2017-05-16(Tue)

川崎踏切事故1カ月 最新型の検知装置 設置

目立つ高齢者の踏切事故 5年間479人中252人(60歳以上) 79人(80歳以上)


踏切事故1か月 鉄道会社が最新型検知装置の設置進める
川崎市の踏切で、電車にはねられ2人が死亡した事故から15日で1か月です。鉄道会社は踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンの使用を呼びかけるとともに、踏切の中にとどまった人を検知しやすい最新型検知装置の設置を進めています。
先月15日、川崎川崎区の京急線の踏切で、中に入った77歳の男性と救助に向かった横浜市鶴見区の銀行員、児玉征史さん(52)の2人が電車にはねられ死亡しました。
 この事故では、踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンは使用されず、設置されていた障害物の検知装置も自動車の大きさを対象にしていたため2人を検知できませんでした。
(NHK)

◆目立つ高齢者の踏切事故
国土交通省によりますと、平成27年度に全国で起きた踏切事故は236件で、前の年度に比べると12件減るなど減少傾向が続いています。
これは、踏切の統廃合や立体交差化が進んで踏切が減少していることや、障害物検知装置の設置が進んでいることなどの効果と見られています。
 一方、27年度に全国で踏切事故で死亡した人は前の年度より9人増え101人に上るなど、毎年100人前後で推移しています。特に最近は、高齢者の歩行者が死亡するケースが目立っています。
 27年度までの5年間に踏切事故で死亡した479人のうち、60歳以上が半数以上の252人、80歳以上が79人とおよそ16%を占めています。
 国土交通省によりますと、高齢者の事故原因として、歩行速度が遅く渡り切れないケースや踏切内の段差や隙間に足やカートの車輪が引っかかって転倒するケース、それに遮断機が下がって踏切の中に閉じ込められても棒を持ち上げたり、くぐったりできずに外に出られなかったことなどが挙げられるということです。
(NHK)




以下引用

産経ニュース 2017.5.16 07:06
川崎踏切事故1カ月 緊急ボタン「適切な利用を」 京急など講座計画
 川崎市の京急電鉄八丁畷(なわて)駅前の踏切で4月、横浜銀行に勤務していた男性(52)が踏切内にいた男性(77)を救助しようとして2人とも電車にはねられ、死亡した事故に絡み、現場を管轄する川崎署や京急電鉄が、緊急停止ボタンの適切な利用方法を伝える講座を計画していることが15日、分かった。
 事故は同日で発生から1カ月。踏切の安全利用に向けて、関係者の試行錯誤は続いている。
 同署などによると、講座は実際に踏切周辺に参加者を集めて行うことを想定。6月中にも実施予定という。
 事故現場の踏切にもボタンは設置されていたが利用されず、同署の加藤雅道副署長は「どんな状況ならば使っていいのかなどを丁寧に伝え、適切な利用を呼びかけたい」とする。
 現場は日中、頻繁に遮断機が上下している。付近で交通整理をしている藤原幸男さん(65)は「警報が鳴り始めてから渡ろうとする人も少なくない。踏切を渡る側の意識向上も必要だ」と話した。


NHK 5月15日 13時20分
踏切事故1か月 鉄道会社が最新型検知装置の設置進める
川崎市の踏切で、電車にはねられ2人が死亡した事故から15日で1か月です。鉄道会社は踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンの使用を呼びかけるとともに、踏切の中にとどまった人を検知しやすい最新型検知装置の設置を進めています。
先月15日、川崎川崎区の京急線の踏切で、中に入った77歳の男性と救助に向かった横浜市鶴見区の銀行員、児玉征史さん(52)の2人が電車にはねられ死亡しました。
 この事故では、踏切内の異常を運転士に知らせる非常ボタンは使用されず、設置されていた障害物の検知装置も自動車の大きさを対象にしていたため2人を検知できませんでした。
 このため、京急電鉄は通りがかった人が非常ボタンを見つけやすくするために、ボタンの位置を示す看板や表示を新たに設置したり、踏切内に人がとどまっている時は速やかにボタンを押すよう車内アナウンスで呼びかけたりする取り組みを始めました。
 さらに、踏切内の人を検知しやすい最新型の障害物検知装置の設置も進めていて、来年3月までに6か所に増やす計画です。
 京急電鉄の岩切秀康課長は「亡くなられた方のご冥福をお祈りし、一層の安全に努めたい。ただ、最新の検知装置も100%、人を検知できるものではなく、異常を見つけたら踏切の中に入らず、非常ボタンを押してほしい」と話していました。
目立つ高齢者の踏切事故
国土交通省によりますと、平成27年度に全国で起きた踏切事故は236件で、前の年度に比べると12件減るなど減少傾向が続いています。
これは、踏切の統廃合や立体交差化が進んで踏切が減少していることや、障害物検知装置の設置が進んでいることなどの効果と見られています。
 一方、27年度に全国で踏切事故で死亡した人は前の年度より9人増え101人に上るなど、毎年100人前後で推移しています。特に最近は、高齢者の歩行者が死亡するケースが目立っています。
 27年度までの5年間に踏切事故で死亡した479人のうち、60歳以上が半数以上の252人、80歳以上が79人とおよそ16%を占めています。
 国土交通省によりますと、高齢者の事故原因として、歩行速度が遅く渡り切れないケースや踏切内の段差や隙間に足やカートの車輪が引っかかって転倒するケース、それに遮断機が下がって踏切の中に閉じ込められても棒を持ち上げたり、くぐったりできずに外に出られなかったことなどが挙げられるということです。
 このため、国土交通省は鉄道会社や自治体に対し、長い踏切には歩行者用の避難場所を設置することや、踏切内の段差や隙間の解消、それに脱出が容易な屈折できる遮断機の導入などを呼びかけています。
非常ボタンの適切な使用が課題に
踏切にある非常ボタンは押されると線路上の信号機が赤く点滅し、周辺の列車の運転士に異常を知らせるもので、踏切の手前で列車を停止させることが可能です。
 京急電鉄では非常ボタンは90ある踏切すべてに設置されていますが、存在を知らない人も多く、事故でも使用されるケースはあまりないため、適切な使用が課題になっています。
 このため、京急電鉄では、非常ボタンの存在をより目立たせようと看板の位置を示す文字を大きくして赤色にしたほか、英語の表記も加えることにしています。また、非常ボタンの位置を矢印で示す看板も新たに設置することにしています。
 さらに、事故のあと、新たに車内アナウンスやホームの電光掲示板などで「踏切内に閉じ込められた人や車を発見した際は非常ボタンを押してください」という呼びかけを始めました。
 今後、利用者に実際に非常ボタンを使用してもらう体験会も開いていきたいとしています。京急電鉄は、踏切内で異常を見つけた際は、ためらわずにボタンを押してほしいと呼びかけています。
遺族から検知装置の改善を求める声
踏切事故を防ぐために全国の踏切で障害物検知装置の設置が進められていますが、検知技術が向上が課題となっています。
 全国でもっとも多く設置されている検知装置は、赤外線で踏切内の自動車の大きさ以上のものを検知するもので、歩行者は光をさえぎる位置にいないと検知されません。先月、男性2人が電車にはねられ死亡した川崎市の踏切にはこのタイプの装置が設置されていましたが、2人は検知されませんでした。
 一部で導入が始まった最新型の装置は3D技術で立体的に検知するもので、車より小さな人なども検知しやすいとされています。しかし、踏切内に入った小動物やゴミなどに反応することを防ぐため一定の大きさ以上のものだけを検知するよう設定しているのが一般的で、今月8日に東京・墨田区の踏切で91歳の男性が電車にはねられ死亡した事故では男性は検知されませんでした。
 踏切での事故が後を絶たない状況を受け、事故の遺族などから現在の法令では障害物検知装置が検知すべき対象を自動車に限定していて人が含まれていないことに改善を求める声が上がっています。
 これについて国土交通省は「現在の技術では踏切に入り込んだ小動物やゴミなどを誤って検知することもあり、不要な輸送障害を起こすおそれがある。今後、技術的な動向を見守りながら人も検知の対象に入れるか検討を進めたい」としています。
画像認識技術で踏切内の異常を把握
踏切内の異常をより正確に把握しようと最新の画像認識の技術を使い、踏切に入った人の行動を検知する新たなシステムの開発も進んでいます。
 東京・多摩市と福岡県飯塚市の企業が共同で開発を進める画像認識システムでは、踏切内に入った人の行動を見分けることが可能で、踏切内で人が倒れたりうずくまったりすると「異常」と判断します。こうした場合には、この情報を列車に送ったり信号機を作動させたりして、列車を停止させることができます。
 このシステムはすでに実用化段階にきていて、これまでに複数の鉄道会社から問い合わせや相談を受けているということです。
 開発を担当するマイクロテックの松田俊也さんは「夜間も含めて人の行動を的確に検知できることを確認していて、鉄道会社のシステムとの連携が残された課題です。実際の運用につなげ事故を未然に防ぎたい」と話していました。


NHK 5月15日 11時52分
高齢男性と救助の銀行員死亡の踏切事故1か月で悼む声
先月、川崎市の京急線の踏切で、高齢の男性と助けに入った銀行員の2人が電車にはねられて死亡した事故から1か月となり、現場では、犠牲者を悼む声や踏切の安全対策を徹底してほしいという声が聞かれました。
先月15日の朝、川崎市川崎区の京急線の踏切で、当時、横浜銀行の人財部主任人事役をしていた児玉征史さん(52)と、川崎市の77歳の男性が電車にはねられ死亡しました。これまでの調べで、77歳の男性が自殺しようと踏切内に入り、児玉さんが救助しようとして事故に巻き込まれたと見られています。
 事故から15日で1か月となり、現場では、勇気ある行動で亡くなった児玉さんを惜しむ声や踏切の安全対策を徹底してほしいという声が聞かれました。
 近くに住む70代の男性は「『助けよう』という気持ちが先に出てしまったのだと思います。助けようとして亡くなったのは今考えてもやっぱりかわいそうです」と話していました。
 また、毎日この踏切を利用するという60代の女性は「この踏切では渡りきる前に遮断機が降りて危ないことがあります。事故の後、離れて住む娘から気をつけるよういつも言われています」と話していました。

朝日新聞 2017年5月15日09時52分
非常ボタンぜひ使って 京急、踏切事故受けデザイン変更
京急の非常ボタン=川崎市川崎区、斎藤茂洋撮影

 川崎市川崎区の京浜急行・八丁畷(はっちょうなわて)駅近くの踏切で、男性2人が電車にはねられ死亡した事故から15日で1カ月。現場の踏切の非常停止ボタンに押された形跡がなかったため、京急は今月下旬ごろから、沿線の踏切の非常ボタンのデザインを変更し、緊急時の活用を促す方針だ。
 京急によると、現在はボタンのカバーに「非常ボタン」と表示され、「強く押す」と書かれている。ここに、電車のイラストや「ボタンを押す指」のイラスト、「STOP」「Emergency button」といった英語表記を加えるなどし、外国人にもわかるようにする。反射ステッカーを使い、夜でもボタンが目立つようにするほか、「非常ボタンはこちら」などと表示した案内板も設置するという。
 事故後の4月17日以降、「踏切内に閉じこめられた人や車を発見した場合は、非常ボタンを押してください」と車内アナウンスをしており、当面続ける。京急の担当者は「踏切内の異常に気づいたら決して入らず、ためらわずにボタンを押してほしい。踏切内は危険なので、押した後も絶対入らないで」と訴える。
 事故は4月15日午前9時10分ごろ発生。横浜銀行勤務の児玉征史さん(当時52)=横浜市鶴見区=が無職男性(当時77)を助けようと踏切内に入り、2人とも亡くなった。神奈川県警は、77歳男性が家族に「死にたい」などと漏らしていたことなどから、自殺を図ったと断定した。(飯塚直人)

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