2017-02-16(Thu)

米カリフォルニア州のダム 決壊恐れ 18万8000人に避難命令

記録的大雨の影響 「壊滅的な洪水の恐れ」 米加州知事、ダム損壊で

◇「壊滅的な洪水の恐れ」 米加州知事、ダム損壊で
 米カリフォルニア州北部のオロビルダムの排水路が損壊し、水害の危険が高まっている問題で、同州のブラウン知事は13日、トランプ大統領に連邦政府の支援を要請した書簡で、排水路の損壊が進めば「壊滅的な洪水を引き起こす」と述べた。
 ブラウン氏は同州北部に近く嵐が予報されているとして水位のさらなる上昇を懸念。もし排水路が決壊すれば「9メートルの水の壁が下流を襲う」と危機感を示した。
 同州はヘリコプターを使って岩石を投下し、損壊した排水路の穴をふさぐ作業を開始した。
 ダムは高さ約235メートルと全米一で、総貯水容量は約43億立方メートル。
(共同通信 2017.2.14)




以下引用

ナショナル ジオグラフィック(ナショジオ) 2017.02.14 
全米一高いダムに穴、18万人超が避難、写真5点
緊急避難命令が発動、米カリフォルニア州オロビル湖
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/021400050/?n_cid=nbpnng_fbed
オロビル・ダムの放水路の中央に開いた穴。これにより、米カリフォルニア州水資源局は放水を一時停止し、2月11日土曜日の朝にダム完成以来初となる緊急用放水路の使用に踏み切る。だがそれも破損し、住民に緊急避難命令が出される事態に。(Photograph by Randy Pench/The Sacramento Bee via AP)
 続報:米カリフォルニア州水資源局はこれまで周辺の住民に危険はないとしていたが、ダムの水位が上昇し続けているのを受け18万8000人が緊急避難した。現地時間の2月12日の夜に状況は安定したものの、避難する住民の車で道路は大渋滞で混乱を極めた。
 全米で最も高いダムがある米国カリフォルニア州のオロビル湖が、昨年から降り続く大雨のためほぼ最高水位に達し、設備が悲鳴をあげ始めている。(参考記事:「ダムが気象に影響、老朽化で災害も」)
 これは2015年末と比べると、正反対の事態といえる。当時は、数年間続いた干ばつのために、湖の水量は最大容量の33%にまで下がり、観測史上2番目に低い水位になった。 (参考記事:「雪不足が招く米国西部の干ばつ」)
 2014年に撮影した、オロビル湖ビッドウェル・マリーナのボートをおろすコンクリートスロープ。この年、湖の水位は記録的に低く、干上がった湖底が左右に広がっている。(Photograph Courtesy the California Department of Water Resources)
 ところが2017年2月10日の朝には、湖の水は貯まりに貯まって一時、最大容量の96%に達した。
 オロビル湖はオロビル・ダムによってせき止められた人造湖で、ダムの堤高は235メートル。ダムの利用目的は水力発電と水の供給、そして治水だ。
 思わぬ大雨により水位はみるみる間に上がっていった。ダムの設備は苦難に立たされ、エンジニアらは水を抑え込もうと取り組んだ。しかし、それでは乗り切れそうにないとの判断が下り、2月11日の朝には、ダムが完成した1968年以来一度も使われたことのない緊急用放水路がついに開かれた。だがそれも破損し、住民に緊急避難命令が出される事態に陥っている。
 それまでカリフォルニア州水資源局は、緊急用放水路の使用を避けるために放水量を増やしていた。しかし、そのせいで常用放水路の水流が激しくなり、水路のスロープの中央が陥没して大きな穴が開いてしまった。穴は、陥没のダメージを調べようと放水路に上がったエンジニアを飲み込もうとするように見えるほど巨大だった。(参考記事:「カリフォルニアで地盤沈下が深刻化」)
 水資源局は、緊急用放水路の使用を避けるべく、放水量を毎秒1132~1840立方メートルに増加したが…。ビュート郡にあるオロビル湖とオロビル・ダムで。(Photograph Courtesy the California Department of Water Resources)
 穴の損傷のひどさをエンジニアたちは見て取り、放水を一時的に停止せざるをえなくなった。
 オロビル・ダムの主要放水路の全景。水位が上がった後にあいた陥没穴が見える。 (Photograph Courtesy the California Department of Water Resources)
 この出来事により、周囲の河川にも影響が出ている。400万匹のサケの稚魚が、このほどフェザー川孵化場から避難させられた。陥没穴から泥が流れ出し、養魚池にいる稚魚が死ぬ恐れが出たからだ。(参考記事:「米国西部でダム3基撤去へ、自然再生めざす」)
 カリフォリニア州水資源局の2月11日の発表では、オロビル・ダムの堤防自体は損傷を受けておらず、住人に差し迫った危険はないとしていた。(参考記事:「巨大洪水の歴史、USGSがランキング」)
 カリフォルニア州水資源局はオロビルのフェザー川孵化場にいた400万匹のサケの稚魚を避難させた。オロビル・ダムの放水路が損傷し、孵化場の水が泥で汚れたためだ。(Photograph Courtesy the California Department of Water Resources)
文=Delaney Chambers/訳=潮裕子


ハザードラボ 2017年2月14日 11時22分 (2017年2月16日 13時07分 更新)
ダム放水路が決壊の危機!約20万人に避難勧告 カリフォルニア
 米国最大のダムの放水路に決壊の危機(撮影:Florence Low / California Department of Water Resources)
カリフォルニア州北部にある米国最大の「オロヴィル・ダム」の緊急排水路に巨大な穴が開いているのが見つかり、このままでは決壊するおそれがあるとして、今月12日、周辺住民20万人近くに避難勧告が出された。
 カリフォルニア州の水資源局(DWR)によると、穴が見つかったのは今月7日。穴の浸食は次第に進み、最終的に水路の横幅いっぱいまで広がった。
 しかし、1月から降り続いた雪や雨で、ダム湖に流れ込む三本の川の水量が急激に増え、ダムの水位が危険水位に達したことから、水資源局は2月11日、ダムが完成した1968年以来初めて、緊急排水路の使用を決断。
 毎秒10万立方メートルの水が猛烈な勢いで排出されることで排水路そのものが決壊するおそれがあるとして、カリフォルニア州知事は、ユバ郡、サッター郡など周辺住民19万人余りに避難勧告を発令。
 13日の発表では、今もなお毎秒10万立方メートルの放水が続いているが、ダム湖の水位はかなり下がっていて、水資源局では、浸食した穴を塞ぐ準備を進めているという。
 米国防総省は13日、「ダムの水位は下がっているとはいえ、今週末に再び雨が降る予報が出ている。米軍は24時間体制で住民の避難支援にあたる準備を進めている」と発表した。


CNN 2017.02.13 Mon posted at 15:44
ダムの放水路が決壊の恐れ、住民に避難勧告 米加州
ダム放水路が決壊の恐れ 米
 (CNN) 米カリフォルニア州ビュート郡の保安官事務所は12日、オーロビル・ダムの放水路が決壊する恐れがあるとして住民に高い場所に避難するよう呼びかけた。当初の想定よりは崩壊の速度は速くないものの、周辺地域へは依然として避難するよう呼びかけを行っている。
 当局は現地時間午後3時ごろ、ダムの緊急用放水路に穴が空いており、決壊が進んでいることを確認した。主に使用していた放水路が損傷したため、最近になって、この緊急用の放水路が利用されていた。
 現在、穴をふさぐためにヘリコプターを動員して決壊部分に岩などを投下することが計画されている。
 当局によれば、緊急用放水路へと流れ落ちる水量を減らすため、メーンの放水路からの放水量を毎秒10万立方フィートに引き上げている。通常、メーンの放水路から放水される水量は毎秒約5万5000立方フィート。
 今冬、北カリフォルニアでは大雨が降り、オーロビル湖に大量の水が流れ込んでいた。


共同通信 2017.2.13 23:05
米カリフォルニア州のダム、決壊恐れで18万8000人に避難命令 記録的大雨の影響
排水路が一部損壊した米カリフォルニア州のオロビルダム=11日(ロイター=共同)
 記録的な大雨で米カリフォルニア州北部にあるオロビルダムの水位が上昇し決壊の危険性が高まっているとして、地元当局は13日までに、下流域の住民少なくとも18万8000人に避難を命じた。AP通信などが報じた。
 オロビルダムは全米一の高さを誇るダム。同州では深刻な干ばつが続いたが、最近は一転して大雨に見舞われていた。
 APによると、オロビルダム建設から約50年で初めて緊急用の排水路で水が放出されるなど、当局は対応に追われている。ダムの周辺地域では避難を急ぐ住民らで一時パニックとなった。
 ダムの排水路には浸食による損傷や巨大な裂け目も確認されており、当局はヘリコプターを使って岩石を投下し、穴をふさぐことも検討している。12日には水位が下がったが、予断を許さない状態が続いているという。
 オロビルダムはサンフランシスコの北東約240キロにある。(共同)

ロイター  2017年02月13日 14時44分
全米一高いダムの排水路が崩壊危機 19万人に避難勧告【UPDATE】
 高さ230メートルを誇るアメリカで最も高いダム「オロビル・ダム」の緊急排水路に穴が見つかった。このままでは排水路が崩壊して大量放水される危険があることから、2月12日夜(現地時間)には周辺住民の少なくとも13万人に避難勧告が出された。AP通信などが報じた。
【UPDATE】CNBCによると、オロビル・ダムの大量放水の危険を考慮した緊急避難の対象者は18万8000人に上った。(2017 02/14 12:57 )
 カリフォルニア州ビュート郡の保安官事務所のFacebookは「これは訓練ではない」として、周辺住民にすぐに避難するように呼びかけた。
 ロサンゼルス・タイムズが当局者の話として伝えたところによると、土砂や岩を使って穴を塞ぐことを試みているが、状況は危険であり、川下の何千人もの住民がより高い地盤に避難するよう求めている。
 同紙によると、1週間ほど前にオロビル・ダムの排水路で大きな穴が発見され、最終的に水路の全幅にわたって広がった。そこで2月11日、1968年のダム完成から初めて、緊急排水路が使用された。しかし、雨と雪の水は、急速なペースでオロビル湖に流入し、水位が緊急に上昇。当局者は「緊急排水路に大きな穴を開いてるが、ダム自体は構造的に問題ない」と強調したという。


産経ニュース 2017.2.15 14:54
【西海岸から】
道路もダムも…大雨があぶりだした経年劣化
 米ロサンゼルスといえば、年間を通じてカラッと晴れた日が多いが、最近は雨ばかりだ。住みはじめて、間もなく3年半になるが、こんな天気は珍しい。
 雨量が増えると、フリーウエーをはじめ、交通渋滞が激しくなる。凸凹の路面は水がたまったり、滑ったり。雨に慣れていないドライバーが多いせいか、事故が多発する。通常約1時間の通勤が倍近くかかることも。
 フリーウエーを下りると、道路にはまた水たまり。意外と深い。ハンドルが取られそうになり、ヒヤッとする。道路の劣化が激しいことを思い知った。
 道路だけではない。カリフォルニア州北部のオロビルダムでは大雨で水位が上がり、決壊の恐れが生じた。周辺住民約19万人に避難命令が出された。
 約50年前に建設された全米一のせき高さを誇るダムは放水路に大きな穴があいていることが確認され、初めて緊急用放水路まで使用したが、その一部も損壊したことが判明する。州当局はヘリコプターを使い放水路の壊れた場所に石などを投下する方法で対処しているが、予断を許さない状況が続いている。
 専門家からは10年以上前から放水路も含めた安全性の確認を促す声があがっていたのだが…。大雨が経年劣化への関心の低さを浮かび上がらせている。(中村将)

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