2017-02-08(Wed)

東洋ゴム 4度目の製品不正 信頼回復へ道険しく

産業用ゴムで不正 必要な検査行わず

シール材、検査回数減らす=免震ゴム問題後も不正-東洋ゴム
東洋ゴム工業は7日、子会社の30代の男性社員が、タンカーなど船舶のバルブに使われるゴム製のシール材で、抜き取り検査の回数を納入先との取り決め通りに実施していなかったと発表した。問題行為は免震ゴムでの不正が発覚した2015年3月以降も続けられており、同社の企業体質が問われそうだ。
 
男性社員は09年3月からシール材の検査を担当。忙しい時などに抜き取り検査の回数を半分に減らしていたという。足りないデータを過去の合格データで補っていたが、他の社員が今年1月、データをチェック中に不正が発覚した。過去8年間に生産されたシール材は12万9015個で、その大半を男性社員が検査していたという。
 
小野浩一常務は記者会見し「免震ゴム不正の再発防止策を実施中であり、非常に重く受け止めている」と陳謝。「納入先がバルブの完成品を全数検査しており、安全性に問題はない」と述べた。
(時事通信 2017/02/07-21:47)




以下引用

東洋ゴム工業(株)の防振ゴム等の不正に係る再発防止の取り組みの中で判明したコンプライアンス違反事案について
平成29年2月7日
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000073.html
 国土交通省は、東洋ゴム工業株式会社より、これまでも防振ゴム等の不正に係る再発防止策の実施状況等について、定期的に報告を受け、監視してまいりました。
 その中で、2月3日に、東洋ゴム化工品株式会社※明石工場において、船舶などで使用するバタフライバルブの部品であるシートリングの製品検査で、納入先との間で決められた規定数に満たない抜取検査を行い、不足分については過去データを転記する等の不正があった旨の報告がありました。
 ※東洋ゴム化工品株式会社は、東洋ゴム工業株式会社の100%子会社
 国土交通省は、平成27年12月25日に東洋ゴム工業(株)から報告のあった防振ゴム等の不正に係る再発防止策について、不正行為に対する措置を実施するとともに、再発防止策の確実な履行と使用者の意向に応じた製品の納入及び交換の取組状況について監視してまいりました。
 今般報告のあった不正に対し、国土交通省としては、東洋ゴム工業(株)に対して不正の範囲・内容の調査、取引先等への情報提供、事実関係の速やかな公表等を行うよう、文書により指示しております。(別紙参照)
 国土交通省としては、これまでも防振ゴム等の不正に係る再発防止策の実施状況等について、定期的に報告を受け監視してまいりましたが、引き続き監視するとともに、今回指示した調査の報告を確認した上で、適切に対処してまいります。
 なお、同社の製品が使用されているバルブについては、納入先により性能評価が全数実施されており、製品性能が担保されていると聞いております。添付資料
報道発表資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001171687.pdf
指示事項(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001171662.pdf

国土交通省大臣官房技術調査課 堤、上平
TEL:03-5253-8111 (内線22333、22356) 直通 03-5253-8221 FAX:03-5253-1536
国土交通省総合政策局技術政策課 森高、高橋
TEL:03-5253-8111 (内線25612、24295) 直通 03-5253-8258 FAX:03-5253-1560

***********************************

東洋ゴム工業(株)の防振ゴム等の不正に係る再発防止の取り組みの中で判明したコンプライアンス事案について
本件の概要
http://www.meti.go.jp/press/2016/02/20170207005/20170207005.html
経済産業省としては、これまでも防振ゴム等の不正に係る再発防止策の実施状況等について、東洋ゴム工業(株)より定期的に報告を受け監視してまいりました。その中で、2月3日に東洋ゴム化工品(株)※明石工場(法人番号8011101045421)から、同社の明石工場が製造及び販売しているシートリングの検査成績書について、過去の試験結果を転記する等の不正があった旨の報告がありました。
※東洋ゴム化工品(株)は、東洋ゴム工業(株)の100%子会社。
1.概要
経済産業省は、平成27年12月25日に東洋ゴム工業(株)から報告のあった防振ゴム等の不正に係る再発防止策について、再発防止策の確実な履行と使用者の意向に応じた製品の納入及び交換の取組状況について監視してまいりました。
今般、東洋ゴム工業(株)から不正があった旨、報告を受けた製品は船舶、プラント、発電所などで使用されている製品です。
この報告を受け経済産業省としては、以下の4点を指示いたしました。
(1) 不正の範囲、内容について早急に明らかにするとともに、経済産業省に対し報告すること。
(2) 製品の取引先等に対し情報提供を行うなど所要の対応を行うこと。
(3) 判明した事実関係について、速やかに公表を行うこと。
(4) 判明した事実関係を踏まえ、原因究明、再発防止対策を実施すること。
経済産業省としては、指示した調査の報告を確認した上で、適切に対処して参ります。
担当
製造産業局 素材産業課
公表日
平成29年2月7日(火)

****************************************

日本経済新聞 2017/2/7 17:38
東洋ゴム、産業用ゴムで不正 必要な検査行わず
 東洋ゴム工業は7日、子会社の東洋ゴム化工品が製造する産業用ゴム製品について、必要な検査を行わずに出荷するなどの不正行為があったと発表した。船舶向けのバルブに使われる「シートリング」と呼ばれる製品で、納入先は1社という。
 7日午後5時から大阪市内で記者会見した同社の小野浩一・取締役常務執行役員は「痛恨の極みで大変重く受け止めている。心からおわび申し上げる」と謝罪した。
 東洋ゴムによると、検査担当社員1人が、納入先に示した頻度の検査をしなかったり、未検査なのに過去のデータを検査成績表に転記したりしていた。不正行為に関与した社員は1人で、この社員が担当した製品は2009~17年に出荷された約12万9千個という。社員は調査に「面倒くさかった」と話している。
 シートリングの納入先が、完成品のバルブの全数検査をしており、東洋ゴムは「納入先からは性能面の問題はないと聞いている」としている。現時点では交換を納入先から求められていないという。
 東洋ゴムでは2007年、断熱パネルの耐火性能を偽っていた問題が発覚。15年3月には免震ゴムの性能データの改ざんが判明し、さらに同10月、鉄道車両などで使われる防振ゴムでも不正行為が明るみに出た。


日本経済新聞 2017/2/8付
東洋ゴム、信頼回復へ道険しく 4度目の製品不正
 東洋ゴム工業は7日、船舶向けの配管のバルブなどに使われるゴム製品の性能検査に不正があったと発表した。必要な検査をせずに過去のデータを転記していた例があったという。同社の製品を巡る不正は今回が4度目で、これまで2人の社長が引責辞任してきた。免震ゴムの不正後の2015年11月に就任し、コンプライアンス強化を進めてきた清水隆史社長にとって信頼回復が一段と重要な経営課題となる。(社会2面参照)
 東洋ゴムは2007年に学校の断熱パネルの性能偽装が発覚して当時の片岡善雄社長が辞任。品質検査などの組織体制を強化したが、建物の揺れを抑える免震ゴムでも再び偽装問題が15年3月に起きて当時の山本卓司社長ら経営陣が退陣した。鉄道車両などの防振ゴムでも不正が発覚。清水社長の下で再発防止策を進める中、製品の検査不正が再び明らかになった。
 東洋ゴムは本業のタイヤ事業は北米での販売が好調で、高水準の営業利益を確保している。同社の小野浩一取締役は7日に大阪市内で開いた会見で「現時点では業績に与える影響は算定できない」と語った。ただ、納入先からは性能面の問題はなく交換は求められていないという。交換工事などで合計686億円の特別損失を計上した免震ゴムとは状況が異なる。
 ただ、繰り返される不祥事で国内ではカー用品店で販売される交換用タイヤ事業などにも影響が出かねない。清水社長は続投して再発防止などを徹底する構えだが、信頼回復へ道のりは険しい。


NHK 2月7日 19時02分
東洋ゴム 船舶用部品でも不正 過去のデータ流用
国に認定された性能を満たさない免震装置を不正に製造販売していたことがおととし明らかになった大阪市の東洋ゴム工業は、タンカーなどに使われるゴム製品でも、納入先の会社と決めていた検査を行わず、過去の合格データを流用して出荷していたことがわかったと発表しました。
発表によりますと、東洋ゴム工業は、タンカーなどの配管に使われるシートリングと呼ばれるゴム製品について、長さや硬さなどを調べる抜き取り検査を納入先の会社と決めていた頻度で行わずに、過去の合格データを流用して出荷していたことがわかったということです。
 30代の男性検査員が、平成21年3月からことし1月までのおよそ8年間にわたって検査を怠っていたということで、この期間に生産された製品は12万9015個に上りますが、納入先の会社が検査を行っていて、不具合や事故の報告はないとしています。
 東洋ゴム工業ではおととし、国に認定された性能を満たしていない免震装置を製造販売していたことや、鉄道車両などの振動を和らげるゴムの検査データを改ざんしていたことが発覚し、チェック体制を強化した中で、今回の不正が明らかになったとしています。
 会見で、東洋ゴム工業の小野浩一常務は「信頼回復の取り組みの中、痛恨の極みで大変重く受け止めています。心からおわび申し上げます」と陳謝しました。
 東洋ゴムが、製品の抜き取り検査を十分に行わず、過去のデータを流用していた問題を受け、国土交通省は、不正が繰り返されたことは問題だとして、不正の内容をすみやかに調査して報告するとともに、再発防止策を実施することなどを文書で指示しました。


毎日新聞2017年2月7日 21時39分(最終更新 2月8日 00時55分)
東洋ゴム:また不正 船舶部品で データ偽装、検査せず
P)船舶に使う産業用ゴム製品で不正があったことを発表し、頭を下げる東洋ゴムの小野浩一・常務執行役員(中央)ら=大阪市中央区で2017年2月7日午後5時2分、小関勉撮影
 東洋ゴム工業は7日、船舶に使う産業用ゴム製品で、必要な検査をせず、データを偽装していたと発表した。同社は2007年以降、断熱パネルや免震ゴムの性能偽装などが相次ぎ、今回が4度目の不正公表となる。国土交通省は東洋ゴムに対し、原因究明や再発防止策を実施するよう指示した。
 不正があったのは、タンカーなどの配管バルブに使うシートリングと呼ばれる輪状のゴム製品。配管の内側に張り、液体の流れを止める際、弁と配管の隙間(すきま)をうめる機能がある。子会社の東洋ゴム化工品(本社・東京)の明石工場(兵庫県稲美町)で製造し、代理店を通して国内のバルブメーカー1社に納入している。
 東洋ゴムによると、製品10~5個に1個の頻度で製品の寸法や硬さを検査するようバルブメーカーと取り決めていた。しかし、30代の男性検査員が検査頻度を20個に1個などに伸ばし、検査の不足分は過去のデータをコピーして報告していた。同社では、同製品を09年以降約13万個生産しており、そのうちの最大半数程度が検査をせずに流通した可能性がある。東洋ゴムは「納入先からは性能面での問題はないと聞いている」としている。
 東洋ゴムでは07年に断熱パネルの耐火性能を偽っていた問題が発覚。15年3月には建物などの免震ゴムの性能データ改ざんが判明し、さらに同10月、鉄道車両などで使われる防振ゴムでも不正行為が明るみに出た。記者会見した小野浩一取締役常務執行役員は「信頼回復に努めている中で問題がおき、重く受け止めている」と陳謝した。【久野洋】


読売新聞 2017年02月08日
東洋ゴム、不正行為4件目…過去のデータ流用
一部の産業用ゴム製品で必要な検査を行わず
東洋ゴム工業は7日、一部の産業用ゴム製品で必要な検査を行わず、過去の検査データを流用する不正行為があったと発表した。
東洋ゴムでは2015年に免震ゴムの性能偽装が発覚し、社内の法令順守体制を強化する中で新たな不正が見つかった。07年に問題化した防火用断熱材の耐火性能の偽装以降、不正の発覚は4件目となり、企業体質が改めて問われることになりそうだ。
不正があったのは、子会社の東洋ゴム化工品(東京)の明石工場(兵庫県稲美町)で製造された、タンカーなど船舶向けの輸送配管に使われる部品。30歳代の男性検査担当者1人が09年3月~17年1月、取引先と約束した頻度で寸法や硬度などの抜き取り検査を行わず、過去の合格データを流用するなどしていた。不正行為は、免震ゴムの偽装が発覚して以降も続けられていた。
期間中に出荷された部品は12万9015個に上る。東洋ゴムは、納入先が全数検査をしていることから、「性能面の問題はない」としている。事故や不具合の報告もないという。
今年1月31日、製品出荷に伴うチェックの過程で、この担当者が記載したデータに過去のデータと酷似した数値があることが判明。社内調査に対し、担当者は「(本来検査すべき個数のうち)半数程度は検査をしなかった。仕事が忙しくなり、面倒になった」と不正を認めた。
東洋ゴムでは防火用断熱材の問題で当時の社長が引責辞任。15年には免震ゴムに加えて防振ゴムでも性能偽装が明らかになり、再び社長が辞任する事態となっていた。
この日、大阪市内で記者会見した小野浩一常務執行役員は「再発防止策を進める中で、痛恨の極み。大変重く受け止め、心からおわび申し上げる」と陳謝した。3日付で東洋ゴムから報告を受けた国土交通省は、原因究明と再発防止策を実施するよう文書で指示した。

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