2017-07-18(Tue)

大分空港 滑走路6cm隆起で一時閉鎖 

地盤改良工事中 CPG(静的圧入締め固め)工法でモルタルを注入

大分空港滑走路隆起一時閉鎖耐震補強工事中、欠航相次ぐ
 大分空港(大分県国東市)は13日午前、滑走路に6センチほどの隆起が見つかったため、午前7時から滑走路を閉鎖した。午後0時45分に復旧し、空港を再開した。この影響で、大阪、名古屋、東京便など欠航が相次いだ。
 大分空港事務所によると、隆起が見つかったのは滑走路(全長3000メートル)のうち半径4メートルの範囲。滑走路耐震補強工事中だった。
 九州地方整備局によると、滑走路の地面にモルタルを注入する耐震補強工事を行っていた作業員が、13日午前1時半ごろ発見した。隆起があったのは工事に着手していない部分で、原因は不明という。
 県災害対策本部によると、自衛隊などによる豪雨被災地への救援物資輸送には影響は出ていない。 
(時事通信 2017年7月13日13時11分)




以下引用

NHK 7月13日 17時55分
大分空港で6時間近く滑走路閉鎖 26便が欠航
大分空港では、耐震補強工事が行われていた滑走路の一部が隆起しているのが見つかり、13日朝から6時間近く滑走路が閉鎖されました。国土交通省は、工事が影響した可能性があると見て原因を調べています。
13日午前1時半ごろ、大分空港滑走路耐震補強工事の作業にあたっていた作業員が、路面の一部が隆起しているのを見つけ、国土交通省大分空港事務所に連絡しました。
 空港事務所の職員などが詳しく調べたところ、滑走路の南端からおよそ500メートルの地点で、直径8メートルほどの範囲が、最大で高さ6センチ程度、盛り上がっていたということです。
 このため、大分空港は、午前7時から滑走路を閉鎖して、隆起した部分を削るなどの復旧作業を進め、6時間近くたった午後0時45分に運用を再開しました。
 12日夜の工事では、耐震化や液状化対策などのため、滑走路の地中に薬剤を注入していて、その部分を中心に隆起が起きているということで、国土交通省は、工事が影響した可能性があると見て、引き続き、原因を調べています。
 航空各社によりますと、この影響で、大分と羽田や大阪などを結ぶ合わせて26便が欠航しました。
 一方、大分県などによりますと、豪雨災害の復旧支援などに関わっている自衛隊や消防のヘリコプターは空港を利用しておらず、これまでのところ、支援活動などへの影響はなかったということです。
運用再開 待っていた利用客は
大分空港で滑走路の運用が再開されると、航空各社の搭乗カウンターには搭乗便の変更手続きをしたりする人たちの列ができました。
そして午後3時すぎに大阪・伊丹からの便が到着しました。
 昼前に出発する便に乗って大阪の自宅に帰る予定だった40代の男性は「午後の便の予約が取れなかったら大分に1泊しようと思っていました。合わせて6時間ほど待つことになりましたがきょう中に帰れることになってよかった」と話していました。
 また娘に会うため大阪に向かうという70代の女性は「きょう中に大阪に行けるようにはなりましたが、疲れました」と話していました。


NHK 7月13日 10時19分
大分空港 滑走路の一部が隆起で閉鎖
12日夜から滑走路の改良工事を行っていた大分空港で、滑走路の一部で隆起しているところが見つかり、国土交通省は13日朝から滑走路を閉鎖して復旧作業を急いでいます。これまでに合わせて20便が欠航するなどの影響が出ているということです。
国土交通省大分空港事務所によりますと、大分空港で、12日午後10時半ごろから滑走路の耐震補強工事を行っていたところ、滑走路の一部で隆起しているところが見つかりました。見つかった場所は滑走路の南端からおよそ500メートルのところで、半径4メートルほどの範囲で最大でおよそ6センチ盛り上がっているということです。
 このため、大分空港は午前7時から滑走路を閉鎖して復旧作業を進めていますが、空港事務所によりますと、今のところ、復旧の見通しは立っていないということです。
 航空各社によりますと、この影響で、午前9時現在、大分と羽田や大阪などを結ぶ合わせて20便が欠航、または欠航することが決まっています。
 大分県内では記録的な豪雨で大きな被害が出ていますが、大分県の災害対策本部などによりますと、自衛隊や消防のヘリコプターは大分空港を利用しておらず、救援物資も陸路で搬送されているため、今のところ、滑走路の閉鎖による復旧活動への影響はでていないということです。
工事が影響した可能性
この隆起は、12日夜、耐震化や液状化対策のため、行われていた地盤改良工事で見つかったもので、国土交通省は工事が影響した可能性があるとしています。
 現在、国土交通省が復旧作業を進めていますが、滑走路の再開には一定の時間がかかるとしています。
搭乗カウンターには長い列
大分空港の搭乗手続きをする航空会社のカウンターの前では、航空会社の社員が滑走路の状況や運航の見通しなどについて説明し、欠航が決まった便の乗客がキャンセルなどの手続きを行うため、長い行列ができています。
 欠航した始発の便で東京に向かう予定の女性は「出張なので困っています。状況が分からないので不安です」と話していました。
 出張でこれから東京に向かおうとしているという50代の男性は「きょうの会議には間に合わないと思います。本当に困ります」と話していました。
 また、大分市を出張で訪れて、今から東京に帰るという男性は「きょう中に帰らないといけないので、これから福岡に移動して新幹線か飛行機で帰りたいと思います」と話していました。

読売新聞 2017年07月13日 13時06分
滑走路隆起、大分空港が一時閉鎖…工事が原因か

隆起の修復工事が行われた滑走路(13日午前11時2分、大分空港で)=河村輝樹撮影
 大分県国東市の大分空港で13日午前2時半頃、滑走路の一部が隆起しているのが確認され、同日午前7時から滑走路が閉鎖された。
 この影響で東京、大阪便などが始発から欠航。国土交通省大分空港事務所は、隆起した部分の修復工事を行い、同日午後0時45分に閉鎖を解除した。
 同事務所によると、12日午後10時から、滑走路の液状化防止の地盤改良工事を実施。滑走路南端から500メートル付近で、アスファルトに開けた穴に凝固剤を注入したところ想定を超えて膨張し、半径約4メートルにわたって約6センチ隆起した。工事前に滑走路の異常は確認されておらず、この工事が原因とみている。
 大分空港の滑走路は3000メートル。日本航空、全日本空輸、ソラシドエア(宮崎市)などが、東京・羽田、大阪・伊丹便などを運航している。


日経コンストラクション 2017/07/18
地盤改良中に滑走路6cm隆起、大分空港
 夜間に液状化対策工事を進めていた大分空港(大分県国東市)で7月13日、滑走路が6cm隆起する事故があった。流動性の低いモルタルを圧入して周囲の地盤を締め固めるCPG(静的圧入締め固め)工法で地盤改良していたことから、その影響で隆起した可能性がある。
■大分空港の地盤改良工事現場の位置図
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/cntnews/15/00898/?SS=imgview&FD=1063700934
(資料:国土交通省)
 施工者は若築建設。滑走路南端から500mの位置にある縦45m、横46mの箇所を対象に、今年3月から12月までの工期で工事をしていた。路面の隆起はモルタル注入作業中の工事関係者が見つけた。
 許容値の3.3cmを超える隆起が直径約8mの範囲で発生したことから、大分空港は午前7時に滑走路を閉鎖。隆起部分を切削したうえで午後12時45分に運用を再開した。隆起箇所の地中にどれくらいの量のモルタルが注入済みだったのかなど、詳細は調査中だ。
現場は海上の埋め立て地
 大分空港は1973年に国東半島の伊予灘沿岸に開港した海上空港で、延長3kmの滑走路は全て埋め立て地だ。国土交通省九州地方整備局は現在、液状化のリスクが大きい箇所で対策工事を進めている。若築建設が施工していたのはその初弾工事で、契約金額は約4億4850万円。
 九州地整は工事を中断し、復建調査設計(広島市)に委託した実施設計に問題が無かったかどうかも含めて、隆起の原因を調べている。原因が分かるまで工事を中断する予定だ。
(関連記事:地盤の改良率を下げて液状化対策、新潟空港の滑走路)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100226/539613/
(関連情報:大分空港運用再開のお知らせ)
http://www.oita-airport.jp/news/?mode=news_detail&news_id=883
安藤 剛 [日経コンストラクション]


日経コンストラクション2010/3/1
地盤の改良率を下げて液状化対策、新潟空港の滑走路
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100226/539613/thumb_150_niigata.jpg?__scale=w:180,h:134&_sh=0450830170 
新潟空港で、低スランプのモルタルを地中に圧入するCPG(コンパクショングラウチング)工法による液状化対策工事を実施した。実物大実験の結果から、従来より地盤改良の改良率を下げられることが分かり、杭の本数を減らすことができた。
 国土交通省は、国内の主要13空港を対象に液状化対策などの耐震化を進めている。レベル2の地震動を受けても、3日以内で供用できるように耐震性を高めるのが狙いだ。
 新潟空港で液状化対策を施すのは、長さ2500mのB滑走路。新潟空港技術検討委員会(委員長:井合進京都大学防災研究所教授)を設置して検討し、高さ2~5mの盛り土部分であるB滑走路西側の800mで施工することにした。機械がコンパクトで、供用しながらの夜間施工にも対応可能なCPG工法を採用する。
 国交省が空港の液状化対策に採用する工法には密度増大工法と薬液注入・セメント固化工法とがあり、CPG工法は密度増大工法の一つ。港湾空港技術研究所が2007年に実施した実物大実験で、これまでは8%だった地盤改良の改良率*を5%にしても所定の効果が得られることを確認。新潟空港でも、改良率は5%にした。杭の本数が減り、作業量とコストの削減につながった。
 09年度の施工範囲は12m×8.7mで、深さは滑走路表面から約5m下の標高0~-10m。国交省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所の佐川雅悦工務課長は、「CPG工法は羽田空港や仙台空港で採用実績があるが、細粒分が多い粘性土での施工だった。一方、新潟空港は砂質土で、初のケース。締め固め効果などを確認する役割もある」と話す。
 CPGの改良杭は、2m間隔の正三角形の配置で28本を施工した。杭の直径は47cm。改良する底の部分までボーリングして、モルタルを注入しながら引き上げ、団子状の改良体を積み重ねていく。「モルタルは、周囲の地盤に浸透しないように低スランプのものを使う。砂質土に対応するために、新潟空港ではスランプを4cmにした」と、施工を担当する本間組土木事業本部技術部技術企画課の黒坂正博担当課長は説明する。
*改良率:改良対象面積に対する改良体の合計面積の割合

現場概要
名称=新潟空港滑走路地盤改良工事
施工場所=新潟市東区松浜町
発注・設計者=国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所
施工者=本間組(現場代理人:渋谷雄司、元請けの技術者数:4人)
主な専門工事会社=本間技建(地盤改良)、基礎地盤コンサルタンツ(調査)
工期=2009年8月~10年2月
工費=6982万5000円
入札方式=総合評価落札方式の一般競争入札
予定価格=7403万5500円

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