2017-03-29(Wed)

「てるみくらぶ」破産 最大約9万人に影響

格安海外旅行業者 申込客数は8万~9万人~ 負債総額約151億円
代金99億円、大半返せず-格安旅行、海外に2500人


◇関連旅行会社も営業停止=「てるみくらぶ破産―観光庁
 ----格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が破産開始決定を受けた問題で、関連旅行会社「自由自在」(同)も営業を停止したことが28日、観光庁への取材で分かった。
 同庁は詳しい経緯を調べている。
 同庁によると、自由自在は2006年に旅行業登録し、格安ツアーを販売していた。日本旅行業協会に供託金を支払っており、最大7000万円が旅行客の弁済に充てられるという。
 てるみくらぶは27日に東京地裁に破産申請し、開始決定を受けた。予約済みのツアー約3万6000件(約99億円)の大半は返金されない可能性が高い。 
(時事通信 3/28 12:47)


◇数日前に64万円払ったのに… てるみくらぶ顧客の憤り
----格安海外ツアーで知られ、航空券の発券トラブルで顧客から苦情が出ていた旅行会社てるみくらぶ(東京)が27日、破産手続きに入った。この日午前、東京地裁に破産を申請し、手続き開始の決定を受けた。ツアーの中止などで最大約9万人に影響が出そうだ。払った旅行代金の大半が戻らないおそれがある。
 代理人弁護士によると負債は約151億円で、申し込みを受けている旅行は約3万6千件(約99億円分)。1件に複数の参加者がいる例が多く、実際に影響を受けるのは約8万~9万人になりそうだという。
(朝日新聞 2017年3月28日05時10分)

時事通信(2017/03/27-17:13)
てるみくらぶ破産=代金99億円、大半返せず-格安旅行、海外に2500人
----航空券の発券トラブルがあった格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が27日、東京地裁に破産を申請し、破産開始決定を受けた。同社の山田千賀子社長が記者会見し、明らかにした。申し込み済みのツアー約3万6000件で総額99億円の代金を受け取っているが、大半は返金されない可能性が高いという。
 同社によると、資金繰りの悪化で23日に国際航空運送協会への航空運賃の支払いができず、同日から新規の旅行受け付けを停止。現地ホテルなどへの支払いも滞り、破産を申請したという。




以下引用

観光庁 2017年3月29日
株式会社てるみくらぶの営業停止に伴う弁済手続きについて
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_000101.html
一般社団法人日本旅行業協会によると、観光庁長官登録第1種旅行業者である株式会社てるみくらぶは、3月27日に営業を停止したとの情報を受けたとのことです。
同社との間の旅行取引により生じた債権を有する旅行者は、旅行業法第22条の9第1項に基づき、弁済業務規約で定める弁済限度額の範囲内において、一般社団法人日本旅行業協会が供託している弁済業務保証金から弁済を受ける権利を有します。
また、当該権利を実行しようとする者は、その債権について同協会の認証を受ける必要があります。
一般社団法人日本旅行業協会に対する認証申し出に関する手続きについては、同協会の以下のHPに掲載されていますので、お知らせします。

一般社団法人日本旅行業協会の手続き案内ページ
 http://www.jata-net.or.jp/travel/info/qa/bond/170324_terumiinfo.html

観光庁産業政策担当参事官付
 代表:03-5253-8111(内線 27304、27315、27328、27326)

*******************************

一般社団法人日本旅行業協会
当協会正会員の「株式会社てるみくらぶ」が営業を停止した旨の情報を受けました。
当協会は、3月27日をもって営業を停止した旨の情報を受けました。
当協会では、株式会社てるみくらぶと旅行業務に関し同社に対してその取引によって生じた債権を有する旅行者に、弁済業務保証金制度の案内をしています。該当する方は、下記のURL-アドレスより、内容の確認及びお客様の情報提供をお願いします。
また、お手元の旅行パンフレット、旅行申込書、請求書、メールの記録等の関係書類は保管しておいてください。
• ※3月28日現在、同社のマイページの閲覧ができなくなっています。
詳しくは6月中旬に発送する案内書面でご案内いたしますので、そのままお待ちください。
認証申出書類送付依頼URL
以下のURLをクリックして、登録フォームから入力してください。
https://form.qooker.jp/Q/ja/bensai/no4235/
【保証社員に関する表示】
• イ. 商号 株式会社てるみくらぶ
• ロ. 主たる営業所の所在地 東京都渋谷区渋谷二丁目1番1号
• ハ. 代表者 山田 千賀子
• ニ. 旅行業の業務の範囲 第1種旅行業
• ホ. 登録番号 観光庁長官登録旅行業 第1726号
• ヘ. 弁済限度額 1億2千万円
【ご注意】
• 今回は、多数のお客様の認証のお申出が予測され、その総額が弁済限度額(1億2千万円)を超える見通しです。
この場合、お客様への還付額(弁済の額)は、1億2千万円を認証申出額の割合に応じて比例按分した金額となります。
【本件についてのお問い合わせ先】
• (株)てるみくらぶ「お客様専用ダイヤル」
TEL:03-3499-7555
• 一般社団法人 日本旅行業協会 弁済業務委員会事務局
TEL:03-3592-1252、03-3592-1253

**********************************

東京商工リサーチ 2017/03/27(月)
破産開始決定 負債総額約151億円
東京旅行業(株)てるみくらぶ
格安海外旅行業者 申込客数は8万~9万人~
 (株)てるみくらぶ(TSR企業コード:296263001、法人番号:6011001044153、渋谷区渋谷2-1-1、設立平成10年12月4日、資本金6000万円、山田千賀子社長)は3月27日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。旅行業界では、過去4番目の大型倒産。申請代理人は南勇成弁護士ほか(西村あさひ法律事務所、千代田区大手町1-1-2)。破産管財人は土岐敦司弁護士(成和明哲法律事務所、港区虎ノ門4-3-1、電話03-3499-7555)が選任された。
 負債総額は約151億円。債権者総数は3万6266件、うち一般旅行者は3万6046件にのぼる。一般旅行者は1件で複数名が申し込んでいるケースがあるため、申請代理人によると申込客数は8万~9万人にのぼる可能性があるという。
 同社は山田社長が代表を兼務していた企業の旅行事業部門を分社し設立した旅行業者。第1種旅行業者としてハワイを中心にグアム、サイパン、韓国、台湾など、一般個人向け格安海外パッケージツアーを企画していた。特に、オンラインでの格安旅行販売を得意とし、知名度を高めていた。
 格安海外旅行の浸透やオンライン経由での販売拡大を追い風に業績を伸ばし、平成23年9月期の売上高は約130億円を計上。その後、売上は一進一退をたどったが、グループ会社からの事業移管などを進めて平成28年9月期は過去最高の195億9600万円を売り上げていた。
 しかし、格安旅行会社の過当競争などから収益は低調に推移し、ハワイやグアム、サイパンなどに設立した現地法人や国内の事業拠点の拡充などが資金負担となっていた。また、安値販売による収益悪化で平成26年9月期から営業赤字に陥り、これをカバーするため現金一括入金キャンペーンなどを行っていた。しかし、資金繰りは改善せず限界に達した。
 3月27日午前11時30分から国土交通省記者クラブ(国土交通記者会)で会見を開く予定。
 なお、関連会社2社については今後の方針を検討中としている。


東京商工リサーチ2017/03/28(火)
営業停止 負債総額約7億円
東京旅行業(株)自由自在
~てるみくらぶの関連会社、負債判明~
自由自在が入居するビル(3月24日昼撮影)
 (株)自由自在(TSR企業コード:296575437、法人番号:2011001046228、渋谷区渋谷2-9-9、設立平成17年12月12日、資本金6000万円、山田千賀子社長)は3月27日、営業を停止した。
 負債総額は約7億円(平成28年9月期決算時点)だが、大きく変動する可能性がある。
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時事通信 3/28(火) 12:47配信
関連旅行会社も営業停止=「てるみくらぶ」破産―観光庁
 格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が破産開始決定を受けた問題で、関連旅行会社「自由自在」(同)も営業を停止したことが28日、観光庁への取材で分かった。
 同庁は詳しい経緯を調べている。
 同庁によると、自由自在は2006年に旅行業登録し、格安ツアーを販売していた。日本旅行業協会に供託金を支払っており、最大7000万円が旅行客の弁済に充てられるという。
 てるみくらぶは27日に東京地裁に破産申請し、開始決定を受けた。予約済みのツアー約3万6000件(約99億円)の大半は返金されない可能性が高い。 


朝日新聞 2017年3月28日11時24分
ハワイでホテル代請求トラブル てるみくらぶツアー客
 破産手続きに入った格安旅行会社てるみくらぶ(東京)の海外ツアー客が、現地で追加のホテル代を請求されるトラブルが起きていることが観光庁への取材でわかった。同社で購入した航空券で出国した旅行者は約2500人いるとされ、同様のトラブルが各地で相次ぐ可能性もある。
 観光庁によると、ハワイ・ホノルルに滞在している旅行者から「てるみくらぶを通して支払い済みのホテル代を請求された」との相談が現地の日本総領事館に計3件あった。てるみくらぶからホテル側に代金が支払われていないとみられ、観光庁は安全の確保を理由に追加の支払いに応じることを勧めている。お金が足りない場合は、日本からの送金方法を現地の日本大使館や領事館に聞くよう呼びかけている。
 政府は、日本旅行業協会に加入する旅行会社の倒産時に旅行代金を弁済する制度を設けている。ただし、弁済額には上限があり、てるみくらぶは計1億2千万円。同社が受けている旅行申し込みは約3万6千件(約99億円)あり、全額が弁済されるかは不透明だ。
 山田千賀子社長は27日の破産申請後の記者会見で、海外のホテルやバス会社への支払いが滞っていると明かし、「お約束していることを現地がやってくれる保証ができない」と説明。同社で発券済みの航空券を使った出国は、控えるよう訴えている。(内藤尚志)


NHK 3月28日 11時25分
国交相「てるみくらぶ」ツアー客の帰国に万全尽くす
石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、裁判所から破産手続きの開始決定を受けた、東京の旅行会社「てるみくらぶ」について、海外に滞在しているツアー客がスムーズに帰国できるよう万全を尽くす考えを示しました。
海外旅行の格安ツアーを販売していた東京の旅行会社「てるみくらぶ」は、資金繰りに行き詰まり、27日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。
 しかし、観光庁によりますと、海外に滞在しているツアーの利用客は、26日の時点でおよそ2500人に上っています。
これについて、石井国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、「利用客に航空券が発券されている場合は、旅行会社と航空会社との間に運送契約が成立していて、航空会社は輸送の義務が発生する。改めて国土交通省から航空会社に対して、利用客が円滑に帰国できるよう周知した」と述べ、海外に滞在しているツアーの利用客がスムーズに帰国できるよう万全を尽くす考えを示しました。
 また、今回のトラブルで、利用客がすでに支払ったツアー代金は、わずかしか返還されないおそれが強まっていることに関して、石井大臣は「さらなる消費者保護のために、どんな対策が必要か検討していきたい」と述べました。


毎日新聞2017年3月28日 10時45分
てるみくらぶ
国交相、旅行者円滑帰国へ「誠実な対応を」
 石井啓一国土交通相は28日の閣議後の記者会見で、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた旅行会社「てるみくらぶ」(東京)に対し「海外旅行者の円滑な帰国や予約をした人たちへの誠実な対応を求めている」と述べた。
 国交省は、航空券が発券されている旅行客が無事に帰国できるよう航空会社にも対応を求めた。観光庁によると、てるみくらぶのツアーで海外に滞在している旅行客は26日時点で約2500人。
 同社から客への弁済が少額にとどまるとの見通しについては「今回の事例を踏まえ、さらなる消費者保護のためどのような対策が必要か検討する」と述べた。(共同)


朝日新聞デジタル2017年3月28日05時10分
数日前に64万円払ったのに… てるみくらぶ顧客の憤り
 格安の海外ツアーで知られ、航空券の発券トラブルで顧客から苦情が出ていた旅行会社てるみくらぶ(東京)が27日、破産手続きに入った。この日午前、東京地裁に破産を申請し、手続き開始の決定を受けた。ツアーの中止などで最大約9万人に影響が出そうだ。払った旅行代金の大半が戻らないおそれがある。
 代理人弁護士によると負債は約151億円で、申し込みを受けている旅行は約3万6千件(約99億円分)。1件に複数の参加者がいる例が多く、実際に影響を受けるのは約8万~9万人になりそうだという。
 国は日本旅行業協会の加盟社から保証金を集め、倒産時に旅行代金を弁済する制度を設けている。記録のある2008年度以降では17件の利用があり、15件で代金の全額が弁済された。ただ、弁済額には上限があり、てるみくらぶの場合は計1億2千万円だ。
 山田千賀子社長は記者会見で「本当に申し訳ありません」と声を震わせ、頭を下げた。同社で発券された航空券は今後も原則として使えるが、ツアーに含まれていたホテルやバスは利用できない可能性が高いという。26日に同社を立ち入り検査した観光庁によると、申込者のうち約2500人が出国している。行方不明の情報はないという。
 てるみくらぶは札幌や大阪などに支店を構え、年200億円近い売上高がある。航空会社から空席を安値で引き受け、ネットで販売して成長してきた。航空会社が機材の小型化を進めて空席が減って安値で提供されなくなり、約2年前から高齢者に照準を定める戦略に転換。新聞での広告に注力したが、経費がかさんで立ちゆかなくなったという。
 東京都渋谷区のてるみくらぶ本社には27日午後、旅行を申し込んだ客が次々と訪れた。入り口に「臨時休業」などの貼り紙が掲げられ、社員による応対はないという。都内の男性(60)は妻とのハワイ旅行を計画し、数日前に64万円を支払った。「会社はなぜ早く状況を説明しなかったのか。振り込め詐欺にあった気分だ」と憤る。別の都内の男性(85)は5月のオーストリアへのツアーを予約し、代金20万円のうち5万円を振り込んだばかり。「だまされたという気持ちと、旅行に行けないくやしさで二重に苦しい」と話す。
 2月にてるみくらぶのウェブサイトから韓国・ソウルへの旅行を申し込んだ東京都江東区の会社員の男性(38)は、両親ら家族5人分計23万円をクレジットカードで決済ずみ。25日に同社に電話をかけ続けたが、つながらなかったという。「返金されるのでしょうか」と困惑していた。
 問い合わせ先は、てるみくらぶが設けた「お客様専用ダイヤル」(03・3499・7555、平日午前10時~午後5時)か、日本旅行業協会の弁済業務委員会事務局(03・3592・1252)。(石井潤一郎、内藤尚志、有吉由香)


読売新聞 2017年03月28日
てるみくらぶ破産、渡航先へは大半が未払い
8万~9万人がツアー代金を支払い済み
旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が販売した海外旅行ツアーの航空券が発券出来なくなっている問題で、同社は27日、東京地裁に破産申請し、同地裁は手続きの開始を決定した。
8万~9万人が、今後出発するツアーなどの代金を同社に支払い済みで、総額は約100億円に上る可能性があるという。
山田千賀子社長らは同日、都内で記者会見し、「多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」などと謝罪した。資金調達の見通しが立たず、事業継続は不可能と判断したという。
会見で同社側は、予約客から代金を受け取った後、大半は渡航先のホテルなどに支払っていないことも明らかにした。その結果、客がホテルに宿泊できない恐れがあり、山田社長は「渡航しないことを強く勧める」と述べた。
山田社長は返金について「日本旅行業協会と協議を進める」としたが、具体的な見通しは示さなかった。観光庁によると、今回のケースで同協会の弁済業務保証金制度を活用した場合、返金総額の上限は1億2000万円だという。
民間信用調査会社・東京商工リサーチによると、負債額は約151億円に上る見通し。旅行会社としては過去4番目の規模という。
返金などに関する問い合わせは、てるみくらぶの専用ダイヤル(03・3499・7555)、同協会弁済業務委員会事務局(03・3592・1252)へ。


日テレnews24 2017年3月27日 19:29
てるみくらぶ「出国した人は自力で対処を」
 海外ツアーの航空券が発券できなくなるなどのトラブルが相次いでいる旅行会社「てるみくらぶ」が27日、東京地裁に破産を申請し、認められた。負債額は151億円にのぼり、最大9万人となる旅行者へのツアー代金の全額返済は厳しい見通しだ。
■「てるみくらぶ」が破産手続き
 27日、旅行会社「てるみくらぶ」の山田社長が資金繰りの悪化から事業の継続を断念し、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことを明らかにした。先週24日から、主催するツアーの航空券が発券できなくなったり、ホテルが予約できていなかったりするトラブルが相次いでいた「てるみくらぶ」。
 「てるみくらぶ」の韓国・釜山へのツアーに参加し、27日、帰国した女性は「ホテルの部屋はキャンセルされていました」と話す。現地に着いたところ「てるみくらぶ」の予約を代行していた韓国の旅行会社はホテルをキャンセルしていたという。「自分たちは『てるみくらぶ』からのお金をもらっていないから、それは(予約)はできないということで」女性は改めて宿泊費を払って泊まったという。
 なぜ、このような事態になってしまったのだろうか。山田社長は「一昨年の春から、新聞広告を打ち出しまして、一言で言うと媒体コストがかかりすぎ、経費のかかりすぎということで、それが一番の要因だと思っております」と説明、新聞広告が経営を圧迫し、15年の春ごろから経営状態が悪化したという。
 そして先週23日、航空券の発券に必要となる国際航空運送協会(=IATA)への支払日に、支払い額、約4億円が用意できず破産申請に至ったという。しかし、私たちの取材で、それ以前に異変がみられていたことがわかった。
■結婚50周年記念の旅行が…
 結婚50周年の記念に、「てるみくらぶ」で5月発のオーストリアへのペアツアーを申し込んだという男性は「(予約したのは)1か月前だから、2月のこのあたり」「ところが向こう(「てるみくらぶ」)から電話がかかってきまして」「本来はカードで払うのが手続きのようなんですけれども、カードがちょっと落ちなかったようなんです。それで『早急にお金を払って下さい』というもので、現金を持って払いにきました」と語る。
 代金24万8100円をカードでは支払えないといわれ、現金で支払ったという。払ったのは、「てるみくらぶ」が国際航空運送協会(=IATA)への支払いができなくなる2日前だった。
 また、てるみくらぶからの依頼を受けて韓国でホテルの予約などを代行していた韓国の旅行会社は、「現在、てるみくらぶから約1億円が未払いになっている」と証言。去年4月頃から立て替えた代金の支払いが遅れるようになったという。
 「てるみくらぶ」の元社員は「利益がでてないもの(ツアー)もありましたし、赤字のものもあった」と話す。さらに、契約を維持するために無理な価格設定やツアーを組んだりすることはあったのかという問いに「そうですね。これで大丈夫なのかなというものも中にはありました」と話す。
■「詐欺を働くとかは毛頭ない」
 23日の国際航空運送協会(=IATA)への支払いができなくなったとわかったのは前日の22日だったと話した山田社長。しかし、23日には、メールマガジンを配信。同じ日には新聞に大きな広告を掲載していた。
 経営状態が悪いのにもかかわらずお金を集めていたのではという問いかけに対し、山田社長は「まったくそんなことはなくて、とにかくIATAがダメになったとしても、最後の最後までスポンサーとも掛け合い、銀行さんとも掛け合って、今日このような状態になる、このような結果を招くとまったく考えてもいなかったので」「詐欺を働くとかそういうことは最初から毛頭考えておりません」と説明した。
 「てるみくらぶ」が会見で明らかにした負債額は151億円。このうちすでに旅行代金を支払った一般旅行者、最大で9万人への債務は約100億円にのぼるという。しかし、日本旅行業協会から支払われる弁済保証金の限度額は1億2000万円で、わずか1%にしかあたらないため、ツアー代金の全額返済は厳しい見通しだ。
■出国した人は自力で対処を
 「てるみくらぶ」は、すでに航空券を受け取っていても、現地で宿泊できないなどのトラブルの可能性があるとして、渡航を控えるよう呼びかけている。一方で、すでに海外へ出国した人については、自力で対処してもらうしかないとしている。さらに、社長の経営判断ミスが今回の事態を招いたのかと問われ、山田社長は「はい、まさしくそうでございます」と答えた。
 観光庁は、26日の時点で「てるみくらぶ」の客約2500人が38の国と地域に滞在しているとし、安全に帰国できるよう対応を急いでいます。

時事通信(2017/03/27-17:13)
「てるみくらぶ」破産=代金99億円、大半返せず-格安旅行、海外に2500人
 航空券の発券トラブルがあった格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が27日、東京地裁に破産を申請し、破産開始決定を受けた。同社の山田千賀子社長が記者会見し、明らかにした。申し込み済みのツアー約3万6000件で総額99億円の代金を受け取っているが、大半は返金されない可能性が高いという。
 同社によると、資金繰りの悪化で23日に国際航空運送協会への航空運賃の支払いができず、同日から新規の旅行受け付けを停止。現地ホテルなどへの支払いも滞り、破産を申請したという。
 申し込み済みの旅行客は8万~9万人で、27日以降のツアーは安全が確保できないとして、渡航しないよう呼び掛けた。同社が供託金を支払っている日本旅行業協会から最大1億2000万円が弁済に充てられるという。山田社長は「不徳の致すところ。迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。
 負債総額は約151億円。東京商工リサーチによると、旅行業者の倒産としては過去4番目の規模という。
 観光庁は26日に同社を立ち入り検査し、同日時点で約2500人が38カ国・地域を旅行中と確認した。帰国便の航空券は有効で、国土交通省は航空各社に対し、搭乗拒否をしないよう周知した。
 てるみくらぶは1999年に旅行業登録し、インターネットを通じてハワイなどへの格安ツアーを販売。2015年春から高齢者向けの旅行に重点を移したが、業績が悪化したという。


朝日新聞デジタル2017年3月27日17時16分
「返金されるのか…」予約の男性困惑 てるみくらぶ破産
てるみくらぶの本社には「臨時休業」の貼り紙と、問い合わせ先などが書かれた「告示書」が貼られていた=東京都渋谷区、石井潤一郎撮影
 東京都江東区在住の男性会社員(38)は2月上旬、てるみくらぶのウェブサイトから韓国・ソウル4日間のパック旅行を申し込んだ。両親ら家族5人分計約23万円をクレジットカードで決済。経営不振と知り、25日朝に同社に電話をかけつづけたが、つながらなかった。
 「まさか自分が巻き込まれるとは思わなかった。値段が安いとは思ったが、対応も良かったので心配はしていなかった」と話す。60代の両親らとの久しぶりの家族旅行。両親の希望もあって、いつもより良いホテルや日本の航空会社のチケットを購入しようと探し、手頃なパック旅が見つかったと思っていた。男性会社員は「返金されるのでしょうか。6月に予定していた旅行をどうしていいのか分からない」と困惑している。


朝日新聞 2017年3月27日13時24分
てるみくらぶ破産、渡航中止を呼びかけ 9万人に影響も
 格安海外ツアー中心の旅行会社てるみくらぶ(本社・東京都渋谷区)は27日、東京地裁に破産を申請し、手続き開始決定を受けたと発表した。代理人弁護士によると負債は151億円の見込みで、約3万6千件(約99億円分)の旅行申込者に影響が出そうだ。
 申し込みを受けたツアーなどの手配は中断し、一部の旅行代金は返せない見通し。1件に複数の参加者がいることが多く、影響を受ける旅行者は8万~9万人にのぼる可能性がある。東京都内で記者会見した山田千賀子社長は「関係者のみなさまに多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。ホテルや交通機関などへの支払いが滞り、申込者が利用できなくなる恐れがあるため、発券済み航空券を使った渡航は中止するよう呼び掛けている。
 申込者向けの問い合わせ先は、同社お客様専用ダイヤル(03・3499・7555)か、トラブル時などに弁済を請け負う日本旅行業協会の弁済業務委員会事務局(03・3592・1252)。同社分の弁済限度額は計1億2千万円。
 山田社長によると、格安ツアーのネット販売に陰りが出て、約2年前から新聞広告に力を入れ始めたが、経費がかさんで資金繰りが行き詰まった。航空券の発券に必要な航空会社側への支払いが23日、できなかったという。
 てるみくらぶは24日から一部のツアー参加者に「航空券の発券ができない」などと伝え、旅行業協会に問い合わせが相次いでいた。1998年設立、資本金6千万円。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、札幌に支店がある。東京商工リサーチによると2016年9月期の売上高は約195億円。


時事通信 (2017/03/26-12:50)
旅行会社で発券トラブルか=顧客から相談、情報収集-観光庁
 旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)が、顧客に対し航空券の発券トラブルが起きていると通知していることが26日、観光庁への取材で分かった。顧客からの相談を受け、同庁は同社に説明を求めるなど情報収集を進めた。
 同庁によると、24日以降、「てるみくらぶから『発券トラブルがあるので、旅行の出発を控えてほしい』と連絡があった」などの相談が相次いでいるという。
 てるみくらぶのホームページによると、同社は1998年設立で、札幌、名古屋、大阪、福岡に支店を展開。ハワイなどへの格安ツアーをインターネット上を中心に販売している。


朝日新聞 2017年3月26日00時33分
てるみくらぶ格安ツアーで発券トラブル 問い合わせ続々
 「格安」をうたう海外旅行を手がける旅行会社「てるみくらぶ」(本社・東京都渋谷区)のツアーで、航空券の発券ができないトラブルが出ていることがわかった。ツアーの参加者からは日本旅行業協会に問い合わせが相次いでおり、協会や観光庁が情報収集を急いでいる。
 関係者によると、同社が24日、航空券の発券システムが利用できなくなった、などと一部のツアー参加者に伝え始めた。旅行業協会には同日に約50件の問い合わせが寄せられた。同社はホームページで「25日は臨時休業とさせていただきます」と表示した。
 ホームページによると、同社は1998年設立で資本金は6千万円。東京の本社のほか、大阪、名古屋、福岡、札幌に支店がある。東京商工リサーチによると、2016年9月期の売上高は約195億円。
■「お金が全額戻るか心配」
 「てるみくらぶ」の本社事務所がある東京都渋谷区のビル6階には25日夕方、同社を通じて旅行の予約をした客ら10人ほどが会社側に状況を聞こうと集まった。事務所のドアには「臨時休業」の貼り紙が出されていた。
 東京都中央区の会社員、黛隆秀さん(42)は4月に6泊8日で家族でハワイ旅行に行く予定だ。1月末に「てるみくらぶ」にネットを通じて旅行を予約し、3月11日に約93万円をクレジットカードで決済。ツイッターでは、旅行中の人がホテルを追い出されたという書き込みもあり、いてもたってもいられず駆けつけた。「開いた口がふさがらない。旅行にいけないのはもう仕方がないと思うが、支払ったお金が全額戻ってくるか心配だ」と話した。
 「てるみくらぶ」はこれまでにも10回ほど利用した。「他の代理店より料金が安く、大手の半額ぐらい。従業員の受け答えなどに不満はあったが、安いから仕方ないと思っていた。まさかこんなことになるとは……」と話した。

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