは「今後、駅にホームドアが設置されることはありがたいが、設置されるまでに転落してもおかしくない」と不安を打ち明け、「事故から命を救える場合があるので、視覚障害者には声をかけてほしい」と駅の利用者への望みを語った。【奥山はるな】

毎日新聞1月14日(土)12時45分
JR蕨駅転落>ホームドア未設置駅「駅員が原則介助」だが
◇国と鉄道各社、16年12月に取り決め
 埼玉県蕨市のJR京浜東北線蕨駅のホームから、14日午前7時10分ごろ、盲導犬を連れていた男性が転落した事故。国と鉄道各社は昨年12月、ホームドア未設置の駅では駅員が原則として視覚障害者を介助すると取り決めた。JR蕨駅で転落した男性は自動改札を通過したとみられ、JR東日本大宮支社は駅員が男性に気づいたのか、声かけを実施したかなど当時の対応を確認している。
 視覚障害者が駅のホームから転落死する事故は昨年8月に東京都港区の東京メトロ青山一丁目駅で、同10月には大阪府柏原市の近鉄河内国分駅で発生した。これを受けて国と鉄道各社が先月、ハード、ソフト両面の対策をまとめたばかりだ。ホームドア未設置駅で1人で行動する視覚障害者を見かけた場合は、駅員が原則として構内を誘導し、到着する列車を待って乗車を介助し、介助を断られた場合でも、乗車まで見守ると決めていた。【内橋寿明】

NHK 1月14日 18時56分
盲導犬連れた男性が線路に転落 電車と接触し死亡 埼玉 蕨
14日朝、埼玉県蕨市にあるJR蕨駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車と接触して死亡しました。警察は、誤って転落した可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
14日午前7時すぎ、埼玉県蕨市にあるJR蕨駅で、京浜東北線の南行きのホームにいた盲導犬を連れた男性が線路に転落し、電車と接触しました。男性は病院に運ばれましたが、死亡しました。
 警察によりますと、死亡したのは埼玉県川口市に住む自営業の63歳の男性で、目が不自由だったということです。
 警察などによりますと、現場のホームには点字ブロックが設けられていますが、転落防止用の柵などは設置されていませんでした。
 警察が電車に設置されたカメラの動画を調べたところ、男性はホームぎりぎりの位置に立ち、その左後ろに盲導犬がいる様子が確認され、男性はその後ホームから転落したということです。
 男性は転落する際にハーネスから手を離し、盲導犬は転落を免れたということです。当時、男性の周囲には誰もいなかったということで、警察は誤って転落した可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。
休日のためホームに駅員不在
JR東日本によりますと、京浜東北線の蕨駅は1日およそ12万人が利用します。14日は休日のため、事故当時ホームには駅員はいませんでしたが、改札には駅員が1人いたということです。
 JR東日本は「痛ましい事故が発生したことについて心よりおわび申し上げます。このような事故が発生しないよう原因を究明し、対策を取っていきます」と話しています。
相次ぐホーム転落事故と対策は
国土交通省によりますと、昨年度までの6年間に、視覚障害者がホームから転落したり列車と接触したりした事故は、合わせて481件に上っています。
 去年8月には、東京メトロ・銀座線の青山一丁目駅のホームから、盲導犬を連れて歩いていた男性が線路に転落し、電車にはねられて死亡しました。
さらに去年10月には、大阪・柏原市の近鉄大阪線の河内国分駅で、視覚障害のある男性が線路に転落し、特急電車にはねられて死亡する事故が起きました。
 事故を受け、国土交通省と鉄道事業者は、安全対策を検討する会議を設置し先月、1日に10万人以上が利用する駅では、条件が整えば平成32年度までにホームドアを設置することなどを盛り込んだ新たな対策をまとめました。
 ソフト面の対策としては、駅員の誘導案内の強化を挙げていて、ホームドアが設置されていない駅では視覚障害者から申し出があれば案内を実施するほか、視覚障害者に気付いた際は声をかけて案内を希望するか確認し、希望しない場合であっても可能なかぎり乗車まで見守るとしています。
 JR東日本では先月、今回、事故が起きた京浜東北線のすべての駅でホームドアを設置し、このうち蕨駅を含む26駅については平成32年度までに設置すると発表していました。
視覚障害者の女性「自分も蕨駅で転落」
JR蕨駅を通勤で利用している目が不自由な50代の女性は「私も以前、蕨駅で転落して、周囲の人たちに引き上げてもらったことがあります。目が不自由な人にもその位置が正確にわかるような形で、転落を防ぐドアの設置を進めてほしいです」と話していました。

東京新聞 2017年1月15日 朝刊
盲導犬男性が転落、死亡 JR蕨駅 ホームドアなし
 十四日午前七時十分ごろ、埼玉県蕨(わらび)市のJR京浜東北線蕨駅で、盲導犬を連れた視覚障害のある男性がホームから足を踏み外して線路に転落、大宮発大船行きの普通列車にはねられた。男性は病院に搬送されたが、約五時間後に死亡が確認された。
 蕨署やJR東日本によると、死亡したのは同県川口市のマッサージ師の男性(63)。蕨駅はホームに点字ブロックはあるが、ホームドアは設置されていない。駅員は平日朝のラッシュ時に限定して配置しており、事故当時はいなかった。
 ホームの幅は約十メートルあったが、転落現場は階段の壁からホームの端までは約二メートルと狭くなっていた。
 列車の車載カメラなどの映像では、男性は白杖(はくじょう)を持たずに点字ブロックの線路側におり、右足を踏み出して転落。運転士が非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。盲導犬は転落現場近くにいるところを保護された。この事故で上下線の一部区間で六本が運休、十二本が最大三十五分遅れ、一万五千人に影響が出た。
 昨年八月に東京メトロ銀座線青山一丁目駅で、盲導犬を連れた男性がホームから転落し、電車にはねられ死亡するなど、視覚障害者のホーム転落事故が相次いでいる。鉄道各社と国土交通省は昨年十二月、一日の利用者が十万人以上の駅には原則、二〇二〇年度末までにホームドアを設置することなどを決めた。JR東によると、蕨駅は利用者は約十二万人で、同年度末までにホームドアを整備する方針だった。

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東京新聞 2016年12月14日 朝刊
京浜東北線の大宮-桜木町間 全駅ホームドア設置へ
 駅で身体障害者らの転落事故が相次いでいることを受け、JR東日本は十三日、京浜東北線・根岸線(大宮-大船間)のうち大宮-桜木町の全三十七駅にホームドアを導入すると発表した。東京、横浜、品川など二十七駅に二〇二一年三月までに、大宮、与野、川崎など十駅には同年四月以降に設置する。桜木町-大船間は今後、検討する。
 JR東は山手線全駅にホームドアの設置を決め、既に二十九駅中二十四駅に設置済み。残る五駅のうち東京、新橋、浜松町の三駅は二一年三月まで、新宿、渋谷は駅改良工事に合わせて二一年四月以降に設置。東京五輪・パラリンピック直前の二〇年春までには、新国立競技場に近い中央線の千駄ケ谷、信濃町の両駅に設置する予定。
 また、一日あたりの乗降客数が一万人以上十万人未満の二百六十五駅には一九年三月までに、ホーム内側部分に線状の突起があり、ホームの内外が分かる点字ブロックを設置する。
 既に宇都宮や目白など七十六駅でこのブロックの設置を終えており、今後、残りの板橋、東中野、小田原、戸田、幕張、土浦など百八十九駅に設置を急ぐ。一日あたりの乗降客数が十万人以上の東京、新宿など九十四駅には、一五年度末に設置を完了している。
 日本盲人会連合の橋井正喜常務理事(65)は「人が多いホームほど、自分の位置が分かりにくいが、ホームドアがあると危険度がゼロ。ブロックは踏む足の感触で、自分の位置を確かめられる」と意義を語る。

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