2017-04-18(Tue)

南阿蘇鉄道 復旧に5年 最大70億円

南阿蘇鉄道鉄道施設災害復旧調査に関する報告書

南阿蘇鉄道復旧に最大70億円 国交相
----石井啓一国土交通相は16日、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道(高森町)の全線開通に必要な復旧費が最大約70億円に上るとの調査結果を明らかにした。被害が大きかった第一白川橋梁[きょうりょう](南阿蘇村、166メートル)は架け替えが望ましいと判断、工期は5年程度かかる見通しを示した。
 
被災直後に同鉄道が概算した復旧費は最大50億円だったが、国の調査で第一白川橋梁などの深刻な被害が判明し、大幅に膨らんだ。
(熊本日日新聞2017年04月16日)

南阿蘇鉄道復旧に5年 阿蘇大橋は20年度に開通へ
----熊本地震で被災した南阿蘇鉄道について、石井啓一国土交通相は16日、全面復旧に少なくとも5年かかり、必要な費用は65億~70億円になるとの見通しを示した。

----石井国交相によると、鉄橋の架け替えに設計段階から5年程度、約40億円。二つのトンネル修復に3年程度、約20億~25億円かかる見込み。レールや斜面の修復は1年程度で計約5億円かかる。
 
鉄道関連の災害復旧では、国と自治体が4分の1ずつ、鉄道会社が2分の1を負担する決まり。国は鉄道会社の負担軽減を検討しているが、15年度の売上高が1億1800万円の南阿蘇鉄道には数億円でも重い。石井国交相は「どのような支援が可能か検討したい」と述べた。
(朝日新聞 2017年4月16日22時51分)




以下引用


南阿蘇鉄道鉄道施設災害復旧調査に関する報告書の公表について
平成29年4月16日
http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo01_hh_000113.html
 平成28年4月に発生した熊本地震で被災した南阿蘇鉄道高森線については、熊本地震復旧等予備費の一部を活用して、国直轄で調査を行って参りました。
 この度、調査結果が別添のとおり、とりまとまりましたので、お知らせいたします。
添付資料
南阿蘇鉄道鉄道施設災害復旧調査に関する報告書の公表について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001181696.pdf
南阿蘇鉄道の鉄道施設災害復旧調査報告概要(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001181697.pdf
南阿蘇鉄道の鉄道施設災害復旧調査参考資料(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001181852.pdf
南阿蘇鉄道災害復旧調査結果について(PDF形式)
http://www.mlit.go.jp/common/001181698.pdf

お問い合わせ先
国土交通省鉄道局施設課鉄道防災対策室 永井・山岸
TEL:03-5253-8111 (内線40803,40822) 直通 03-5253-8555
*******************************

乗りものニュース2017.04.18
南阿蘇鉄道、全線復旧に少なくとも5年 橋架け替えやトンネル短縮も
国土交通省が、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の災害復旧に関する調査結果を発表。全線の復旧に少なくとも5年、費用はおよそ65億~70億円を要する試算を示しました。
復旧費用は65億~70億円に
 国土交通省は2017年4月16日(日)、南阿蘇鉄道の災害復旧に関する調査結果を発表。全線の復旧に少なくとも5年、費用はおよそ65億~70億円を要する見通しであることを明らかにしました。
 2016年4月に発生した熊本地震により、熊本県内を走る第三セクターの南阿蘇鉄道は、高森線(立野~高森間17.7km)の全線が被災。このうち被害が比較的軽度だった中松~高森間は、同年7月31日(日)から運転を再開していますが、残りの立野~中松間は復旧の見通しが立っていません。
●山ごと動いた犀角山トンネル
 調査結果によると、立野~長陽間にある犀角山(さいかくやま)トンネルは、長さ125mのうち高森側約40mの区間が山ごと動いたため、トンネルにゆがみ(49cm程度の横ずれ)が生じています。
 復旧方法としては、この40m区間の山を切り崩して、高森側のトンネル入口を40mセットバック(後退)させます。設計および工事期間は、補強、補修工事を行う戸下トンネルとあわせて3年程度、概算費用はおよそ20億~25億円の見込みです。
山が動き、高森側の約40m区間に横ずれが生じた犀角山トンネル。復旧に際し、A部分は剥落対策、B部分は覆工補強、C部分は山の撤去を行う(画像:国土交通省)。
●第一白川橋梁は架け替えへ
 犀角山トンネルからすぐの、白川を渡る第一白川橋梁(きょうりょう)は、地震によって橋台や橋脚が最大約40cm移動。部材の破断や変形、強度低下も生じています。
 全体にわたり甚大な損傷を受けており、早期復旧を図る観点からは「架け替えざるを得ない」としています。設計・工事期間は犀角山トンネルの工事を先行して行う必要があるため5年程度、概算費用は約40億円です。
●立野橋梁やほかの区間は
 立野橋梁は橋脚への鋼板巻き立てや基礎コンクリートの拡幅などの補修を実施。その他、擁壁や盛土の再構築、線路敷きの整正などを行います。これらの復旧工事はあわせて1年程度、約5億円を要する見込みです。
【了】


レスポンス 2017年4月17日(月) 17時22分
南阿蘇鉄道の全線復旧は「5年程度」「65億円」…国交省が試算
国土交通省の鉄道局施設課は4月16日、南阿蘇鉄道が運営する高森線の災害復旧に関する調査報告書を公表した。全線復旧には早くても5年程度かかる見通しだ。
 高森線は立野(熊本県南阿蘇村)~高森(高森町)間17.7kmを結ぶ鉄道路線。2016年4月の熊本地震で甚大な被害が発生し、現在も立野~中松間10.5kmが運休している。
 報告書によると、犀角山トンネルの高森方約40mは、トンネルが山ごと動いた影響でゆがみが生じ、内壁のコンクリートが剥落するなどの被害が発生している。3Dスキャナーで計測したところ、横ずれは最大で490mmになることが確認されたという。
 犀角山トンネルに隣接する第1白川橋りょうも、橋台や橋脚のずれが見られる。2P(第2橋脚)を基準に測量したところ、1A(第1橋台)と1P(第1橋脚)は下流方向にそれぞれ404mm、258mm移動。橋りょうを構成する部材の破断や変形なども生じている。このほか、戸下トンネルや立野橋りょうなどでもひび割れなどの被害が発生した。
 復旧費用は概算で約65~70億円。このうち約40億円が第1白川橋りょう、約20~25億円が犀角山トンネルと戸下トンネルの復旧費になる。犀角山トンネルは高森方約40mの山を削り取り、これによりトンネル自体を短縮するとともに、第1白川橋りょうを架け替えるための工事基地を設けることが想定されている。
 設計期間を含む工事期間は犀角山トンネルと戸下トンネルが3年程度、第1白川橋りょうが5年程度とされた。それ以外の施設は1年程度とされている。《草町義和》

熊本日日新聞2017年04月16日
南阿蘇鉄道、復旧に最大70億円 国交相
 石井啓一国土交通相は16日、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道(高森町)の全線開通に必要な復旧費が最大約70億円に上るとの調査結果を明らかにした。被害が大きかった第一白川橋梁[きょうりょう](南阿蘇村、166メートル)は架け替えが望ましいと判断、工期は5年程度かかる見通しを示した。
 被災直後に同鉄道が概算した復旧費は最大50億円だったが、国の調査で第一白川橋梁などの深刻な被害が判明し、大幅に膨らんだ。
 復旧費の内訳は、第一白川橋梁に40億円。土砂崩れで橋脚や橋台の部材が折れたり曲がったりしており、部材を再利用しながら同じ場所で架け替える。高森側出口付近約40メートルが横ずれした犀角山[さいかくやま]トンネル(同村、125メートル)は、横ずれ部分を撤去し、復旧する。内部のひび割れなどが確認された戸下[とした]トンネル(同村、904メートル)と合わせた費用は約20~25億円で、3年程度の工期を見込む。
 残りの橋梁や斜面崩壊などは1年程度で復旧でき、費用は約5億円とした。
 南阿蘇鉄道は地元5町村とJA阿蘇が出資する第三セクターで、巨額の復旧費は財政基盤の弱い地元自治体には負担が大きい。同省では、東日本大震災で被災した三陸鉄道(岩手県)の支援スキームも参考に、国の補助率かさ上げや地元負担部分への交付税措置で、自治体の実質負担を5%程度に抑える案が浮上している。
 財政支援について石井国交相は同日、「鉄道会社や自治体と協力し、早期復旧に向けどういう支援ができるか検討する」と述べた。
 同鉄道は立野(南阿蘇村)─高森(高森町)の17・7キロ。昨年7月、比較的被害が小さかった中松(同村)─高森(7・2キロ)の運行を再開した。(太路秀紀)

読売新聞 2017年04月18日
沿線自治体 連携訴え 南阿蘇鉄道 国が復旧費見通し
 熊本地震で被災し、一部区間で運休中の第3セクター「南阿蘇鉄道」(高森町)について、国土交通省が復旧費や工期を示したのを受け、県や沿線自治体からは、早期復旧に向けた連携の必要性を訴える声が上がった。
 同鉄道は、高森(高森町)―立野(南阿蘇村)間の全17・7キロのうち、中松(同)―立野間の10・6キロで運休している。国交省は16日、復旧費を約65億~約70億円、工事完了までの期間は設計着手から5年程度かかるとの見通しを示した。
 被害の内訳は、土木学会の「選奨土木遺産」に認定された第一白川橋梁(1927年完成、166メートル)が、橋台が水平に最大約40センチずれるなどしており、橋上部の架け替え費用などは約40億円に上る。
 橋梁に接する犀角山トンネル(125メートル)も内壁がずれるなどし、別のトンネルと合わせ、復旧費は約20億~約25億円と見込む。変形した軌道の修復などには約5億円かかるという。
 同鉄道は南阿蘇村や高森町などが出資し、2015年度の運輸収入は1億円程度。復旧費の負担がネックとなっており、県や沿線自治体は、国に復旧費の補助率のかさ上げを求めている。また、月内に同鉄道の経営形態などを検討する協議会を発足する予定。
 蒲島知事は「復旧の方法などを関係自治体、鉄道会社と協議していく」とコメント。高森町も「国に支援を求めるとともに協議会で意見を出し合い、早期復旧を目指したい」としている。


日刊建設工業新聞  [2017年4月18日13面]
熊本地震/国交省、南阿蘇鉄道復旧調査報告書公表/費用最大70億円、期間は5年程度
 国土交通省は、熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の被害状況調査報告書をまとめた。橋梁やトンネルの復旧工事などが必要で原形復旧を基本とした復旧費用は約65億~70億円と試算。上部工の架け替えが必要な第一白川橋梁(延長166メートル)が最も復旧に時間がかかり、設計・工事期間は5年程度を見込む。同鉄道は第三セクターのため今後、国による財政支援を検討する。
 報告書によると復旧費用の内訳は第一白川橋梁が約40億円、犀角山トンネル(125メートル)と戸下トンネル(904メートル)が約20億~25億円、これら以外の立野橋梁、擁壁損傷・斜面崩壊など18カ所、軌道の変状など20カ所が約5億円。
 部材の変形や破断などがあった第一白川橋梁は損傷した下部工の補強工事などを行った上で上部工全体を架け替える。内壁のひび割れや剥落などがあった犀角山トンネルや戸下トンネルは覆工補強や剥落対策、新たな坑口の構築、排水溝の改良などが必要で設計・工事期間は3年程度を見込む。
 これら以外の立野橋梁や擁壁、斜面、軌道関係などは設計着手から1年程度で復旧できるとした。
 南阿蘇鉄道の営業路線は立野駅(南阿蘇村)~高森駅(高森町)の17・7キロ。このうち被害が比較的小さかった中松駅(同村)~高森駅の7・2キロは16年7月31日に運行を再開したが、立野駅~中松駅は運転を休止している。

朝日新聞デジタル2017年4月16日22時51分
南阿蘇鉄道、復旧に5年 阿蘇大橋は20年度に開通へ
 熊本地震で被災した南阿蘇鉄道について、石井啓一国土交通相は16日、全面復旧に少なくとも5年かかり、必要な費用は65億~70億円になるとの見通しを示した。また崩落した阿蘇大橋(熊本県南阿蘇村)をめぐり、新たな橋を2020年度中に開通させる考えを明らかにした。熊本県阿蘇市で報道陣に明らかにした。
 南阿蘇鉄道は熊本県の南阿蘇村と高森町を結ぶ。昨年4月16日の本震で、鉄橋やトンネルが損壊。昨年7月末に被害の少なかった中松(南阿蘇村)―高森間(7・1キロ)が再開したが、立野(南阿蘇村)―中松間(10・6キロ)は不通のままだ。
 石井国交相によると、鉄橋の架け替えに設計段階から5年程度、約40億円。二つのトンネル修復に3年程度、約20億~25億円かかる見込み。レールや斜面の修復は1年程度で計約5億円かかる。
 鉄道関連の災害復旧では、国と自治体が4分の1ずつ、鉄道会社が2分の1を負担する決まり。国は鉄道会社の負担軽減を検討しているが、15年度の売上高が1億1800万円の南阿蘇鉄道には数億円でも重い。石井国交相は「どのような支援が可能か検討したい」と述べた。
 阿蘇大橋は、阿蘇地方南部と熊本市方面を結ぶ交通の要所。元の場所は土砂崩れの被害が大きいため、新たな橋は約600メートル下流に架け直す。阿蘇大橋とともに土砂崩れに巻き込まれた国道57号の迂回(うかい)路として北側に建設を進めている道路も20年度中に開通させる見込みだという。(大畑滋生)

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