2017-02-24(Fri)

過労死、業過致死容疑で告訴 西日本高速役員を

労災認定受けた社員の遺族  過労死を同容疑で異例の刑事告訴

西日本高速の幹部8人を刑事告訴、社員の過労自殺で
 西日本高速道路会社の技術系社員だった男性(当時34)が自殺したのは過重労働を強いられたのが原因だとして、男性の母親が2月16日、当時の上司ら8人を神戸地検に刑事告訴した。上司らが男性の自殺を防止する義務を果たさなかったことは業務上過失致死などに該当するとしている。
(日経コンストラクション)


過労死業過致死容疑告訴状=西日本高速元社員の遺族
----西日本高速道路(大阪市)の社員だった男性=当時(34)=が2015年に過労自殺したのは、上司らが注意義務を怠ったためだとして、男性の母親が16日、当時の同社役員や男性の上司ら8人に対する業務上過失致死容疑などでの告訴状を神戸地検に提出した。過労死を同容疑で刑事告訴するのは異例。
 
告訴状などによると、男性は14年10月から同社の関西支社第二神明道路事務所で施工管理などの業務を担当。うつ病を発症し、15年2月16日に神戸市内の社員寮で自殺した。神戸西労基署は同年12月、男性の自殺を労災認定した。
 
遺族側が男性の業務用パソコンのログなどから時間外労働を算出したところ、14年10~12月は150時間を超え、最長の11月は178時間に達していた。自殺直前の15年1月は108時間だった。
(時事通信)




以下引用

日経コンストラクション 2017/02/24
西日本高速の幹部8人を刑事告訴、社員の過労自殺で
 西日本高速道路会社の技術系社員だった男性(当時34)が自殺したのは過重労働を強いられたのが原因だとして、男性の母親が2月16日、当時の上司ら8人を神戸地検に刑事告訴した。上司らが男性の自殺を防止する義務を果たさなかったことは業務上過失致死などに該当するとしている。
 告訴状によると男性は入社以来、主に舗装工事の施工管理を担当していたが、14年10月に関西支社第二神明道路事務所(神戸市)の改良課に異動。橋梁の高欄補強や撤去といった既存区間の改良工事の担当に転じた。その後、月100時間を超える時間外労働が常態化し、鬱病を発症して翌15年2月に社宅で自殺した。神戸西労基署が同年12月に労災に認定した。
 告訴では、第二神明道路事務所の管理職4人と関西支社の支社長ら4人(いずれも当時)を対象とした。異動後の男性にそれまで未経験だった業務を数多く担当させて過重な労働状態にしたうえ、その対策を怠ったとして、労働基準法上の刑罰では軽すぎると主張している。
従業員が減る中で事業量は増加か
 有価証券報告書によると、西日本高速の従業員は2006年度末から12年度末までの6年間で11.5%減少した。13年度以降は微増か横ばいが続いている。
西日本高速の従業員数の推移
 告訴状は同社の社内向け資料を根拠として、事業量が06年度から14年度にかけて2.3倍に増えたにもかかわらず必要な人員補充を怠ったと指摘。男性の過労自殺は、16年に起きた新名神高速道路の橋桁落下事故とともに、同社のずさんな体質に根差した問題の表れであるとしている。
 西日本高速は2月22日、過労自殺の再発防止策として社員の労働時間の正確な把握を徹底するとともに、今後も事業量に応じた適正規模の採用を実施していくとコメントした。
(関連記事:新名神、橋桁落下で開通1年遅れ/震災復興工事で過労死、鉄建に罰金)
(関連情報:西日本高速道路会社の有価証券報告書)
http://corp.w-nexco.co.jp/ir/security/
安藤 剛 [日経コンストラクション]


時事通信 (2017/02/16-16:36)
過労死業過致死容疑告訴状=西日本高速元社員の遺族
 西日本高速道路(大阪市)の社員だった男性=当時(34)=が2015年に過労自殺したのは、上司らが注意義務を怠ったためだとして、男性の母親が16日、当時の同社役員や男性の上司ら8人に対する業務上過失致死容疑などでの告訴状を神戸地検に提出した。過労死を同容疑で刑事告訴するのは異例。
 告訴状などによると、男性は14年10月から同社の関西支社第二神明道路事務所で施工管理などの業務を担当。うつ病を発症し、15年2月16日に神戸市内の社員寮で自殺した。神戸西労基署は同年12月、男性の自殺を労災認定した。
 遺族側が男性の業務用パソコンのログなどから時間外労働を算出したところ、14年10~12月は150時間を超え、最長の11月は178時間に達していた。自殺直前の15年1月は108時間だった。
 告訴状で母親は、月100時間を超える時間外労働がうつ病などの精神障害を発症させ、自殺に至ることは予測できたと主張。上司らには業務の軽減などの措置を怠った過失があると訴えている。
 同労基署は男性を含む従業員12人に残業代の未払いがあったとして、15年5月に第二神明道路事務所に是正勧告をした。
 母親は告訴状提出後、「責任は、会社という抽象的な組織だけではなく、管理責任者一人一人にある。仕事に誇りや喜びを持ち、人間らしく働ける社会であることを願ってやまない」と手記を通じコメントした。
 西日本高速道路のコメント このようなことが二度と起きないよう、労働時間の正確な把握の徹底を会社全体で進めている。


朝日新聞 2017年2月17日01時30分
34歳過労自殺、労災認定 遺族、西日本高速役員ら告訴
 西日本高速道路(NEXCO西日本)の男性社員(当時34)が2015年に自殺したのは長時間の過重労働が原因だとして、神戸西労働基準監督署が労災を認定したことが、遺族の代理人弁護士への取材でわかった。遺族は16日、社員への安全配慮を怠ったとして同社の役員ら8人に対する業務上過失致死容疑の告訴状を神戸地検に出した。
 代理人弁護士によると、男性は14年10月、宮崎県の高速道路事務所から第二神明道路事務所(神戸市垂水区)に異動し、経験のなかった道路補修工事の施工管理を担当。長時間労働を強いられ、うつ病を発症したという。15年2月、社宅で自殺した。
 遺族側が勤務記録などを調べたところ、時間外労働は14年10~12月で毎月150時間以上に達していた。夜間工事の監督業務にも従事。午前4時59分の退勤から8分後に再び出勤し、事実上、約36時間の連続勤務をしていた記録もあったとしている。代理人によると労災認定は15年12月9日付。2カ月間にわたり、最大で月約140時間の時間外労働を認められたという。
 男性の母親によると、神戸市出身の男性は阪神・淡路大震災で阪神高速道路が倒壊した様子を見て、安全で安心して暮らせる都市づくりに関わりたいと前身の日本道路公団に入社した。母親は16日に公表した手記で「働く者が仕事に誇りや喜びを持って人間らしく働ける社会であることを願ってやみません」と訴えた。
 遺族が今回、告訴対象にした8人は、同社執行役員の人事部長や上司ら。長時間労働を把握し、自殺の危険性を予測できたのに必要な措置を怠った、と訴えている。遺族代理人の渡部吉泰弁護士は「長時間労働を社会からなくすには、労働時間に管理責任を負う人の刑事責任を問う必要があると考えた」と説明する。
 西日本高速道路は16日、「このようなことが二度と起こらないよう労働時間の正確な把握の徹底を会社全体で進めているところです」とのコメントを出した。(川田惇史)

朝日新聞 2017年2月17日01時32分
「夢を志した神戸でなぜ…」 自殺した社員の母が手記
男性が職場の机の中にしまっていたステッカー。母親は「息子の気持ちだったんでしょう」と話す
 自殺した西日本高速道路の男性社員(当時34)の母親は16日、代理人弁護士を通じて手記を公表した。内容(抜粋)は次の通り。
• 34歳過労自殺、労災認定 遺族、西日本高速役員ら告訴
 彼がインフラの仕事を志したのは中学2年の終わり頃でした。1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生し、私たちも神戸市内で被災しました。高速道路の倒壊、ガス・水道・電気などインフラの壊滅状態を目の当たりにしましたが、そのさ中で神戸市水道局の職員が過労死するというニュースに接して、彼は大きな衝撃を受けた様子でした。
 「非常時には、フットワークの軽い技術者がたくさん必要なんや。俺、それやる!!」とその時の志を持ち続けて、数年後にNEXCO西日本の前身である日本道路公団に入社しました。
 そんな彼が十数年ぶりに地元勤務になって、休日は家族や友人と過ごすことを楽しみにしていました。私たちもそういう日常を心待ちにしていたのです。けれども、日々の残業に加えて土日の出勤も続き、振替休日を一日も取れないままに「誰とも会えてない!!」と書き残して息子は逝ってしまいました。
 何故(なぜ)このような長時間労働を強いられ、心身追い詰められて死んだのか、何故人間らしい働き方・暮らしができなかったのか、――しかも選(よ)りに選って初志を抱いた神戸で――と、母は今も心が疼(うず)きます。
 NEXCO西日本のみならず、働く者が仕事に誇りや喜びを持って人間らしく働ける社会であることを願ってやみません。
 2017年2月16日 三回忌にあたり 母

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日経コンストラクション 2016/08/05
新名神、橋桁落下で開通1年遅れ
 西日本高速道路会社は8月5日、新名神高速道路の建設現場で4月に橋桁が落下した事故を受け、高槻ジャンクション(JCT)―神戸JCT間(延長41km)の開通目標を、従来の2016年度末から17年度末に延期すると発表した。


朝日新聞 2016年8月5日11時40分
橋桁落下の新名神、開通1年遅れに 高槻―神戸間
 西日本高速道路(NEXCO西日本)は5日、橋をかける作業中の事故で工事が中断した新名神高速道路の高槻―神戸間(41キロ)の開通が2018年3月末になると発表した。これまでは17年3月末を目標にしていたが、1年遅れる。工事は順次再開しており、5日にすべて再開した。
 高槻―川西間(24キロ)は17年秋の部分開通をめざす。工事をめぐっては4月22日、神戸市北区で橋桁をかける作業中に片側が落ち、作業員10人が死傷した。NEXCO西日本は事故の原因を調べ、安全を確保できるとして工事を再開する。前川秀和取締役は「早期開通のご期待にそえず、誠に申し訳ない」と話した。


朝日新聞 2016年4月22日21時21分
工事中の新名神の橋桁落下、2人死亡8人重軽傷 神戸
 落下した工事中の新名神高速道路の橋桁=22日午後5時10分、神戸市北区道場町、朝日新聞社ヘリから、遠藤真梨撮影
 22日午後4時20分ごろ、神戸市北区道場町で、延伸工事中の新名神高速道路の橋桁(長さ約100メートル、幅約10メートル)が約15メートル下の国道176号に落下した。神戸市消防局などによると、作業員らが巻き込まれ、33歳と37歳の男性2人が死亡。19~68歳の男性8人が重軽傷を負った。
 現場は中国自動車道と山陽自動車道が分岐する神戸ジャンクションの東側。兵庫県警有馬署によると、当時、作業員35人が、有馬川やその西側を走る国道176号を東西にまたぐ橋を架ける作業中だった。作業中に橋桁が傾いて西端が落下し、国道をふさいでいるという。けが人はヘリコプターなどで市内の病院に搬送されている。


日経コンストラクション 2017/01/24
震災復興工事で過労死、鉄建に罰金
東日本大震災の復興工事で社員に違法な長時間労働をさせたとして、大船渡簡易裁判所は1月10日付で、鉄建建設と現場所長(47歳)に対して、それぞれ労働基準法違反で罰金30万円の略式命令を出した。


河北新報 2017年01月20日金曜日
震災復興工事で過労死 被災3県で初の認定
 岩手県大船渡市の東日本大震災の復興工事現場で昨年3月、事務作業中に倒れて死亡した男性=当時(41)=の遺族の労災申請に対し、大船渡労基署が「長時間の時間外労働により負荷が高まった」と判断し、過労死として労災認定していたことが19日、分かった。被災3県の復興工事現場で、長時間の時間外労働による過労死が認定されたのは初めてとみられる。
 同署によると、男性は鉄建建設(東京)の社員で、大船渡市のJR大船渡線バス高速輸送システム(BRT)の仮復旧工事に従事していた。昨年3月9日夜に現場の事務所内で倒れ、搬送先の病院で急性循環不全のため死亡し、同年7月に過労死認定された。
 大船渡区検は19日までに、男性に違法な長時間労働をさせたとして、労働基準法違反の罪で、鉄建建設と現場所長の男性(47)を略式起訴した。大船渡簡裁は10日付で、それぞれ罰金30万円の略式命令を出した。区検は納付状況を明らかにしていない。
 命令によると、同社と現場所長は昨年2月1~29日、労使協定で月60時間までと定めた時間外労働を超え、男性を96時間働かせた。
 同署によると、男性は2015年8月から施工管理業務を担当しており、労働時間は自己申告制だった。同社は「管理が曖昧だった」という趣旨の説明をしているという。

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