2017-01-19(Thu)

下水道管の補強工事で不正 報告書ねつ造

19件、請負金額64億円 匿名の情報提供で発覚

----東京都が発注した下水道管の補強工事で、豊島区の業者が都への報告書ねつ造していたことがわかりました。
 
報告書ねつ造していたのは、豊島区の「足立建設工業」です。2012年以降の下水道管補強工事で、モルタルの強度を測る試験結果で基準値以下の数字を改ざんしたり、受けてもいない試験結果の資料を会社内でねつ造していました。ねつ造などは少なくとも19件繰り返され、請負金額は合わせて64億円になります。
 
ねつ造された資料は精巧で、試験機関の押印もねつ造されていましたが、去年11月に匿名の情報提供があり、発覚したということで、都は刑事告発も視野に調査を続けています。
 
都は、19件のうち8件で下水道管が必要な強度を満たしていることを確認しましたが、残る11件について引き続き調べています。
(TBS)

----既設の下水道管を補強する「SPR工法」の開発に関わった足立建設工業(東京都豊島区)が、都の工事で同工法の充填材の強度試験値を改ざん、捏造(ねつぞう)していたことが明らかになった。現時点で、不正があった下水道管に強度不足のものは見つかっていない。
(日経コンストラクション)

区部下水道工事におけるモルタルの品質管理の不正について
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn1119.htm




以下引用

お知らせ
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn1119.htm
平成29年1月13日
東京都下水道局
問い合わせ先
建設部工務課 03-5320-6665
区部下水道工事におけるモルタルの品質管理の不正について
 老朽化した下水道管の補強工事において、モルタル圧縮強度試験結果の改ざん及び捏造の不正を行っていたことが確認されましたのでお知らせします。

1.経過・調査内容
(1) 平成28年11月下旬に、足立建設工業株式会社(所在地 東京都豊島区)が行っている下水道工事現場において、モルタルの 品質管理の不正行為があるとの匿名の情報提供がありました。
(2) 提供された情報について事実を確認するため、モルタル圧縮強度の試験報告書を発行した試験機関に当局職員を派遣するとともに、不正の疑いのある足立建設工業株式会社へのヒアリング等を実施しました。
(3) 当局職員が、足立建設工業株式会社が関わった過去5年間の116件の工事について、調査を実施しました。
(4) 上記116件のうち、不正の疑いのあると思われる19件の工事(別紙参照)について、試験機関から再発行された試験報告書と当局に提出された試験報告書の照合を実施しました。

2.調査結果
(1) 上記調査により、試験機関が発行したモルタル圧縮強度の試験報告書の改ざんや試験機関が発行したかのように試験報告書を捏造していることを確認しました。
(2) 不正の詳細(工事件数19件)
 ア 試験結果の数値及び試験日の改ざん   8件
イ 試験報告書を捏造           6件
ウ 同一工事でア、イどちらも行われている工事 5件
(3) 不正が行われた上記アの下水道工事のうち、
試験日の改ざんのあった4件については、下水道管の強度を有しています。
また、試験結果の数値の改ざんのあった4件については、試験機関から発行された正式な試験結果をもとに、当局において構造計算を行った結果、必要とする下水道管の強度を有していることを確認しました。
上記イ、ウの11件の工事については、この補強工事により工事前と比較し下水道管の強度は増しておりますが、現在、必要とする下水道管の強度を有しているかを確認中です。

3.今後の対応
(1) 足立建設工業株式会社が施工した116件中19件以外の97件の工事についても、試験機関に報告書の再発行を依頼し不正の有無を確認中です。
(2) 足立建設工業株式会社以外が施工した同種の工事についても、過去5年分の調査を実施し、不正の有無を確認中です。
(3) この補強工事により工事前と比較し下水道管の強度は増していますが、上記により不正が確認された場合には、当局において構造計算を行うなどして、必要とする下水道管の強度を有していることを確認します。
(4) 不正を未然に防ぐため、原因究明を図るとともに再発防止策を検討します。

別紙(PDF形式:60KB)
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn1119/besshi.pdf
参考資料(PDF形式:184KB)
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn1119/sanko.pdf

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日経コンストラクション 2017/01/19
下水道管の補強工事で不正、強度試験値を捏造
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/cntnews/15/011800664/
 既設の下水道管を補強する「SPR工法」の開発に関わった足立建設工業(東京都豊島区)が、都の工事で同工法の充填材の強度試験値を改ざん、捏造(ねつぞう)していたことが明らかになった。現時点で、不正があった下水道管に強度不足のものは見つかっていない。
■下水道管補強工事のイメージ

(資料:東京都下水道局)
 SPR工法は、積水化学工業と東京都下水道サービス、足立建設工業の3社が1986年に共同で開発した。既設管内に硬質塩化ビニル樹脂製の帯をらせん状に巻き付け、既設管との隙間にモルタルを充填して一体化する工法だ。新設管と同等以上の強度を確保できる。
 2016年11月に、足立建設工業が施工する下水道管の補強工事で、モルタルの品質管理に不正があるとの情報が都下水道局に匿名で寄せられたことで発覚した。都が調査したところ、同社が過去5年間に関わった工事116件のうち、19件で試験結果などを改ざんしていた。不正があった管のほとんどは、直径800mm未満の小口径だった。
■不正が明らかになった工事一覧

(資料:東京都下水道局)
NEXT ▶ 11件の工事で捏造
11件の工事で捏造
 都はSPR工法を採用する工事の特記仕様書で、充填材にSPR用のモルタルを指定していた。土木学会の「プレパックドコンクリートの注入モルタルの圧縮強度試験方法」に準拠して、充填材に21N/mm2以上の圧縮強度があることを確かめるように規定。圧縮強度試験は、公的機関などで実施するよう求めていた。
 足立建設工業は公的な試験機関に依頼していたが、不正のあった19件の工事のうち13件で試験結果の数値や試験日を改ざん。さらに、11件の工事では実際に試験を依頼していないにもかかわらず、試験機関から発行されたかのように報告書を捏造していた。
■改ざん、捏造の報告件数

(資料:東京都下水道局)
NEXT ▶ ヒアリングでは「寝坊した…」
ヒアリングでは「寝坊した…」
 都が不正を働いた動機について聞き取り調査をしたところ、足立建設工業からは「工事費を浮かせるため」という回答はなかったという。一方、一定の施工延長ごとに実施しなければならない試験を失念していたことを理由の一つに挙げた。
 また、モルタルの養生が不適切だったことや、品質管理の担当者が、試験当日に寝坊したことなども不正を働いた理由に挙がったという。足立建設工業は日経コンストラクションの取材に対して、「都から調査を受けている段階であり、コメントできない」としている。
 都のヒアリングによると、改ざんや捏造があった報告書は、紙を切り貼りして作り上げたものではない。試験機関の報告書をもとに、わざわざパソコンで様式を一から作り直していた。
 試験日や試験結果の数値を改ざんした8件では、改ざん前の数値をもとに下水道管の強度に問題がないことを確認済みだ。試験捏造などのあった11件については、必要とする強度を確保できているかどうかを調査している。さらに、足立建設工業が実施したほかの工事や同社以外の同種工事でも、不正の有無を確認する。
 都は今後、指名停止のほか、営業停止につながる建設業法の違反に該当するか否かについて検討する方針だ。
■SPR工法の実績

日本SPR工法協会のホームページから抜粋
(東京都の公表資料:区部下水道工事におけるモルタルの品質管理の不正について)
真鍋 政彦 [日経コンストラクション]

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下水道管の補強工事を受注した業者、試験結果をねつ造
FNN 01/14 17:01
業者が、工事の試験結果をねつ造していた。
東京都は、下水道管の補強工事を受注した豊島区の「足立建設工業」が、強度試験結果の報告書をねつ造していたと発表した。
足立建設工業は、都が2012年以降に発注した工事のうち、19件でモルタルの強度を測る試験結果をねつ造していたという。
都は、このうち8件で、下水道管が必要な強度を満たしていることを確認したが、残る11件については、引き続き調べていて、刑事告発も視野に対応を検討している。

TBS(13日23:23)
都発注の下水道管補強工事、業者が報告書ねつ造
 東京都が発注した下水道管の補強工事で、豊島区の業者が都への報告書をねつ造していたことがわかりました。
 報告書をねつ造していたのは、豊島区の「足立建設工業」です。2012年以降の下水道管補強工事で、モルタルの強度を測る試験結果で基準値以下の数字を改ざんしたり、受けてもいない試験結果の資料を会社内でねつ造していました。ねつ造などは少なくとも19件繰り返され、請負金額は合わせて64億円になります。
 ねつ造された資料は精巧で、試験機関の押印もねつ造されていましたが、去年11月に匿名の情報提供があり、発覚したということで、都は刑事告発も視野に調査を続けています。
 都は、19件のうち8件で下水道管が必要な強度を満たしていることを確認しましたが、残る11件について引き続き調べています。
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足立建設工業株式会社 
SPR工法
http://www.adachi-tokyo.co.jp/product_1.html

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