2017-06-27(Tue)

新名神工事でまた事故 鉄板落下で作業員死亡

新名神事故 安全の原則忘れてないか  2016年4月から4度目 4人犠牲

◇【主張】新名神の工事事故 安全の原則忘れてないか
----大阪府箕面市の新名神高速道路工事現場で、作業員1人が鉄板の下敷きになって死亡した。
 新名神工事では昨年4月以降、作業中の事故が頻発しており、これで4人が犠牲となった。深刻な事態と受け止めなければならない。
 作業現場では、安全管理が徹底されていたのか。施工計画に無理はなかったか。事故原因を徹底的に究明すべきである。
(産経新聞 2017年6月26日)


新名神工事現場で鉄板落下=下敷きの作業員死亡-大阪
 19日午後0時10分ごろ、大阪府箕面市の新名神高速道路の建設現場で鉄板が落下し、男性作業員1人が下敷きとなった。男性は救出されたが、約1時間後に死亡が確認された。
 西日本高速道路(大阪市)によると、事故は舗装工事の準備のため、地面に鉄板を敷き詰める作業中に発生。重さ約900キロの鉄板をクレーンでつり下げていた際、フックが外れ、地面をならしていた男性の上に落下した。
 新名神高速の工事では2016年4月、神戸市北区で橋桁が落下し、作業員10人が死傷。同年10月には兵庫県猪名川町の高架橋から作業員が転落死している。
(時事通信 2017/06/19-21:11)

■新名神高速の工事をめぐる最近の主な事故
【2016年】
4月22日 神戸市北区で架設工事中の橋桁が落下。作業員2人死亡、8人重軽傷
5月19日 大阪府箕面市で橋桁工事中に仮設の支柱が倒壊。下を走る箕面有料道路をふさいだ。負傷者なし
10月3日 兵庫県猪名川町の高架橋工事の足場を撤去中に作業員が転落死
【2017年】
6月19日 箕面市で鉄板敷設中、トラックのクレーンから鉄板が落下。下敷きになった作業員が死亡
(朝日新聞)




以下引用



産経新聞 2017.6.26 05:01
【主張】新名神工事事故 安全の原則忘れてないか


 大阪府箕面市の新名神高速道路工事現場で、作業員1人が鉄板の下敷きになって死亡した。
 新名神工事では昨年4月以降、作業中の事故が頻発しており、これで4人が犠牲となった。深刻な事態と受け止めなければならない。
 作業現場では、安全管理が徹底されていたのか。施工計画に無理はなかったか。事故原因を徹底的に究明すべきである。
 全国の高速道路では老朽化に伴い、路面の全面改修や橋の架け替えなど、大規模な更新工事が進められている。2020年東京五輪を控え、首都圏では再開発事業もめじろ押しだ。
 しかし、安全の確保が建設工事の大原則である。これを忘れて作業を進めてはならない。
 新名神工事現場で起きた死亡事故は、トラックのクレーンでつり上げた鉄板がフックから外れて落下し、作業員が下敷きになった。工事を発注した西日本高速道路は工事を一部中止し、大阪府警などが調査を始めている。
 新名神では昨年4月、神戸市で取り付け作業中だった1300トンの橋桁が15メートル下の国道に落下し、作業員2人が死亡し、8人が重軽傷を負う重大事故が起きた。西日本高速はこれを受けて安全対策を強化したはずだった。
 だが昨年5月に橋桁を仮支えしていた支柱が倒れて下を走る国道をふさぐ事故が発生し、同10月には、兵庫県で作業員が転落死した。これだけ事故が相次ぐのは異常事態だ。全社をあげた緊急点検に取り組む必要がある。
 新名神の高槻-神戸間(約40キロ)は今年度内の開通を目標としており、周辺地域では開通を見込んで物流施設などの進出が活発化している。
 開通目標に間に合わせるため、安全管理を怠ってはいなかったか。これも重要な検証事項だ。
 全国の労災事故に伴う死亡者は減少傾向にあるが、その中で建設業は他の業種に比べて高い割合を占めている。人手不足の中で建設工事が増え、慣れていない作業員が危険な工事にあたっていることも大きな要因といえる。
 建設工事をめぐっては、下請け会社における安全管理の徹底にも課題を残している。全国の事故例や再発防止策を関係者で共有する体制を構築し、建設業の安全意識も高めてもらいたい。
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日経コンストラクション 2017/06/20
新名神でまた事故、鉄板落下作業員死亡
 6月19日午後0時10分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)で施工中の新名神高速道路の現場で、クレーンから落下した鉄板の下敷きになって作業員1人が死亡した。新名神の工事現場では昨年4月に橋桁が落下して2人が死亡。同5月には別の橋で桁を支えるベント(仮支柱)が転倒するなど、事故が相次いでいる。
P)6月19日に事故があった新名神高速道路の現場では、仮設の鉄板を敷き詰める作業を進めていた(写真:西日本高速道路
 鉄板が落下したのは箕面IC(インターチェンジ、仮称)の近くで進めていたアスファルト舗装の工事現場だ。施工者は大成ロテック・桑原組JV。
 発注者の西日本高速道路会社によると、施工者は道路の橋梁区間と土工区間の連結部のアスファルトを養生中で、作業車などが上を通るための鉄板を敷設していた。鉄板は縦1.5m、横3mで、重さは約800kg。作業員が路面を敷きならしていたところ、近くにあったクレーンのフックから鉄板がはずれ、落下したという。
P)工事中の事故が相次いでいる新名神高速道路。赤い印が今回の事故現場。すぐ近くの余野川橋では2016年5月、架設中に橋桁を支えるベントが転倒する事故があったばかりだ(資料:西日本高速道路会社) 
P)現場は、新名神高速道路で建設中の箕面IC(仮称)の西側で、橋梁区間と土工区間の境界に当たる箇所(写真:西日本高速道路会社)
安全強化策、功を奏さず
 西日本高速では昨年の事故を踏まえ、施工者には重大事故のリスクを事前に抽出することを義務付けるなど、安全管理の体制を強化していた。そうした中で起こった事故に対し、西日本高速は「誠に申し訳ない。施工者と共に、事故原因の究明と再発防止策の検討を進めていきたい」とコメントした。
 現在、警察が事故の原因を調査中。この事故で、新名神では高槻JCT(ジャンクション)―神戸JCT間で工事を中断している。工事再開の時期は明らかになっていない。
(関連記事:新名神工事で白昼の鋼桁落下、2人死亡、新名神工事でまた事故、仮支柱が転倒)
P)鉄板の敷設に使っていた10tのユニッククレーン。重さ800kgの鉄板を荷台から1枚ずつ吊り上げ、敷設していた(写真:西日本高速道路)
長谷川 瑤子 [日経コンストラクション]
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朝日新聞 2017年6月19日21時01分
新名神工事現場、止まらぬ事故 NEXCO西日本が陳謝
 19日午後0時10分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設工事現場で、トラックのクレーンでつり上げていた重さ約800キロの鉄板(縦約3メートル、横約1・5メートル、厚さ約2センチ)がフックから外れて落下し、建設会社員の中村建二さん(48)=同府高石市=が下敷きになって間もなく死亡した。新名神の工事を巡っては昨年4月以降、事故が相次いでいる。府警などが安全管理に問題がなかったか調べている。
 西日本高速道路(NEXCO西日本)によると、工事は同社が建設会社など2社に発注。この日は道路の舗装工事で重機や車両を走らせるために鉄板を敷き詰めていた。中村さんは下請け会社の社員で、土の地面が平らになるよう作業をしていたという。事故を受け、新名神のクレーン作業の一部は中止となった。
 新名神の工事現場では事故が相次いでいる。昨年4月には神戸市北区で橋桁が約15メートル下の国道に落下し、作業員10人が死傷。昨年5月も今回の現場から東に約700メートル離れた場所で、橋桁を仮支えしていた支柱が倒れ、下を走る箕面有料道路をふさいだ。昨年10月、兵庫県猪名川町でも作業員が転落死する事故があった。
 NEXCO西日本は、神戸市の事故以降、本社に安全管理の専門部署を設けたり、現場の巡回を強化したりしていたという。NEXCO西日本関西支社の里深一浩・建設事業部長は記者会見し、「様々な安全管理活動を励行してきたが、再び死亡事故が発生し、誠に申し訳ない」と陳謝した。
■新名神高速の工事をめぐる最近の主な事故
【2016年】
4月22日 神戸市北区で架設工事中の橋桁が落下。作業員2人死亡、8人重軽傷
5月19日 大阪府箕面市で橋桁工事中に仮設の支柱が倒壊。下を走る箕面有料道路をふさいだ。負傷者なし
10月3日 兵庫県猪名川町の高架橋工事の足場を撤去中に作業員が転落死
【2017年】
6月19日 箕面市で鉄板敷設中、トラックのクレーンから鉄板が落下。下敷きになった作業員が死亡
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SankeiNews 2017/06/19 に公開
【動画】新名神建設現場で800キロの鉄板落下、作業員死亡
19日午後0時40分ごろ、大阪府箕面市の新名神高速道路の建設現場で「鉄板が落下し、作業員が下敷きになった」と119番があった。箕面署によると、40代とみられる男性作業員が意識不明の重体となり、病院搬送中に死亡が確認された。
https://youtu.be/WLWdYThZSWE


産経ニュース 2017.6.19 20:54
また新名神建設現場で事故犠牲者…死亡作業員の身元、48歳会社員と判明
 大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速道路の建設現場で19日午後、重さ約800キロの鉄板が荷降ろし中に落下した事故で、鉄板の下敷きになって死亡した作業員は、同府高石市東羽衣の会社員、中村健二さん(48)と判明した。大阪府警箕面署は、業務上過失致死容疑も視野に事故原因を詳しく調べている。
 現場は工事中のトンネルの東側。箕面署や西日本高速道路関西支社などによると、トラックの荷台から鉄板をクレーンで降ろす作業をしていた午後0時10分ごろ、荷台付きクレーン車で鉄板をつり上げ路面に敷き詰めようとした際、アーム先端部のフックから鉄板が外れたという。中村さんは路面をならす作業をしていたとみられる。
 西日本高速道路は記者会見し、担当者が「再び死亡事故が発生し、誠に申し訳ない」と謝罪した。関西支社の幹部は「なぜか分からない。鉄板が落下した原因も含め、今後調査する」と話した。
 新名神高速の建設工事をめぐっては昨年4月、神戸市北区の現場で長さ約120メートルの橋桁が落下し、作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負った。翌5月には今回の現場近くで橋桁を支える仮の橋脚が倒壊。同10月には兵庫県猪名川町でも作業員1人が転落死した。


朝日新聞デジタル2017年6月19日14時43分
800キロの鉄板が落下、1人死亡 新名神の工事現場
 19日午後0時40分ごろ、大阪府箕面市下止々呂美(しもとどろみ)の新名神高速の工事現場で「作業員が鉄板の下敷きになった」と119番通報があった。箕面市消防本部によると、鉄板の下敷きになった40代の男性作業員が病院に搬送されたが、死亡が確認されたという。
 同本部によると、トラックのクレーンで重さ約800キロの鉄板(縦約3メートル、横約1・5メートル、厚さ約2センチ)をつり下げて地面に敷き詰める作業をしていたところ、フックから鉄板が外れて下の作業員が挟まれたという。現場では、新名神の上り線の建設工事中だったという。
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朝日新聞デジタル2017年4月22日07時36分
新名神工事「事故続発おわび」 橋桁落下から1年の教訓
 神戸市北区で昨年4月22日に架設中の新名神高速道路の橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故から1年。現場がある区間は開通の時期が延び、周辺の渋滞緩和や地域振興の期待は持ち越しに。工事現場ではほかにも事故が相次いでおり、有効な安全対策が求められている。
■熟練工引退に懸念も
 「事故が続発し、おわび申し上げる。さらなる安全対策を講じる」。NEXCO西日本の村尾光弘・関西支社長は昨年11月、大阪市内であった近畿2府4県の労働局との労働災害防止会議で再発防止を誓った。会議は労働局側が呼びかけた。橋桁の事故後も新名神の工事現場で事故が続くことを重く見た。
 関西支社などによると、橋桁の事故後、新名神の全工事約70カ所で安全点検を実施。だが翌5月、大阪府箕面市で橋桁工事中に仮設の支柱が倒壊し、下を走る箕面有料道路をふさいだ。同年10月には兵庫県猪名川町で足場撤去中の作業員1人が転落死。ほかにも、高さ約4メートルの足場から転落して1人が重傷を負うなど、今年1月までに4人が重軽傷を負ったという。
 工事現場で重大な事故が後を絶たないことについて、労働局幹部は「熟練作業員が引退し、安全に対するノウハウが引き継がれていない懸念が、建設業界にいま共通する課題としてある」と指摘している。
■開通1年延期、渋滞なお
 開通延期になったのは高槻(大阪)―神戸間の約40・5キロ。西日本高速道路(NEXCO西日本)は今年3月だった開通目標を延期し、高槻―川西(兵庫)間の約23・6キロは今秋、残る神戸までの約16・9キロを来年3月とした。
 開通で期待されるのは、並行する中国自動車道や、名神高速道路の渋滞緩和。国土交通省がまとめた昨年の渋滞ランキングで、全国の高速道路2658区間のうち中国道の西宮山口―宝塚間は上り線がワースト5位、下り線が同16位。特に宝塚トンネルは「渋滞の名所」と言われる。
 物流業界からは落胆の声があがる。神戸市のある食品物流会社の営業所は中京から中国方面が配達エリア。トラック1台の配送先は1日10~15カ所だが、開通後は3カ所ほど増える想定だった。男性所長(34)は「運転手の労働時間緩和にもつながるのだが……。今は待つほかない」。
 兵庫県宝塚市北部の西谷地区の農家らは宝塚サービスエリア(SA、仮称)の新設を好機と捉え、地元産野菜や米などを使った14商品を開発。SA運営会社と販売交渉を始めた矢先、事故が起きた。とりまとめ役の石井彰さん(66)は別のSAでの販路確保など、対応に追われた。「宝塚の商品だからこそ宝塚で売りたい。延期はがっかりしたが、待たされた分、しっかりと売る覚悟」と話した。

朝日新聞デジタル2017年4月20日12時37分
橋桁事故で腕失った20代男性「工期迫り、急いで作業」
事故直後の新名神高速道路の橋桁落下現場=昨年4月22日、神戸市北区
 神戸市で昨年4月22日に架設中の新名神高速道路の橋桁が落下し、10人が死傷した事故からまもなく1年。現場作業員だった20代男性はこの事故で、利き腕の左腕を切断する大けがを負った。失ったはずの左腕に痛みがあるように感じて、眠れない日もある。
 中学時代はラグビーの選手。2014年5月、大阪市内の建設会社で働き始めた。「足場とかを組むのが好きだった。形になるのが楽しかった」。自分の会社を立ち上げる夢も描いた。
 事故の記憶は無い。首の骨が折れたが、約2週間後に意識を取り戻した。医師から腕の切断を告げられたが実感がなかった。病室で「左腕を動かしたい」と母親に頼んだこともあった。
 退院後は人目が気になり、閉じこもりがちに。時間をもてあまし、「また現場で働きたい」と考えるという。
 事故の1~2週間前、柱の基礎部分が地面に数センチめり込んでいるのを見つけ、同僚と「怖いな」と言い合っていた。「工期が迫り、急いで作業させられていたと思う。安全対策を省いたのではないか。もうあんな大きな事故は起こして欲しくない」(小池暢)
     ◇
 〈新名神の橋桁落下事故〉 架設中の新名神高速道路の橋桁(長さ約120メートル、重さ約1350トン)の西側が国道に落ち、作業員2人が死亡、8人が重軽傷を負った。NEXCO西日本が原因究明のために設置した技術検討委員会は昨年6月、地盤が弱く、支えていた柱が沈下・傾斜してバランスを崩して落ちたと結論づけた。兵庫県警は業務上過失致死傷容疑での立件を視野に捜査している。

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