2017-02-09(Thu)

JR北海道 維持更新費 20年で435億円

維持困難路線で試算  輸送密度200人以上2000人未満の8線区

◇JR北海道 維持困難路線今後20年間の更新費用(大規模修繕・更新/車両)
①宗谷本線・名寄~稚内間183.2km、23億円/58億円(81億円)
②根室本線・釧路~根室間135.4km、30億円/12億円(42億円)
③根室本線・滝川~富良野間54.6km、11億円/14億円(25億円)
④室蘭本線・沼ノ端~岩見沢間67.0km、7億円/20億円(27億円)
⑤釧網本線・東釧路~網走間(全線)166.2km、33億円/16億円(49億円)
⑥日高本線・苫小牧~鵡川間30.5km、3億円/10億円(13億円)
⑦石北本線・新旭川~網走間(全線)234.0km、57億円/114億円(171億円)
⑧富良野線・旭川~富良野間(全線)54.8km、4億円/24億円(28億円)
 合 計 435億円 (大規模修繕・更新費 167億円/車両更新費 268億円)
※千万円台は四捨五入。廃止・バス転換の方針が示されている線区は除外

JR北海道発表資料 2017.02.08
輸送密度200人以上2,000人未満の線区における土木構造物の今後(20年間)の大規模修繕・更新費用(概算)について
https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2017/170208-2.pdf






以下引用

日本経済新聞 地域経済2017/2/9 2:19
維持費、20年で435億円 JR北、維持困難路線で試算
 北海道旅客鉄道(JR北海道)は8日、同社単独では維持が困難としている8線区について、今後20年間の大規模修繕や車両の買い替え費用などが計435億円になるとの試算を発表した。これまでに示してきた線区の運行費用とは別に発生するコストとなる。同社と沿線自治体や道、国も交えた鉄道維持に向けた今後の協議にも影響を与えそうだ。
 費用の内訳は、トンネルや橋梁など土木構造物関連が167億円で、車両の更新は268億円。特に石北線では171億円、宗谷線では81億円に達するとの結果が出た。
 JR北海道は維持困難な8線区について、日常的な修繕も含めた営業損失は年間125億円(2015年度)としてきた。今回、明らかにした費用を単純計算で年換算すると約22億円。合計すると年間147億円が必要となる。
 同社の島田修社長は8日開いた記者会見で「すべて地域で負担してほしいと申し上げているわけではない」と強調した。ただ、鉄路の維持を巡る協議ではすべての費用を合算した上で、誰がどの程度の負担をするかという議論が避けられないとの見方を示した。


読売新聞 2017年02月09日
JR赤字8線区修繕・更新 20年で435億円
◆社長「費用負担議論を」
 JR北海道の島田修社長は8日の定例記者会見で、単独では維持困難とした13線区のうち「鉄道を維持する仕組みを相談したい」としている8線区について、今後20年間で、橋などの大型施設を修繕したり更新したりするために計435億円の費用が必要だと発表した。
 島田社長は、〈1〉老朽化した車両の更新に268億円〈2〉橋やトンネルなどの大規模修理や更新に167億円が必要だと説明。〈2〉については、山間部を走る石北線の新旭川―網走間が57億円、釧網線の東釧路―網走間が33億円を占めるという。
 島田社長は「路線を維持していくためには、単年度で発生する赤字に加え、大規模修繕や更新費用を誰がどのように負担するかを議論しなければならない」と強調した。
 鉄道網のあり方を検討してきた道の鉄道ネットワークワーキングチームが7日に公表した報告書については、「(線区のあり方について)一定の方向性が出されたのはありがたい。地域と協議を始めるきっかけになることを期待したい」と語った。


毎日新聞2017年2月8日 23時03分
JR北:8線区維持に435億円…今後20年の概算
会見で質疑に応じるJR北海道の島田修社長=札幌市中央区で2017年2月8日午後2時13分、野原寛史撮影
構造物や車両で
 JR北海道は8日、同社単独で維持が難しいとする10路線13線区(区間)のうち7路線8線区の今後20年間の維持費用(修繕・更新費用)の概算を公表した。橋りょうやトンネルなど構造物で167億円、車両で268億円の計435億円が必要になる見込みで、記者会見した島田修社長は「誰がどう負担するか考えなければならない」と述べた。
 概算は、すでに廃止もしくはバス転換の方針が示されている5路線5線区を除く7路線8線区を対象に実施。JR北は「8線区の橋りょうとトンネルは約7割が築80年を超え、老朽化しているため、修繕・更新費用が膨らんだ」と説明する。
 構造物では山間部の多い石北線新旭川-網走間が8線区最多の57億円となっている。
 また、今年4月の運行ダイヤを維持した場合、観光列車を除き計116台の更新が必要となり、その費用が268億円になるという。
 JR北は今後の沿線自治体との協議で維持費用の説明を行う方針。島田社長は「この金額を地域で負担してほしいということではない」と話した。
 国は2018年度まで設備投資や修繕費に1200億円の追加支援を実施。JR北は支援終了後の20年度末までに資金不足に陥ると試算しており、維持費用の負担のあり方が今後の争点となりそうだ。【野原寛史】
有識者会議報告、JR北社長評価
 北海道内の路線を6分類し、鉄道網のあり方を議論するよう求めた道の有識者会議の報告書を巡り、JR北海道の島田修社長は8日の定例記者会見で、「英断と言える方向性を示したことに感謝したい」と高く評価した。同社単独で維持困難とする路線の沿線自治体とは具体的な協議が進んでおらず、島田社長は「1日も早く、各地域で協議が始まるよう努めたい」と述べ、協議の早期開催を期待した。
 道の「鉄道ネットワークワーキングチーム」は7日、高橋はるみ知事に報告書を提出。報告書は沿線自治体との協議について、国や道も参画し、早期の協議開始を求めている。島田社長は「沿線自治体に協議を促すきっかけになる」と期待した。また、報告書で指摘された情報公開などを積極的に進めていく考えも示した。【野原寛史】
________________________________________
維持困難路線今後20年間の更新費用
路線(区間)     構造物  車両
日高線(苫小牧-鵡川) 3  10
宗谷線(名寄-稚内)  23  58
根室線(釧路-根室)  30  12
根室線(滝川-富良野) 11  14
室蘭線(沼ノ端-岩見沢)7  20
釧網線(東釧路-網走) 33  16
石北線(新旭川-網走) 57 114
富良野線(富良野-旭川)4  24
合計          167 268
※単位は億円、千万円台は四捨五入。廃止・バス転換の方針が示されている線区は除外


乗りものニュース編集部2017.02.09
「上下分離」など検討の8線区、今後20年の維持費は167億円に JR北海道
JR北海道が、輸送密度200人以上2000人未満の8線区における土木構造物の大規模修繕・更新費用が今後20年で167億円かかると発表しました。
老朽化車両の更新費用も発表
 JR北海道は2017年2月8日(水)、輸送密度(1kmあたりの1日平均輸送人員)が200人以上2000人未満の線区における土木構造物の、今後20年間にかかる大規模修繕・更新費用が概算で167億円にのぼると発表しました。
 経営が悪化しているJR北海道は2016年7月、土木構造物の大規模修繕・更新に関する実地調査を開始。同年11月には輸送密度2000人未満の線区を「単独での維持が困難な線区」とし、あわせて輸送密度200人未満の3線区における大規模修繕・更新費用を発表しました。その額は58億円で、同社はこの3線区について、バスなどへの転換を地域と協議していきたいとしています。
JR北海道による大規模修繕・更新の一例(画像出典:JR北海道)。
 一方、今回発表された輸送密度が200人以上2000人未満の8線区における大規模修繕・更新の概算額はそれぞれ次のとおりです。
・宗谷本線・名寄~稚内間183.2km、23億円
・根室本線・釧路~根室間135.4km、30億円
・根室本線・滝川~富良野間54.6km、11億円
・室蘭本線・沼ノ端~岩見沢間67.0km、7億円
・釧網本線・東釧路~網走間(全線)166.2km、33億円
・日高本線・苫小牧~鵡川間30.5km、3億円
・石北本線・新旭川~網走間(全線)234.0km、57億円
・富良野線・旭川~富良野間(全線)54.8km、4億円
 これらの線区については、2016年11月の発表によると、鉄道を維持する仕組みについて、列車の運行主体(上)と、鉄道施設などの保有・管理主体(下)を分離する「上下分離方式」の導入などを軸に地域と協議していくといいます。
 なお今回、土木構造物とは別に、今回の8線区で使用している老朽化車両の更新費用についても発表されています。それによると、今後20年間で更新が必要になる車両は観光列車用を除き116両で、更新費用は計268億円です。
【了】


レスポンス 2017年2月8日(水) 15時37分
JR北海道「上下分離」想定線区、今後20年で167億…大規模修繕費の概算示す
JR北海道は2月8日、1日平均の通過人員(旅客輸送密度)が200人以上~2000人未満の線区を維持する場合、大規模修繕・更新の費用が今後20年間で167億円かかると発表した。
 同社は過疎化に伴う利用者の減少や、相次ぐ事故・災害の影響による経費の増加で経営が悪化している。2016年11月には、旅客輸送密度が2000人未満の線区を「当社単独では維持することが困難」と発表。このうち200人未満の線区は、今後20年間で58億円程度の維持更新費が必要とし、バス転換を基本に沿線自治体と協議する方針だ。
 その一方、200~2000人未満の8線区については、特急列車による都市間輸送や観光客の利用もあることから、上下分離方式の導入による路線の維持を基本に、沿線自治体と協議する方針を示している。
 JR北海道が今回発表したのは、旅客輸送密度が200人以上~2000人未満の線区で必要となる土木構造物などの大規模修繕・更新費用の概算。それによると、今後20年間で計167億円の費用が必要になるという。線区別の費用は以下の通り。
宗谷本線 名寄~稚内 183.2km 23億円
根室本線 滝川~富良野 54.6km 11億円
根室本線 釧路~根室 135.4km 30億円
室蘭本線 沼ノ端~岩見沢 67.0km 7億円
釧網本線 東釧路~網走 166.2km 33億円
日高本線 苫小牧~鵡川 30.5km 3億円
石北本線 新旭川~網走 234.0km 57億円
富良野線 富良野~旭川 54.8km 4億円
 このほか、老朽化した車両の更新も必要で、200人以上~2000人未満の線区では観光列車用の車両を除いても268億円の車両更新費用が必要になるという。
 上下分離方式は、列車の運行事業者(上)と施設の保有者(下)を分けて路線を運営する方式。2009年4月に上下分離方式を導入した若桜鉄道(鳥取県)は、線路施設を沿線自治体が保有し、若桜鉄道は沿線自治体から無償で施設を借り入れて列車を運行する「公有民営」を採用している。これにより若桜鉄道は2009年度から2011年度まで黒字を計上したが、利用者の減少などから2012年度以降は再び赤字となっている。《草町義和》


マイナビニュース [2017/02/08]
JR北海道の輸送密度2,000人未満8線区、土木構造物の修繕・更新に計167億円
JR北海道は8日、同社の輸送密度200人以上2,000人未満の線区に関して、土木構造物の今後20年間における大規模修繕・更新費用の概算を公表した。
 根室本線釧路~根室間や富良野線も輸送密度200人以上2,000人未満の線区
昨年7月末に「持続可能な交通体系のあり方」を発表した後、同社は土木構造物の大規模修繕・更新に関する現地調査を開始した。11月に「当社単独では維持することが困難な線区」を発表した際、輸送密度200人未満の線区における今後20年間の大規模修繕・更新費用を先行して公表。札沼線北海道医療大学~新十津川間は6億円、根室本線富良野~新得間は22億円、留萌本線深川~留萌間は30億円の費用が必要とされた。
今回、輸送密度200人以上2,000人未満の「当社単独では老朽土木構造物の更新を含め『安全な鉄道サービス』を持続的に維持するための費用を確保できない線区」について、今後20年間の大規模修繕・更新費用(概算)を公表。石北本線新旭川~網走間は57億円、釧網本線東釧路~網走間は33億円、根室本線釧路~根室間は30億円、宗谷本線名寄~稚内間は23億円、根室本線滝川~富良野間は11億円、室蘭本線沼ノ端~岩見沢間は7億円、富良野線富良野~旭川間は4億円、日高本線苫小牧~鵡川間は3億円の費用が必要とされた。
 8線区合計の大規模修繕・更新費用(概算)は計167億円。さらに車両更新費用も8線区合計で268億円必要(更新車両数は計116両)だという。JR北海道は輸送密度200人以上2,000人未満の線区に関して、経費節減や運賃値上げ、上下分離方式などを軸に、鉄道を維持するしくみに関して地域と相談したいとしていた。
これらの線区は経年80年を超える古い土木構造物も多く、今後は老朽化の進行が本格的に進み、修繕や取替えを必要とするものが一時期に集中すると予想される。「今後数十年に渡り、構造物を使い続けるためには、多額の維持更新費用が必要」「輸送密度の低い線区においては、当社単独では対応できない状況になっている」とJR北海道。老朽土木構造物への対応にあたり、「一時的に巨額な費用や人手・労力が必要となること、および工事に伴う列車への輸送影響を極力回避」しつつ、「本来取替が望ましくても、計画的かつ重点的な修繕での対応を基本」とする考え方を示している。

///////////////////////////////////////////////////////

関連記事

テーマ : 政治・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : JR北海道 維持更新費 20年で435億円

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

コメント

プロフィール

ajimu-ra

Author:ajimu-ra

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最近の記事
リンク
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ(タブ)
RSSフィード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2ブログランキング
↓↓クリックお願いします↓↓

FC2Blog Ranking

ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

フリーエリア
blogram投票ボタン